ポケモン小説wiki
こたつの中は温かい の変更点


RIGHT:&color(Red){※この作品には官能シーンが含まれています。};
LEFT:&size(30){こたつの中は温かい};
RIGHT:witten by [[ウルラ]]
----




「ちょっとユタ。狭いんだからこっちまで後ろ足伸ばしてこないでよ」
「いいじゃんちょっとくらい。僕は姉さんと違って、足だけ入れられる体型じゃないんだから」

 とある町の、とあるマンションの一室で言い合う声が聞こえる。一つは艶のある雌の声。もう一つはあどけなさの残る、丁度声変わりしたてのような少年のような声。さほど声を荒げていないため本気で喧嘩をしているわけではないが、姉さんと呼ばれたコジョンドは、少しばかり不満そうな表情を浮かべていた。その視線の先には、後ろ足から半身まで炬燵の中へと入って温かそうな表情をしている、少し小柄なレパルダス。そこまで大きな炬燵ではないせいか、どうやら炬燵の毛布のなかでは、コジョンドの足とレパルダスの後ろ足が当たってしまっているようだった。そのことで、彼と少しばかり言い合ったようである。しかし彼女の方も炬燵の中で暖まって気が解されているのか、それ以上は何も言おうとはしなかった。

 マンションの一室であるこの部屋の中で、二匹は寒くなってきていたために仕舞い込んでいた炬燵を出したのだが、レパルダスがつい最近チョロネコから進化したため、もうこの大きさでは限界が来ているのかもしれない。そうコジョンドはぼーっとしつつも考えていた。時計の秒針が妙に静かな部屋に響き渡るのを聞きつつ、レパルダスは段々と退屈さを感じてきたのか炬燵に入れている足をずらしたり、炬燵の中で若干体勢を変えたりし始める。コジョンドも特にそれを気にしてはいないようで、炬燵の上に顎を乗せる形で体から力を抜いて瞼を閉じてそろそろ夢の中へ落ちようかというところだった。

(ん……これ、姉さんの足かな……?)

 もう少し暖まれないかとレパルダスが炬燵の中へと更に入ると、後ろ足に何やら布団とは違う感触が当たる。すぐにそれがコジョンドの膝だと分かると、彼は後ろ足を引っ込めた。それに気づく様子もなく、うとうとしていた様子から既に寝入りに入っている彼女の姿を見て、レパルダスはほっと胸を撫でおろす。彼は何となく彼女の膝の感触を思い返す。ほんの一瞬ではあったものの、短毛でありながらふさふさとしたボリュームのある心地よさ。自分自身とは違う感触の短毛であっただけに、その違いに興味をそそられていた。

(寝てる……よね)

 コジョンドの瞼はしっかりと閉じられていて、呼吸も深くなってきていた。これなら大丈夫だろうとレパルダスは再び後ろ足をそろそろと伸ばした。足の裏に伝わる、彼女の毛の質感。一本一本が絹糸のようにさらさらとしていて、それでいてその中には格闘タイプの技を繰り出すための強かな筋肉の質感がはっきりとある。普段から彼女は毛の手入れを欠かさずにしていたからか、本当にその感触はレパルダスにとって心地のいいものだった。
 膝からふとももへ後ろ足を更に進め、その毛の質感を楽しむ。すりすりとするだけでも心地がいいものではあるが、普段はこんなことを面と向かって出来ない。本当の姉ではない分、彼はコジョンドに対して多少の遠慮を感じていたし、今までも姉弟として暮らしてきてはいるものの、その間には以前として距離感があった。ましてやレパルダスに進化した彼が、彼女に対して甘えるなんてことは彼自身、想像しても顔から火が出るほどのことだった。今は彼女が眠りに落ちているだけあって、少しだけ甘えることは出来るが。

(ん? なんだろ……)

 コジョンドの太ももの辺りに後ろ足を滑らせて心地よくなっていたレパルダスは、先ほどまでとは違う不思議な感触のする部分に当たって違和感をもつ。炬燵の中に後ろ足を入れて、感触だけを頼りに触っていたために大雑把な部分しか分からないため、この感触が一体なんなのかを彼が知る術はなく。ただ、太ももの逞しい筋肉の質感とは打って変わって、軽い弾力のあるやわらかい部分に触れていることしか、彼には分からなかった。その感触が気になる彼は、更にその場所で後ろ足を滑らせてみた。すると、その表面の柔らかな部分が足を包み込むようにして形を変えた。

