作者:[[PandraBox/C2]] ---- ボクはさすら……ごくごく普通のフライゴン! 砂漠でのんびり暮らしているんだけど、悩みごとが一つある。 それは、お姉ちゃんより先に進化しちゃったってこと。お姉ちゃんはまだビブラーバなんだ。 足がちっちゃくて、おめめもくりくりで、とってもかわいいお姉ちゃんなんだけど、ボクが進化してからというもの 毎日なにかにつけて文句を言ってくるようになっちゃったんだ。 ある時はボクが取ってきたきのみがちょっとだけ大きかったからって、プンスカ拗ねたり。 またある時は翼を広げただけなのに、見せつけてきてるとかなんとか怒りだして。 そして二週間ほど前。ボクがお姉ちゃんには届かない所まで飛んだものだから、ご機嫌ナナメなんてもんじゃない。 「アタシへの当てつけでしょ! バカバカバカバカ! もう知らない!」 って言い残して、棲みかから出てっちゃったんだ……。 最初はそのうち帰ってくるだろうってのんきに考えてたんだけど、なかなか帰ってこないから心配になってきた。 ケンカになることもあるけど、それでもやっぱりお姉ちゃんのことは好きだし、たった一匹しかない家族だから、探しに出ることにした。 外は弱めの雨が降っている。もうすぐ季節は雨季。砂漠に海が広がることもあるくらい雨が降り続く時期だ。お姉ちゃんどこかで雨に濡れてたりしないかな……。 砂漠を飛び回って探す。友達のサボネアちゃんやサンドくん、ガバイトくんに居場所を知らないか聞いてみたけど、みんな首を横に振った。 本当に、どこ行っちゃったんだろう……。 ぽつぽつだった雨が急に強まって、視界が遮られるほど降ってきた。どこかで一旦しのがなきゃ。 確かオアシス近くに、今は誰も住んでない洞窟があったような気がする。急ごう。 洞窟へ滑り込むように入って、全身を振るわせて水滴を飛ばしていると、奥の方から物音がした。 「だ、誰?」と聞いてみると、 「そっちこそ」と返される。 「ボクはフライゴン、きみは?」 「わ、わたしは……」 洞窟の奥から出てきたのは……女の子のフライゴンだった! お姉ちゃんみたいにめがくりくりで、翼が綺麗な色をしていて、お腹がふにふにで、すごく魅力的に見えた。 って、何考えてるんだボクは。初対面なのに! 「きみも雨宿り? ボクもなんだ」 「う、うん。そんなところかな……」 なんだか様子がおかしい。息遣いが荒いし、顔も火照っているような気がする。 「だ、大丈夫? 熱があるの?」 近づいてみる。もし病気なら助けてあげなくちゃ。ぎゅっと手を握ると―――- 「もう我慢できない」 「えっ?」 いきなりで何が起きたかわからないけど、女の子がボクの上にのしかかっているのはわかった。 しかも大事なところをスリスリとこすりつけられてる。 「え、あ、そんなことされたらボク……」 自分のモノが大きくなってるのがわかる。こすられてるだけなのに、すごく気持ちいい。 「うあっ……あ……」 こういうことはお姉ちゃんがいないときに一匹でしかしたことがないから、おもわず声が出ちゃう。ボク男の子なのに……。 「うふふ。可愛いわね」 女の子はそのまま顔を下げてきて、ピクピク動くボクのモノを咥えてきた。じゅるじゅる音を立てて吸われるから、 気持ち良くて恥ずかしくて出しちゃった。顔に思いっきり。 「ご、ごめんね。初めてなのにこんなことしちゃって……」 「あら、初めてじゃないわよ。アンタ、自分のお姉ちゃんもわからないの?」 「え、お、お姉ちゃんなの!?」 信じられない。顔についたボクのどろどろを掬って舐めている女の子がお姉ちゃんだなんて。 とっさに起き上がろうとしてまたのしかかられる。さっき出したばかりなのにまだ元気なボクのモノの上に、 お姉ちゃんの大事なところがおりてくる。先っぽだけ入れられてちゅくちゅくされて、もどかしい。 「進化したら体が熱くなっちゃった。欲しくて欲しくてたまらないの、だから……」 ずぶずぶボクのモノが飲み込まれている。ぬるぬるで、あったかいのに包み込まれておかしくなりそう。 「んっ……んぅ……ほら、アンタのモノがお姉ちゃんに入っちゃったよ」 腰を動かされて情けなく声を上げるしかできない。見上げたお姉ちゃんの顔は、今までみたことないくらいトロトロと惚けた表情だ。 可愛い。可愛い。もっと、もっと気持ちよくさせてあげたい。 「あっ……あ、お姉ちゃん……ボク、もう……」 粘液がぐちゃぐちゃいやらしく混ざり合うそのどこかで、ボクの理性はプツンと切れた。 ボクはお姉ちゃんを押し倒して、後ろを向かせた。尻尾を持ち上げて、優しく抱える。 尻尾を撫でて擦って舐めながらモノを挿入すると、お姉ちゃんの体がビクビク震えるのがモノ越しに伝わってくる。 「あっ……しっぽはだ、め……おかしくなる……」 あとはもう本能に任せて後ろからガンガン突く。お姉ちゃんとこんなことしてるって思えば思うほど、ゾクゾクしてきて止まらない。 「お姉ちゃん……お姉ちゃん……」 「あ……いい、よだして……だして……アンタのぜんぶなかにっ……」 お姉ちゃんの哀願するか細い声がたまらなくて、湧き上がってくるものを中にびゅるびゅると放ってしまった。頭の中が真っ白になるほどの快感だ。 「はぁ……はぁ……」 果ててぐったりとしたお姉ちゃんをぎゅっと抱きしめて軽くキスをする。 「大好きよ。アタシの可愛い弟」 「ボクもお姉ちゃん大好きだよ」 いつの間にか、雨はすっかり止んでいた。