大会は終了しました。このプラグインは外して頂いて構いません。
ご参加ありがとうございました。
エントリー作品一覧
この作品は人間♂×ポケモン♀の表現が含まれます。
苦手な方はブラウザバックをお願い致します。
ポケモンマスターとはその地方における最強の称号である。
ポケモンに関する深い知識、どんなポケモンも鍛え上げる審美眼、素早く状況判断し的確に指示を出す頭の回転速度、高い身体能力を持つポケモンをしっかりと鍛え上げられるだけの体力……。
そして何よりどんなポケモンとも心を通い合わせる事のできる心の広さ、それら全てを持ち合わせた正にトップオブトップと呼ぶに相応しい存在。
その中でも別格と呼べるのはチャンピオンと呼ばれる存在だ。
ポケモンを扱う技術もそうだが、それでいてファンやライバルに対する対応にも曇りのない存在。
そんな成人君主ともなれば何処に行ってもきっと取り巻きの女性達にモテてモテて持て囃されていることだろう。
もしも俺もチャンピオンになる事ができれば、それこそ毎日毎日湯水のように好きな女性と毎晩ヤれるのだろう。
それでいて相手もチャンピオンと一晩よろしくした所で『襲われた』だの騒ぐようなこともなく、『あのチャンピオンと一夜を共にした』と喜ぶことだろう。
あ~
チャ~ンピオンになった~ら~
チャ~ンピオンになった~ら~
追っかけ百人できるかな?
ひゃ~くに~んとヤりたいな
ベッドの上で取り巻きを
ズッコンバッコンズッコンと
……今間違いなくクソ野郎な替え歌が脳内で流れたような気がする。
どう考えてもそんな下衆野郎がチャンピオンの称号を掲げられるわけがないのだが、ちょっと流石に精神にキはじめているということだろう。
俺の名前はツヨシ。
性欲は強い方だが普段はこんな脳内真っピンクな訳ではない。
近々、自分の住んでいる地方のマスターズリーグが開催される事もあり、絶賛山篭り修業中なのだが、流石に禁欲が長過ぎたのだろう。
マスターズリーグはその名の通り、通常のチャンピオンリーグと違い、過去リーグ上位入賞者のみが参加資格を得る次代のチャンピオンのための登竜門とでも呼べるバトルの祭典だ。
観客達は時期チャンピオンと名高いトレーナー達の激戦を毎試合見ることができ、参加者は自らが次のチャンピオンに相応しいと己の持てる全てをぶつけてくる。
当然賞金額も馬鹿にできない額であるため、優勝とまではいかなくとも上位入賞は自分の中での必須条件だ。
トレーナーはただそれだけで滅茶苦茶に金が掛かる。
ポケモンは生き物であって道具ではない。
バトルがあろうがなかろうが、大会が開催されていようがいなかろうが食費に各種ケアにトレーニング費用その他諸々に凄まじい金が掛かる。
だからこそポケモントレーナーにはその将来を応援する目的として賞金を送る風習があるが、頂点を巡る争いともなるとそんなものは端金になる。
もらえる金額にケチをつけるつもりもないし、馬鹿にしているわけでもない。
それらを受け取っても足りないからこそ、アルバイトを行ったり、自ら出版社やテレビ局に自らを売り込んだり、自分なりの育成論を自著として売り出したり、トレーナーへのコーチングを有料で行ったりと金を工面するために奔走する事が殆どだ。
大抵の人間がどこかしらでその二足のわらじのような生活に限界を感じ、リーグ公認トレーナーやブリーダーへと腰を落ち着ける事が多いのも頷ける。
スポンサーを付けるにしてもテレビやらそういった商品のCMに出演する等で時間を割く必要が出てくるため、こうやってまとまったトレーニングをすると……あっという間に金が底を尽きる。
残りの金はリーグ予選開催までにポケモンに充てる費用でいっぱいいっぱいのため、遊び金もそんな時間の余裕もない。
普段ならトレーニングやらの合間にデリヘルの一人でも依頼してスッキリするものだが、人っ子一人いない山奥にそんなものを呼ぶわけにはいかない。
とまあそういうこともあって、絶賛禁欲が祟って一人悶々とした気持ちを無理矢理振りほどきながらトレーニングを続けている。
ポケモン達の方の仕上がりはまあまず間違いないだろう。
ポケモントレーナーに体力は要らない等と言うトレーナーはこれまで腐るほど見てきたが、それは頭でっかちの机上の空論だ。
ポケモンの基礎体力トレーニングは一体誰が指示を出すのだ?
