何も居ない。誰も居ない。音もない。喚いても、叫んでも、帰ってくる声はない。 表と裏も、影と光も、右と左も、上と下も、前と後ろも、存在しない。 何もない何も感じない。 ---- #hr 私はこの世界がイヤだった。 美しいが刺激の足りなく、静かなこの世界が。 時折、鏡から見える別の世界、それを眺めるのが一番楽しかった。 高速で地を這うへんてこな蛇や羽ばたかずに飛ぶ鳥。 それから一番面白かったのは後ろの方から煙を吐き出し走る箱。これは何時見ても飽きのこないものだ。 だが今はその鏡から見える世界が見えない。妙にぼやけた像しか映らずそれがもう数十日続いている。 鏡から見える世界が見えなくてはただ、退屈な毎日を送るしかない。 最後にあの世界をみた時、大きな、途轍もなく大きな茸が私の見ていた世界を包み込んでいった。 せんそう、という物だったらしい。 詳しくは知らないがりょうどという物をかけてあらそい、ということをするらしい。 アルセウスが別世界への勝手口を閉じてしまった為あちら側に行くことが出来ない。 だから詳しいことは知ることが出来なかった。 ---- #hr 暇すぎる。 何も変化がない。 相変わらず鏡に映るのはぼやけた像だし、勝手口を開くことも出来ない。 変化の無さ過ぎる退屈な時間。 この際暇だし``自慰``という物をしてみることにする。 前に鏡に映る世界の者がしていた、ディアルガに尋ねると顔を朱に染めながら自慰、という事の仕方などを教えてくれた。 とりあえず下腹部の割れ目をいじってみれば分かるというアバウトな説明だったが。 六本ある細目の翼のうち一本を腹からゆっくりと割れ目まで移動させていく。 途中妙な違和感を覚えたが気にせず割れ目を翼で擦ってみる。 心なしか少し息が荒くなってきた気がする。割れ目の方にも謎の液体が染みだしてきた。 ー確かにこれはやらないと分からないなー 誰に言うでもなくつぶやいた。 依然翼の動きは止めていない、いや、止められない、が正しい。 今、ぎりぎり頭が正常に働いているが、もう私はこの快楽の虜になっていた。 歯を噛みしめ声を押し殺し、快楽を求め翼の動きを少しずつ早めていく。 だがこれで得られる快楽には限界があるようだ。もっと強い快楽を躯は求めている。 ……この割れ目の中に翼を挿してみたらもっと強い快楽が得られるんじゃないだろうか。 そう思った私は割れ目を擦っていた翼を中へと入れてみた。 太い棒状の物が入ってくる感覚がすぐさま快楽へと変わり思わず堪えきれず涙が出てしまった。 だがそれだけではやはり快楽の波はどこかへ消えてしまう。中に入れた翼にピストン運動をさせる。 これを続けていると次第に声を押し殺せなくなり甲高い喘ぎ声が今いる世界に響きわたる。 だんだん頭が回らなくなってきた。思考が快楽の波に潰されもう、ただ気持ち良くなりたい。それ以外考えれない。 中がゴリゴリ擦れて気が狂いそうだ。翼を中が強く締め付け痛みを感じるはずがそれすらも快楽の波を加速させるだけ。 一番奥を突き上げたとき今までで一番の波に飲まれ、私は果ててしまいここで意識を手放してしまった。 いつもやるには体力を使いすぎるが、偶にするにはいいかもしれない。 ---- 後書き(笑) はい、やってしまいました。(笑 ギラティナが可愛すぎるからいけないのです。 タイトルは飾りです。 長さはまぁ、スルーの方向で。 はい、ここまでお読み下さり有り難う御座います。 [[駄目作者>×]] #pcomment(のーばでぃコメント,5,パラメーター); #pcomment(:のーばでぃコメント,5,パラメーター);