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シャドウ・ハンター 第1話 の変更点


~はじめに~
こんにちは!今回は『アーケオスの学校生活』のリメイク版(小説版)です。
この作品は台本小説と多少異なっています。(台本小説になかった場面やネタが描かれています)
また、この話が嫌いな方はすぐにBACKしてください。それでもいい方は是非読んでください。
お願いします。By[[プテラン]]

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遥か昔……極秘組織『Dark Age』は世界を征服しようとした……。
彼らには『光』という言葉を知らない……まさに暗黒の組織……。
彼らは普通のポケモンとは違い、非常に強い存在であった。
そんな彼らに歯を向ける者は誰ひとりいなかった…

彼らが世界征服をするのにはいくつかの条件があった。
まずその一つが人々を全滅させること…。
『Dark Age』は人々を無差別に暗殺し、生存者の首をじわじわと締め上げるのであった…。

しかしそこに一筋の光がさした。
『Dark Age』を潰す力をもった団体が現れたのだ。
その団体には名前が無く、言葉では表現できない不思議な紋章がついている。
彼らには不思議な力が宿っており、『Dark Age』のような闇族と戦うとものすごい力を発揮するのだ。
彼らもまた極秘組織であり、人々の見えないところで闇を倒し続けていた…。

突然、光と闇の戦争の際に大爆発が起こった。
その爆発で『Dark Age』も『名も無き団体』も滅びてしまった……。


そして現在……人々は平和に日常生活を送っている。
もちろん現在の私達からしたら『Dark Age』も『名も無き団体』も 単なる昔話だと認識しているだろう。
それは当然だ。何しろ1000年以上の前の話だ。無理はないだろう。


  …………


春が訪れた。ピンク色の桜が舞い散り、まるでポケモンスクールの生徒を歓迎しているようだ。
ポケモンスクールとは勉強とバトルを中心に行われる学校のことだ。
その学校はそこまで大きいとは言えないが、約90人の生徒が通っている。
さらに4階建てで新築であり、外は緑の草原に体育館までついている、立派な学校だ。



……生徒が入学して一ヶ月が経った…。
生徒たちは学校生活に慣れてきた頃であろう。
この場面は主人公である雄のアーケオスの『アーク』が学校生活を送っている場面である。

『ここで主人公の簡単な解説をしておこう』

&ref(Shadow Hunter.jpg);

↑アーク(♂)『この物語の主人公である色違いのアーケオス。性格は非常にトロくさく、特性がよわきであるから馬鹿にされることがおおい。またアークには不思議な紋章が生まれながらついており、いざとなったら勇敢に戦い顔つきも凛々しくなる。本人はこの紋章の意味をしらない』


  &size(24){<1日目(月曜日)>};


アークは家にいた。アークは一軒の家で一人暮らしをしている。
部屋は8畳ぐらいの大きさで、机やテレビ、ベッドなど……様々な日常生活品がある。



  &size(20){『AM8:40~アークの家』};



はあ…。今日もポケモンスクールにいかなきゃ。入学して一ヶ月たつけど……まだ緊張するな~。とりあえず学校の支度をしなくちゃね。えっと~ホームルーム(HR)は8:30からだから余裕だね!

アークはのんびりとテレビを見ていた。テレビの音量は少し大きめで少し近所迷惑だ。
アークはテレビのチャンネルをまわす。するとテレビ画面はニュースになった。

ニュースのアナウンサーであるバンギラスは嬉しそうに挨拶する。

「おはようございます。現在8:40です。それでは早速事件の内容へと入りましょう!」

ん?8:40…あれ?HRは確か8:30からだから……!?

アークは肝心なことに気がついたようだ。そう…言うまでもないが遅刻しているのだ。
本当にコイツはトロ臭いな…。

「ああ~!!遅刻だ!!急げー!!」

アークは焦りすぎたのか、床にある雑誌につまずいてしまい、食器棚に激突したのだ!
ガラスが激しく割るような音がこの部屋全体に響き渡った。まるで遅刻したバツのようだ。

「あいた~!!頭打ったよ!!ああ~!!食器も割れちゃったよ~!!」

アークは汗いっぱいの顔で、学校に向かって猛ダッシュした。



  &size(20){『AM8:10~ポケモンスクール』};



「これでHRの時間はおわりで~す。お疲れ様でした~」

アークの教室の担任であるリザードン先生がHR終了の号令をかける。
ちなみにアークの教室は『1‐A』である。詳しいことを説明すると、この学校は1年生から3年生まである。1年生は『1‐A』『1‐B』『1‐C』というような教室に分けられるのだ。そしてそのひとクラスに10人ずつ生徒がいるのだ。同様に2年生は『2‐A』『2‐B』『2‐C』というように分けられる。すなわち同じような部屋が9個存在しているのだ。単純に計算すると全校生徒は90人になる。しかしアークのクラスは別だ。途中で学校をやめた人がたくさんいるのだ。そういうわけでアークのクラスは今のところ7人しかいない。

ちなみに『1-A』の生徒は次のようになっている。
アーク♂
オノノクス♂
ムクホーク♂
フライゴン♂

プテラ♀
エアームド♀
ピジョット♀


  …………


先生が教室を退出するとクラスのみんなははしゃぎだした。
まあ、先生がいてもいなくても変わらないが……。
アークのクラスメイトであるプテラがエアームドに話しかける。

「あれ~?またアークちゃん遅刻?」

プテラはなぜか嬉しそうに話しかけてくる。まるでアークが遅刻するのを楽しんでいるかのようだ。それとは逆にエアームドはあきれたような口調で返事を返す。

「あいつホントとろ臭いな…。今日こそはみっちりバトル教育よ!!」

2人の間にムクホークが割り込んできた。

「エアームドさ~ん!!おはようございます!!相変わらず今日もお美しい。では早速俺と今から熱い愛の時間を語りあいまs……うぎゃー!」

「うるせーんだよ!!気色悪いことばっか言いやがって!!お前のせいでいつも勉強に集中できないんだよ!!」シャキーン!