「んぅっ……」

 その瞬間、コジョンドの口から艶めかしい声が漏れ、レパルダスはまた咄嗟に後ろ足を引く。普段の彼女の声からは想像もできないほどの高くくぐもった声に、彼は戸惑いを隠せなかった。脇の下を足先でくすぐった時ですら、こんな声は聞いたことが無い彼は、なぜ彼女がこんな声を出したのか分からなかった。頭の中で色々考えてみても答えが出ずに、逆に混乱していく。彼は心配になって彼女の顔を眺めるが、そこには先ほどまでの安らかに寝入っているコジョンドの表情があるだけ。起きていないことに息を吐いて落ち着きを取り戻しつつも、炬燵に入っているからなのか、それとも体温が上がってしまっているからなのか分からない体の火照りに収まれと念じる。
 ひと段落してからも、彼女が何故あんな声を出したのかが気になった仕方がない彼は、体を丸めるようにして、頭を炬燵の布団の中へと入れた。自分の後ろ足が今当たっているのは彼女の太ももの部分ではあったものの、それは彼が驚いて足を引っ込めた後の位置。太ももからどうやって滑らせていったのか、頭の中で反芻するように再び後ろ足を同じように滑らせた。今度は頭が布団の中に入っているので、当たった場所が一体どこなのか分かる。再び弾力がある柔らかい部分に後ろ足が触れたとき、レパルダスは自分が彼女のどこに足を当ててしまったのかを知って驚愕した。
 その場所は雌にとっても雄にとっても、許したものにしか触らせたくないようなものがある場所。その局所の表面を、彼は足で摩ってしまったのだった。
 幸い、彼女は眠っていたから何もお咎めなしで今こうやって彼は真相を確かめることが出来たものの、もし彼女が起きていたら何を言われるのか分かったものではない。胸の裏を叩くように心臓が何度も早い脈を送っているのを抑えようとしても、それはなかなか収まらなかった。だというのに、今の彼の興味は、その触れたところへ向かっていた。

 まだ残るあどけなさからの好奇心なのか。それとも、雌の局所を目の前にして高鳴る雄の本能なのか。
 レパルダスは体の向きを変えて炬燵の中に頭から潜り込む形で入っていく。当然彼の目の前に見えるのは、彼女の逞しい両足の太ももの股ぐらの先にあるものだった。いよいよ自分がしていることに背徳感を持ち始めたのか、彼女の足元で彼はごくりと固唾をのむ。この光景から炬燵だけを取っ払えば、どれだけそれが滑稽に見えることだろうか。
 レパルダスはまず手始めにそっと前足を彼女の太ももに置いた。先ほどまで後ろ足でしか触れていない分、前足で彼女の太ももに触れるのは新鮮味を感じたらしく、しばらくその手を滑らせていた。それでも彼女が起きる気配がないのを確認した彼は、前足をそのまま股ぐらの奥へと持っていく。触れたのは先ほどよりも鮮明に感じる彼女の局所。その柔らかさと、何とも言えない高揚感が彼の鼓動を速めている。さらにゆっくりとその手で局所を摩るように動かしてみる。後ろ足で少しだけ押して滑らせたように。
 しかし今度は特に何も反応がなかった。おかしいなとレパルダスは思いながらも再びそこを軽く摩ってはみるものの、やはり彼女からの反応は何もない。起きたのかもしれないと彼は不安に思ったものの、もしそうだとしたら黙っていないで咄嗟に炬燵の中を確認したり飛び退いたりはするはずだろうと、自身を冷静にさせようとするも、気になって落ち着かない。少し待ってみても特に何も言ってもこないし、炬燵の中を確認してくる気配もない。呼吸も深いだろうしまだ寝ているだろうと、彼は再び彼女の局所へと前足を伸ばしたその時だった。

「はぁんっ……!」

 いきなり張り上げたような声が、炬燵の一枚板を通して彼の耳に伝わってくる。驚きすぎて前足を引っ込めることもどうすることもできず、前足を見てみると前足の指先が彼女の局所へと入り込んでいた。指を包み込むような湿っぽく、柔らかい肉壁の感触。妙な感覚でありながらも、どこかひきこまれてしまいそうな感覚に、正常な判断が働かなくなっていく。これ以上やればいくらなんでも彼女が目を覚ますことは、容易に考えられたはずであるのにも関わらず、彼はその指先を、さらに奥へ奥へとゆっくり突き入れていく。

(なんだか、凄い柔らかくて、吸いついてるようで……不思議な感じだ)

 奥へ行けばいくほどに取り返しのつかないことになるという事など考えられなくなっている彼は、その指を中で動かしてみることにした。当然、それは寝入っているコジョンドにとっては強い目覚ましになった。

「んっ! ああっ! ちょっとユタ! 何を……んぁっ!」

 彼女の艶めかしい声の中に、彼の名が叫ばれた途端、彼ははっと指を咄嗟に抜いた。気づけば、すぐ先に炬燵の布団をめくって彼のしている事を細めで見ている彼女がいた。その目には薄らと溜まった涙があった。レパルダスは何を言っていいかすら分からなくなって、固まってしまう。コジョンドの方も何を言ったらいいか分からなくなっているのか、お互いに沈黙を保っていた。時計の音と、彼女の荒い息が聞こえる部屋の中は、耳鳴りがしそうなほどの静寂さだった。


