お初の方は初めまして、[[けん]]と申します。 性的な描写 (性行為や産卵などの特殊プレイ)、その他未成年には相応しくない表現が多々あります。 理解がない方の閲覧をおすすめしません。 それらを踏まえた上でお読みください。 ~簡単にわかるキャラ紹介~ 主人 : 名前は語られず。最近の趣味は孵化厳選。 シルヴィ :世間知らずな若干気の強い女の子。 由来はジュナイパーのドイツ語名「Silvarro」から。 ロータス :いろいろと経験済みで臆病なメタモン。由来は語感でハスの英語名「Lotus」から。 それではお楽しみくださいませ。 ---- ようやく進化したね、と嬉しそうな声が耳に飛び込んでくる。 彼女の顔をしげしげ見ながら、主人の顔は嬉しそうである。 貴方の期待に答えられたかなと思うたが、生憎彼女は人間の言葉を話すことができなかった。 ぴぃと鳴くと、少々乱暴に主人の大きい手が彼女の頭を撫でる。 嬉しそうな主人の顔、彼女の目は若干潤んでいた。 嗚呼、ご主人の喜ぶ顔が見れて嬉しいとこんなに思ったのはいつ頃振りだろうと。 &size(20){ひな鳥はどこからくる?}; 男は進化したての彼女を抱きかかえながら、とある場所へと足を運ぶ。 何も知らない彼女は主人の顔を時折覗き込みながら、不安な思いを膨らませていく。 訪れていた場所は何年か前に足を運んだまま、旅路を急いで立ち寄らなかった場所だと思い出す。 小さな掘っ立て小屋の前で立ち止まると彼女をおろし、もう一匹知らないポケモンを彼女の横へと出す。 何なんだろう、と次々に訪れる初めての出来事に驚きを隠せない彼女は主人に小さく鳴いては訴える。 「大丈夫、怖くない。君は大人になるんだ。喜んでいいんだよ」 主人の手は暖かかった。 はじめてモクローだった自分を抱きしめたときと同じ感触に狼狽えながら、彼女は主人と目を合わせることができなかった。 嗚呼、どうなるんだろうと彼女は震えながら、はじめて見るポケモンを後目に溜息を吐く。 『初めまして。怖がらないで、主人も言ってるけどこれは大事なことなんだ」 そんなことわからない、と言い返すと、そのポケモンは口を閉ざしてしまった。 少々乱暴ではあったが、彼女自身も怖くて怖くてたまらなかった。 なんでいきなりこんな見ず知らずのポケモンと、と考えると恐怖心のほうが大きく勝ってしまうのだ。 「ごめんねシルヴィ、君は悪くないよ、悪いとしたら僕のほうかもしれない...」 と、語尾を濁しながら主人は彼女と見知らぬポケモンを置いて去って行ってしまった。 「夕方には戻るから、ごめんね、ごめんね」 大きな小屋の中で二人きりになってしまった彼女は途端に泣きそうになり、終いには涙をこぼしてしまう。 何もわからない状態で置き去りにされて、彼女は最悪な結末しか考えられなくなってしまったのだ。 初めて出会ってきっと見限られたんだ、私のこと嫌いなんだと肩を震わせながら泣くシルヴィ。 見知らぬポケモンはそんな泣きじゃくる彼女に寄り添うように、体を添わせた。 『ごめんなさい、でもすぐだから。捨てたわけじゃあないよ』 なぜだかそのポケモンから吐かれる言葉全てが嘘に聞こえてしまう気がして、彼女はつい睨んでしまう。 宥めようとしているとはずなのだが、今の彼女はそれどころじゃないぐらいにはひどく取り乱している。 どうしよう、と悩むポケモンは仕方なくこう言った。 『僕の名前はロータス。メタモンっていうポケモン。ご主人からシルヴィさんと仲良くしてくれってお願いされてるんだ。 ご主人も人が悪くて、それを君に告げないままこの小屋に放置してしまった。本当にごめんなさい。 でも君を見限ったわけじゃない、君のことを愛してるからこその行為なんだよ』 そんな言葉でさえも、今の彼女の気持ちを?き乱すには十分すぎる行為であって。 