襲い来る多勢の拳。降り注ぐ数多の閃光。 ある者は水のように受け流す。 ある者は苦痛の感覚を捨てる。 ある者は宇宙の力で堪え忍ぶ。 反撃は許されていない。 次々と倒れ逝く同胞。敵の攻撃は止まる事を知らない。 退路など既に潰えた。逃亡は即ち死を意味する。 背中を見せず、最期を迎えず、最後まで耐えぬいた者にのみ、明日は訪れる。 そんなバトルも書いてみたいけど、今回の小説とは関係ないです。 今大会で初めての参加ですが頑張りたいと思います。 耐久バトル ---- !!!この小説にはお漏らし、オムツプレイ等の特殊プレイが含まれます!!! 耐性の無い方はバトンタッチ、とんぼがえり、ボルトチェンジ、だっしゅつボタンなど各種対策を用意してから見るか、素直に入れ替え、逃げる、戻る、閉じるなどしてください。 この小説が原因で瀕死、気絶、毒、麻痺、混乱、その他状態異常等になっても作者は一切の責任を負いません。 ---- *開幕 [#hcd1b066] 3月。寒さの中にも春の気配が含まれる朝。 とある家の浴室に、複数のポケモンが集まっていた。 「朝から突然浴室に集合って、マスターもめずらしいですね。」 集合したうちの一匹、グレイシアがつぶやく。 「確かに、何でここなのか気になります。きっと何か事情があるはずです。」 つぶやきに返した声はシェイミ。移動を快適に行うための毎朝のフォルムチェンジは彼女の日課だ。 「そんなことより私は陽なたで寝たひぁ……」 未だ欠伸をするリーフィア。 「……あさごはんあれだけ食べたら目が覚めてもおかしくないと思うぞ?」 最後の声はゾロア。このメンバーで唯一の雄だ。 「みんな集まってる様だな。感心感心。」 そして、中の様子を扉越しに聞いているのが俺、すなわち彼らの主人である。 俺は中身の見えない仕様の袋に包まれた荷物を扉の脇に置き、浴室に突入した。 「さて……みんな集まってるな。」 俺は一息置き、全員がこちらを向いている事を確認して宣言。 「突然だが、今から耐久バトルをしてもらうぞ。」 「耐久……バトル?」 俺の突然の宣言に、全員戸惑っているようだ。 「そう。とにかく相手より長く耐えて、最後まで残ったら優勝だ。」 まずは簡単な説明で納得してもらうことにする。 「ほぇ、優勝賞品あるのー?」 リーフィアは眠そうにしながら、しかし興味を持った様で質問を飛ばす。 「そうだな、じゃあ優勝したら何でも一つ、俺に出来る願い事をかなえてあげよう。」 本当は賞品は考えていなかったので、これはとっさに思いついた物だ。 「なんでもいいのか?オレがんばるんだぞ!」 「これは負けられないですっ!」 「優勝して……マスターと……」 「ほぇ!すごい!優勝したい!」 しかしなかなか好評な様で、全員が様々な反応を示す。 「よし!それじゃあ早速開始だ!」 「あの……まだ具体的なルールが……」 俺の宣言に、グレイシアがひかえめに質問を続ける。 「あぁ、それなら問題ない。すぐに分かるさ……フフフ。」 ---- *電撃戦 [#b94f4e47] 「とにかく!頑張るですっ!」 シェイミはやる気満々で進み出る。 「あっ、ちょっとその前にトイレ行ってきますっ!」 リーフィアは浴室の隣のトイレに駆け込もうとする。が―― 「それはダメだな。」 俺はトイレの扉に手を掛け、開けられないように押さえる。 「えっ、ちょっ」 さすがにリーフィアも予想していなかった様で、若干慌てた様子を見せる。 「もう対戦は始まってるからな。もし行くなら負けになるぞ?」 「もっ、漏らしちゃったらどうするんですかっ!」 リーフィアは何かの冗談だと思っているのだろう、まだ表情に大きな変化は見られない。 「それは当然負け。さらに"罰ゲーム"だな。」 「まさか……」 ここでグレイシアが感付いたのか、半信半疑の目でこちらを見つめる。 