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【30】スリーパー the レイパー の変更点


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RIGHT:[[たつおか>たつおか]]





LEFT: この作品には以下の要素が含まれます。



LEFT:''【登場ポケモン】''  
CENTER:スリーパー(♂)
LEFT:''【ジャンル】''    
CENTER:催眠姦・人妻・不倫・寝取り
LEFT:''【カップリング】''  
CENTER:スリーパー(♂) × 人間・ママ(♀)
LEFT:''【話のノリ】''    
CENTER:ノーマル




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#contents




*第1話・マザーファッカー [#v4af1487]


 マユちゃんのスリーパーには特殊な能力が一つある──それは相手の思考を読めるということだ。

 もっともそれも些細な才能程度のものだったから、スリーパーが心を読める相手はごく身近な、それも親愛する者のみに限られた。

 そんなスリーパーは夏のある日──とんでもない家族の思考を読み取ってしまうこととなる。

 その日──マユちゃんは学校・パパは仕事と、家にはスリーパーとマユちゃんのママの二人だけがいる状況だった。
 この組み合わせはさして珍しいものでもなく、平素ならば各々で家事や趣味にと思い思いの時間を過ごすはずであったが……この日に限り、そんな『日常』の均衡が壊される事件が起きた。

──『セックスしたい……』

 ふいにそんな声が聞こえた。
 あまりにも強くはっきりしたそれゆえに最初、スリーパーは直接語り掛けられたのかと我が耳を疑ったものだ。
 しかしマユちゃんの部屋で過ごすスリーパーの周囲には誰もいない。そしてその後もハッキリと聞こえ続けてくる声は、どうやらリビングで過ごしているであろうママの思考が漏れだしてきたものと思われた。

──『めちゃくちゃにしてほしい……胸をワシ掴まれて、アソコを掻き回されて、道具みたいに弄ばれたい……』

 その内容にスリーパーはただ事ではないものを感じては慄然とする。
 既に種の最終進化系で心身共に成長を果たしているスリーパーには、世の道徳や倫理観というものは恙無く備わっている。
 そしてだからこそ、あの普段は優しくて貞淑なママがそんな思考を抱いていることにショックを受けざるを得なかった。
 しかしながら事態はさらに危うい方向へと展開していくこととなる……。

──『そうだ……外に出てこよう。そして誰かに声を掛けてみよう……若い子でも歳をとっていてもホームレスでも誰でもいい……派手な格好してふらついて、それに釣られて声を掛けてくる人とセックスしよう……』

 これにはスリーパーも立ち上がらずにはいられなかった。
 言うまでもなくこれは一家の危機だ。
 もしママが今の思考通りの行動に出たならば、間違いなくこの一家は終わる──スリーパーの大好きな人達が斯様にして離散してしまうことなどあってはならない。
 
『誰でもいい』──ママは確かにそう言った。
 ならば、その役は自分が務める──自身がママを襲うレイパーとなれば、ママの名誉も立場も傷つかない。
 手飼いのポケモンに襲われた哀れな被害者たるママに同情こそは集まれど、一時の享楽に耽った淫売とはだれも思うまい。

 ……もしかしたら、これこそは自分とこの家族の絆を断ってしまう一事になるやもしれない。
 それでも彼女の名誉・家庭・未来──そんなママの全てを守るために、スリーパーは今、明確な意思を以てママの慰め役になることを決意した。

 立ち上がりリビングへと急ぐと、そこには既に立ち上がり、ソファの背もたれに両手を掛けては何やら物思いにふけっている様子のママが発見できた。
 同時に、

──『どこに出かけていけばいいのかしら……? 女の人ならだれでもいいような、そんな男の人ってどこにいるのかしらね……』

 具体的な外出のプランを頭に描きだしているその様子にスリーパーの焦りはさらに強くなる。
 もはや時間は無い……スリーパーは問答無用でママへと近づいていくや、

「……──あら? どうしたのスリー……ん、んぅッ?」

 ママを抱きしめるなり、スリーパーは強引にその唇を奪った。
 それによってママの体が硬直をして自由を失うと、同時にスリーパーの右手がママの乳房を握りしめる。
 彼女が望んだよう無秩序に、そして出来る限り粗野で乱暴にママの乳房を揉みしだいた。

 依然としてキスをしたまま行う愛撫にママの体が脱力していく様子が窺える。
 それでもしかし最後の理性かあるいは体面というものもあったのだろう、ママは最後の力と理性とを振り絞ってスリーパーを押しやると、