  エアームドの鋼の翼▽



その攻撃は見事にムクホークの腹に直撃する。

「おう…、この華麗な鋼の翼も…愛…。ハニーは…照れている…だけだ…」ガク…

ムクホークは幸せそうな顔をして倒れた。


がらがらがら~教室のドアが開いた。
一匹の七色のトカゲが現れた。

「はあ…はあ…」

「あっ!アークちゃんだ!!おはよー♪」

プテラはアークに元気よく挨拶をする。それとは反対にアークはバテバテだ…。

「おはよう…。あ~疲れた!もう体力半分しかないよ」

アークは自分のバッグの中からオボンの実を2つ取り出した。
早速プテラは目を輝かせてオボンの実を奪おうとする。

「あっ!おいしそ~!ねえねえ、1つあたしにもちょうだ~い」

!?何だって!?これは僕が一生懸命集めた宝なんだ!挙げられないね!!

「だ、ダメだよ!これは僕が学校に行く途中にひろったんだ!あげないよ~だ!……ん?」

アークは隣にエアームドがいることに気がつく。
アークにとって、エアームドは一番苦手な存在なのだ。

うわ…。エアームドさんだ…。今日もドス黒くて、怖いな~。早く逃げないと~。

「あら、アーケオス君。遅いじゃない…。さあ、バトルでお仕置きよ!!」

エアームドはいきなりアークにバトルを申し込む。

いきなりバトルっすかー!?ありえないでしょ!どんだけエアームドさんはバトル好きなんだ!?

「ええええー!!なんでこうなるの!?エアームドさんって本当にえぐいことするよね?鬼のように怖いし、男みたいだし、本当にグロテス…k…」

アークはしゃべるのをやめた。
エアームドの顔は……殺意いっぱいである。
アークの顔は紫色に変わる…。

「…誰が『鬼で男でグロテスク』だってー…???うふっ…ふふふふふ…ふふっふふふふふっふふふふふふ…」シャキーン!ギラギラ…

「うぎゃー!!誰かお助けを~~!!死ぬ~!!!」

アークはものすごい勢いで彼女から逃げ出した。



  &size(20){『1時間目=数学』};



「はぁ~い、今から数学の授業を始めます」

リザードン先生は嬉しそうに挨拶する。ちなみに先生は女でとても美人だ。

変態のオノノクスが先生に早速質問をする。

「せんせ~!なんでポケモンに数学の授業が必要なのですか?」


「教えてやろう!それはポケモンの努力値の計算のためだ。きょうせいギブスやポケルスなどで努力値の計算がかわるからな!」キラッ!

変態のトップクラスを争うムクホークが答える。変態×変態の会話だ…。気持ちが悪い…。これはゲ袋三枚追加だ…。

「へぇ~、ムクホークって意外に物知りだな~」

「当たり前だとも!しかも数学は得意分野!数学は美しい…x=yといったように綺麗に答えがでてくるのさ!そう…エアームドさん=俺のように…」

ムクホークはエアームドのことが大好きなのだ。
しかしいつも振られっぱなし…。見ているこっちまで不快になる……。

「うぎゃー!!」

「死ね…カス!」

ムクホークは苦痛の声を上げる。エアームドは相変わらず強気な口調だ。とても雌だとは思えない。

にしししし……

アークはその様子を見て楽しんでいるみたいだ。

「…おお…きもちいい…。これは…本日二回目の…火山のように燃える…愛の…攻撃…。今日のハニーは…それだけ興奮しているのか…。Oh… She is beautiful…」ガクッ

ムクホークは気色悪い言葉を残し、再び気絶した。

クスクス…。ムクホーク君ってカッコ悪いよね?僕の方がまだかっこいいかも?

オノノクスはムクホークの気持ち悪さに思わず声が漏れてしまう…。

「あいつ…マジきめぇ……」



  &size(20){『2時間目=バトル教育の説明』};



アーク達は体育館に移動した。まだ先生が来られていないので生徒たちはざわざわしている。


ああ~。バトル嫌だな…。…おっと!まだHP満タンなのに『弱気』になっちゃダメだよね?
僕は力も強いし、素早さもあるから楽勝だ!
僕は最強だ♪

アークが心の中でそう思っていると突然フライゴンが話しかけてきた。

「二時間目はバトル教育の説明か…。バトルは苦手なんだよなぁ~。でも頑張るぞ!」

このフライゴンは少し気が弱く、勉強もあまりできない…。しかし、優しくて礼儀正しいとてもいい人だ。

「あんまり頑張らないでよ~。僕がドべになっちゃうから~」

「アーク君、それはひどいよ。…でも…なんやかんだいってアーク君力強いしね~」

うんうん!フライゴン君、分かっているね~♪僕は力が強くてみんなから尊敬される『始祖鳥』なんだよ。見よ!この素晴らしい筋肉!!ムキ!ムキ!