そんな言葉でさえも、今の彼女の気持ちを搔き乱すには十分すぎる行為であって。 『そんなことない、私はずっとご主人を愛してた、それなのに、それなのに、どうして』 『ごめんね、こうすれば許してくれるかな...』 泣きじゃくる彼女の目の前で彼の体は変わって、それはどこかで見たことのあるような体と形に。 震えていた彼女の肩が途端に収まり、呼吸も徐々に整っていく。 『君の大好きな彼にはなれないけれど』 『馬鹿にしないで頂戴、まだ貴方を信じたわけじゃない』 彼女の冷たい言葉がロータスには刺さった。 どんなにその人の好んだ姿になろうとも、その人の心の穴は埋まるわけではない。 こうして、いろんなポケモンとこのような行為を繰り返してきてもその一言は何時だって彼を傷つけた。 そして今もまた、彼女の好きであったワカシャモになって見せても彼女は怒ったままだった。 どうすればいいのだろう、とロータスは悩むしかなかった。 『シルヴィ、主人の言わなかったことを君にまだ告げていないんだ』 『いいよ言って』 『言うね。主人はね、モクローの卵が欲しいんだ。自分の妹にあげたいんだ』 『主人が卵が欲しいって、そしたらどうするの、私なんて関係がないような気がするけど』 『あのね、違うんだ。卵を作るには君が必要なんだよシルヴィ、ここまで言ってわかる?』 『どうして私が必要なの?』 盛大な溜息をもらすロータスにシルヴィは訳が分からずにいた。 卵というものは仲のいい雄と雌の間に気が付くと置かれているものだとずっと思っていたからだ。 ロータスはすべてがわかっていた。卵を作るには何が必要か、何をしなければいけないかを。 『シルヴィ、僕と交尾をしなきゃいけないんだ…」 『シルヴィ、僕と交尾をしなきゃいけないんだ…』 顔を赤らめながら、ロータスは彼女に告げた。 『えっと、交尾…交尾って何よ。難しいこと言わないで頂戴』 何もわからない、と言った顔は徐々に険しくなっていく。 やっと怒りを抑えてくれているのに、どうやって説明すればロータスは怒鳴られないで済むだろう。 『ねえシルヴィ、交尾ってのは赤ちゃんを作るためのいわば一つの儀式みたいなもんなんだ。わかるかい? 簡単に言うとえっちなことさ。赤ちゃんはベリッパーが拾ってくるものでもないし、オレンの畑で拾ってくるわけでもないんだ。 みんな、交尾をして赤ちゃんを身籠るんだよ』 どうしてこんなことを説明しなくてはならないんだとロータスは頭を抑えた。 顔を赤らめるロータスをしげしげと眺めながら、ようやく事の重大さを知ったシルヴィはぽつりと言う。 『どんなものか分からないけれど…主人のお望みだったら私…」 『すまない、本当に申し訳ない、君が嫌だったらいつだってやめてもいいから』 ロータスは切なそうに言う、その顔を見てシルヴィは興味が半分、恐ろしさが半分と気持ち悪い感情を味わっていた。 己の身に何が起こるかもわからない状況に追い詰めているのは自分なんだと思うと、ロータスは犯罪を犯している気分になるのだ。 純潔を奪って失ってしまう時の絶望感をなるべく彼女に味わわせたくないと強く思うが故の罪悪感だった。 * 『まずは君を良くしないと、シルヴィ仰向けになるんだ』 ワカシャモの姿はどうも慣れないとロータスは一人愚痴を零しそうになりながら、シルヴィを寝かせる。 時々香る雌特有の匂いがロータスの中の欲を?き乱しては収まらなかった。 彼女は何も知らないんだと言い聞かせながら、ゆっくりと体を彼女と重ねていく。 ふと重なり合った瞬間、彼女の目が大きく見開かれてロータスは驚いた。 『や、やっぱり慣れない、ロータス、本当にこれで主人は喜んでくれるのかしら』 『本当だよ、間違ってないから』 慣れない手つきで彼女の嘴と合わせながら、ロータスは不器用に舌を入れていった。 