「や、やめなさいスリーパー。イタズラにしても酷いわよ!」

 毅然とママはこちらを見つめながら注意をした。
 そんな向かい合うママの瞳はしかし、すっかりと熱に浮き上がっては抑えきれない期待と興奮の光をそこに宿いていた。
 むしろ心の中では……

──『もっと続きをしてほしい……無理矢理に、力づくで……催眠術でも何でも使って、私の体を拘束して……!』

 もはや会話ともつかない明瞭さで、そんな心の声がスリーパーを捉えていた。
 そしてその望み通りに、スリーパーは自身の持つ振り子をママの眼前に晒す。
 そこから振り子が左右へと揺れ始め、その動きを目で追うママは──途端に抵抗を止めた。
 ただ茫然とそれを見つめたまま立ち尽くすと、もはやその顔からは表情すら消えていた。

 その様たるや完全にスリーパーの催眠術にかかっている様子だがしかし……その実スリーパーは何の術も仕掛けてはいなかった。
 ただ振り子を目の前で揺らしただけではあったが、『催眠術により操られる』ことが既定路線として確立されているママにとっては、それでだけでもう『自分は一切の抵抗が出来ない』状態に陥ることができた。

 やがては立ち尽くしたままの彼女をすっかり意のまま……もっともスリーパーにとってはこのレイプからして本意ではないのだがしかし、ともあれママの行動を手中に収めた形となったスリーパー。
 そして今後を考えた時──スリーパーは頭を抱えた。
 ママを慰めるのは良しとして、いざそこから何をしたらいいものかスリーパーには皆目見当もつかなかったのだ。

 人間の交尾による知識は元より、自身ですらもがまだそれを体験していない身だ。
 そんな折、スリーパーはあることを思い付く。
 それはこのリビングに設置されたテレビにあった。

 ママをテレビの正面のソファに座らせると、その隣にスリーパーもまた腰かけてはリモコンの操作をする。
 そしてメニューから有料放送のチャンネルをいくつか操作すると──スリーパーはアダルトチャンネルのそこまで画面を移行させた。
 ……時折り、深夜にパパさんがこうしてこのチャンネルを嗜んでいるのを密かに目撃していたスリーパーは、そこまでを辿る方法を覚えていたのであった。

 ともあれそこに表示される数々の動画サムネイルを確認する。
 まだ上手く字は読めないが、半裸あるいは全裸でパッケージを彩る女性達の隣にはそれは卑猥な単語が並んで入いることだろう。
 その中のひとつに人妻モノの……しかもエプロン姿の家庭的な女優が映ったコンテンツを発見するとそれの再生をスリーパーは開始した。

 上映までのわずかな読み込み時間の中でスリーパーはとりあえずの安堵のため息をつく。
 後は流される映像をなぞってその通りのプレイをママに施していけばいい。
 そんな安易で安直な安堵ではあったが──この時のスリーパーは、自分が何の動画を再生させたのか何ひとつ分かっていなかった。

 そのAVのタイトルこそ、『6時間耐久! 不倫人妻壮絶レイプ! 目覚める熟女の本能!』……──

 
 レイパー・スリーパーの長い一日が始まろうとしていた。




*第2話・アダルトビデオ [#z9b862de]


 ママと共に鑑賞するAVの中において……事態はとんでもない展開へと傾き始めていた。

 映像の中、人妻が一人で過ごす平穏な日中に侵入してきた暴漢は、嫌がる人妻を力づくでソファに組み伏せると、そこから荒々しく彼女の下着を剥ぎ取っては性器に対しクンニリングスを始めた。

 まずはその映像にスリーパーは度肝を抜かれる。
 その場所を舐めるものなのか? ──という単純な驚きと嫌悪であった。
 そもそもがスリーパーの性知識からして、交尾は自分の男性器を相手の女性器に挿入する程度の感覚しかない。
 いわば今目にしているクンニやその他諸々の性的なテクニックなどの知識は皆無に等しいのだ。
 それどころかその時のスリーパーには、排泄器官にも直結している局部に口を付けるなどは、嫌悪にも近い感情を抱かずにはいられなかった。

 が、しかし……


──『あぁ、すごいわ……早く私のオマンコも舐めてぇ………』

 そんなショックから抜け切れていないスリーパーへと、ママの心の声が大音響で伝わってくる。
 その声に我が耳を疑った。
 たしかにママやマユちゃんは好きだし彼女の為に身を呈する覚悟もしたスリーパーではあるが、それに伴う現実はこうも酷な物だったとは……。
 とはいえ──スリーパーは再度の覚悟を決める。
 ここまで来たからには引き返せないし、何よりもこれはママの為なのだ。
 この一時はすべての自分を捨てようと決意を新たにする。