「この"耐久"って……」 「気付いた様だな。」 グレイシアも気付いた様なので、ここで全員に話そう。 「今回のバトルは"お漏らしせずにどれだけ我慢出来るか"の勝負だ。もし漏らしたら後で罰ゲーム、最後まで我慢出来れば優勝だ。」 「そっ、そんなぁっ!」 リーフィアは既に尿意を感じている様だ。決壊までそう長くはかからないだろう。 「へっ、この勝負はオレが優勝するんだぞっ!」 「そうはさせないです。勝つのは私ですっ!」 ゾロアとシェイミがお互いを睨み合う。余裕か虚勢かはすぐに分かるだろう。 「えっ、えっと……わ、私も頑張りますっ……」 普段慣れない事態に戸惑いを隠せない様子のグレイシアも、とにかく頑張ることにしたようだ。 最初に試合が動いたのは、それから約10分後。 予想通り、リーフィアが最初に音を上げた。 「あぅっ、だめっ、おしっこ漏れちゃうよぉっ!」 片方の前脚で股を押さえ、後脚で地団駄を踏む。 「どうする?ギブアップすれば罰ゲームにはならないぞ?」 もう優勝には絶対届かないであろうリーフィアに、とりあえずギブアップを提案してみた。 「いやなのっ!優勝してお願いかなえてもらうのっ!」 しかしもともと意地っ張りなリーフィアは、ギブアップの提案を頑なに拒否する。 「でももう我慢出来ないんじゃないか?」 その様子はどう見ても決壊寸前だった。 「出来るもんっ!まだ我慢っ……!」 しかしここで、リーフィアの言葉が途切れる。 踏んでいた地団駄も止まり、内股にぐっと力がこもる。 「我慢っ……」 その前脚と内股の隙間からは、決壊が始まった事を知らせるかのように水滴が滴りはじめた。 限界を超えたリーフィアはぷるぷると震え―― 「んんんっ!」 身体の反射を抑えられなくなり、腹部に大きく力を込める。 結果、押さえている前脚に勢い良く噴出した尿が大きな水音を響かせ、後脚や尻尾を伝って床に流れ落ちる。 「んっ、あっ、あぁっ!」 リーフィアは絶望的な表情で決壊を押し止めようとするが時既に遅し。誰がどう見ても"お漏らし以外のなにものでもない"量を出し終えたリーフィアは、後脚に力が入らなくなったように座り込んだ。 「はい、リーフィア、アウトー。我慢出来なかったから罰ゲームだなー。」 「うぅぅうー!」 涙をうかべながらうなるリーフィア。その涙は果たして恥じらいか、もしくは欲求の急激な解放による悦びか。 「今回の罰ゲームは――」 俺は浴室の扉の脇に置いていた袋から罰ゲーム用のアイテムを取り出す。 「これだ!」 「うそぉ!?」 「それって……!」 「なっ、何なんですかそれっ!」 「イヤだっ!オレはイヤだぞっ!」 取り出したのはそれぞれの大きさに合った紙オムツ。 「今日一日トイレは禁止。代わりにオムツを着けてもらう。」 「やぁっ、そんなの恥ずかしいよおっ!」 リーフィアは逃げようとするが、まだ脚に力が入らない様でうまく動けていない。 「だからギブアップ勧めたのに、それを断ったのはリーフィアだぞ?」 難なくリーフィアを抱き上げると、床のまだ濡れていない部分に仰向けに寝かせる。 「だって!こんなの知らなかったんだもんっ!」 口では反抗を続けるものの、リーフィアの身体は既におとなしくなっていた。おそらくは、もう全てをあきらめてしまったのだろう。 「まぁ聞かれなかったしな。」 お漏らしで汚れた脚や尻尾、内股などを、絞った濡れタオルできれいに拭う。この行程を怠ると、かぶれて後が大変な事になるので、多少時間がかかっても丁寧に拭いていく必要がある。 「この悪徳業者ぁー……」 一通り拭い終えると、紙オムツの個包装を破る。遠出の持運びにも便利なタイプだ。 「手段は悪徳でも心は業者じゃ無いぞ。ほら、脚開いて。」 尻尾の付け根にオムツをあてがいながら返すと、リーフィアそれ以上何も言わず、目を逸らして後脚を開いた。 