「へへ。これでも攻撃力はトップクラスだよ。(…特性よわき込だけど…)あっ!!トーナメント表が出たよ!」

先生は体育館に入って来ると電気を真っ暗にした。
そしてスクリーンでトーナメント表を写す。
そのトーナメント表を見ると生徒たちは口々に喋りだす。

「ええ~!!こんなのありー!!」

「これなら楽勝ね!優勝は頂いたわ♪」

「これは……俺の見せ所…。うお~!!燃えてきた!!」


先生は手を叩いて生徒達を注目させる…。
生徒達は先生に注目したようだ…。

「みんな、注目だよ~!今日は木曜日に行うバトルトーナメントの説明をします。今回は…アーケオス、ムクホーク、エアームド、フライゴン、ピジョット、オノノクス、プテラの七人参加ね。ルールは前と同じで簡単、5分間戦ってどちらが先に相手をKOさせるかよ。ちなみにリングアウトやまいったという降参も負けにあるわよ。勝負が決まらなかった場合は私が判定するわ」

えっと…僕の1回戦の相手は…

アークはトーナメント表を見た。
トーナメント表は次のようになっていた。

~トーナメント表~
1回戦 アーケオスVSムクホーク
2回戦 エアームドVSフライゴン
3回戦 ピジョットVSオノノクス(プテラはシードで三回戦の勝者と戦う)


この表を見てアークは調子に乗り出す。
アークはHP満タンの時は元気いっぱいでそこそこ強気だが、ダメージを受けるとすぐに弱気になる……とても情けないポケモンだ。おまけに強気な雌や、自分より強そうな雄と話すときも態度が180度変わる。アークはかなり臆病な性格だ。

「ムクホークと対戦か!よし!(いわなだれで倒してやる!かっこいいところ見せつけちゃうぞ)」

アークは自信満々に独り言を言う。

突然アーク達2人の前にピジョットが現れた。
ピジョットはちょっと弱気なポケモンスクールの女子生徒だ。心優しくて、素直な性格である。
ピジョットはアーク達に声をかける。

「二人共おはようございます。アークさん、今日は張り切っていますね」

「あっ!ピジョットさん。おはよう!うん、今日は木曜日のバトルトーナメントのために気合を入れているんだ。今度こそみんなを見返してやるんだ」

「そうですか…。私も今度こそは勇気をもって勇敢に戦うつもりです。私はとても気が弱くて、臆病者なんですよ。この性格を治すために、ポケモンスクールに通っているのです。はぁ~私もエアームドさんのようなかっこいい女になりたいな~」

!?なんだって!可愛いピジョットちゃんがエアームドさんになる……。
ダメダメ!!ぜ~たい!!ダメ!!

「いやいやいやっ!そのまんまのピジョットさんでいいと思うよ?そのほうが、かよわくて可愛いと思うよ」

しかもあんな凶暴なエアームドさんが2人になったら学校崩壊するしね。

ピジョットはアークの心情をスルーし、自分の意見を伝える。

「そうですか?でも私……かわいく見られるよりもかっこよく見られたいんです…」

…そうなのか…。でもこれはピジョットさんが望んだことだから……うん!それならしょうがないね!

「そうか…。頑張れ!僕、応援するよ!」

本当にコイツは切り替えが早いと思う。
嫌なことはポカンと忘れ、いい事だけを頭に入れる…。
コイツはある意味幸せだな。

「ありがとうございます!アークさんも頑張ってくださいね」

うふふ~。ピジョットさんかわいいな~。僕あんなかわいい彼女ほしいな~。

ピジョットは僕たちから去っていった。アークは相変わらずニヤニヤしている。
よっぽどピジョットに話しかけられたのが嬉しかったのだろう。

突然アークの後ろから声がした。

「なあ~にナンパしているの?トカゲちゃん?」

な!なんだと!!僕に向かってそんな事いうのは!

「ムッ!ナンパなんかしてないぞ!!誰がトカゲだ!」

アークは後ろを振り向いた…

………!?げっ!エアームドさんだ!!…しまった…!!

エアームドは自信満々に上から目線でアークに言う。

「ふふん…今日は随分と気が強いのね…早速バトルかいしよ!」シャキーン!ギラギラ!

!!やっぱりこうなるの!?エアームドさん、もう嫌だ~!!

「うっぎゃあぁぁー!!逃げろー!!」

アークは目にも止まらない速さで逃げていった。
これは男として情けない…。

エアームドは呆れた口調で独り言を言う…。

「…逃げ足だけははやいな…。あのトカゲ…」



  &size(20){『3時間目=理科』};



アーク達は教室に戻っていた。
「はぁ~い!みんな、三時間目は理科だから教室移動だよ♪アークちゃん一緒に行こ~?」

クラスの人気者であるプテラがみんなに号令をかける。
プテラは男子生徒みんなから愛されている。頭も良く、バトルも強く、顔も可愛い……。
男が求める最大欲求を全て満たしているのだ。

しかし人気のプテラちゃんに話しかけられたにも関わらず、アークはあまり嬉しそうではない。

アークはプテラも苦手のようだ。アークは強気な女性は苦手なのだ。
アークは自分よりも弱い女が好きなのだ。
……こいつ……最悪だな……。


「へっ!?僕!?あっ、ごめん!先行ってて。理科の教科書がどっかいっちゃったんだ…」

アークは申し訳なさそうに返事を返す。


&ref(シャドウ・ハンター(アーク&プテラ).jpg);


しかしプテラは予想外のことをアークに提案してくる。

「あたしが見せるからいいよ~?そっちのほうがいじりがいがあって面白いしね~♪」

ぎくっ!いじる気まんまんだ!!やばい!逃げないと…!