 そしてAVの内容よろしくにママをソファ上に押し倒すと、大きく開脚をさせてはそこにあるショーツを剥ぎ取った。
 その下からはすっかり手入れが怠った密林の如き陰毛の目に入り、再度スリーパーは機能を停止させてしまう。
 普段清楚で淡白なイメージのあるママではあるがその実、かなり毛深いことも分かりそのことにもショックを隠せないスリーパー。

 それでも……それでもしかし! 躊躇っていてはその都度に意欲を削がれてしまう。
 もはや勢いに任せて、スリーパーはそこへダイブするかのよう己の口元を着地させた。

 途端に強い酸味と、放置された尿や汗を思わせる甘い体臭の籠った匂いが鼻孔を満たした。
 当然ながらお世辞にも心地良い香りなどとは言えない。
 それでも舌先を伸ばし、その膣口の中へとそれを侵入させると──今度は舌が痺れるほどの強い塩気がスリーパーの唾液腺を崩壊させる。

 反射的に激しい嘔気に襲われるも、それでも目尻を強く引き締めてはそこに溜まる涙を溢れさせまいと必死にスリーパーはクンニを開始する。
 そんなスリーパーからの愛撫を受け、

「あッ! あああ……嫌ぁぁぁああッッ!」

 大きく喉を反らせると、ママは力ない声を上げる。
 しかしながらスーリパーの耳にはそんな表面上のママの声よりもむしろ……

──『あんッ♡ オマンコ舐められるん久しぶりぃ! ベロ気持ちいいぃんッッ♡♡』

 もはや金切声にも近い、快感を悦ぶママの声こそがそんな現実のそれを打ち消していた。

 以降もスリーパーのクンニは続いた。
 ソファの背もたれに上げた片足を掛け、もう一方の足はフローリングに投げ出しては大開脚を披露するママの膣からは夥しいほどの愛液が溢れ出しては、それを舐め取るスリーパーの口中を彼女の味に変えつつあった。
 塩気の中に感じるほのかな苦みのそれは、幾度ともなくスリーパーの口中に流れこんできてはもはや、吐き出すことも叶わずに飲み下すしかない。

 それでもしかしママが内心では悦んでくれている様子こそが僅かな達成感をとなり、それが今のスリーパーを支える唯一の慰めでもあった。
 そうして彼女の味にも慣れてきたスリーパーは次なる一手はと、再びテレビのAVを横目で見やる。
 そこには、女優の膣内へと中指を挿入しては激しく出し入れを敢行しているレイパーの姿が窺えた。

 それを受けてママの膣にも目を凝らせば、すでに熱気と興奮から蒸れ上がった恥丘の奥底にぽっかりと間口を広げては引くつく膣口の姿が目に映った。
 さてはここに挿入するものかと、スリーパーもAVに倣いそこへ中指を差し込んだ瞬間──

「あお゛おぉぉッ!?」

 ママの体が跳ね上がった。
 この時スリーパーは意識しなかったことだが、無遠慮に挿入された彼の指先は偶然にもママのGスポットを刺激していたのだった。
 不意なそれを受け、その瞬間にママは絶頂へと引き上げられる。
 体は爪先を伸ばして硬直し、大きくアゴを上げて喉を反らせては、見えないやっとこに摘まみ上げられているかのよう大きく舌を吐き出しては宙にそそり立たせる。

──『お゛ッ……お゛ぉ……いいとこに、当たったぁん……ッッ♡♡』

 その絶頂にすっかり肉体の自由を拘束されるママではあったがしかし、いま肉体を駆け巡っている快感は久しく忘れていた女の快感であり、そしてこれこそが求めてやまなかったものであった。

 一方でそんなセックスの機微など知らぬスリーパーは、ママが絶頂しているなどはつゆ知らずなおも膣部を舐め続け、さらには指の出し入れも続ける。

「お゛ッ! お゛ぉッ!? だ、ダメよッ! イッてるッ……♡ イッてるからッ♡♡ んほぉぉ……イグぅぅぅぅ……ッッ♡♡♡」

 もはや息も絶え絶えにスリーパーの愛撫に対して制止を訴えるも、皮肉にも心中に満ちる悦びの声こそが聴覚の大半を占めているスリーパーには、そんなママの現実の声などは遠い。
 絶頂後の敏感な肉体を弄ばれ続けるうち、より深く激しい波が肉体に押し寄せるのをママは感じた。