オムツの前を腹部につけ、位置を調節。 後ろの切り込みに尻尾を通し、形を整える。 最後に、背中側についているテープを、腰を包むようにして腹側に止めれば完成だ。 「ほら、出来たぞ。」 俺が終了を伝えると、リーフィアは若干不自由そうに立ち上がった。 「うー……なんかがさがさする……」 リーフィアは慣れない感覚に腰を震わせる。漏れたのは尿ではなく、不満の声だった。 ---- *挑発戦 [#l80a48d6] リーフィアの脱落から10分。全員まだまだ余裕がありそうだ。 「さて、ここでミッションだ。」 あまり長引くと後が面白くないので、ここで最初の加速をかけようと思う。 「なっ、聞いてないんだぞ!」 「何をさせるつもりですかっ!」 ゾロアとシェイミは二匹揃って驚愕の声を上げる。 対称的に、グレイシアは先程からすっかり黙ってしまっている。 「心配しなくても、難しい事じゃない。ただ――」 用意していた袋から、今度は小さいペットボトルを取り出す。 「この水を飲み干せばいいだけだ。簡単だろう?」 今回は一般的飲料の試供品程度のサイズなので、ほとんど無理無く飲めるだろう。 量を見て安心したのか、三匹はそろってうなずく。 「じゃあ、まずは誰から行く?」 俺は三匹を見ながら尋ねた。 「私が最初ですっ!」 まず名乗りを上げたのはシェイミだ。 「よし、じゃあおいで。」 ペットボトルの栓を取り、スタンバイ。 「はいですっ!」 シェイミも足元でこちらを見上げている。 「じゃあ行くぞ。」 飲み口をシェイミの口元にあて、傾ける。 以前からペットボトルの飲料をよく利用していたため、傾け襲い来る多勢の拳。降り注ぐ数多の閃光。 ある者は水のように受け流す。 ある者は苦痛の感覚を捨てる。 ある者は宇宙の力で堪え忍ぶ。 反撃は許されていない。 次々と倒れ逝く同胞。敵の攻撃は止まる事を知らない。 退路など既に潰えた。逃亡は即ち死を意味する。 背中を見せず、最期を迎えず、最後まで耐えぬいた者にのみ、明日は訪れる。 そんなバトルも書いてみたいけど、今回の小説とは関係ないです。 今大会で初めての参加ですが頑張りたいと思います。 耐久バトル ---- !!!この小説にはお漏らし、オムツプレイ等の特殊プレイが含まれます!!! 耐性の無い方はバトンタッチ、とんぼがえり、ボルトチェンジ、だっしゅつボタンなど各種対策を用意してから見るか、素直に入れ替え、逃げる、戻る、閉じるなどしてください。 この小説が原因で瀕死、気絶、毒、麻痺、混乱、その他状態異常等になっても作者は一切の責任を負いません。 ---- *開幕 [#hcd1b066] 3月。寒さの中にも春の気配が含まれる朝。 とある家の浴室に、複数のポケモンが集まっていた。 「朝から突然浴室に集合って、マスターもめずらしいですね。」 集合したうちの一匹、グレイシアがつぶやく。 「確かに、何でここなのか気になります。きっと何か事情があるはずです。」 つぶやきに返した声はシェイミ。移動を快適に行うための毎朝のフォルムチェンジは彼女の日課だ。 「そんなことより私は陽なたで寝たひぁ……」 未だ欠伸をするリーフィア。 「……あさごはんあれだけ食べたら目が覚めてもおかしくないと思うぞ?」 最後の声はゾロア。このメンバーで唯一の雄だ。 「みんな集まってる様だな。感心感心。」 そして、中の様子を扉越しに聞いているのが俺、すなわち彼らの主人である。 俺は中身の見えない仕様の袋に包まれた荷物を扉の脇に置き、浴室に突入した。 「さて……みんな集まってるな。」 俺は一息置き、全員がこちらを向いている事を確認して宣言。 「突然だが、今から耐久バトルをしてもらうぞ。」 「耐久……バトル?」 俺の突然の宣言に、全員戸惑っているようだ。 「そう。