「何をしてたの……」

 呼吸が落ち着いてきた彼女は、レパルダスを睨むでもなく、憐れむような目でもない、何とも言えない戸惑いだけが含まれる目で、そうレパルダスに訴えかけていた。しかし、彼は何も答えない。ただ目が泳いでそわそわとするだけで、何も答えようとはしない。彼女も、答えを急かすつもりもなかった。しかしいつまでたっても答えないことには埒があかない。
 ふと彼のある何かを見つけたのか、彼女はレパルダスを炬燵の中でいきなりひっくり返した。ほんの一瞬の出来事で、何をされたかも分からないまま仰向けにされたレパルダスは、あることに気づいた。自身の股間からあるものがそそり立っていることに。

「答えないんなら私がされたこと、そのまま返すだけよ」
「えっ、えっ?」

 コジョンドはそう言い放つと炬燵の中へ頭を入れ、そのままレパルダスのモノへと手を伸ばす。初めて触った雄のモノの感触に、彼女は内心驚いていた。普段小さくなって全く気付かないほどに縮んでいるのに、今手にしているものは酷く硬くなっていた。あれが一体どうしてこうなったのか、彼女には疑問だったのだ。その硬くなって完全に上を向いているモノを手でなぞるようにして滑らせてみる。硬いように感じていたこれは、軽く弾力も持っていて、まるで格闘タイプの様。彼女ももう、あまり正常に物事を考えられなくなっているのかもしれない。雄の一物を目の前にして、何やら本能にでも強く働きかけてしまったのか、姉弟でありながら今している行為に、何の疑問すらも思い浮かばなくなっている。
 なぞるだけでは飽き足らず、彼女は彼のモノを握ってそれをゆっくりと摩り始めた。レパルダスは今まで彼女の局所を弄っていた立場から一気に逆転され、今度は自分のモノを姉であるコジョンドに弄られていることに羞恥心を感じつつも、なぜかその手を跳ね除けられない。

「んぅっ……ふぁあっ」

 彼女が漏らしていたような艶めかしい喘ぎ声を、今度は彼が漏らしていた。
 彼のモノを片手でしごいていると、その先端から何やら透明な液体が漏れだしてくる。彼女はそれが気になって、もう片方の手でそれをすくってみる。途端に、ねちゃっとした粘性の高い感触が指にまとわりついて、指と指の間に透明で細い橋が架かった。その液体は彼のモノを扱けば扱くほどに溢れるように先端から出てくる。何となくその光景が珍しく、思わずそれに顔を近づけて見ていた彼女は、ふとその液体はどんな味がするのか気になってしまう。さすがに弟とはいえ異性のモノを口にくわえることは最初抵抗を感じたが、それ以上に彼の"モノ"に対する好奇心の方が勝っていた。そっと口を開けて、モノを口で覆う。そしてそのまま、唇を閉じた。

「んあぁあ……」

 生暖かく湿った口の中に閉じられてしまったモノから伝わってくる不思議な心地よさに、彼は思わずため息とも喘ぎ声とも取れない奇妙な声をあげる。その様子に彼女は内心笑みを浮かべながらも、目をとろんとさせて弟のモノに一心不乱にしゃぶりついていた。モノの先端から出ていた透明な液体は、口に入れた瞬間にその苦さが彼女に伝わっては来たものの、舌先でモノをなぞりつつ唇で全体を扱いていくだけで、レパルダスの口から普段は聞いたこともない声が漏れてくるのが面白く感じて止められない。そしてモノを咥えているだけでもすぐ近くからにおってくる雄のにおいを感じて、最近までチョロネコだった彼が成長したことを彼女は感じていた。……普通はこういうことで感じるべきことではないはずではあるが。
 声を出さないようにすればするほどに、下半身からくる甘い刺激に口元を綻ばせられ、彼女にとって甘美な響きの声をレパルダスは漏らしてしまう。彼女の何かのスイッチを入れてしまったことを彼自身後悔しながらも、なぜか今この時を楽しんでいる自分もいる。何故自身が彼女の禁断の場所へと足を踏み入れてしまったのかさえも考えることが出来ないほどに、彼の頭の中は快楽に流されていた。

「ふぁぁっ……何か……出てくる」

 レパルダスは自分のモノから何かがせりあがってくるのを感じ始めていた。今まで感じたことのない快楽の波が迫ってきているような。それを恐ろしく感じながらも期待をしているような、整理することのできない不思議な感覚を覚えながら彼はコジョンドにそれを訴える。彼女はそれを聞いているのかいないのか、未だに彼のモノを咥えて離そうとはしない。それどころか、更に舌の動きや口の上下をだんだんと速めていく。何かを期待しているかのような目が、彼を捉えていた。彼は全身の神経がピリピリとするような刺激を感じると、ついにモノにせりあがってせき止められていたものが解放された。

「ああああっ……!」

 先ほどまで上げていた声とは比較にならないほど大きな声を張り上げて、レパルダスは絶頂を迎えた。体全体を強張らせ、足を伸ばしきってふるふると小刻みに震えながら、コジョンドの口内へと滾りを放つ。口の中に含んでいるのにも関わらず水が叩きつけられているような音が聞こえるところから、相当な量と勢いで彼女の口内へ放たれているらしい。口に含み切れない量だったのか、彼女は喉を鳴らしてそれを喉の奥へと片付けていく。
 やがて収まったのか、レパルダスは脱力してしまう。コジョンドの方も一旦口をモノから離して彼の方を見つつも息を整えていた。そして口元を手の甲についている長い毛で拭ってから、息が上がっている彼に言った。