アークの顔が真っ青になる。
ちなみにアークとプテラは昔からの幼馴染である。彼女はアークがアーケンのときからいじりまくっているのだ。彼女はアークにちょっかいを出すのが好きなのだ。

アークはプテラの提案を断って、逃げようとする。
しかし……遅かった……

「…って…、ああーー!!引っ張るな!うあああ!」

プテラは嬉しそうにアークの手を鷲掴みし、理科室に連れ込もうとする。
それに比べてアークは必死に彼女から逃げようとする。

「ほらほら、かんべんしてさっさとついていなさ~い♪」


  …………


それを見ている男たちはアークを羨ましそうに見ている…。

「くっ!相変わらず可愛いプテラちゃんとイチャイチャしやがって!あのくそトカゲ!」

オノノクスは歯をギシギシと鳴らし、アークを睨む。どうやらオノノクスはプテラのことが好きらしい…。
まあ…コイツは女なら誰でも好きなのだが……

ムクホークも熱く大声で独り言を言う。

「お、おおお、俺もエアームドさんにあんなことされてーー!!」

フライゴンも思わず声が漏れてしまう…。

「アーク君羨ましいな~」


「…なあ?今度アークに意地悪してやろうぜ?」

オノノクスは2人に提案をする。
しかしフライゴンは首を横に振る。

「それはダメだよ~。アーク君優しいし、恨みなんて何もないよ。しかも女性のハートは自分でつかむものだよ?」

ムクホークも自信満々に語りだす。

「そうだとも!!自分の力で愛しの女性をゲットする…これこそが本当の愛…。うおおおお!!燃えてきた!!待っていろ!愛しのエアームドすぁわ~~~ん!!!」めろめろ~んちゅう~(´ε` )!

…ムクホークは目をハートにして教室から出た。
2人の思考回路が停止する…。

「あ、理科室に猛ダッシュしていっちゃったよ…」

「(あいつまじでキモい…。…とにかく、いつかきっと可愛い女の子をゲットしてやる!!)あっ、もう一分もないぞ!俺たちも急ぐぞ!」

「うん、分かった!!」

2人はムクホークに続いて、理科室に向かっていった。


  …………


理科室に全員集合した。
この理科室は縦横がそれぞれ20mで高さが3mもある。もちろん塩酸やマグネシウムなど数多くの化学薬品が並んでいる。
先生は笑顔で生徒たちに始まりの合図を送る。

「では、理科の授業を始めま~す。今日は簡単な実験を行いたいと思います。今日はこのBTB溶液すなわちブロモチモールブルーを使って酸と塩基についていろいろ調べたいと思います。ではプテラさんに難しい質問をします。これを分子式で表すとどうなるか分かりますか?」

「はぁ~い♪分子式はC27H28Br2O5Sです♪」

「おお~!さすが我が学校の成績No,1のプテラさんですね」

「ふふ~ん♪」

プテラは自信満々に答える。
その様子に雄たちは惹かれてしまう。<ただし、一名は除く>

「す、すごい…。バトル以外に人間の化学の世界についてまで知っているなんて…」

フライゴンはプテラの頭の良さに思わず声を漏らす。
ピジョットもプテラの事を尊敬しているようだ。

「うあ~頭いい~。羨ましいな~」

例外の一名はプテラのことを避ける…。

この子…化けもんだ……。キモい……。


先生は生徒達に実験開始の号令をかける。

「それでは、実験を開始してください」


  …………


実験が開始して20分が経過した。

馬鹿なアークは相変わらず悩んでいる。

うーん、酢やみかんの汁を入れるとBTB溶液の色が黄色になるのか…。石けん水や洗剤をいれると青色に変化するのか…。なんでこうなるんだろう?よく分かんないや。ああー、もうてきとうに実験結果ノートにまとめちゃおう!

アークは実験結果を適当にまとめた。




「アークちゃん!実験ちゃんとうまくいった?」

プテラは笑顔でアークに話しかける。
アークも笑顔で、ごまかしながら返事を返す。

「!?も、もちろんだよ!僕にはこんな実験簡単すぎるぐらいだよ」

「ほんと~?でもアークちゃんの実験ノート見ると……答えめちゃくちゃだったよ?ほら…今オノノクス君がアークちゃんの実験ノートみて大爆笑してるよ~?」


!?!?ふ、ふざけるな~!あいつボコボコにしてやる!でも…朝、猛ダッシュで学校きたしエアームドさんやプテラちゃんのせいで残りHP1/3もないよ~。弱気も発動したし…そうだ!オボンの実がまだあるからこれで回復しよう!