走り込みや岩肌へのぶつかり稽古なんかも行うのに周囲やポケモンへの安全の配慮は誰が行うのだ?
体力が必要ないと言っているのはそういったトレーニングのための施設に預けている普通止まりのトレーナーの言う言葉だ。
確かにポケモンの身体はそういう場所でも仕上げる事ができるが、ポケモンは道具ではない。
日々のトレーニングの内から心を通わせ、ポケモン一匹一匹の癖を理解し、それを活かす指示を出すには四六時中そのポケモンと行動を共にする他ない。
外界の情報から隔絶されたこの環境もいい。
目の前のトレーニングだけに集中できる。
……とまあ雑念ありありの自分が語ってもなんの説得力も無いのが悲しいところだが、まず間違いなくポケモン達にとっては野生にほど近いこの環境はいい刺激になる。
だが現代の文明の利器に慣れすぎた人類には非常に堪える。
主に股間に堪える。
今日も今日とて一日のメニューを終わらせて床に就こうとしているが、疲労のせいか自らの愚息がテントの中でテントを張っている。
時折手で抜いてはいるが、実際にセックスをするのと抜くのとではこうヤった感が全く違うのだ。
そのモヤモヤがどうにも溜まりすぎていて、ここ最近では手で抜いても収まりがつかない。
今日もAVを見ながら作業的に自分磨きに文字通り精を出しているが、どうにも不完全燃焼気味だ。
結局もやもやも晴れなかったため、適当な情報でも流し見て気を紛らわそうとしたが、その日だけはよしておいた方がよかったかもしれない。
『メタモンを好きな子に変身させてセッ○スしたことある奴wwwww』
適当なまとめサイトを見て時間を潰していた折、そんなタイトルのまとめを見つけてしまった。
内容は何処にでもあるような下世話な話で盛り上がるものだったが、ある一文に目が釘付けになってしまった。
『メタモンは訓練のしようによっては見た目だけ人間に変身させるどころか、中まで再現できるぞ』
何にでも変身できるポケモン、メタモンといえば上を目指すトレーナーであれば必須のポケモンだ。
当然その目的はより優れたポケモンを産む世代交代に必要不可欠な存在だからだ。
人間に変身できるというのは何となく知ってはいた。
アカデミー時代、よくメタモンやらゾロアークやらを代打として出席させ、途中でポケモンだとバレて叱られる所までがセットの怠け者を何人か見た事があるからだ。
ポケモンである以上人間の言葉を発声するのは難しいため、会話をしようとすればすぐにバレるし、メタモンはくすぐれば、ゾロアークは軽く驚かせば案外簡単にその変身は解ける。
『くだらない事をよく思いつくものだ』と学生時代は小馬鹿にしていたが、案外馬鹿にできないのではないか? と今正に衝撃を受けていた。
『いやいやいやいや待て待て待て待て……スレの住人だって意見は半々だ。そりゃそうだ。ポケモンとセックスする? 余りにも馬鹿げている』
肯定的な意見や悪乗り半分の意見も散見されるが、同時に否定的な意見も少なくはない。
ポケモンにとってトレーナーは絶対的な存在だ。
悪事に利用されるポケモンも悪いのはそれを行わせたトレーナーであってポケモンではないと言われるほど、ポケモンはトレーナーに従順であり、ポケモンにとってトレーナーの指示に従うというのは人間の決めた善悪の範疇にはなく、『それがトレーナーの喜ぶ事』という絶対的な信頼からどんな命令にも従う。