「これでおあいこよ、ユタ」

 勝ち誇ったかのように言い放たれた言葉を聞いて、レパルダスは返す言葉もなかった。




 炬燵の中から顔だけ出して、肩で息をしつつ目を閉じているレパルダスを余所に、コジョンドは暑くなってしまったのか炬燵から出る。彼女も興奮して、相当体が火照っていたのだろうか、暑そうに手で額の汗を拭う。手を見て、そして先ほどの行為で手についた白く固まってしまっているものを見て、少しだけ顔をしかめた。さすがにその時は興奮していたから気づかなかったとはいえ、普段から毛の手入れを念入りにしている彼女からすれば今の状態のままなのは気持ち悪いことこの上ないのだろう。
 ふとレパルダスの激しい吐息もだんだんと聞こえなくなってきて、落ち着いた呼吸になってきているのが耳に入ったコジョンドは、キッチンの方へと足を運んで行って、そのまま洗濯機の横にある風呂場へと足を踏み入れていった。中にある給湯器のスイッチを入れて動き始めたのを確認するや否や、再び居間に戻ってきてレパルダスの顔を覗き込むようにしゃがんだ。

「ほら。そのままだと汚いから、シャワー浴びるわよ」
「……う……うん……」

 手からぶら下がっている房のようなものでぺちぺちとレパルダスの顔を軽く叩くと、彼は慌てたようにこたつの中で仰向けになっていた体を器用に反転させる。やがて這い出るようにして姿勢を低く保ったままこたつの外へと出てくると、コジョンドの顔色を伺う。怒っていないだろうか、彼女は今怒っているのだろうか、いったい何を考えているのだろうか。そんなふうに思って彼女の顔を見たものの、いつもの表情と何ら変わりない。いろんな物事に対してサバサバとした、毅然とした面持ちであるいつもの姉。彼は余計に心の中で困惑を抱いたまま、コジョンドの後ろへついて風呂場へと向かった。




 普段からレパルダスは、コジョンドと共に風呂に入ることが多い。雄と雌が同じ風呂場に入るというのも違和感を感じるかもしれないが、そもそも服を着ていないポケモンにとってはあまり関係のない話。とはいえ、毛が長く普段なかなか見えていないものが水に濡れることで見えてしまったりするような種族のポケモンは、恥ずかしがって異性とは一緒に入らないということもある。しかし昔から姉弟で一緒にいた二匹にとっては特に問題もなく、逆にレパルダスの場合、洗いにくい背中を洗ってもらうことが多い。特に一緒に入ること自体は恥ずかしいことではない、はずだった。
 レパルダスは先ほどからコジョンドが体を洗っているのを視線からなるべく遠ざけようにしながらもちらちらと視線に入れようとする。あまりにも矛盾しているその行動に、コジョンドは少しばかり気に障りながらも、特に何も言わず体を泡立てて洗い始める。レパルダスがそわそわとしているのは紛れもなく先ほどの行為の後だからということが一番大きい。
 いつものように甘い香りのする石鹸を泡立てている様子も、体中の毛を逆立たせて念入りに洗っている様子も、今のレパルダスにはとてもではないが直視などできなかったのだ。それは雌としての姉を知ってしまったことだけではなく、先ほどの行為のせいで後ろめたいという気持ちも彼にはあった。そして、あれ以降こたつの中で彼女の局所をいじっていたことに関して全く言及されないことが、逆に彼にとっては怖いことだった。自分から聞こうと思っても、どうにも喉から出かかって、そこで止まってしまう。

「ほらユタ。背中洗うからもうちょっとこっちに」

 後ろめたさからか、レパルダスは無意識のうちにコジョンドから離れてしまっていて、彼女に手招きをされてしまう。行こうか否か悩んで固まっているうちに、ため息をついて彼女の方が先に動いた。彼の前足を手に取り、すっと自分の方へと軽く引き寄せた彼女はそのまま無言で彼に手で指示をする。今までもそうやってレパルダスは彼女に届かない背中を洗ってもらっていたために、それがどういう意味なのか彼には分かっていた。
 ただ彼にとっては今の状況下ではどうしても気まずいものがある。いつもは喜んで背中を差し出していたのだが、今回ばかりは渋々といったように背中を向けるほかなかった。そのことを察してくれてはいるのだろうか、彼女は何も言わずにいつものように彼の背中を手で洗い始めた。手で洗うのもこの姉弟にとってはいつものことではある。それがまた彼の気まずさをより一層強くしてしまってはいるのだが……。

「ユタの背中、本当に大きくなったね……」

 ふと背中に置かれていた手を止め、彼女はぽつりそう呟いた。そのまますすっ、と背中の上で手を滑らせる。レパルダスはその手の感触が妙にこそばゆく感じて少しだけ身を捩ってしまうが、彼女はその動きを繰り返したまま話を続けた。

