[[アンダーグラウンド]] -『自己を肯定しうるものは可能性ではなく、むしろ不可能性である』という言葉を思い起こしました。 たしかにそうだなあと思うのは、「もしかして」の期待と不安は、「ああダメだ」の落胆と嫌悪か、もしくは「おおイイね」のさらなる期待、どちらかの結論が出ないと、自分がどんな立場に居るのかわかりません。でした。少なくとも私は。 アンダーグラウンドというタイトルは、まだ見ぬ世界の外側と、自分の気持ちと周りの世界との折り合いがうまくいっていない「少年」の心の中という意味が含まれているのかなあ、と思いながら読みました。 幼い頃は可能性が無限大に秘められているものです。少年が「失った」ことがわかる、自分の立場を知るということは、つまり老いてしまったんだなあ、と、私自身が私に対してしみじみと思いを馳せます。 ただし、初心は忘れないようにしたいですね。 楽しませていただいてありがとうございました。長文失礼しました。 -- &epoch{1508627407,comment_date}; -返信が遅れて申し訳ございません。 とても具体的なご感想ありがとうございます。 読みにくいお話だったと思いますが最後まで読んで頂いて感謝です。 おっしゃる通りアンダーグラウンドというタイトルは、少年の地下的な思想、あるいは地下的だと思いこんでいる思想という意味合いで付けました。 まだ見ぬ世界の外側と出会うことによって、その思想はアングラではなくなっていくイメージです。 -- [[逆行]] &epoch{1509804971,comment_date};