  …………


オノノクスとフライゴンは隣になって実験をしているようだ。
オノノクスはアークのレポートを見て大爆笑する。

「おい、フライゴン!アークの実験ノート見てみろよ。めちゃおもろいぞー♪ウスターソース入れたらカビが生えるとか、サトウいれたら爆発するとかー、まじアホだー!おもしれー!!ギャハハハハハ!!!」

フライゴンは少し控えめに返事を返す。

「なにも、そんなに笑わなくても…。アークちゃん頑張っているんだよ?」

しかしフライゴンがそのように言った途端、オノノクスは床に転げてさっきよりも大きな声で笑い出だす。

「ぷっ、頑張ってこの結果…、クス…ぷっ、ギャハハハハハハ!!」

はっきり言って他人の実験の邪魔である。
オノノクスの近くにいるエアームドはイライラしているようだ。

ボガーン!!……エアームドはオノノクスの笑い声のせいで、間違えて変な混合物を投入してしまった。おかげで爆発が起こり、彼女の顔は真っ黒になる。

「ぷっ…。ぷぷ…!!ぎゃはははは!!エアームドさんが実験失敗したぞ!にしし…ブラックフェイス!……真っ黒クロスケだ!!残念ですね~!!」

アークはエアームドを見ながら大爆笑する…。
アーク……そんなこと言って……大丈夫なのかな?

オノノクスはエアームドの顔を指差して、アークと同じように馬鹿にする!

「は…ぶーー!!ぎゃはははは!!これは素晴らしい!実験大成功ですね~!!」


……エアームドはギロリとオノノクスの方を睨む…。
彼女はオノノクスに怒りをぶつける!!

「うるさいんだよ!!お前のせいで実験に集中できなかったんだ!!」

……エアームドもアークの方を睨む。


!!ぎょえ!?…やっぱり……怒ってる…?


「……アークもわたしを馬鹿にしたね……。今夜は………“唐揚げ”と“牙の刺身”よ!!!」シャキーン!

エアームドは刃物のような鋭い翼をオノノクスに向ける。
その刹那、オノノクスは焦り出す!

「あわわわわ!!ひえぇ~!!これはヤバイ!!おい、アーク!逃げるぞ!!」

「わわ、分かった!!」

アークとオノノクスは二人一緒に理科室から出て行った。

「おのれ~!!許さんぞ~!!ムキー!!」

真っ黒な顔をしたエアームドも、怒り狂いながらアーク達を追いかけた……。



  &size(20){『4時間目=転校生紹介』};



アーク達はいつものようにベラベラと喋っていた。
がらがらがら~教室のドアが開き、先生が来られた。

「全員着席したわね…それでは今日は新しく来た転校生を紹介しま~す。」

先生がそう言った瞬間、クラス全員が声を揃えて言い出した。

「ええー転校生!?!」

ざわざわした空間がさらにうるさくなる。みんなかなり嬉しそうだ。
生徒たちは口々に喋りだす。

「どんな子がくるんだろう?女の子がいいな~」

「優しい女だったら女友達つくっちゃお~」

「強くてかっこいい男、きたいしてるわよ!」

可愛い女の子がきますように~!!

「(たとえどんなにイケメンな男がきてもこの俺様にはかなわね~ぞ!エアームドさんは誰にも渡さん!)ふふっ…ふふふふ…ふふふっふっふふふh…」

今、アークの隣はムクホークである。ムクホークはいきなり笑い出した。

!?なんかムクホークがいきなり笑い出したぞ!…気持ち悪い…!

「みなさん、静かにしましょうね……」


先生は笑顔で火炎放射をする。
……みんなは静かになった……

うう…怖い…

オノノクスも同じことを考えているみたいだ。

「ああ…。(先生美人なのに恐ろしーぜ…笑顔で火炎放射とか…うう…)」ブルブル…

先生は笑顔のまま新入生を紹介する。
「今日の転校生は二人います。一人は男の子でもう一人は女の子です。それではどうぞ~!」

教室から一人出てきた。

「初めまして。僕、ウォーグル!趣味は勉強とスポーツです。特に勉強はいつも最低7時間はしています。あと音楽鑑賞や映画鑑賞も大好きです!よろしくお願いします!」

転校生の一人はウォーグルだ。彼はかっこよくて優しそうだ。

ピジョットは心の中でつぶやく。

「(女の子じゃないけどこういう人好き…)」

エアームドも同じだ。

「(勉強であたしと勝負したら…負けるかも…)」

ムクホークはウォーグルを熱い眼差しで見つめる。
「(ムムッ!なかなかのイケメン!ライバル出現!)」

ウォーグルは丁寧にお辞儀をする。そして先生の指示に従い、ムクホークの隣に座る。

「ありがとうございました。では続いてもう一人の方、お願いしまーす!」

先生の合図と共に教室のドアが開いた。
がらがらがら~二人目が出てきた

オノノクスは即、メロメロ状態になった。そして本音まで出してしまう!