「チョロネコの頃は可愛かったけど、今じゃここまで雄らしくなったもんね……」

 背骨をなぞる様にして手を滑らせ、もう片方の手で喉元を撫で上げる。レパルダスは彼女の手を嫌がるそぶりは見せてはいるものの、何故だかその手を無理矢理に退けようとはしない。それは先ほど彼女に対してしたことの罪悪感からなのか、それとも彼女の行動に対して何らかの期待をしているからなのか。その先の行動に期待と不安を持ちながらも、レパルダスは固唾を飲んだ。そうしているうちに彼女の左手は彼の前足に重ねられ、彼女の右手は彼の後ろ脚に向かっていく。彼は背で感じられるほど興奮している彼女の鼻息と、自身の心臓の鼓動を聞きながら、ただその行為を受け入れていた。

「んっ……」

 後ろ脚をなぞっていた彼女の手がいつの間にか股下の“袋”に触れる。不意に来た刺激に声を上げるが、彼女はそれを聞いてさらにその袋を優しく掴んで弄り始めた。軽く揺すってみては揉んだり、引っ張ってみたりと、まるでおもちゃで遊んでいるかのように。触れてはいないはずなのに、段々と彼のモノは大きくそそり立っていく。ある程度大きくなってきたところで、彼女はレパルダスをそっと横に押し倒して仰向けにさせる。彼は自分でも分からないほどに軽く、何の抵抗もなく倒されてしまったことに内心驚きながらも、その状況を受け入れている。どうして受け入れてしまっているのだろうと考えているうちに、彼女は彼のそそり立った雄の象徴を両手で包み込むように挟み、上下にゆっくりとしごき始めた。

「ふっ……はぁっ……」

 炬燵の中でされた時と違い、ゆっくりとした速度で不規則に手を上下して愛撫する彼女。その刺激と興奮にレパルダスは息を時折強く吐く。短く滑らかな毛で覆われた彼女の手が、彼のモノを両手で強く握りこんだかと思うと、そのまま上になぞる様にして手を移動させながら握る力を弱めていく。その動きに少しずつ力加減を変えながら、彼女の手淫は続いた。レパルダスは段々と思考力を失っていく。何も考えられない、抵抗することも考えることが出来ない。ただ彼女から与えられるその刺激に目を蕩けさせ、身を任せ、されるがままになっていた。

「あのさ……ユタは好きな人とかはいるの?」

 そう彼女は言うと手を止め、レパルダスの顔に彼女自身の顔を近づける。目を蕩けさせたままの彼ではあったが、刺激がこなくなったことで段々と思考力を取り戻したのか、荒い息を整えつつも色々と考えこむように視線の先を少しだけ上に向けていた。その問いの答えをコジョンドはじっと待っていた。答えを待つ時間が、彼女にとっては長く感じられた。そして、彼は、レパルダスは首を遠慮がちに左右へと振った。
 その瞬間、何かが弾けたかのようにコジョンドはレパルダスの上へと覆いかぶさる。コジョンドとレパルダスは顔を見合わせてしばらく見つめあったままの後、彼女は顔を彼に近づけた。ほんの少しだけ空いていた口元に向けて、コジョンドはそっと唇を重ねた。

「んっ……」

 突然口の中に舌を差し込まれたレパルダスは体を強張らせるが、コジョンドは彼の背にそっと腕を回して軽く抱擁をする。そのおかげか、彼の体の強張りはすっと抜けていく。それと同時に彼女の舌を拒んでいた彼の舌は抵抗をやめ、彼女の舌を受け入れた。嬉々として彼女は舌で彼の口内を蹂躙し始める。犬歯をなぞり、舌下を滑らせ、さらに舌同士を絡めていく。粘着質な音が浴室ということもあり、妙な反響をして響き渡る。体についた水滴はとっくに冷めてはいるが、二匹の体は火照り切っていた。

「ちゅる……くちゅ……」

 右手はレパルダスの背に、口元は舌をあわせ、左手は彼女自身の濡れそぼった局所へと向かう。いつの間にか彼もまたコジョンドの舌に合わせて自らの舌を絡め、彼女の口から注がれてくる唾液を喉に通し、両前足を彼女の胸元へと伸ばした。彼女は耐えきれなくなったのか自身の局所へと指を入れ、抜き差しをしたり表面を擦ったりして自らを慰める。彼はコジョンドの胸元を探り、毛をかき分けていく。やがて少しの膨らみと突起を見つけ、前足の肉球でその感触を確かめるように少し押したり、膨らみに沿うように円状にゆっくりと。

「ぁ……んっ……はぁっ」

 刺激し続けている彼女の局所から透明な液体がとろりと、彼の腹の上に掛かっていく。いつの間にか濃厚なキスは終わりを迎え、彼は彼女の胸を愛撫することに、彼女は自らを刺激することに、それぞれ没頭し続けていた。ふと彼女は自慰を止め、仰向けになっている彼の上で跨っていた位置を少しだけ後ろへと持ってくる。彼女が動いたことでレパルダスが彼女にしていた愛撫も中断せざるをえなくなり、彼は彼女の顔を見る。その表情はひどく恍惚としていて、次に彼女が何をしてくれるのかという期待の眼差しを向けていた。