「おッ? おおほぉッ♡ すごい……来るッ♡ すごい強いの来るッ♡ オマンコ壊れるヤツ、くるぅぅぅ……ッ♡」

 その瞬間を前にママはスリーパーの頭を掻い繰ると全神経を膣と絶頂へと集中させる。
 そして類人猿の鳴き声さながらに短い喘ぎ声を連続して発し、やがては全ての感覚解き放つべくそれが一際大きい嬌声へと変わった瞬間──

「お゛ほォォ────ッ♡♡ イッグぅぅぅぅ────ッッ♡♡♡」

 激しく身を仰け反らせ、ママは絶叫をして果てた。
 同時に尿ともつかない勢いの愛液が吹き上がってはスリーパーの呼吸器を塞ぐ。
 突然その噴出に驚いて顔を離そうとするも、既にスリーパーの後ろ頭を両手で掻い繰ったママの手に押させつけられてはそれも叶わない。

 もはや、斯様なママからの暴力にスリーパーは従う他になかった。
 そうしてなおも口中に溢れ続けてくるママの潮を余さずに飲み込まされながら──スリーパーは早くママが満足して解放してくれることを、心から祈るのであった。




*第3話・強制フェラ [#x41963f3]


 ソファ上に身を投げ出し、背もたれに両腕を預けては脱力するスリーパー……まだ前戯の段階であるにもかかわらず既に疲労困憊であった。

 己の身を呈する覚悟を決めたスリーパーではあったが、交尾なんてもっと簡単に終われるものだと楽観視してた彼にとって、現状はなんともハードな展開となってきている。
 そもそもこの後に何をしていいものやらがもう分からない。
 今はただ疲労に身を任せては、両足を開いて背もたれに沈み混んでいると……

「……今度は私に奉仕させるのね」

 いつの間にやら足元の絨毯に跪いたママがスリーパーの股間の前に陣取っていた。
 そうしてママがそこに居ることの意味も分からず怪訝に見守り続けるスリーパーを前に──ママはその股間へと掌を這わせた。

 そこから捏ねるよう円を描いて掌を押し付けてくる動きにスリーパーは身を震わせる。
 体験したこともないような感覚だった。
 瞬時に背が粟立ちそして激しく震える。同時に肛門が激しく収縮し、無意識に股間へと血流が集中するのを感じると次の瞬間──まるで魔法に掛けられたかのよう、スリーパーの股間からは勃起したペニスが屹立していた。

「あぁ……すごい♡ ポケモンなのに……♡」

 困惑のスリーパーとは裏腹に、それを見守るママの目が妖艶に笑う。
 僅かに亀頭のカリ首に包皮を纏わせたスリーパーのペニスは人の物と大差ないように見えた。それゆえにそれを見守るママの視線もまた熱を帯びたものとなってくる。

 幾度か握り直しては手の平にスリーパーのペニスを馴染ませると、改めて握りしめたそれをママは大きく上下に扱く。
 途端ぺニスの背に走るゴリゴリとした感触にスリーパーは頭を仰け反らせた。
 自身ですらも排尿以外には満足に触れたこともない敏感な器官ゆえ、握られる掌の隆起を敏感に感じ取っては痛みに似た感覚すら覚えてしまうのだった。

 そんなスリーパーの反応にもお構いなしに、なおもママはそのペニスをしごく動きを続ける。
 次第に先端の鈴口からは腺液が漏れだし、遂には筋を伝わって右手を濡らすほどに溢れ出してくると、そこから醸されるペニス特有の饐えた匂いを嗅ぎ取ってはママも下唇を舐めて湿らせる。
 そしてそこへと鼻先を寄せた次の瞬間──

「んむッ……んんんぅ………♡」

 ママはスリーパーのペニスを、その艶やかな唇の口中へと咥え込んでしまうのだった。
 そこから激しく尿道を吸われる感触に更にスリーパーは身を震わせた。
 普段の貞淑で物静かなイメージからは想像もつかないほど、下品に唾液と空気とを攪拌する音を立てては他人のペニスをしゃぶりあげるママの痴態にスリーパーは目眩すら覚える。

 果たしていま目の前に居る者は本当にスリーパーの知るママなのだろうか?
 顔の形が崩れほどに唇を吸い付けさせては、ひょっとこよろしくに鼻の下を伸ばして口唇を窄ませる顔は、もはや人ですらない別個の生物のように思えてスリーパーの背筋を空寒くさせるのだった。

「んおッ♡ んほッ♡ んふほッ♡♡」

 ママの口中で攪拌される水音がよりいっそうに大きさを増した。
 もはや唾液だけではなくスリーパーのペニスから滲み出した腺液もまたママの口中で飽和状態となってはその異様な音階を奏でる。
 同時にスリーパーにも変化が現れた。
 この時スリーパーは場違いな排尿感を感じていた。

