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:foxeye_kadai の変更点


死那璃御樺堕威
2000~2400文字のSS
だいたいいそブイ2話分くらいの量
しぇいみんは長すぎる。

お題『自販機でよく買うジュースが繋いだ恋』or『何も知らないんだ、何も 』 【ムードメーカー】 #kuroyagi http://shindanmaker.com/134159 
 
えらんだもの。
・自販機でよく買うジュースが繋いだ恋


とーじょーじんぶつ。
・♂。
・♀。なまえしらない。大胆かもしれない。女ってのはよく分からん。


ながれ。

(自販機でジュース買う。飲む。学校行く。)調整

学校の自販機でジュース買う。売り切れる。

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//大体この辺まで序?  破とQの境目がわからない系キュウコン
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♀登場。

ねだってくる。

あげちゃう。

飲んじゃう。

半分くれる。

DO☆KI☆DO☆KI コーイノーヨークーシリョクー

いそブイより長くしぇいみんより短いといえばこのくらい?
でもこれしぇいみん超えそうで怖い(

アレ……?これもしかして足りてない……?

本文。

午前の二限が終わり、多くの学生が昼食に向かう時間。
いつも通り売店でパンを買い、近くの自販機に向かう。
本当は飲み物も売店で買ったほうが時間もお金も得なのだが、少し高くても

校内の唯一の自販機で売っている、甘さ控えめの”プレミアムティー”。
学校内での評価も高く、早めに行かないと売り切れてしまうほどの人気だ。
今日はいつもより遅かったせいか、並んでいる人も多かった。
相変わらずの人気で、多くの人が同じボタンを押す。
「うー……やばいよやばいよ!」
すぐ後ろの、別のクラスの友人がつぶやく。
いつもならそろそろ売り切れてもおかしくないころだった。
しかし、今日は運がよかったのか、ついに売切れることなく自分の番を迎えることが出来た。
ほんの小さな幸運だが、つい笑顔になってしまう。
ポケットの小銭を自販機に入れ、ボタンを押す。
ガタン、という音の後、取り出し口に目当ての缶が滑り落ちてきた。
今日もなんとか買うことが出来た。直後、押したボタンには”売切”の2文字。
「ノオオオォォォー!」
友人の悲痛な叫びがホールに響く。
その声で売切れを悟った列は一気に崩れ、ほんの数人を除いて落胆の声とともに自販機を後にする。
自分も自販機からプレミアムティーを取り、その場を離れようとした時だった。
「えー?売り切れー?」
聞きなれた、それでいていつまでも聞いていたい声。
振り返った先には同じクラスの女子が数人。
だが自分が見ていたのはその中の一人。
普段から活発で、クラスを盛り上げてくれる子。
それでいて自意識過剰でもなく、正しいと信じたことを貫ける子。
それは、自分が密かに想いをよせる子だった。
「しょうがないよ、今日は遅かったし……」
「仕方ないわねー。」
別の女子に宥められ、片手で髪をなびかせながら振り向き――
「あっ!」
「ぬぃっ!」
目が合ってしまった。

いたずらっぽい笑みを浮かべながら、彼女は自分の目の前に迫ってきた。
「ねぇ!」
「はいぃっ?」
やっぱり彼女を前にすると、どうしてもいつも以上に緊張してしまう。
文字通り目と鼻の先まで迫られ、思わず声が裏返ってしまう。
「ねぇ、それちょうだい?」
「は、はいっ!」
その勢いにつられ、つい反射的に了承してしまった。
「やった!ありがとっ!」
あっ、と思ったときにはすでに遅く、自分の手にあったプレミアムティーはすでに彼女の手にあった。
止める間もなく、彼女は缶の栓を開け、何の躊躇も無く飲み始めた。


「ありがと。半分あげる。」
満面の笑みを浮かべた彼女が自分に缶を差し出した。
「えっ、あぁ、うん……」
つい見とれていた自分はぎこちない動作で受け取る。

彼女が走り去ったのを見届けると、残っていた半分を飲み干した。
ほんのり甘い味がした。

IP:220.45.72.15 TIME:"2012-02-27 (月) 17:18:56" REFERER:"http://pokestory.rejec.net/main/index.php?cmd=edit&page=%3Afoxeye_kadai" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; rv:10.0.2) Gecko/20100101 Firefox/10.0.2"

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