[[愛のマヨヒガ-下-]] -とあるホラーゲームを連想しながらこの物語を楽しませていただきました。思いだしたくない記憶を思い出そうとするお話は、私のお話と逆だったのもあって妙な偶然も印象に残っていますね。 マヨヒガというテーマを元に、登場人物のそれぞれに『大きな同じ物語』と『別々に動く小さな物語』を持たせることで、様々な登場人物に感情移入できる、妄想好きな暇人に優しい物語に仕立て上げられ、スルメのようにしゃぶりつくしたくなるような小説でした。 様々な思惑が絡み合う群像劇という事で、全員が主人公という言葉に恥じません。 ただ、物語の主軸は作者さんのおっしゃる通りバニラと、ペパーなのでしょう。バニラは周りを拒絶する結界を張っており、他人の感情を受け取ろうともせず、自分の感情にすら気づけない未熟者という印象で、本当に大人ぶった子供という感じ。 リアルにいたら嫌っていそうな性格ですが、そんな性格をよくあらわしているウロさんはキャラ付けが見事だと思います。 最後に、楽しませていただきありがとうございました。そして同率優勝おめでとうございます。 ――[[リング]] &new{2011-09-05 (月) 00:10:49}; ->リングさん コメントありがとうございます。自分としてはホラー要素よりも成長の部分を重点的に描いたので、ホラーはそのおまけみたいなもんだと思っています。というよりこのお話にホラー要素はないですな。本人が言うのだから間違いない(ry 自分が描いた長編の中では、変に気取らずに欠けたかな?と思う作品の一つです。もう一つは己の思いを爆発させたもんだと思ってます。まだぎりぎりラインで戸惑ってるんでそれはないと思うんですが。 群像劇という小説なので、全員が主人公というのは外せませんね。これは私だけかもしれませんが、群像劇は数名不思議な動きをする人物を作るのがいいのかなぁと思ってます。本当に不思議な動きをしてましたが、そのくらいしないと物語が面白くならないと感じたので、そのくらいがちょうどいいゼーみたいな勢いで。その不思議な動きをしていたのはバニラでしたが。 主人公格としてのバニラは、本当に鬱陶しいほど小憎たらしい餓鬼というイメージを持っていただければと思います、作中で鬱陶しいほどの理屈やら御託やらを並べているのは、やはり一番成長させてあげたいからだと思います。少なくともそう思わないとこの物語のテーマ全否定(ry リアルにいて嫌われそうな性格の人間はエロ単語に詳しい中学生と屁理屈いって俺頭いいと思ってるやつだと思いますワハハ。読んでいただきありがとうございました。賛辞の言葉ありがとうございます。これを糧にさらに精進できたら精進したいと思います。 ――[[ウロ]] &new{2011-09-05 (月) 00:36:39};