とにかく相手より長く耐えて、最後まで残ったら優勝だ。」 まずは簡単な説明で納得してもらうことにする。 「ほぇ、優勝賞品あるのー?」 リーフィアは眠そうにしながら、しかし興味を持った様で質問を飛ばす。 「そうだな、じゃあ優勝したら何でも一つ、俺に出来る願い事をかなえてあげよう。」 本当は賞品は考えていなかったので、これはとっさに思いついた物だ。 「なんでもいいのか?オレがんばるんだぞ!」 「これは負けられないですっ!」 「優勝して……マスターと……」 「ほぇ!すごい!優勝したい!」 しかしなかなか好評な様で、全員が様々な反応を示す。 「よし!それじゃあ早速開始だ!」 「あの……まだ具体的なルールが……」 俺の宣言に、グレイシアがひかえめに質問を続ける。 「あぁ、それなら問題ない。すぐに分かるさ……フフフ。」 ---- *電撃戦 [#b94f4e47] 「とにかく!頑張るですっ!」 シェイミはやる気満々で進み出る。 「あっ、ちょっとその前にトイレ行ってきますっ!」 リーフィアは浴室の隣のトイレに駆け込もうとする。が―― 「それはダメだな。」 俺はトイレの扉に手を掛け、開けられないように押さえる。 「えっ、ちょっ」 さすがにリーフィアも予想していなかった様で、若干慌てた様子を見せる。 「もう対戦は始まってるからな。もし行くなら負けになるぞ?」 「もっ、漏らしちゃったらどうするんですかっ!」 リーフィアは何かの冗談だと思っているのだろう、まだ表情に大きな変化は見られない。 「それは当然負け。さらに"罰ゲーム"だな。」 「まさか……」 ここでグレイシアが感付いたのか、半信半疑の目でこちらを見つめる。 「この"耐久"って……」 「気付いた様だな。」 グレイシアも気付いた様なので、ここで全員に話そう。 「今回のバトルは"お漏らしせずにどれだけ我慢出来るか"の勝負だ。もし漏らしたら後で罰ゲーム、最後まで我慢出来れば優勝だ。」 「そっ、そんなぁっ!」 リーフィアは既に尿意を感じている様だ。決壊までそう長くはかからないだろう。 「へっ、この勝負はオレが優勝するんだぞっ!」 「そうはさせないです。勝つのは私ですっ!」 ゾロアとシェイミがお互いを睨み合う。余裕か虚勢かはすぐに分かるだろう。 「えっ、えっと……わ、私も頑張りますっ……」 普段慣れない事態に戸惑いを隠せない様子のグレイシアも、とにかく頑張ることにしたようだ。 最初に試合が動いたのは、それから約10分後。 予想通り、リーフィアが最初に音を上げた。 「あぅっ、だめっ、おしっこ漏れちゃうよぉっ!」 片方の前脚で股を押さえ、後脚で地団駄を踏む。 「どうする?ギブアップすれば罰ゲームにはならないぞ?」 もう優勝には絶対届かないであろうリーフィアに、とりあえずギブアップを提案してみた。 「いやなのっ!優勝してお願いかなえてもらうのっ!」 しかしもともと意地っ張りなリーフィアは、ギブアップの提案を頑なに拒否する。 「でももう我慢出来ないんじゃないか?」 その様子はどう見ても決壊寸前だった。 「出来るもんっ!まだ我慢っ……!」 しかしここで、リーフィアの言葉が途切れる。 踏んでいた地団駄も止まり、内股にぐっと力がこもる。 「我慢っ……」 その前脚と内股の隙間からは、決壊が始まった事を知らせるかのように水滴が滴りはじめた。 限界を超えたリーフィアはぷるぷると震え―― 「んんんっ!」 身体の反射を抑えられなくなり、腹部に大きく力を込める。 結果、押さえている前脚に勢い良く噴出した尿が大きな水音を響かせ、後脚や尻尾を伝って床に流れ落ちる。 「んっ、あっ、あぁっ!」 リーフィアは絶望的な表情で決壊を押し止めようとするが時既に遅し。誰がどう見ても"お漏らし以外のなにものでもない"量を出し終えたリーフィアは、後脚に力が入らなくなったように座り込んだ。 