ポケモン小説wiki
エーフィ×ブラッキー の変更点


※作者不在のため、物語の途中で更新が停止しています。 


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1 ちょっとの油断から… 
体が動かない。俺は眉間にしわを寄せた。 
俺は今、ぼろぼろの姿で 人間の前にいる。というか、倒れている。 
こうなった理由は、確か……。 



奴が俺の縄張りに入って来たから、追い出そうとしたのだ。 
奴はコイキングを出してきたから、 余裕で勝てると思った。 
そのときは。 
飛びかかろうとしたとたん、奴はコイキングを引っ込めると 代わりになんかを出してきやがった。先手必勝。そう思った俺は、一気に襲いかかった。 
ーーー『なんか』は カポエラーだった。 
カポエラーは俺がふれる前に、俺を蹴りとばした。 
かくとうタイプの攻撃は、俺には強すぎた。 
そして、今に至る。 



「よし、いいぞ!!とどめだ!!」 
「わかったカポ!!」 
いい経験値稼ぎの的にされた俺は、瞼を閉じた。 
ーーーもう、いいや。どうでも。 
そのとき。 
「まってください!!」 
そう 誰かが叫ぶと、奴の腰についていたボールの一つが輝きながら開いた。 
中からでてきたのは……。 



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2 光と影の出会い 
ボールから出てきたのは、俺とは正反対の たいようポケモン。 
種族名は、エーフィ。 
体毛はビロードのツヤがあり、スミレ色。 
尾は長く、先で二つに分かれていて。 
機敏に行動できそうな、スマートな姿。 
額についた、ルビーのような珠。 
そして…紫水晶をはめ込んだような、少し濡れた瞳。 
「待って、マスター!彼の住処に勝手に入り込んだのは私たちです!荒らしてはいけません!!」 
さっきは気づかなかったが、鈴を転がすような声をしている。 
「確かにそうだが、コイキングをギャラドスにするためにはこうしなきゃ…それに、今までもこうだったろ?」 
確かに、経験値を稼ぐ為には野生ポケモンか他のトレーナーのポケモンを殺るしかない。 
エーフィはまけじと反論した。 
「ポケモン学者のマスターは、野生のブラッキーを見たことありますか?」 
「ぐ……」 
なるほど、奴はポケモン学者なのか。本来俺やエーフィの種族は、トレーナーになついてないと進化しない。 
俺みたいに野生で見つかるのは珍しいのだ。 
グレイシア等は特定の場所でLVUPすりゃいいことだし。 
奴はどうするのだろう。 



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3 約束 
「…もどれカポエラー」 
ほっ。よかった。だが俺のケガはポケモンセンターにでも行かなきゃ回復しそうもない。奴は俺を捕まえる気でいる。ボール行きになるが、別にいい。 
なんとなくエーフィが気になるのだ。 
「モンスターボール!!」 
そう考えてる間にボールを投げられてしまった。外れそうだったので俺は痛む体で自らボールに当たりに行き、捕まえられた。 
ふと、いい計画ができた。 
ポケモンセンターで回復した後 エーフィとボール越しに会話した。 
「エーフィ、今日はどこに泊まるんだ?」 
「この町のホテルだけど。」 
「そうか。夜、俺の住処に来てくれないか?」 
「? いいよ?」 
これでいい。俺はにっこりと笑った。 



夜、俺は一足先に自分の住処の前にいた。5分もしないうちにエーフィも来た。キッチリとした性格のようだ。 
「ついてきてくれ」 
俺達は ある丘の上まで歩いていった。 



「うわぁ……」 
空を見上げたエーフィが感嘆の声をあげた。当然だ。 
そこは俺しか知らない絶景ポイント。 
空に浮かぶ星くずの数々に驚きつつも嬉しそうなエーフィ。 
そのあまりの可愛らしさに 俺はいつの間にかエーフィを押し倒していた。 



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4 星の下で 
「ひゃうっ!!」 
そう言うが早いか、エーフィは俺を弾きとばした。かなり高いところまでとばされたが、まぁ一応想定内だったためひらりと華麗に着地する。 
その動きにしばし見とれたエーフィだが、すぐ 
「ナナナッ、なんなのよ!?」 
と頬を薔薇色に染めた後、背を向けてしまった。俺の作戦少し失敗。 
だが、簡単に引き下がる俺ではない。 
「エーフィ」 
「何よ、ブラッ…」 
こちらを振り向いたエーフィのその言葉は、続かなかった。 
瞬間、俺は「くろいまなざし」と「あやしいひかり」をつかったからだ。体の模様が黄金にきらめいた。 



ーーちなみに、くろいまなざしをつかった理由は後でわかるーー 



俺は、あやしいひかりのせいで混乱状態の(ぼーっとしている)エーフィを前に、周りに誰もいないかを確認し、こいつの混乱がいつまで続くか考えていた。 



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5 甘い夜の始まり 
まぁ、考えた時間は少しだけだ。あまり長いと、混乱が解ける。 
俺はエーフィを抱えて(人間で言うところの、だが)柔らかい草の上に横になった。そのまま、エーフィの額の珠にそっと口付けた。 
瞬間、エーフィの混乱が解けたようだ。早いお目覚めだな。 
「……ひゃうっ!?」 
「何だ、もう起きたか。早いな」 
俺は少しだけ笑った。 
「俺、お前に[くろいまなざし]つかったんだ。」 
「?」 
「お前は逃げられない。俺からも、そして…この快感からも。」 
言い終わると同時に、俺はエーフィの足の間…割れ目をさすった。 
「ひゃっ!…って、相手を逃げられなくするって、精神面もなの!?嘘よ!」 
「じゃ、確かめてみる?」 
いたずらっぽく笑った後、さする手を止めた。 
「あ…」 
名残惜しそうな声が漏れた。 
「な?止めてほしくないだろ?」 
「そ、そんなことない…」 
「んじゃ、このままでおやすみ~」 
「! それは……」 
「やっぱやってほしいんじゃん。」 
「………」 
エーフィはあさっての方向を向き、首を縦に振った。 
「言わないとしてやんねー。」 
「…お願いします…」 
ニヤリと、俺は笑った。 
…今夜は楽しくなりそうだな。 


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IP:202.253.99.150 TIME:"2012-06-10 (日) 23:31:15" REFERER:"http://pokestory.rejec.net/main/index.php?cmd=edit&page=%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A3%C3%97%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC" USER_AGENT:"SoftBank/2.0/001SH/SHJ001/SN353012043858651 Browser/NetFront/3.5 Profile/MIDP-2.0 Configuration/CLDC-1.1"

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