ポケモン小説wiki
:03 の変更点


まだまだ残暑の厳しい9月中旬。
受験を控えた学生達は、合格のために猛勉強を始める。
人によっては、受験のためだけにわざわざお金を出して塾に通う人も居るんだとか。
授業形態は1対1の個人指導だったり、1対多の学校授業の延長みたいなものだったりと様々だけど、大抵は学力を上げるためのものらしい。
でも、中には学力を上げる以外の目的の塾もあるみたい。

まぁ、僕達には全く縁のない話――だったんだけど。
なぜか今回、僕達に学習塾を「手伝ってほしい」という依頼があった。
でも……どうやって教えるんだろう。



僕、イーブイなのに。
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 たのしい数学 ―三角関数―
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当日、教員控え室。
相方のロコンと一緒に、先生からもらった木の実を食べながら授業開始の時間を待つ。
具体的な授業内容はまだ何も聞いてない。
何をするのか分からないから、やっぱりちょっと不安が残る。
隣のロコンも同じようで、さっきから落ち着きが無い。
……僕から目を逸らしたような気がしたけどきっと気のせいだよね。
それにしてもなんだか暑い。というより身体が熱い。
ブースターにでもなっちゃうのかなぁ、と思ったけど、よく考えたら石がないから進化するわけないよね。
ロコンの熱気にやられたのかなぁ……あ、先生が来た。
「さて、それじゃあ行こうか。」
……結局説明全然無かったけど大丈夫なのかなぁ。


「それでは、授業を始めます。」
「起立!礼!着席!」
先生の宣言の後、代表生徒の号令で、全員が一斉に動く。何の意味があるのか僕にはよく分からない。
「はい、では教本の125ページを開いてください。」
身体の疼くような熱はまだ収まらない。
「では、今日は三角関数についての授業になります。」
先生だけは授業の内容についてしっかりと理解しているらしい。
「まず、教本の図を見てください。半径がrの円に……」
それにしても、授業が頭に入らない。ポケモンだから内容が理解できないのは仕方ない……という訳ではなく、身体の熱が普通じゃなく熱いせいで頭がふわふわしてくる。
隣のロコンも同じようで、舌を出して呼吸を荒げて――
「……直角三角形OABにおいて、円の中心、すなわち角AOBの角度をθと……」
なんでだろう、ロコンの姿を見てると身体が疼く。
僕を見つめるロコンの頬もあかくなって、雌ポケモン独特の香りというかなんというか――
「……sinθは高さ/斜辺、cosθは底辺/斜辺tanθは高さ/底辺に……」
そんな状態で話に集中できるはずもなく、勃ちあがろうとするモノを見られないようにじっと伏せるのが精一杯。
「……では、実際の数値を見てみましょうか。」
突然、先生が僕達を抱き上げた。
抱えるような抱き方のおかげで、いまや完全に勃ってしまっている僕のモノが生徒からの視線に曝される。
しかしそれはほとんど一瞬で、僕達はすぐに教卓脇の特設ベッド……のようなものに乗せられた。
「少し準備があるのでちょっと待っていてください。」
そう言うと先生はどこからか紐を取出し、手早くロコンを仰向けに固定した。
ロコンは丸見えな濡れた秘所を隠そうと縛られた四肢でもがこうとしている。
「おい、起きろ。本番来るぞ。」角の方の席では、若い男の人が、彼の隣で居眠りしていた中年男性を突いて起こそうとしている。
「おい、起きろ。本番来るぞ。」
角の方の席では、若い男の人が、彼の隣で居眠りしていた中年男性を突いて起こそうとしている。
よく考えると、そもそも生徒の年齢層もおかしい。10代後半から30近くまで幅のある学習塾なんてあるわけが――
そこまで考えた所で、僕はロコンの上に俯せに乗せられ、ロコンの後脚と僕の後脚を結び付けられている事に気付いた。

この状況で僕達に何を期待しているのか。
どんなに考えても、もうその答えは1通りしか出てこなかった。
みんなの前で、っていうのは恥ずかしいけど、身体の熱はもう我慢を許してくれそうにない。
もう自分を抑えられない――

僕はロコン

//さいんこさいんたんじぇんとぉ……///

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