「いくよ……ユタ」
「え……姉さん?」

 彼女はそう言って彼のモノを自らの局所に宛がう。彼はハッとして慌てたように問いかけるが、意にも介さずゆっくりと彼女は腰を下ろしていく。彼のモノが彼女の&ruby(なか){膣};へと飲み込まれていくにつれて、彼女の表情は険しくなる。先ほどまで彼をリードするかのように行為を続けていたが、彼女はあくまでいかがわしい本や雑誌などで得た知識で動いていただけに過ぎないもの。多少本能に任せていた部分もあるが、行為自体は全くの未経験。つまり、雄のモノを膣に通したことが一度もない。彼女はそれが痛みを伴うことだとは分かっていたが、予想よりも強い痛みに、思わず顔をしかめていた。そして、痛みをこらえつつも彼のモノをすべて飲み込んだ彼女は、痛みをこらえるためにいつの間にか止めてしまっていた息を吸いなおす。荒くなった息を整え、呼吸を落ち着ける。

(何だか……凄く締め付けてきてる……)

 レパルダスは自身のモノが姉の膣に入っていることに内心驚きと焦りを感じながらも、何故だかモノから伝わってくる彼女の中の感触に意識を集中していた。彼女の中の膣壁が強くうねる様にしめつけてくるような、それでいて温かく柔らかく包み込まれている感触。姉に襲われているどころか本番にまで突入してしまっているというのに、それを突っぱねる気もなく何の疑問もなく受け入れている。それどころか彼はそれをむしろ心地の良い感触と思ってそのまま身を任せていた。

「どう? ユタ。私の中は」

 痛くて顔をしかめながらも、無理に笑みを浮かべてそう弟に問いかけるコジョンド。動くとまだ痛いのか、時折身じろぎをすることがあっても、そこまで体の向きを変えたり、動かしたりすることはしようとしない。レパルダスはその様子を見て、何か言おうと思っても掛ける言葉が出てこない。問いに答えようとは思ってもどう返したらいいか分からない彼は、口をコイキングのようにパクパクさせて言葉を必死に探していた。

(なんか……可愛い……)

 彼女は彼に対して答えてほしくてそう言ったのではなく、痛みを紛らわすためということもあるが、全くリアクションを取らない彼に何らかのアクションを起こしてほしいと思ってそう声を掛けただけだった。それで彼が面白い反応を見せてくれるものだから、彼女は思わず笑みをこぼしてしまう。何も言い返せなかったのが恥ずかしいのか、それとも笑われてしまったのが恥ずかしいのか、彼は少しだけ赤面させて口をへの字に曲げた。レパルダスになってから彼女は彼に対する態度を変えてしまったのが原因だったのか、なかなか見せなくなったその表情を見て、彼女は弟があの一件で変わってしまってはいないということを知り、ほっと胸をなでおろした。

「そろそろ動くよ」
「……うん」

 やがて段々と痛みも治まってきた彼女は、レパルダスにそう声を掛けてから腰を徐々に浮かしていく。彼のモノを入れているうちに濡れそぼった膣は、先ほどよりかは苦も無くするりと滑るように抜けていく。そして今度は、少しだけ速度を上げて腰を下ろし、彼のモノを再度彼女自身の中へと埋めていく。

「んっ……」

 中を押し広げるような大きさの彼のモノで刺激され、彼女はくぐもった喘ぎ声を漏らす。痛みよりも気持ちよさの方が強くなってきているからか、間髪入れずにもう一度腰を上下させる。次第に腰を振る速さは上がっていき、浴室に淫らな水音が響き始める。レパルダスもコジョンドも互いに喘ぎ声を漏らし、先ほどまでの和やかの空気は嘘のようにまた厭らしいものへと変わっていく。
 コジョンドが彼の上で何度も何度も腰を振り続けるうちに、段々とレパルダスも腰を自ら浮かしたり、上に乗っている彼女を押し上げたりして快楽を貪るようになってきていた。全く血が通っていないにしても姉弟同士が行為をすることに全く抵抗もなく行為は続けられていた。もうこうなっては誰も止められない。本能に従って、雄は雌の奥深くへとモノを打ち付け、雌はモノを中で強く包み込んで子種を欲する。
 彼女はすでにもう腰を止め、彼が代わりに彼女を上へと何度も押し上げ、その度に彼女は喘いだ。彼女はそのまま顔を彼に近づけていき、再び口づけを交わす。上と下の口で繋がりあい、更に興奮は高まっていった。最初舌を拒絶気味に絡ませていた彼の面影はなく、今は彼女の舌に沿うようにして絡めていく。その間も彼女に刺激を与え続け、面前で彼女のくぐもった声が自分の口の中で響くその感覚に、彼は頭がどうにかなりそうだった。いや、実際、もうどうにかなっているかもしれないが。

