[[運命の赤い糸]] -こんにちは。執筆お疲れさまでした! 主従モノ、とても素敵です。でも猟奇的なところがもっと素敵でした。 抗いようのない契約、体をぼろぼろにされてもまだ立ち上がらないといけない運命、血しぶきの似合うザングース、それを手の中に弄ぶ主人、どれも印象的でした。 フェレスがスオウの傷を癒してやるのは、本当はスオウのためでもなく、自分の盾が壊れないようにするためでもなく、むしろもがき苦しむスオウの姿とその血を何度も何度も味わうためじゃ……とふと思います。なんて猟奇的なひとなんだろう……。 傷口を舐めてやる仕草とか、糸に囚われるところとか、別段性描写というわけではないのですがとても官能的でした。最後まで読むとあの紅い糸が本当に「罠」なんだなと思えてますます忘れられません。 -- [[小樽]] &epoch{1459085672,comment_date}; ->小樽さん こんにちは。読書いただけただけでなく、ここまで丁寧な感想まで送っていただき、大変恐縮です。ありがとうございます! 主従関係というと、大抵は性的手段による心の束縛とかがありそうな気がしますが、今回はそこでちょっとグロに近い方面にスポットを当ててみました。 吊り橋効果の派生版、とでも言いましょうか。もっとも、小樽さんのおっしゃる通り、最初の出会いそのものから既にフェレスによって巧みに仕掛けられたものだったため、スオウの運命は最初からこうなる事は決まっていたわけですけど。こういうのを魔性の女、とか言うのでしょうね。 今回はいろんな事に初挑戦尽くめの短編と相成りましたが、実際ここまで感じ取っていただけたのが分かって、すごく安心しました。猟奇的な描写もいけるんだなと思うと、次も書く励みになります。改めて、ありがとうございました! -- [[コメット]] &epoch{1459169244,comment_date};