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(旧)報われない恋 の変更点


written by 過ぎ去りし82

注:(官能表現・混沌(カオス)・死・黒歴史・視点移動乙)
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*報われない恋(旧) [#jf6e6957]

ねぇ。
いつから間違ってしまったんだろう、私達。 

なぁ。
いつから間違ってしまったんだろう、俺達。 

運命は、時に残酷過ぎて。 
人生において、自分達に抗えないたくさんの事は。
理解している『つもり』だった。 

父さん……
何故、あの人を? 
俺達の事に、気付いて無かったハズが無い。
どうしてだよ。
どうして、そう大人は。

自分の事しか……
自分の事しか考える事が出来ないんだ?

 ***

お母さん……
お母さんが一人で寂しいって事。私、良く分かってた。 
あの人。
ライチュウさんはとてもカッコ良い人だし、
何より、凄く優しいもんね。 

……気持ちは、分かるんだよ? 
でも、私とピカの事はどうでも良いの? 
二人が結婚しちゃったら。
私達、『姉弟』になっちゃうんだよ?? 

イヤだよ、そんなの。 
納得出来ない。
子供だからって――私達の愛だって、いつかは結ばれるモノなんだって……
一番後押ししてくれたのは、お母さんじゃなかった??
無責任にも、程があるよ。
今更「また友達に戻ればいいじゃない?」なんて。 

…やめてよ。
他人事みたいに、さ。 
 
親は。
近い関係にあるだけで。
赤の『他人』なんだね……結局は。 

人は、結局自分の事しか考えない。
だから私達も……
そう。
私達の事しか、考えないから。 

例えそれが。
『報われない恋』だったとしても――――  

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「ピカ。おはよっ!! 
今日も良い天気だねー」 

あくる日、私達はいつもの様に学校に登校をしていた―
そう、
いつもの様に。

「…俺は雨の方が好きだなー。
ついでに雷でも落ちてくりゃ、言う事ないんだけどなぁー」 

ピカ。幼馴染のピカチュウ♂。

私?
わたしは……

「私は困るから、それw。
電気タイプのピカは、気持ち良いかもしれないけどさ。 
私は普通の『ミミロル』なんだからっ。……黒焦げになっちゃうって」 

私は、ミミ。
ミミロルの♀。

「ミミロップおばさんからの遺伝で受け継いだ技とは言え、 
『普通』のミミロルが、冷凍ビームを放てるとは思えないんだけどな」 

……。
相変わらず、生意気な…

「それとこれとは話が別っ!もぅ。
(……電磁波ぐらいなら)」 
「聞こえてるよ?
今日。いつものダブルベットで、気持ち良さげに電磁波を感じちゃいます??
久しぶりに…」 

――ドカッ。 

「い、いってぇーー!!」 
「朝っぱらからバカな事言ってるからでしょ? 
……で、さ。 
今日は部活、休みなんだっけ??」 
「ん? あ、あぁ。 
顧問の先生が、急な出張で数日間学校を留守にするから… 
数日は残念だけど出来ないかもなぁ」 

チャンス。

「じゃ、さ。今日……どうかな?」 
「…自分こそ。朝っぱらから、何なの結局。
ま。俺はいつでも戦闘体制は整ってるけどな!」 

……
すぐ、調子に乗る所も相変わらず、か。

「はいはい。
じゃあ授業終わったら、ピカチュウの家に速攻で行くから……
待っててね!」 
「ん。
今日は一緒に帰りたい所……だけど。
こっちが四限。ミミのクラスは今日五限だからな…
面倒だったらまたいつもの様に、そのままウチ来ちゃえよ。 …親父は遅くまで、今日も帰って来ないと思うしさ」 
「…そっか、分かった。じゃあ、お言葉に甘えちゃおうかな。

……じゃ、また後でね」 
「おぅ。
楽しみにしてるよー」 

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私達は、同い年。
幼なじみな関係。…だったんだけど。 
中学一年からの『体』を通した付き合いから始まり。正式に付き合って、今日で丁度約三年になる。 
小学五年ぐらい、から。私達は他の子よりかなりマセてたみたいで。

既に、
この時色々「いじくり合って」はいたんだけど、ね。 

…まぁ、
それは置いといて。 
  
ピカは片親で、
母親は私達がまだ幼い時に、他の男の人と蒸発してしまったとか何とかで。 
ライチュウさん。
お金持ちだし、それでいてカッコ良い人なのになぁ…
何が不満だったんだろ? 
大人はよく、分からないモノだよ。
ホント。
 
で、私のお母さん。
『ミミロップ』っていう名前で、スタイル・容姿共に抜群! 
昔は「ポケモンコンテスト」のあらゆる賞を総ナメにしていた…
と、本人は得意気にいつも自慢してくるけど。 
正直、
何度も聞かされすぎて、耳にタコが出来そうではあるかな。