「姉さんっ……っ……そろそろっ」

 しばらくして彼は口を離し、彼女にそう告げた。彼女は頷いて、止めていた腰を再び動かし始める。下から突き上げる動きと腰を下ろす動きが重なって、彼女の中に強くモノを打ち付けていく。膣の奥へと強く打ちつけられ、彼女は今までに上げたことのない嬌声を上げた。

「あっ……ああっ……ユタぁあ……」
「んっ……姉さんっ」

 浴室には外に聞こえてしまいそうなほどの厭らしい水音と、二匹の喘ぎ声が混ざり合う。お互いの名を呼びあい、彼女は更に腰を深く沈みこませ、彼は腰を更に高く上げていく。モノは彼女の中の奥深くへと沈められて、彼女の膣奥にある子宮孔を強く突いた。その刺激で彼のモノを包み込んでいる壁が強くモノを抑え込み、離さないといわんばかりに締め付けた。

「ああああぁっ!」
「うっ……あっ!」

 その瞬間、コジョンドは大きく背をのけ反らせ、声を張り上げる。それに呼応するようにレパルダスもまた体を伸ばし、彼女の中へと熱い滾りを放った。それを全て溜めこもうとしているのか、彼女の中は大きく脈動して上へ上へとうねりを繰り返す。その間、彼女は強く目をつむって固まったままだった。
 しばらく彼女の中でビクビクと脈動していた彼のモノは段々と小さくなっていき、彼女がそこから退いた途端にちゅぽ、と奇妙な水音を立ててその姿をあらわにした。白濁とした粘着質な液体を帯びたそれを、彼女は手で軽く拭って近くに溜めてあった桶の水で洗い流す。彼女の荒い息が大分落ち着いてきたころ、自分自身の股の間からポタポタと彼の精液が垂れているのを見て、少しだけ困惑したような表情を浮かべたが、すぐに表面だけを拭い去って洗い流した。
 レパルダスがなかなか動き出さないのを見て、彼女が彼の顔をのぞいてみると、仰向けのまましっかりと目をつむって深い呼吸をしていて、思わずため息をつく。とにかく今の状態をどうにかしないといけないと思った彼女は、シャワーで床を軽く流してから、自分の体についた液体を流していく。寝ている彼の毛についたものも出来るだけ洗い流して、彼を先にタオルで毛の水気を取る。その後自分の体をくまなく拭いてから、彼女はいまだに寝ている彼を見て再びため息。

(炬燵に運んでおけば後は乾くかな……)

 そう思った彼女はまだ少しだけ毛が湿っているレパルダスを不安定ながらも抱きかかえて、炬燵のある居間へと運んで行く。炬燵の電気は幸いにもついたままだったので、中は温かいままだった。寝ている彼を炬燵の中へと半分くらい入れてから、彼女自身もその隣に入った。しばらく彼の寝顔を見つつ炬燵に体半分を入れて横になっていると、段々と彼女も舟をこぎだした。
 いつの間にか、炬燵のある居間は、時計の秒針の音と二匹の寝息だけが静かに流れていた。




 ――時計の長針が半分くらい進んだ頃、ふとレパルダスは首をもたげる。まだ少し眠いのか、それとも点いている電気が眩しいのか、彼は若干目を細めながら辺りを見回す。そしてすぐ隣で微かな寝息を立てている姉の姿を見つけ、彼は少しだけ固まった。

(確か……姉さんと浴室で……)

 あれは果たして現実だったのか夢だったのか。あれこれと思案してはみるものの、あの感覚が頭の中に鮮明に残っていることや、自身がレパルダスに進化してからというものの、ここまで自分に姉は近寄ってはこなかったことを考えると、彼はどうにもあれは現実のことだったと認めざるを得なかった。しかしやはり事実の確認はしておきたいと、彼女の肩に前足を置いて揺さぶってみた。すると案外眠りはそこまで深くはなかったようで、彼女はむくりと上半身を少しだけ起こして彼の顔を見た。そして彼女は時計を少しだけ見ると、「もうこんな時間……」と呟きながらも、上半身を起き上がらせてからそこから全く動こうとしない。むしろ、それは彼からの言葉を待っているかのようだった。

「姉さん。あれは……夢じゃないよね」

 起こしたのに聞かないわけにはいかないと、彼は喉から出かかって留めてしまった言葉を言い切った。何をしたのかということは恥ずかしいのでさすがに喉に留めておいたようではあるが。彼女はその問いに、炬燵のテーブルの上を眺めながら頷いた。やっぱりとは思いながらも、彼は疑問に思っていた。チョロネコのときは分け隔てなく普通の姉弟として接していたはずなのに、レパルダスに進化した途端彼女はどこか自分からは距離を置いて接しているかのように感じていた。だというのに、なぜか今日は姉に襲われてしまった。その発端となったのは紛れもない彼自身ではあるが、そこから先はほとんど彼女にリードされている。彼は色々と姉がなぜあそこまで積極的だったのか、答えはいくつかしかないはずなのに、それを信じ切れずに疑問が膨らんでいく。