 もちろんママの口中で粗相をしてしまう訳にもいかず、どうにかして身を離そうと思案するも……すでにスリーパーの胸元へ腕を這わせるようにして、自身の上体を股間の上へ預けているママの体勢と相成っては、すでに身動きもすらとれない状態であった。

 焦りのあまり身を強くよじらせると、ママの口中においてペニスもまた身を捻らせることから前歯で茎の背を刮がせたり、あるいは頬の内側から突き上げたりと、尚更に刺激が加わってはスリーパーの排尿感を強めてしまう。

 いよいよ以てそれが限界へと至り、もはや力尽くで引きはがそうとするスリーパーはその瞬間──さらなる衝撃に貫かれてはその身を硬直させることとなった。
 暴れるスリーパーを制するかのよう、ママの繊細で細い人差し指が……スリーパーのアナルへと挿入されたのだった。

 身を引き裂かんばかりの痛みと同時、それでもぺニスから滲む腺液を絡めていたであろう人差し指は十分に潤滑し、体内へと潜り込んでからはそれ以上の痛みをもたらすこともなかった。
 それでもしかしその違和感は耐えがたい感触である。
 直腸内に存在するその指先は、今度は排便もまたスリーパーに催させていた。

 尿道と直腸とに感じる同時の排泄感に支配されてはスリーパーの身動きは完全にママの手に制せられてしまう。
 そして直腸内に埋めていていた指先が反転し、さながらへその裏側でもなでるかのよう強く押し上げられたその瞬間──スリーパーは一切の堪えも利かず、あっけないほどにママの口中への粗相を果たしてしまうのだった。

 そのあまりにあっけない漏洩に瞬間スリーパーもあっけにとられる。
 そして瞬時に迂闊さを悔やむ次の瞬間には──そんな些末な感情の一切を一気に払拭してしまう感覚がスリーパーの脳と肉体とを貫いた。

 言わずもがなそれは射精のそれであり、スリーパーは人生で初となる初精を迎えてはその衝撃に全身を身悶えさせた。
 そもそもが性的興奮などは一切として感じていなかった状態からの勃起に加え、さらには直腸内から前立腺を刺激されての強制的な射精である。
 そこに快感を見出すこと自体、スリーパーには無体なことといえた。

 それでもしかし肉体は、初めて機能した射精をよりハイパフォーマンスで実行しようと幾度となく会陰や括約筋を収縮させては、尿道から精液を送り出す動きに躍起となる。
 そしてそれを受け止めるママもまた、まぶたを閉じて全神経を口中に集中させては、大量放出されるスリーパーの精液を飲み下すことと、そしてその味を吟味することに専念する。

 尿道を駆け上がる精液の勢いが弱まると判断するや、

「んむぅ……んもぅ……んんんぅ~~~~♡♡♡」

 より強く頬を窄めて尿道を吸い上げ、さらに掌を上に向けた手の平の上でスリーパーの睾丸を揉みしだいてはさらなる射精を促す。
 斯様な人妻の手練手管のテクニックに翻弄されては……スリーパーは今日までの生涯の中で溜め込んできた全ての精液を一度の射精で全て吸い上げられては再びソファに沈み込む。

 一方でその腰元に跪くママもまた、強く唇を吸い付けさせたまま徐々に口中からスリーパーのペニスを引き抜いていく。
 やがては存分に亀頭もまた吸い上げて、コルク栓でも抜きとるかのような小気味良い空気音を弾けさせては解放すると──そこには、それでもまだ勃起を維持したペニスが大きく反動を付けては跳ね上がるのだった。

「あぁ……まだこんなに元気なのね……♡ それじゃ今度はママの中にミルクを出しましょうね……レイパーさん♡♡」

 背もたれに首をもたれさせて息を荒げるスリーパーの上へとママは跨ぐように体を乗り上がらせる。
 そしてペニスの背に指先を添え、その先端を膣口へと導いてはしばし間口をスライドさせて愛液を滴らせると──

「おほぉッ♡」


 次の瞬間、ママはあっけないほどにスリーパーのペニスを膣内へ挿入させては──人とポケモンの一線を躊躇もなく超えてしまうのだった。




*第4話・心の声 [#kc068f21]


「あんぅ……♡ 素敵よぉスリーパー……♡」

 挿入を果たし一息つくと、そう言ってママはスリーパーの顔を舐めた。
 時折り唇を吸い付かせたりしながらスリーパーの特徴である長い鼻先を、まるでペニスにするかのよう舌を這わせて愛撫した。