私のお父さんは、数年前に病気で死んじゃったんだけど… 
この時は、ピカチュウのお父さんも物凄く悲しんでたっけ。 
…私のお母さん、お父さん、ピカチュウのお父さんの三人。
中学時代からの、親友だったみたいだから…… 
  


…別れって。
悲しく、そしてとっても切ない物だよね。
私は、今ピカと別れる事なんて考えられないなぁ――
それだけ好きだし、
何より、思い出を積み重ねて着た大切なパートナーだから。
そこらの。
ただのカップルとは訳が違う。

そう。
言ってみれば、『兄妹』みたいな物に近いかな…
あ。
でも、本当に兄妹だと困るか。
性行為も何も、出来なくなっちゃうし。
も、もちろん。
それだけじゃ無いけど。

結婚とか、さ。
そ。
やっぱり『恋人』。
その響きががベストだよね。

そろそろ、そういうとこ。
ピカにもハッキリさせなきゃな…
アイツ。
こういう事、意外に結構ニブイからなぁ――
女心が意外に(分からないというか。
バカ、というか。

…『テク』は。
凄いんだけど、ね。
  
――早く、会いたいなぁ… 

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 ―放課後― 

俺は。
散らかってる部屋の片付けを、家に帰って素早く黙々とこなしていた。 
CDがあっちこっちに散らばっていて…一つしまうのにも一苦労だ。 
ちなみに…
お気に入りのアルバムは。 
人気トップアーティストグループ、「ブースタン」が作詞作曲を手掛けた『Limit The Break.』!
…こいつは。
俺の親父もお気に入りの一品。しかも初回限定版。
手に入れるのに、凄い苦労したんだよなぁ―― 
お金は親父に借金して工面して。で……

…って!
そんな事を語ってる場合じゃない!! 

…早く、早く片づけないと… 

『――ピンポーン。』 

げっ。
来ちゃった、か? 

「ピカ~? 入るよー?」 
「も、もうちょい待って! 後、五分あれば…」 

――ガチャ。 

「… 
こんな事だろうと思った。 
昔からそうだけど…普段から整理してないから、こういう事になるんだよ?」 
「おっしゃる通りデス。 

で、何やる??
テレビゲーム?ただ、最近部活ばっかやってて…新作はちょっと買ってないんだよなぁ。 
(小遣いもすぐ使い果たしちゃったし。) 

あ! それとも、新曲のアルバムでも聞いて…… !?」 
「ゲームもアルバムもいいよ。…せっかくの2人きりなんだから… 
「ヤル」事は一つでしょ?……違う?? 

ゲームとか、言いつつさ。 
『急所』がむき出しになっちゃってる、ピカチュウさん?」 
「…う……いつの間に。 
やっぱ、体は正直でいけないよな…」 
「もしかして、『溜まってる』の??
ベットはいつものごとく、キレイに整ってるから……そっちに移らない?」 
「……だな」 

 ピカチュウのモノは…今や天井に向かって、熱く、硬くそそり立っていて。 
間近で見るようになってから、早くも約五年が経つけど…今ではだいぶ立派になってきているようで。 
日々の成長を感じると共に…… 
私の秘壺が、徐々に濡れてゆくのを……感じた―― 

「ピカチュウの……また大きくなった??」 
「は、恥ずかしいだろっ。 
いいよっ! そんなマジマジ見つめくても…… 
…!?」 

ミミが…唐突に『俺の』を口に含んだ。 
どさくさに紛れて、俺もミミの下に、手をそっと伸ばしてみると… 
予想以上に『ソコ』は濡れていて……驚きと共に、さらに俺の興奮は増した。 

「帰ってから、まだシャワーも浴びてないし…汚いかもよ??」 
「男の子は、そんな事気にしなくて良いの♪ 
…むしろ、私の方が浴びたいくらいだよ。 
今日は、そのまま来ちゃったし」 
「ミミは汚く無いよ。シャワーなんて……浴びてなくてもっっ!!」 
「ひゃっっ!? …あ、イキナリ…そんなトコ、舐めたら……」 

手より、舌の方がミミはより感じる―― 
初めは…これでも口で為る事には、抵抗があったんだけども。 
今はもう好んで、自らこの行為を積極的に行っているのかもしれない。 
後は…ミミがやって、男の俺がやらない訳にはいかないから。 
…そんな強がりから、この行為には段々と慣れてきて。 

……今では、虜の様に――― 

「ミミだから」なのかもしれない。 
愛が深い分、不快感を感じないのかも。 
…ミミは、元から好き好んで、抵抗無くやってるみたいだけど。 
まぁ。そういう所がまた、可愛いらしいんだけども、ね。 

「――ピカチュウは、やっぱり、上手いね」 
「いや、ミミには負けるよw 


んっ…そろそろ……ヤバいかもっ」 
「…… 
どうせ出すなら、気持ちイイ方で出したいでしょ? 
………入れれば??」 
「…入れて欲しいクセに。 
「入れて?」って言わなきゃ……入れてあげないよ?」 
「…いじわるっ。 


…ねぇ……入れてぇ??」 
「ヨロシイ。 
んじゃ、いつもの通り、腰にマクラ当てるよ? 