彼女の初めてのキスを奪ってしまうとは思わず、それも深い深いキスで彼女の体の自由を奪っていく興奮すら覚える。 時々当たる舌と舌が生暖かく、漏れる吐息がまるで炎タイプのように暖かった。 えっちだ、と言葉をこぼしそうになるロータスの目の前には、何が起きたかもわからず放蕩とした思考で放心状態になっているシルヴィがしっかりと映っている。 キスだけで蕩けきった二人はこれ以上に何をしようと思ったのかもしれない、シルヴィはくすぐったそうに体を捩じらせた。 仰向けになった彼女がより艶めかしく映って、ロータスの中の雄は溢れそうになるのを必死に抑えた。 『(なんでこんなにイヤらしいんだ)』 今まで相手をしてきた雌の中では極上の味をしていた彼女、絶対に己のものにしたかったロータス。 しかし自分はメタモンというポケモンで、彼女と恋をすることなんてできやしないのはずっとわかっていた。 今回もその覚悟の上で主人の頼みを受け入れて、こうして彼女との行為を満喫している。 『(シルヴィ、今まで見てきたメスの中でバツグンにいいよ。食べてしまいたい)』 これが初めてとは到底思えない、とロータスはその言葉を奥歯で噛み締めることとなった。 『もっと君を良くしてあげる。僕が君を抱いてあげよう』 ロータスは彼女の足を優しく開かせると、途端に彼女は己の顔を隠すようにフードの紐を引っ張る。 ダメと言わんばかりに羽で押さえつける姿に少々落胆しつつも、ロータスは少々強引に彼女の風切り羽を抑える。 そして優しく彼女のフードを引っ張っては緩める。 『強引でごめん、大丈夫、怖くない。僕に任せて』 『ロータス、本当にこれで主人は喜んでくれるの? 貴方がやってくれている事は間違っていることではなくて?』 『違くない。信じてくれ、愛するご主人が望んだことなんだよ』 半分ぐらいは僕が君を好きになってしまった故の行為なんだよとは彼は言えない。 隠していた顔は紅潮としていて、ずっと恥ずかしさを隠していたシルヴィ。 そんな彼女をこれから、と考えると彼の心はますます痛めるしかなかった。 ごめんね、と胸の内に呟きながら優しく彼女の股座に顔を近づけていく。 『優しく、解すね」 そう一言置いて、ロータスはシルヴィの彼女を優しく撫で始める。 甲高い声若干漏れたかと思うと、彼女がくすぐったさに悶える様子がしっかり彼の目に焼き付いていった。 初めて味わう気持ちよさに戸惑いを覚えながら、少々怯えた目をしている。 ほぐす、といえど彼女の大事な秘所だ。まだ弄ったこともないような場所を彼は舐っている。 嘴の隙間から洩れる彼女の声を殺した吐息が妙に艶めかしくて、彼の雄を刺激するのには十分なものであった。 『本当に初めてなのかい、もうこんなにびしょびしょに濡らして』 『ろ、ロータス、とても心地がいいの。気持ちがよくて、初めてこんなに嬉しい気持ちになったの』 煽るのがうまいなと舌を噛みそうになりながら、彼女への愛撫を続けていく。 ふるふると肩を動かす彼女の限界が近いこともわかっていて、さらに刺激を強めるロータス。 吐息に艶のかかった声も乗り始め、いっそうロータスの興奮も呼び起こしたことであろう。 えろすぎる、と思った時には目の前で盛大に液を噴いていた彼女がいた。 胸を上下させ、息を荒げる彼女を見ながら欲求を抑える彼は、ぴぃぴぃと喘ぐ彼女の肩を抱きしめた。 先ほどよりも常軌を逸した雌の匂いに頭がくらくらになりそうなほど、シルヴィは放蕩とする。 『気持ちいいわロータス』 『ありがとうシルヴィ、怖かったろう』 『全然、貴方優しいのね。先ほどは怒ってしまって御免なさい』 何も知らない彼女に教え込んでいくロータスの行為は果たして罪なのか、それとも主人のためであるのか。 そんな冷静なことを考える脳ももうなくて、今はただ彼女を自分のものにしたいという欲求だけがロータスを支配する。 