「シャワーズがどうかしたの?」 「…トラックと交通事故だって」 その言葉を聴いた瞬間、私の脳天に強い衝撃が走った。ただショックを受けるだけしかなかった。 「職員室を通りすがる時に聞いちゃった…コンビニに行ってわき見運転してたトラックと衝突したって…」 「嘘…だよね?」 あまりのショックに、かすれた声しか出なかった。しかし、グレイシアの一言で正気を取り戻した。 「リーフィア…泣いてる暇があるの?やらなきゃいけないことがあるでしょ?」 その言葉を聴いたとたん私は、走り出した。 「リーフィアちゃん!?どこ行くの!?」 「御免!グレイシア!早退するって言っといて!!」 「分かったよ!!」 私は一気に、階段を駆け下り、昇降口に急いだ。靴に履き替えて、無我夢中で走った。…グレイシアの言いたいことがよく分かった。想像がつく…なのに私は。 「ごめんなさい…シャワーズ」 涙を流しながら、私は病院に飛び込んだ。すぐにシャワーズの部屋を聞き、その部屋に向かって走った。 ガラッ!! 「はぁ…はぁ…はぁ」 その部屋にいたすべてのポケモンの視線が私に注がれる。 「誰ですか!?あなたは!?」 ラッキーが私に近付いてくる。私はそれを跳ね除け、シャワーズの傍に歩み寄った。 「リー…フィア…」 弱々しい声で私を呼ぶシャワーズ。私は彼の手を取り、泣き崩れながら話した。 「ご…めん…なさい…私…貴方の…気持ちに…気づいて…あげられなくて…」 「……」 気がつくと、部屋は誰もいなく、泣き声が部屋中を支配していた。 「リー…フィア…お前に…とって…幸せって…なんだい?」 「えっ?」 あの時の質問…私は、すぐに答えが見つからなかった…。 「俺は…お前の…傍で…普通に…暮す…それだけで…幸せだよ」 その言葉に、また私は泣いた…その間、シャワーズはずっと私を撫でていてくれた…。 「私も…普通の…日常が…幸せ…貴方と過ごす…日常が」 時間が掛かったけど、私は答えを返した。 「大好きだ…リーフィア」 「私も…シャワーズ」 私たちは、顔を近づけた…。お互い目を瞑った次の瞬間には、唇がくっついていた。…とても柔らかい…ただのキスで頭が、真っ白になりそう。 長いキスを終えた…最高の気持ち。 「リーフィア…帰らなくていいの?」 「貴方のそばにいたい…駄目?」 「…ずっといてくれ」 私は、シャワーズの傍で深い眠りについていた。…翌日にシャワーズの検診が行われた。奇跡的に急所に当たらなかった為、全身打撲などで、全治1ヶ月となった。 「1ヶ月間、シャワーズ君は、治療に専念しますので、面談は拒否とさしてもらいます」 ラッキーさんからきつい言葉が出た…しかし最後の一週間からは、面談は許可されるらしい。 「1ヶ月も、シャワーズがいないと寂しいな…」 「少しの我慢だ…耐えてくれ」 「うん…分かった。」 私は、シャワーズに別れを告げて部屋を後にした。 「……」 何だろう…この気持ち。自分の頭の上で、何かふわふわと浮いている…そんな気持ち。 「リーフィア」 声のする方を向くと、グレイシアが立っていた。 「彼の気持ち…分かってあげた?」 「うん…」 「答えを出したの?」 「うん…」 そのまま沈黙…私はその沈黙を破った。 「私…これからどうしたらいいのかな?」 グレイシアは何も言わない…無言のまま私を抱きしめたグレイシア。 「まずは自分の態度とか…見直したら?」 「でも…私、彼にひどい態度したから…きっと」 涙目になりながら、私はつぶやいた。 「大丈夫…シャワーズも分かってくれてるわ。」 その後、2人で話をしながら病院を後にした。その日からシャワーズのいない少し寂しい日々を送った。…でも1ヶ月したら戻ってくると思うと長くは感じなかった。彼のいない間は、グレイシアから特別な授業を受けていた。…彼氏の付き合い方など、無知な私にいろいろと教えてくれた。 月日は流れ、明日はシャワーズの退院の日…。私はシャワーズと一緒に、荷物をまとめていた。 「明日がいよいよ退院の日ね」 「ああ…本当に長い1ヶ月だったよ…」 「本当よね…」 荷物をかばんにつめていると、シャワーズが後ろから抱いてきた。 「…どうしたの?」 「…御免」 「えっ?」 「心配かけて御免…1人にして御免…」 「シャワーズ?」 「何度、謝っても…足りないな」 「……」 泣いているのか…少しかすれた声に聞こえた。 「いいえ…謝らなくていいよ」 「どうして?」 