その信頼すべきトレーナーがセックスさせろなどと言い出した日にはポケモンにとってはそれが最良の事だと認識するだろう。
度々ニュースでも取り上げられるポケモンへの暴行は一つの社会問題だ。
それは何も性的なものだけではない。
指示に従わないからと度の過ぎた体罰を行ったり、ポケモンを用いた犯罪や放任による半野性化したポケモンによる被害、トレーナーの義務を放棄され餓死や多頭飼育崩壊を起こしたりなど、原因は様々だ。
だが同時にそれは行き過ぎたが故の問題であり、ポケモンをただバトルのための相棒としてではなく、まるで伴侶のように大切に扱う人が居るのも事実。
全てのポケモンがそれを望むか望まざるかなど、神話時代の人間で無ければ分からない話だ。
などとクソ真面目に色々と考えているが、これも全ては自らのこの溜まりに溜まった性欲の発散方法が無い事が原因だ。
『……どうする? まだリーグ予選開始まででも一ヶ月以上期間がある』
自分自身のパフォーマンスが落ちてきている事は口にするまでもなく、もしこのままリーグ予選を開始しても集中力が乱れて試合に集中できない可能性も高い。
だが当然メタモンにはそんな事を教えていないため、信頼関係に大きくヒビが入る可能性も高い。
最悪ポケモン相手に無理矢理そんな事をしている事がバレればリーグへの出場権剥奪も有り得る。
最早究極の二択だ。
『自分の食費を削れば……いや、麓まで降りてスッキリしたとしてもまた戻ってくるのに数日掛かる。この時期の数日の遅れは致命傷になりかねない……』
今正に真剣に考えているが、悩んでいる内容はただの性事情なのだからお笑いものだ。
『大丈夫だ……。メタモンはこれまで色んなポケモンと交尾させてきた。そこに俺も含まれるだけだ。一回なら大丈夫!』
結局はこの性欲をどうにかしない限り解決しない問題であるため、俺は自分の人間性の方を捧げた。
ボックス転送システムを起動してすぐにメタモンを呼び出し、一時的に手持ちのポケモンを全てボックスへと預ける。
そして早速メタモンにお気に入りのAVを見せてその女性に変身し、自分と交尾するようにお願いした。
メタモンはそのAVの内容を食い入るように見つめ、何度か見直した後、そのAVの女性に見事変身した。
……ロトムフォンサイズで。
そりゃあそうだ。
人間はほとんど同じだが、ポケモンの姿は千差万別。
映像でしか見ていないものにこちらが想像している通りに完璧に変身できるわけがない。
所詮掲示板の書き込みは嘘半分という事を思い知らされたが、かと言ってここまで来て引き下がる気にもなれない。
最早誇りは捨てたのだからせめて一発抜いておきたい。
そこで先程のまとめに書かれていた情報を頼りに色々と調べてみる。
『メタモンを使うぐらいならサーナイトでいい』
『初心者はとりあえずミミロップにしとけ』
『ヌメルゴンはローション要らずで楽』
『やあ、みんな、人間の男性とポケモンのメスとのセックスだと、シャワーズが人間と一番相性が良いポケモンだって知ってた?』
これまで考えもしなかった予想外の視点からのポケモンへの考察の数々はある意味で度肝を抜かされた。
というか逆によくもここまでポケモンを性的に見れるものだ。
結構ポケモンと一緒に歩いている人も多いため、彼等は街中とか歩けるのだろうか?