 一方でスリーパーは、もはやそんなママの愛撫などには到底応答できない状態になっている。
 それこそは今ペニスに感じている膣の感触それにある。
 正真正銘の交尾である生殖器同士の結合──ペニス越しに感じる膣壁のうねりと熱は、口唇にて愛撫されていた時とは比べようもない衝撃であった。

 同時にスリーパーは自分が取り返しのつかないことをしてしまったのだと改めて自覚する。
 彼にしても、初体験は同種のポケモンではなく人間──しかも家族たるべきママその人となってしまったのだ。
 
「素敵なチンポよアナタ……もっと味あわせて♡」

 しかしながらそんなスリーパーの心情など知らぬママは……否、むしろこうした童貞喪失における心の機微を観察してはそれを愉しむかのよう、ママは跨るスリーパーの上で体位を改めた。

 身を寄せるように預けていた体を引き起こすと、跨るスリーパーの両脇に足をついてはカエルよろしくのつま先立ちとなる。
 そうして折り畳んだ膝を開脚しては互いの結合部が見えるようスリーパーへ開帳をすると、そこから尻をしならせてはリズミカルなピストンを開始するのだった。

「んおッ、おぉッ、ほぉッ♡ すごいッ♡ チンポ、気持ちいい♡ セックス、久しぶりぃ……ッ♡」

 ソファの背もたれに体を預けるスリーパーの両肩に手を掛けてバランスを取りながら、ママは打ち下ろすピストンの速度を上げていった。
 フレアスカートとエプロンを捲し上げ、露にされた白いママの臀部がスリーパーの腰元と打ち合わされるたびに、重力と衝撃でその形の良い尻を無惨にひしゃげさせる。

 そうして夢中になって快感を貪るママにもまた変化が現れた。

「おぉ~♡ ほぉ~♡ ……これよ! これがしたかったのぉ♡ これがセックスよぉッ♡♡」

 上目に瞼を剥き、細めた口唇から吼えるような喘ぎ声を漏らしながらなにやら口走り始めるママ……。
 それこそは、

「これに比べたらあの人のチンポなんてカスよ! まだ指で掻き回されてた方が気持ちいいわッ♡」

 その台詞にスリーパーは我が耳を疑う……快楽に溺れるママから吐き出されたものは、誰でもないそのパートナーであるパパへの暴言であった。

「おまけに貧弱でやってる最中にも折れて中断なんてしょっちゅうなんだから♡ よくあんなチンポでマユを作れたなんて感心するくらいのクズチンポなのよッ!」

 まっすぐにスリーパーを見つめながらそう言い放つママの顔が哂った。
 鋭く口角を吊り上げて舌なめずりをする口元の笑みとは裏腹に、その眉元は激痛を堪えるかのよう皺深く歪んではこわばった二面性の表情が今のママには満ちている。

「おまけにあの潔癖症ときたらマンコも舐められないの! それだけならまだしも、チンポを咥えさせるのだって躊躇するのよッ!? そんなのあり得るかしらッ? セックスしてるのよ私達は!」

 暴言の強さに比例して騎乗位から繰り出されるママのピストンもまた激しさを増していった。

「しかもセックスは年に数回……それだってマユが生まれてからはご無沙汰なんだから! おほッ、そこ効く!♡♡ ……だったら、浮気してやるわ! アイツじゃ補給できないチンポとザーメンをよその男で賄ってやるんだからぁぁッッ♡♡」

 相手の心が読める能力を持つスリーパーではあったが、もはやいま自分の耳に届いている声が実際にママの口から発せられたものなのか、あるいは本心が頭の中から漏れているのか判断出来なくなっていた。
 ただ一つ分かるのは、このママもまた自分の性を持て余しては苦しんでいたということだけは理解できた。
 それが分かった時、スリーパーは当初の目的もまた思い出す。
 それこそは、

「んうッ!? んほッ♡ 腰が上がってきたぁ♡ すごい! つよいぃぃ……ッ!♡♡」

 我が身を呈し、ママの相手を務めること──この一回で彼女を満足させ、この一家の平和を守ることそれであった。

 スリーパーは両手でママの臀部の両房をワシ掴むと、自身からも上へと突き上げるように腰を跳ね上がらせた。
 そんなスリーパー側からのストロークと、さらにはママのピストンも重なってはより深い挿入を果たして亀頭は子宮の深部を突き責める。
 これを皮切りに、スリーパーは体力の限りにママを突き上げる動きを展開した。