「だって私は貴方にひどい態度をとってしまった…私の罪のほうが重いわ」 「……」 「それに…貴方はこんなつらい目にあってしまった…貴方を不幸にしたのは…私かもしれない」 私も涙目になって、話していた。 「ごめん…なさい」 いきなり強く引っ張られ、向き合う形になった…。そして無言のまま、キスをしてきた。しかも、この前のやさしいキスではなく、少し激しい、大人のキス…。シャワーズは遠慮なしに私の口に、舌を滑り込ましてくる。私は戸惑いながらも彼を受け入れた。…何分立っただろう…キスをしている間、時間が止まったかのようにも思えた。お互いの口を離すと、銀色の橋が私たちを結んでいた。 「…びっくりした?」 「うん…少し」 「御免ね…荷造り、終わらせようか」 「うん!」 その日の夜…私は、シャワーズの病室で寝ることにした…しかし、眠ることが出来ない…まだ口にあの感覚が残っている。すると…。 「リーフィア…」 ベットから声がした。 「まだ起きてるか?」 「うん…なかなか寝付けなくて」 「俺もだ…」 私はシャワーズの傍に寄った。 「今日は星も月も…綺麗だね」 「ああ…星も、月も…そして」 「そして…?」 いきなりシャワーズが体を起こした。思った瞬間、私はシャワーズの腕の中にいた。 「リーフィアも…綺麗だ」 シャワーズの言葉、1つ1つに何かを感じてしまう…。うっとりしていると、私の視界が一瞬、回転した。しかも私はベットに仰向けに寝かされている。 「シャワーズ…?」 「静かに…大きな声出すなよ」 何がしたいか、私も分かった。ジャワーズはまた私の唇を奪う…昼間のキスよりも激しい。ピチャピチャとした淫だらしい音が響いている。 「ふぅん…」 唇を離すと、やはり銀色の橋が2人を結んでいる、しかも月明かりに照らされ、神秘的にも思える。 「かわいいよ…リーフィア」 シャワーズが言うと、いきなり私の胸の突起を弄りだす…すでに突起は小さな豆のように立っている。 「んっ…やぁ…くぅ」 私は小さく喘ぐ…しばらくすると、胸からの刺激がなくなったが、秘部からの刺激がきた。 「んんっ!!」 彼の舌が私の秘部を嘗め回す…時にやさしく、時に激しく…。 「らめぇ…シャワーズ…私…イくぅ!!」 小さく呻くと、秘部から勢いよく愛液を噴射する。ほぼ、シャワーズの顔に掛かる。彼は腕で愛液を拭き取った。 「気持ちよかった?」 「はぁ…はぁ…うん」 私は、彼の股を見た。ここまでの行為でかなり興奮してるのか、肉棒が大きくなっている。少し怖い気持ちがあったが、雌の本能だろうか…彼を押し倒し、肉棒を弄っていた。 「こんなに大きくして…興奮した?」 「ま…まぁな」 「ふふっ…かわいい」 慣れない手つきで、彼の肉棒を扱きあげる…彼から漏れる喘ぎ声に、私も興奮してしまう。 「ぅう…あぁ…」 扱くだけでは、あまりにもつまらない…そこで私は肉棒を咥えた。 「ぐぅ!…ぁう…」 裏筋や時に強く吸ったり…彼に快感を与え続けた。 「やばっ…もう…出るぅ…」 「出して…いいよ…」 そう呟くと、扱くスピードを上げた。 「ぐぅあ!…くっ」 声を押し殺すようにして、彼は絶頂に達した。勢いよく出た精液は、私の口から少し零れてベットを汚していた。汚れてしまったのはベットだけではなく、肉棒も精液で汚れてしまった。私は肉棒を舐めて、綺麗にした。 「どう?気持ちよかった?」 「ああ…良かったよ」 月と星が私たちを見ている中、本番に入ることにした。 「怖くないか?」 「少し…でもシャワーズのなら平気」 「そうか…痛かったら言えよ」 無言で頷く。彼が体をぐっと近づけてくる…少し間をおいて、彼の肉棒が秘部に入ってくるのが分かる。 「んっ…ぐぅ!」 鈍い痛みが徐々に体を駆け巡る。彼も表情を見る限り、痛そうに思えた。 「大丈夫?」 「ええ…なんとか」 短い会話が終わり、肉棒がさらに奥に入ってくる。痛みは先ほどより引いていた。きっと愛液などが滑りやすくしてくれたに違いない。その時、体の中でプチッとはじける感覚がめぐってて来た。 「イタッ…」 処女膜を破られた。処女を彼に与えることが出来て嬉しい。でもそう思っているのもつかの間。痛みが蘇り、秘部から血がにじみ出てきた。 「ごっ御免!痛くないか?」 「少し…でも、嬉しい」 「ああ…俺も嬉しいよ」 「シャワーズ…動いて」 「ゆっくり動かすな…無理はするなよ」 宣言どうり、ゆっくりと肉棒が動き出す。なれない感覚に身をよじらせる。 「平気か?」 