んっ… 
今日は、中々締め付けが……良い具合かも…… 

てか…生は……ヤバ、い、ね。 
入れただけで…もう、イキそう、だよっ」 
「…早いのは、足だけにしてよ? 
もぅ~。 
まだ、出しちゃダメだよ?…ギリギリまで、我慢して…。 
ワタシも気持ち良く……させてね?」 
「… 
やってみる。 
じゃ、動くよミミ」 


――パンッ…パンッ… 

――ギシッ…ギシッ… 

小気味良いリズムと、時々混じる俺の呻き、ミミの喘ぎが…この静かな空間を支配して。 
それはまるで、奏でられた一つの音楽の様…で。 
…時の流れを、忘れさせる程に… 
自分達を、夢中にさせる、この行為。 

この行為に溺れる者は、愚かな存在なの――かも。 
でも、俺達の先祖は、元が野生だったし。 
そう考えると、一時「野生化」したと思えば、何ら問題は無いかと思えてくるから不思議だ。 



――とにかく。 
愛する者同士に、この行為は絶対必要なんだ。 
…お互いが、より愛し合ってるなら、より濃く… 
そして、より深く……… 




「ピカチュウ… 
イ、イイよぉ……… 

もっと… 
もっと……突いてぇ」 
「んっ…はっ… 
…分かっ、てる…… 

ミミ…愛、してるよ」 
「わ、わたしもぉっ! 
……ピカ、チュウ!! 
あっ… 
い……イッちゃうよぉっ!!」 
「ミミっ!! 
…俺、もう…… 
中に…いっぱい、出す、から…… 

くっ… 
で、でる!! ……でるよぉっっ!!! 
ミミぃぃぃ!!」 


――ドピュッ…ドクッ……ビュルッ――― 

「あっ…ミミ……スゲェ気持ちいい、よ…」 
「… 
今日は、『安全な日』…だから。 
ゆっくり…余韻に浸って」 
「…ミミ」 
「…ピカチュウ」 

俺は直ぐには抜かずに、ミミの言葉に甘え、繋がったまま… 
精を解放した疲労感と満足感に浸りながら、今度はまた、上の口同士で… 
再びお互いの愛を、確かめ合っていた。 

…時間が過ぎるのも…忘れて。 


むしろ。 
そう、むしろ。 
この時、時間が止まってしまえば。
…そう思ったのは、俺だけじゃ…ないはずだよ、な?

……ミミ。 
俺らは、いつかは結ばれる運命に在るはずだったんだよな? 
そしていずれは、俺にもミミにも似た、可愛い『ミミロル』が生まれてきて。 
親や、友人にも祝福されて、さ。 
幸せな家庭――ってヤツが。…そう遠くないトコロに存在した筈なんだ。 
…この瞬間までは、絶対。 



ミミとこの時、繋がっていたままでいられれば良かった。 
ミミを。 
この日……
帰すんじゃ無かった。 

&br;
&br;
&br;
――真実や現実は、時に残酷で。 
この時、俺達がもう少し大人だった―――ならば。 
現実に目を背けずに、何とか他人を欺き続けながらも、繋がり続ける方法があったのかもしれない―― 
いや……『しれなかった』が正しい、か。 

&br;
&br;
&br;
 だって俺達は。 

 もう、今は。 


 深い、深い海の底で。 

&br;
&br;
 二人仲良く。 

&br;
&br;
 永遠に、眠り続けて……いるのだから―――― 

&br;
 ― End ― 
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結局、主人公はともかくヒロインを殺してやりたかった作品だったと言う。
最後は水死、自殺なんですが。
ryし過ぎたため、新たに同名ですが全く別の作品を練り上げてました。
しかし後味が悪すぎる結末に嫌気が差して、しかもそれを紛らわす為に意図してなかったryシーンまで追加しようとして。

余りに思い通りに行かない作品過ぎたので、しかし途中放棄した罰として、旧をジャンクとしてこれを晒しておきます。はい。
要は殺したっかたんです。……同名の作品は中身を丹念に(?)詰めてやってたんですが、線路から途中で脱線しかけたので、葬りました。はい。

結末は似たような物でしたし。チラ裏で充分だと、途中で気づいてしまってからはry
その時の心理的影響も大きかったですし。
もう、色々とカオスです。
同名の作品は(確実に此処では)これにて諦めます。はい。

難しいですね。死を要にした(してしまった)作品というのは、色々な意味で……
元々は、報われない姉弟愛。をどう書くかに悩んでた物だったんですが。
――別の未来の作品の糧になるであろう事を、新旧共に祈り(?)ます。はい。

お目を汚したら、申し訳ありません。
(当時はこれでも気にいってたんです……。酷いですね、もry)
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 何かありま……せんよねw 

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