「やべ!!マジで美人だ~!!Oh~No~!」

フライゴンもあまりの美しさにボソボソと声を漏らしてしまう。

「かっこいいな~。あんな女の子もいいな~」

ムクホークもオノノクスと同じように叫びだす。

「おおっ!!!俺様の好みだー!!おっと、いかんいかん…、俺の未来のハニーはエアームドさんだったな」

……エアームドはムクホークの方をギロリと睨む…。
しかしエアームドは呆れているのか、何も言わなかった。


うう…なんかまた変な子のがきたよ…。頑張って逃げよう…

アークは相変わらず臆病者だ。転校生の見た目が強そうだという理由だけで、逃げることだけを考えていた。

プテラは嬉しそうに転校生を歓迎した。

「(なかなかの美人で強そ~♪でも可愛さなら負けないよ~♪)」

転校生は丁寧にお辞儀をする。

「ふふ…初めまして…。あたいはサザンドラ。世界一強い女になるために、強い相手をさがし求めてここに転校してきたの。(あと、強い男の子を探すのも目的だけどね。)いつでもあたいが相手をしてあげるよ。どっからでもかかってきておいで。うふふ…たっぷりと可愛がってあげるわ…」

とても強気な転校生だ。とても雌だとは思えない。

バトル好きのエアームドは目をキラキラと輝かせている!

「(かなり強そうな子発見!ふふ…燃えてきたわ!)」

オノノクスは口からヨダレをだらだらと垂らしている。見ただけで変態だと分かる。

「(ダメだ…、俺様……もうメロメロだ…)」

ああ……エアームドさんが二人になった……
絶望的だ~!!

先生はアークの心情に全く無視だ。
先生はさっきと同じ、笑顔のままで話す。

「ありがとうございました。みなさん、この二人に盛大な拍手をお願いします!」

「わあー!!」パチパチパチパチ!

生徒達は盛大な拍手を送った。

「それでは12時になったので今日は放課とします。ウォーグルさんとサザンドラさんは明日のHRが始まる時間、8:30までに来てくださいねー!それでは皆さん、今日はお疲れ様でしたー!」



  &size(20){『PM1:00』};



生徒達は全員帰った……そのハズだったがアークは教室に残って一人で掃除をしていた。
そしてボソボソと独り言を言いながら箒で床のゴミをはく。

「みんな帰ったか…。ったく…学校遅れたバツとして掃除だなんてリザードン先生も結構厳しいこというな~。でもちゃんと掃除しなくちゃね。頑張るぞ!」

シュッ…シュッ…シュッ…
ホウキで床をはく音だけが聞こえる。

「うう…ホウキで掃除するの大変だな~。そうだ!『すなおこし』でホコリを吹っ飛ばせばいいんだ♪…でも…そんなことしたら、教室がめちゃくちゃになるか~」

アークが独り言を言っているとプテラがいきなり教室に入ってきた。

「ハロ~!アークちゃん!」

「うわー!?ぷ、プテラちゃん!?」

「『うわー』とは失礼しちゃうわ…。人がせっかく親切に手伝ってあげようかと思ったのに♪どうせ学校遅刻したバツで掃除しているんでしょ~?」

プテラは意地悪そうな顔をしてアークに話しかける。
アークは箒でプテラの足をはいた。
箒の先がプテラの足に触れる……。
アークはまるでプテラ自体がゴミのように箒で掃除をしているようだ。

「う、うるさい!たまたまだよ!今は一人にしてくれ!ほら、あっちいった。しっ!しっ!」

プテラは相変わらず万篇の笑顔でアークに話しかける。

「『しっ!しっ!』とはまたひど~い♪うふふ…これはあたしを傷つけた罰だよ~♪はい、プレゼント♪」


  プテラのがんせきふうじ▽


「ぴぎぁああああー!!!」ごふっ!

プテラの攻撃は見事に直撃した。
アークは今、うつぶせ状態で岩に押しつぶされている。
雄としてみっともない姿だ…。
プテラは笑顔のままで話しかける。

「どう?少しはあたしの気持ち理解してくれた~♪?」

「うぅ…やめてよ…。プテラちゃんの意地悪…」

アークは弱々しくプテラに言う。
HPが減ったため、特性『弱気』が発動したのだ。

「ふふ、『弱気』が発動しちゃったのね。少しいじりすぎちゃったかな~?あっ!あたし急用思い出したからもういくね♪バイバーイ!」

プテラは触れしそうに鼻歌を歌いながら教室を出て行った。

…やっといなくなった……。
うう…プテラちゃん、ひどいよ……



  &size(20){『PM6:30~レストラン』};



アークは竹馬の友である雄のアバゴーラと、レストランで夕食を取っていた。
アバゴーラは多少うるさい奴だが、優しくて仲間思いのいい奴だ。

「あ~美味しかった!もう食べられないや!僕、大満足だよ!本当にただで食べていいの?」

「いいよ、いいよ!なんたって俺の岩ポケ友達だもんな!しかも俺ら10年以上ずっ~と一緒じゃないか~」

「うれしいな~♪アバゴーラ君、本当にありがとう!」

この飯代はアバゴーラのおごりだ。アークは遠慮せずにハンバーグを20個も食べる。
しかしアバゴーラは何一つ言わない。何故なら彼は金持ちだからだ。おまけにアークとは竹馬の友だ……。何も言わなくても不思議ではないだろう。

アバゴーラはテンションMAXでアークに話しかける。

「おう!あっ、そうだ!後で俺ん家に来ないか?今夜8:00ぐらいに『岩』仲間友達が遊びに来るんだ~!アークも来るか?」

アークは目を輝かせて首を縦に振る。

「うん!もちろんいくよ!」



  &size(20){『PM7:30~アバゴーラの家』};



アーク達はアバゴーラの家に着いた。アバゴーラの家はアークの家よりも大きく、立派である。ドアには丈夫なロックがついており、2階建てで部屋は和室や寝室、お風呂など様々な部屋がある。