「うん…」 「…本格的に…行くぜ!」 「来てぇ!」 彼のピストン運動が始まる。強く、鋭く私の膣と子宮を刺激る。 「あっ…あっ…きっ…気持ちいいよぉ!」 「リーフィアの…膣も…いいぜ!」 本能的に腰を振る、すると感じる快感が変わった。さらに快感の波におぼれていった。 「いいよ…いいよぉ…もっと、もっと…してぇ」 唇を奪われる。下も上も繋がり、嬉しかった。 「もうっ…だめぇ…イくぅ!!あああぁぁぁ」 大きく痙攣をして愛液を出した。自然に全身の筋肉が締まる。 「俺も…行く…そ、外に…」 「えっ!?いや・・・出して!!」 「でも…そんなことしたら…あぁ!!」 体制では、シャワーズが有利だが、私も負けないよう彼にしがみついた。こうすれば離れることは出来ない。 「は…離せ!リーフィア!…もう出っ…あああぁぁぁ!!」 私の中で大きく震える肉棒、そして精液が中に注がれているのが分かった。 「はぁ…はぁ…」 「シャワーズの…暖かいよぉ」 「いいのか?」 「えっ?」 「妊娠なんてしたら…」 「いいじゃない…だって」 彼に抱きついて、囁いた。 「そうなれば…ずっと一緒だよ?」 シャワーズはゆっくり、肉棒を引き抜く。膣から精液が逆流してきた。シャワーズも疲れていた。私の隣に倒れこみ。キスをくれた。 「そうだな…もう、ずっと」 「うん…」 ―きっと私は、誰にも見せたことのないような笑顔を…貴方にしたと思う― 予定どうり、シャワーズは退院した。人一倍勉強が出来ないシャワーズなのに、相当遅れたせいで、人以上にやることが多くなってしまったが、私も一緒についていくことにしてあげた。 そんなある日の、昼休み。私を屋上に向かっていた。 「シャワーズ!」 「よぉ!リーフィア、また来たの?」 「そうよ…ってか私の指定席取らないでよ!」 「んな硬いこと言うなよ…」 「だって…そこが一番いい空が見えるんだもん」 「そうだな…いい空だな」 青空…それは時にいろんな人の心までも、優しく照らしてくれそうな気がする…。 「これからも…ずっと一緒…だよ?シャワーズ」 「ああ…ずっとな」 ―あなたにとって幸せとは…なんですか?― 私にとっての幸せ…それは。 貴方の傍で、ずっと一緒に…普通の日常を…過ごすこと。 ーENDー 「貴方にとって幸せとは何?」 僕の卒業した、後輩の女友達に聞かれた質問です。 世界が平和とか、いろいろありますが普通に生活できる何気ない日常…それがきっと幸せだと感じました そして今は…眠いです。 ---- - ハッピーエンドですね。幸せについて本気出して考えてみたら、いつでも同じ所に行き着くのさ。君も幸せについて考えてみてよ。後で答え合わせしよう…少しは合ってるかなぁ? -- なめいし@元ネタわかる人は同士です。 (2008-03-29 03:49:16) - ハッピーエンドは大好き(当たり前w &br();全部よんで良い話なのは分かったけど…元ネタは分かりませんwww -- 昆虫王 (2008-03-29 18:56:54) - なんか考えさせられますね。とてもいい小説でした。まじで泣きそうになりました。 -- AK-47 (2008-03-29 19:08:00) - 僕は今、幸せを見つけました。それは、この小説を見れた事です -- K (2008-03-30 01:00:30) - シャワーズとリーフィアかぁいい、お持ち帰りしたいー -- [[ソル]] &new{2009-03-09 (月) 20:35:28}; - 自分にとっての幸せとは何かと考える事が出来る素晴らしい作品でした。ハッピーエンドで何よりでした。執筆お疲れ様でした。 ――[[ラティアス]] &new{2013-05-10 (金) 01:40:10}; #comment(,nsize=15,size=50,vsize=3) IP:180.17.210.135 TIME:"2013-05-10 (金) 01:40:10" REFERER:"http://pokestory.rejec.net/main/index.php?%E3%83%8F%E3%83%83%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%95%E3%80%80%E5%BE%8C%E7%B7%A8" USER_AGENT:"Opera/9.50 (Nintendo DSi; Opera/507; U; ja)"