「……ユタがチョロネコのときは、私も姉として接してた」

 しばらくして彼女は、静寂を破って口をそっと開いた。彼女の表情は変化もなく、ただぼーっと炬燵の木目を見ている。

「でも、ユタが進化してからは違った。弟として見れなくなったのよ、ユタがレパルダスになってから」

 その言葉を聞いたとき、彼は今まで頭の中で信じ切れていなかった答えがそうなのだと気づいた。しかし、彼女が彼を弟だとは思っていなくとも、彼自身は今までも姉と姉として見てきていた。今ここで告白まがいなことを言われても、彼はそれをにわかには受け入れることが難しかった。
 彼女は続けた。

「それでも、出来るだけユタを弟として見れるように頑張ってきて、我慢してきた。だけれど、チョロネコのときみたいに接していたらいずれ我慢できなくなると思って……それで距離を置くようにしてた」

 つまり彼があの行為をしたことでその我慢を解いてしまった。彼は複雑な気持ちを感じながらも、姉が距離を置いていたのは自分が嫌いだからではなく、むしろその逆だからこそ距離を置いていたことが彼にとっては妙にそれが嬉しく感じていた。進化してからいきなり距離をおかれたことで、何か空虚に感じていたものが彼にはあったからだった。
 ふと、彼女は彼の方に向き直って、何かを覚悟したような、しっかりと彼を見据えた目で言った。

「ユタは私のことをどう思ってるのかは分からない。でも、私はやっぱりユタを弟してじゃなく、雄として好き。勿論それを強要したりはしないよ。ユタはユタで私をずっと姉と思ってくれてても構わないから……だから……」

 その言葉をコジョンドは最後まで言えなかった。レパルダスの前足で口元を当てられたからだった。
 それをある意味の拒否と捉えたのか、彼女はうつむく。彼は前足を離し、少しだけ悩んでから、口を開く。

「僕は、姉さんを姉さんとして見てるのか、雌として見てるのかまだ自分じゃ分からないんだ。炬燵の中で姉さんのを弄ったのは単なる好奇心だったのかもしれないし、そうじゃなかったのかもしれない。でも、僕は姉さんが嫌っていなかったってことを聞けて、嬉しかった」

 その言葉を聞いて、彼女は少しだけ俯いていた顔を上げた。以外なことを言われたような、次に来る言葉はなんなのか不安に駆られているような、そんな表情をして。

「姉さんが僕を雄として好きだったことは少し驚いたけど、僕はこの件で姉さんを嫌ったりしてないよ。でも、今すぐに姉さんに対する答えは出せないと思う。だから少しだけ整理する時間が欲しいんだ。それまで答えは……待っててくれないかな」

 姉に襲われたとき、彼は驚きと不安を感じたものの、何故か嫌だとは思わなかった。それは彼が姉を好きであることの裏付けなのかもしれない。それでも、彼は迷っていた。でも、いまだに姉として見ている側面が強いために、一匹の雌としてコジョンドを見ることが今は出来なかった。だからこそ、自身の気持ちがはっきりとするまで答えは出さない。それが彼が今出せる最大限の言葉だった。

「本当に大きくなったね、ユタは……」

 彼女は、微かに目尻に涙を浮かばせて彼の頭を撫でた。




 ~ Fin.~




----
 あとがき ▼
----

 かなり長い期間更新を空けてしまいました。申し訳ございません。
 一月に書き始めたものですので時期外れもいいとこですが、お待ちいただいていた方は大変お待たせいたしました。

 この話のそもそもの発端は、寒い時期に炬燵に足を入れてみんなで暖まるとき、足がよくぶつかるのでそこから何となく考え付いた物語です。
 他にも色々な思いつきというかネタの発端はあったのですが、炬燵、というもので焦点を当てたのはこれですね。後半炬燵全然関係ない気がしますが……(苦笑)

 物語の全体のお話としては、血の通っていないコジョンドとレパルダスの姉弟愛のお話でしたが、単純に言えばおねショタです。
 タイトルの「温かい」については誤字ではなく意図的だったりするのですが、単純にコジョンドの名前が「コタツ」というだけだったりします。
 物語の中で誰かに彼女の名前を読んでもらおうとは考えていたのですが、話の流れ的にユタがコジョンドのことを「姉さん」と呼んでしまっているので不自然さを感じて結局作中ではなくここで名前を公開することにしました。
 結果的にしょうもないオチにならずに済んだわけですが、読む人によってはこの終わり方は少々モヤっとしたものがあるかもしれません(?)

 最後に、お待ちいただいていた方は、長らくの間お待たせして申し訳ありませんでした。
 そして、お読みいただき、ありがとうございました。

  written by [[ウルラ]]

----
 感想、ご意見などありましたらお気軽にどうぞ ▼
----
#pcomment(,10,below)
#pcomment(below)

トップページ   編集 差分 バックアップ ファイル添付 複製 名前変更 再読み込み   新規作成 ページ一覧 ページ検索 最近更新されたページ   ヘルプ   最終更新のRSS
This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.