アーク達はアバゴーラの部屋の中でくつろいでいた。

「うあ~、広くて綺麗な家だね。おっ!これはテレビゲーム!ねえ、アバゴーラ君?友達が来るまで一緒にゲームしよ~?」

アークは早速ゲームに目がいってしまった。アークはゲームやパソコンが大好きなのだ。
アバゴーラはアークの提案に賛成する。

「おう、いいぜ!早速勝負だ!」


ピーンポーン!家のチャイムが鳴った。
アバゴーラは急いで客を迎える。

「おっ~と!チャイムが鳴っちまったぜ。ちょっとそこにいてくれ。みんなを呼んでくるよ」

「いってやっしゃ~い♪」


  …………


アバゴーラは玄関の扉を開けた。
すると予想通り、岩ポケモン達が来ていた。
久しぶりの友達との再開だ。
アバゴーラもその友達も嬉しそうだ。

雄のボスゴドラが初めに挨拶をする。

「よう!久しぶりだな!今日はたっぷりと遊ばせてもらうぜ!」

雌のサイドンもボスゴドラと同じように挨拶をする。

「アバゴーラ君!うちのこと覚えてる?サイドンだよ!」

「うほほ~!亀野郎!!たくましくなったな!」

テンションがおかしすぎる雄のラムパルドもいる。

しかしアバゴーラは見たことのないポケモンに目が止まってしまう…。
彼が招待していないポケモンが一匹いたのだ。
そのポケモンは丁寧に挨拶をする。

「初めまして!アバゴーラ君!あたしはこの三人の友達のプテラだよ~。よろしくね♪」

アバゴーラはプテラの可愛さに頭がスパークする…。アバゴーラはプテラに興味津々だ。
ちなみにコイツもかなりのスケベ野郎だ……。

「おう!みんな元気でなによりだ。プテラちゃんは初めてだね?よろしくね♪いやーそれにしてもプテラちゃんって可愛いねー!こんな女の子に会えるなんて俺幸せだ!……ん?」


  サイドンのアームハンマー▽


「うぎゃああー!!」

アバゴーラは悲鳴を上げる。サイドンはニヤニヤしながらアバゴーラを見つめる。

「……よくうちの前でそんなことが言えるもんだねぇ…」

「(うぅ…。昔と変わんねぇーなぁー。)とっ、とにかく上がってよ!僕の部屋にもあと一人友達がいるからさ~」

彼は心の中で思ったことをあえて出さずに、話を変える。どうやらアバゴーラはサイドンのことが苦手のようだ。



  &size(20){『PM8:30~アバゴーラの部屋』};



「おじゃましま~す♪」

みんなが口を揃えてアークに挨拶する。アークはゲームをするのをやめて彼らの方を向く。

「あっ!アバゴーラ君の友達だね!?僕、アーケオスのアーク。よろしくね♪…って…ええーー!?!」

アークはプテラと目があった……。
アークは口に生ピーマンを含んだような苦い顔をする。

「あっ!アークちゃんだ♪わーい!」


  プテラのすてみタックル▽


プテラはアークにすてみタックルで挨拶をする。
アークはプテラの下敷きとなった。

「うごぎゅええーー!!!ぐるしい…。って乗るな!抱きつくな!!…重い…」

ボスゴドラは嬉しそうにはしゃぎ出す。

「おおっ!これは愛のすてみタックルか!あついぜ!」

サイドンは冷静にアークに挨拶をする。

「あんたがアークかい?聞いたことあるけど…可愛いね~」

ラムパルドもボスゴドラと同じように喋りだす。

「アーク!!お前ってモテモテだなー!」


アバゴーラはその様子に心が折れる……。アバゴーラはゲーム機を手に取り、悔しそうにそれをガリガリ噛む。
そしてゲーム機を床に投げ捨てると、アークに怒りをぶつける。

「お前!こんな可愛い女の子とイチャイチャしているのか!?くぅーー!にくいぜー!!」

アークは必死に彼らの言葉を否定する!

「ちがーーーう!!これは誤解だー!!!」



  &size(20){『PM9:00~飲み会』};



話が盛り上がり、やがて飲み会に入る。
アーク達は和室に移動していた。

ひとりひとりが、ビールでいっぱいのジョッキを持っている。
ちなみにアークは、ビール嫌いである。2杯飲んだだけですぐに潰れてしまうのだ。
アークは嫌そうにジョッキを持つ。

うえ……。ビールは嫌だな……。


「よ~し!みんなそろったね。それじゃーかんぱ~い!」

「かんぱ~い!」

アークとは逆に、アバゴーラはかなりの酒好きである。
彼の乾杯の挨拶でみんなはグビグビとビールを飲み干した。



  …………



飲み会から1時間が経った。
アークの顔は真っ赤である……。

「ちょっと~アーク~。こっちに来な…。ひっく…もっとうちと飲もうじゃないか?」

酔っ払ったサイドンがアークを誘う。
アークはビール地獄で苦しそうだ。

「なっ!?僕はもう飲めませんよ!2杯で限界です…。お酒は苦手なんです」

アークがサイドンの誘いを断ると、彼女は怒り出した。

「な~に~~!!!うちのいうことが聞けないのかい!?あと5杯は飲んでもらうよ!?」

そこに突然プテラがきた。プテラもアバゴーラと同じように酒に強いのだ。
彼女はビールのジョッキを10杯飲んでも平気なのだ。
プテラはアークを地獄へと誘う…。

「そうそう!アークちゃん雄でしょ~♪サイドンさ~ん、あたしがアークちゃんを押さえつけるからたくさん飲ませてあげてね♪」

「!?何だって~!!」

「りょ~か~~い!!!さあ!覚悟おし!」ピキーン!