『いい、今度はもっと気持ちよくしてあげる。シルヴィ、愛してる』 これが最後の言葉になるのかもしれない、たった半日だけの恋。 理想の彼女の思う人の姿になれたとしても、所詮は僕はただのかりそめの姿で僕はメタモン。 そんなことを思うと、一層今の思いを彼女に吐き出していたいんだと強く思う。 『私もよロータス。主人を喜ばせてあげましょう』 嗚呼、煽ってくれるなよ。 小さく耳元でささやくと彼は彼女の上へと覆いかぶさるように乗っかると彼女の濡れた秘所へ宛がった。 痛くないようにするよ、大丈夫だから。 心配させないように、少しでも僕に心を開いてもらえるように彼はゆっくりと彼女の中へ己を沈めていく。 * かなりの時間が経ったであろう。 狭かった彼女の中でどくどくと脈打つそれは彼女の中で硬さを増していった。 痛いと声を漏らしていた彼女も今ではこの通り放蕩としている。 まだ腰を振るのには早すぎると感じた彼は彼女の顔を滴る汗を舐める。 『無理はしてはいけないよ。痛かったら言って』 とロータスは囁くと、 『大丈夫、貴方のが奥まで来てる』 『大丈夫そうかい』 僕は彼女がこくりと頷くのを横目で見ると同時に、腰を動かした。 身体と身体がぶつかり合う度に彼女が喘ぎ、僕は彼女の締まる肉壁に声を漏らす。 小屋の中で響く水の音、掠れる嬌声、木々の軋む音が聞こえなくなるぐらいに彼女に夢中になるロータス。 奥にこつんと当たる度に彼女はいい声で鳴いて、それと同時にきゅんと締まる肉壁。 『ここ、ここがイイのかい』 『や、やめて、今の声は聴かなかったことにして』 シルヴィはやっぱり雌なんだ、と再確認したと同時にこんな子に仕立て上げてしまったことにやはり後悔する。 汚らしい水の音はだんだん強くなって、それと同時に彼女の声はもっと淫らに、貶めていくように。 気持ちよさが限界を増すロータスとシルヴィ、お互いの興奮はもっともっと高みに行ってしまって。 『ロータス、私コワイ、これ以上気持ちよくなっちゃうのが怖いよ』 『怖くないから、お互いに良くなろう、大丈夫だから』 気持ちよさが天辺まで届いた瞬間、彼女はたくさんの気持ちよさを体で受け止めた。 気持ちよくて、気持ちよくて、今まで味わったことのない愛を一辺に受けてしまった時の顔であった。 ロータスの腰が抜けてしまいそうになるぐらい、シルヴィの奥に精液を流し込んでいく。 『言ったろ、怖くないって』 一度味わってしまえば。 大量に流れる精液に彼女の体は受け入れられることはなく、秘所からこぼれる精液の方が多かった。 それでもロータスは腰を振ることをやめなかった。いや、やめられなかった。 彼女がやめて、と言ってもロータスはやめられなかっただろう。 本能で彼女を抱いてしまい、もはや彼女の子宮の中でさえもロータスの精液で満たされていく。 ふるふると身体を振って、溜息を吐いたころにはシルヴィの下半身は精液で塗れていた。 ずっと欲求を我慢していたわけではないだろう、彼女を思う気持ちがここまでしたのだったらそれはすごいことなのだが。 閉じた目を開ける彼女を眺めながら、急に罪悪感に襲われるロータス。 こんなことをして彼女が平然としているわけはないと思ったからだ。 『ごめんなさい、ごめんなさい』 許してもらえるとは思わなかった。 許してくれなくてもよかった。 大好きだった彼女に思いを伝えられれば、それでよかった。 ロータスの思いは、結局彼女に通じることはなかったのかもしれない。 * 『ふう、ふう』 彼女はお腹の圧迫感を感じながら、小さく蹲っていた。 あの行為から数時間経った時のこと、もう日は傾いていたであろう。 もう少しで主人は戻るだろうとロータスが言った直後に、彼女は途端に痛みを覚えたのだ。 