「んほぉッ!? んぎッ! んぎぃぃぃ……ッ♡ これ、すごいわぁ! 壊れるぅ♡ 子宮、破壊されるぅッッ♡♡」

 それを受け、強く歯ぎしりをして耐えるママの苦悶の表情がより一層に強くなった。もうそこに平素の朗らかな笑顔の彼女はいないが、この姿もまたママの偽らざる一面なのであった。

「ほぉッ! ほおぉおぉぉッ♡ 死ぬッ♡ マンコ、死ぬぅぅぅッッ♡♡ チンポで刺されてマンコ死ぬぅぅぅ~………ッッチンポ、サイコぉぉ────ッッッ♡♡♡」

 ついには限界も近くなったのか、スリーパーの上で頭をしならせては艶やかなロングヘアーを歌舞伎の見得よろしくに振り乱すママ。……もはや限界も近かった。
 それを察したわけではないが、スリーパーもまたラストスパートとばかりに腰を突き上げる動きの激しさを増した。
 
 柏手のよう互いの皮膚と肉が甲高く打ち鳴らされ、それに続いて骨同士が肉を挟んでぶつかり合う重低音が響き渡る二人のわぐわいは、もはや交尾や性交などとは呼べる代物ではなかった。
 ポケモンと人──種を残す目的や機能が伴っていない今の二人のセックスは、ただ欲望を昇華させるためだけのものであり、それはこの世においては最も下劣な行為であった。
 
 そんなセックスの終わりを知らしめるかのよう……

「ん゛あ゛おぉぉーッッ♡ イグッ♡ 浮気マンコイッグッ♡ 不倫セックスでイグッッ♡♡ イッグぅぅぅぅ────ッッ♡♡」

 背へ頭が垂れるように身を仰け反らせては、天に向かって舌を吐き伸ばしたママの絶頂(こえ)がリビングにこだました。
 同時にスリーパーもまた射精を果たしたが、もはやそこに快感を感じられる余裕など、彼には微塵も無かった。

「すごい……いっぱい出てるぅ……♡ こんなに生精子を中出しされたら、ポケモンの赤ちゃんだって孕んじゃうわぁ……ッ♡」

 ただ生命力を吸いとられるような脱力感と、そしてママを満足させられたかと言う不安のみが今のスリーパーを満たす全てだった。

 しばし互いの絶頂の中で硬直した後……やがては一気に脱力してはママもまたスリーパーの上へと覆い被さった。
 最後の力を振り絞り、辛うじてそんなママを抱き留めるとようやくにこのレイプが終わることを二人は疲労の余韻の中で悟るのだった。

 ついには強い睡魔に駆られるスリーパーではあったが、そうして意識が薄れゆく最中ふいにとある声を聞いた。


《center》ごめんなさい………愛してるわ……アナタ……《/center》
CENTER:ごめんなさい………愛してるわ……アナタ……
LEFT:


 その声は間違いなくママの物ではあったが、それが実際に囁かれたものか、あるいは心の声であったのかスリーパーには判断がつかなかった。

 なぜなら次の瞬間には──スリーパーの意識もまた、眠りの中へと暗転してくのだった……。




*エピローグ [#x661f673]


 頬に感じる心地良い感触でスリーパーは覚醒した。
 小さくて柔らかいそれが幾度となく顔に押し付けられて、そしてその表面を撫でてくれる感触はスリープ時代から愛してやまないものだった。
 既に眠りから覚めているにも拘らず、しばしスリーパーは目を閉じたままその愛撫に甘えた。

 やがてはゆっくりと瞼を開けて、目の前の人物を確認すると──

「あー、スリーパーが起きたよー、ママ―」

 想像通り、マユちゃんが小さなモミジの掌でスリーパーを撫でてくれていた。
 この目覚めの瞬間こそがスリーパーにとってはもっとも幸福を感じられる瞬間だった。
 マユちゃんが愛撫を止め、その元から離れてママの元へ報告に走ると、スリーパーはその場で大きく伸びをひとつしては、寝ぼけまなこに我が身を振り返る。

 ここは何処だっただろう? 眠りに落ちる前の自分は何をしていたものか?
 それとなく周囲へ視線を巡らせているとここがリビングであり、そして自分は今ソファの上に寝転がっていることが確認できた。
 そしてそれを確認した瞬間──途端に直前までの記憶が自我と直結しては、スリーパーは激しくその場に起き上った。