「はい、リーフィア、アウトー。我慢出来なかったから罰ゲームだなー。」 「うぅぅうー!」 涙をうかべながらうなるリーフィア。その涙は果たして恥じらいか、もしくは欲求の急激な解放による悦びか。 「今回の罰ゲームは――」 俺は浴室の扉の脇に置いていた袋から罰ゲーム用のアイテムを取り出す。 「これだ!」 「うそぉ!?」 「それって……!」 「なっ、何なんですかそれっ!」 「イヤだっ!オレはイヤだぞっ!」 取り出したのはそれぞれの大きさに合った紙オムツ。 「今日一日トイレは禁止。代わりにオムツを着けてもらう。」 「やぁっ、そんなの恥ずかしいよおっ!」 リーフィアは逃げようとするが、まだ脚に力が入らない様でうまく動けていない。 「だからギブアップ勧めたのに、それを断ったのはリーフィアだぞ?」 難なくリーフィアを抱き上げると、床のまだ濡れていない部分に仰向けに寝かせる。 「だって!こんなの知らなかったんだもんっ!」 口では反抗を続けるものの、リーフィアの身体は既におとなしくなっていた。おそらくは、もう全てをあきらめてしまったのだろう。 「まぁ聞かれなかったしな。」 お漏らしで汚れた脚や尻尾、内股などを、絞った濡れタオルできれいに拭う。この行程を怠ると、かぶれて後が大変な事になるので、多少時間がかかっても丁寧に拭いていく必要がある。 「この悪徳業者ぁー……」 一通り拭い終えると、紙オムツの個包装を破る。遠出の持運びにも便利なタイプだ。 「手段は悪徳でも心は業者じゃ無いぞ。ほら、脚開いて。」 尻尾の付け根にオムツをあてがいながら返すと、リーフィアそれ以上何も言わず、目を逸らして後脚を開いた。 オムツの前を腹部につけ、位置を調節。 後ろの切り込みに尻尾を通し、形を整える。 最後に、背中側についているテープを、腰を包むようにして腹側に止めれば完成だ。 「ほら、出来たぞ。」 俺が終了を伝えると、リーフィアは若干不自由そうに立ち上がった。 「うー……なんかがさがさする……」 リーフィアは慣れない感覚に腰を震わせる。漏れたのは尿ではなく、不満の声だった。 ---- *挑発戦 [#l80a48d6] リーフィアの脱落から10分。全員まだまだ余裕がありそうだ。 「さて、ここでミッションだ。」 あまり長引くと後が面白くないので、ここで最初の加速をかけようと思う。 「なっ、聞いてないんだぞ!」 「何をさせるつもりですかっ!」 ゾロアとシェイミは二匹揃って驚愕の声を上げる。 対称的に、グレイシアは先程からすっかり黙ってしまっている。 「心配しなくても、難しい事じゃない。ただ――」 用意していた袋から、今度は小さいペットボトルを取り出す。 「この水を飲み干せばいいだけだ。簡単だろう?」 今回は一般的飲料の試供品程度のサイズなので、ほとんど無理無く飲めるだろう。 量を見て安心したのか、三匹はそろってうなずく。 「じゃあ、まずは誰から行く?」 俺は三匹を見ながら尋ねた。 「私が最初ですっ!」 まず名乗りを上げたのはシェイミだ。 「よし、じゃあおいで。」 ペットボトルの栓を取り、スタンバイ。 「はいですっ!」 シェイミも足元でこちらを見上げている。 「じゃあ行くぞ。」 飲み口をシェイミの口元にあて、傾ける。 以前からペットボトルの飲料をよく利用していたため、傾け IP:124.146.175.168 TIME:"2012-05-15 (火) 01:10:18" REFERER:"http://pokestory.rejec.net/main/index.php?cmd=edit&page=%3Anovel05&refer=%3Ahide%2Fediting" USER_AGENT:"DoCoMo/2.0 SH01B(c500;TB;W40H18)"