やだ、誰にも見られたくない、と彼女は強く願ったのは束の間、限界はもうそこまで来ている。 『シルヴィ、大丈夫。主人の顔を浮かべて』 そんなことを言われても、と言い返したかったが、彼女にそんな考える気力なんてものはもうなかった。 ますます辛くなる痛さに涙をぼろぼろと零しながら、ゆっくりと足を広げる。 卵を作れ、と言われて半日以上が経った小屋の中でシルヴィは泣くことしかできない。 呼吸を整えながら、産道を通る感覚を噛みしめて、そして秘所が大きく広がる感覚に目を見開いた。 『み、見ないでよ』 彼女の声もむなしく、産み落とされていく卵は一個や二個、もう我慢ができずにびくびくと震える。 どうしてこんな目に合わなきゃいけないのかと思えば、先ほどまでの行為で放蕩としていた自分が恨めしく思う。 卵を産み落とし、我慢できずに粗相をしてしまった自分が何よりも嫌だったろう。 『よくできました、シルヴィはもう大人の雌だよ。頑張ったね、シルヴィは偉い子だ』 嗚咽が漏れた彼女を優しく抱きしめながら、ロータスはたくさん撫で宥めた。 主人のためとは言え、初めての子にこんなことをさせるのは聊かどうなのかと問いたくなる。 初めてのお産は彼女にとってどれだけ大変だったであろうか、男のロータスでもそれは痛いほどにわかった。 『ごめんね』 シルヴィは僕の事、嫌いだよなとふと思いながら、目を閉じてしまいそうな彼女を後目に溜息を漏らすことしかできなかった。 * 「ありがとうロータス、シルヴィもお疲れ様」 夜になってから小屋に戻ってきた主人は優しくシルヴィを抱きかかえた。 いくつもある卵を眺めながら、主人は満足そうな顔をする。 嫌がることもなかったのかと不思議そうに男は思ったであろうが、そこには彼の努力があったことは知る由もないだろう。 どれだけ彼女がこの男を信じていたか、そして彼女はどれだけ主人のために頑張ったか。 そんなことは人間の男にはほんの些細なことであり、別段特別なことでもなかったはずである。 ただ、この二匹にとっては大事な日であった。 『シルヴィ、お別れだよ。ありがとう』 『ねえロータス、貴方のこと嫌いじゃない。でも好きでもない』 『そうだよね、あんなに君に酷いことをしたんだもの』 『そうじゃない。ロータス、貴方を愛してる』 その一言に、彼がどれだけ救われたことか。 今まで色んな雌を抱いてきて、そんなことを言われたのは初めてであったから。 謝ることしかできない彼に彼女は最後、笑顔で愛してると言った。 『ありがとう、シルヴィ。僕もだよ』 彼女はどれだけその言葉の意味を理解しているだろう。 それに、その言葉はもっと違う相手に向けるべきだと思うんだ。 そんな風に言いたかったロータスはまた、パソコンのボックスへと戻っていくことになる。 シルヴィは彼がどうなったか知らぬまま、卵を抱きかかえて主人に手渡していく。 その卵が後々どうなるかも分からぬまま、シルヴィは笑顔で主人に擦り寄った。 幾年か経って、またモクローの子供が生まれて。 私のお父さん、誰か教えてって私に聞いて。 お父さんはね、とても優しいベリッパーな子よと言う。 そうなんだ、でも不思議な話だねと子供は言う。 いいの。貴方のお父さんはとっても素敵な人だからと答える。 ママと呼ばれたジュナイパーは生まれたばかりのモクローを抱きかかえたまま、頬を涙で濡らした。 ---- 元旦の投稿がかなり豪が深いものになってしまい、申し訳ない次第です。 数時間で書き上げたためか、少々荒いかもしれません。 また暇潰す程度に見ていただければ幸いです。 感想や誤字脱字等はまたコメント欄にお願いいたします。 ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。 #pcomment(ひな鳥コメントログ,10,below)