 途端に不整脈が強くなり、体中から汗が噴き出す。
 思わず自分の体をまさぐるスリーパーは同時、その身が清拭されて清められていることにも気が付いた。
 まるで何事もなかったかのよう……あのママと過ごしたレイプの一時は夢幻の如くであったかのようにも思えたスリパーではあったが──すぐにあの瞬間は紛う方なき現実の出来事であったのだと確信するにも至った。

「スリーパー、顔に赤い点々できてる」

 戻ってきたマイちゃんがよじ登るようにしてスリーパーの膝に座ったかと思うと、そこからその顔を指差しては鼻に浮いた斑紋をなぞった。
 これこそはママが騎乗位で繋がっていた時にスリーパーへと施したキスマークの痕に他ならなかった。
 同時に、

「あら、虫刺されかしらね?」

 場に響く柔らかい声──過敏過ぎるほどの反応で大振りにその方向へ頭を上げれば……そこには夕食のサラダボウルを両手に持ったママが、あのいつも通りの優しくて朗らかな笑顔のまま歩み進んでくるのが見えた。

 ふと視線が絡むと居た堪れなくなって顔を伏せてしまうスリーパーに対し、これまたママはいつも通りに微笑んではマユちゃんへ手を洗ってくるように促す。
 何も知らないマユちゃんは元気に返事をすると、これまたロケット花火のような勢いでスリーパーの元を離れ洗面所へと駆けていくのだった。

 期せずして場にはママとスリーパーだけが残される。
 いつも通りに夕食のテーブルメイクを始めるママの横顔はあんなことがあったにも拘らず、和やかにリラックスしては機嫌も良さそうに見えた。
 むしろそんないつもと変わらない様子に戸惑いを覚えるスリーパーではあったがふいに……頭の中にママの声が響いた。

 それこそはママの思考をスリーパーが受信したものであったが、その中においてママは、

──『ありがとう……スリーパー』

 小さな感謝をひとつ、伝えていた。
 それを聞き取り、途端にスリーパーも緊張の糸が緩むのを感じた。
 心の声には偽ざるその人の感情が込められる。そして今のママは心からいつもの貞淑で優しいママへと戻っていた。

 言うまでもなくそれは、一連のスリーパーとの情事を経てママの過剰なストレスが発散されたことを示している。
 そしてそれを知ることは同時に、自分がママの……否、この家族の危機を救ったこともまた悟っては、ようやくに安堵と、そしてその達成感とをスリーパーは実感するのだった。
 余談にはなるがこの後、ママとパパの信愛度は全盛期の昂りを取り戻す。
 ポケモンとはいえ不倫の事実を抱えたママはそれゆえの罪悪感と、そして改めて自分を内包してくれるパパの愛とを再確認をするに至ったのだ。

 罪を犯したがゆえに我が身を振り返ることは皮肉でもあるが、それでも夫婦は互いの愛の再確認が出来た訳である。
 そしてその年の暮れにママは懐妊し、さらに翌年にはマユちゃんの弟となる男児を出産しては新しい家族もまた増えるに至る。

 ともあれ、ようやくスリーパーは『レイパー』から一介のしがない『スリーパー』へと戻ることが出来たのだった。

 ならばこれからはいつも通りに振舞うまでである。
 もうじきパパも帰ってくる。そうすればみんなで食卓を挟む楽しい一時が過ごせるのだ。
 そんな何気ない日常の復帰を心から愛しく思うスリパーは同時──とある心の声もまた受信した。

 最初は気配だった。
 何か鋭い感覚に中てられて振り返るスリーパーは、それが視線であることに気付く。
 顔を上げ、その気配の元を辿るとそこには──リビングの入り口で、半身をドアの木枠に隠したママがイタズラっぽい笑みでこちらを見つめていた。

 そしてその笑顔は、つい先ほどまで確認できていた朗らかな物ではなかった。
 それこそは日中、スリーパーを蹂躙した鋭くも妖艶なレイパーの眼差しであった。

 それに射竦められ、途端にスリーパーは身を硬直させる。
 斯様にしてスリーパーを視線の先に捕らえたまま、ママの艶やかな唇が音もなく動いては何かを囁く。
 声などは一切出ていない。それでもしかし今のスリーパーには十分すぎるほどにその内容は伝わっていた。

 ママの甘美な声音が脳内に直接流れ込んでくる。

──『明日またレイプしてね……今度は、私達の寝室で♡』

 
 終わりなどではなかった──……。
 この日を境に、スリーパーは新たな役割をこの家庭の中で果たしていくこととなる。

 それこそはママの欲望を慰める卑猥なレイパー………
 これからは自身のペニスによって、この小さな家族の鎹を打ち続ける役割もまた、スリーパーは背負うこととなったのだった。










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