プテラはアークの背後に回ってアークに抱きつく。
死にかけであるアークは力が入らないようで、簡単にプテラに身動きをふうじられた。
アークは必死に助けを呼ぶ!!

「ひえー!!死ぬーー!!!うっげげええ!!」ごぼっ…ごぼっ…

アークの言葉を無視し、サイドンは酒を飲ませた。



  …………



遠くからアバゴーラとボスゴドラとラムパルドはその様子を見ていた……。
アバゴーラは心配そんな顔をして2人に話しかける。

「アークのやつ大丈夫か?」

酒に強いボスゴドラは返事を簡単に返す。

「大丈夫だろう!…それにしても……あいつ体力ないな~。よし!今度俺が鍛えてやろう!」

ラムパルドも……アークと同じようにひどく酔っていた。

「俺…もう…飲めない…」ガクッ…



  &size(20){『PM11:00~闇組織の再結成』};



アークたちが盛り上がっている家から30m離れたぐらいのところに、不気味な集団が潜んでいた。彼らは草や木に隠れながら、アバゴーラの家をジロジロと見る。
そして悪魔のような……恐ろしい会話を始める……。

「……随分と時間が経ってしまったが……やっと始めることができるのか…。再結成まで時間がかかってしまったが……もうすぐだ…。……この世界は…我々『Dark Age』が支配する……」

「ボス…。まずはどうしたらいいでしょうか?」

「ふふ……。そうだな……。まず、ポケモンスクールにいるゴミ共を始末するとするか……(もしかしたら……そいつらの中に…『奴が』…いるかもしれないからな…)」

「はい。了解しました。……では、誰がゴミどもの始末をしましょうか?」

「……それはもう、考えている…。その学校に、サザンドラを送ったのだ…。彼女なら周りの奴らを殺るのは容易だろう……」

「さすが!ボスですね!では次の作戦に移りましょう……」


……誰が言ったのか分からないが確かにそう聞こえる…。
彼らは……間違いない!昔…人々を無差別に殺しまくった『Dark Age』だ!
彼らは長い年月をかけて再結成したのだ!
このままでは……アーク達が危ない!!

裏世界最強と言われたDark Age……。
彼らの野望を止めなければ人類に未来はない…。
さあ……アークはどうする?


~[[シャドウ・ハンター 第2話]]~

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第1話はここまでです。下手クソな作品であまり満足されなかったとは思いますが、今回は『アーケオスの学校生活』のリメイク版(小説版)を作ってみました(^∀^)
台本形式とは多少異なりますが、とにかく楽しんでいただければ僕は満足です。

表記に関しては初めにアドバイスをしてくださった方のアドバイスを参考にして書きました。
「()」←主人公以外の気持ちをどう伝えるのかと迷ったら、カッコの中にカッコを作ってしまいました。
(読みにくい面があれば、本当に申し訳ないです(T_T))

最後に、「それなら台本版いらないじゃないか?」と言われるかもしれませんが、台本版は僕の趣味で書いたものなのでどうか載せさせてください。お願いします。


・お気軽にどうぞ(^^)
- リメイクお疲れ様です。読ませて貰いました。面白かったです!

ただ前作品から思っていたことですが…、飲酒場面についてはどうかと思います。
アークって明らかに未成年ですよね?入学したばかりですし…

いくらポケモンでも未成年に酒を飲ませるのは……
――[[フィッチ]] &new{2012-12-16 (日) 07:49:00};
- 続き楽しみにしてます!!
がんばってくださいね♪
―― &new{2012-12-16 (日) 07:49:13};
- >>フィッチ様

面白かったですか!?ありがとうございます(^<^)!!

飲酒については、あまり気にしないでください。
僕にとってはポケモンにお酒を飲ませる年齢はあまり気にしていません(^J^)

コメントありがとうございました。
フィッチさん、執筆頑張ってください♪

&#62;>2012-12-16 (日) 07:49:13 様

嬉しいコメントありがとうございます!!
続きも頑張って作成するので、よかったらいつでも読んでくださいね(#^^#)
それでは失礼します。


~~&color(blue){このページを一部変更しました(主人公の解説を入れ忘れていました。申し訳ございません)};~~

――[[プテラン]] &new{2012-12-17 (月) 01:44:45};
- いつも読ませて貰ってます!
それぞれのキャラクターの心中の描き方がとても上手だと思います。
これからも執筆頑張ってください!
――[[3.141592……]] &new{2012-12-28 (金) 23:42:36};
- &#62;>3.141592……様
返信がかなり遅くなってしまって本当にすみません(><)
いつも読んでくれているのですか!?
ありがとうございます!!
また、キャラクターの心中の描き方も褒めてくださって、本当に嬉しいです (^^)
これからも頑張っていこうと思います!
コメントありがとうございました (^_-
――[[プテラン]] &new{2013-01-02 (水) 01:00:10};

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