「メタモン、サーナイトになら変身できるか?」
「メタ」
任せろとでも言うように体の一部を伸ばして恐らく胸辺りになるであろう場所をトンと叩いて見せた後、あっという間にメタモンの姿はサーナイトになった。
流石にポケモンへの変身は慣れているだけあって完璧だ。
育成しているポケモンの内には当然サーナイトもいるため容姿も技も特性もありとあらゆる事を知っているつもりだったが、まさか本当の意味であらゆることを知り尽くす日が来るとは夢にも思わなかった。
メタモンはある意味ポケモン世界での最高の嬢だろう。
あらゆるポケモンを誘惑する術をよく知っている。
サーナイトの姿になったにも関わらず、メタモンは自らのスカートのような部分を両手でめくり、先程何度か見せただけのAV女優のように股を開いて自らの指でアソコを弄りながら俺を誘うように視線を流している。
人間の相手は初めてのはずだが、あんな少しの情報でも俺をオスとして誘おうとしているのはある意味感服する。
急な事だったため当然ローションは持ち合わせていない。
そのためまずは軽く指でメタモンのアソコを触ってみると、既にぬるりと指が滑るほど湿りを帯びていた。
ここまで準備万端の女の子は人間だったら痴女だが、ポケモンからすれば普通なのだろう。
十分に濡れているのを確認してから指をぬるりと滑り込ませると、メタモンは少々驚いた表情を見せた。
まあポケモンからすれば準備万端のメスのアソコに突っ込むものといえばチンコしかないだろうが、生憎俺はそんなせっかちな男ではない。
とはいえ女の子の扱い方は知っていてもポケモンのメスの扱い方は知らない。
今扱うべきはメスのポケモンなのだろう。
一旦指を引き抜くとメタモンは不思議そうに俺の引き抜かれた指をまじまじと見ている。
あんまりそんなに興味津々に見られても反応に困るのだが、メタモンの方もどうしていいのか分からず対応に困っているように見える。
あくまでメタモンの誘惑は見よう見まねだ。
ならばここは自分が男としてリードしていくべきだろう。
手で顔をこちらに向けさせ、そのまま唇を重ねる。
映像で見ていたからか、メタモンはその接吻に応えるように互いに唇を求め、そしてそのまま舌を絡め始めてくれた。
その行為そのものを快楽と感じているのかは知らないが、必死に自分の舌に応えている。
軽く胸を弄ろうとも思ったが、そもそも乳らしき膨らみもないためなんとも虚しい。
仕方がないので諦めてマンコに手を伸ばし、指でクリトリスを弄ったがどうにもおかしい。
ちらと視線をそちらに向けると、見た目こそは確かに指で軽くこねているはずなのだが全く以て反応がない。
メタモンからすると間違いなく初めての刺激のはずであるため無反応は有り得ないのだが……。
どうにも何もかも勝手が違うため諦めてもしもの時のためのコンドームを装着し、早速挿入することにした。
先端で入口を撫で回し、ゆっくりと膣奥へと押し入れる。
そこで違和感の正体が判明した。
生物特有の温かさは確かにあるが、まるで大きな竹輪にでも挿入したかのように何の感触もない。
あのスレで中の感覚が云々と言っていた意味がよく分かった。
外見は確かにサーナイト。
鳴き声もサーナイトそのものだし、恐らくは技等も俺が育てたサーナイトそのままになっていることだろう。
逆に言えばそれ以上何かを似せる必要は無いのだろう。
ポケモン同士の交尾であればそれこそ繁殖のための行為だからオスも興奮しきっていればこんな何の感触もない筒状の簡素な膣道でもいいのだろうが、人間だとそうもいかない。
それか人間を相手にするから色々と不慣れな事をさせて想像できない部分は簡素化されているのかもしれないが、そうなるとどうにも興奮できない。
とはいえメタモンの方は頑張ってサーナイトの鳴き声で先程の映像のように喘ぎ声を真似ているが、そも挿入しただけで動かしてもいない以上感じているはずがないのだが、そういう勝手は分からないだろう。
その後なんとか腰を動かして逝こうとしたが、やはり腰の動きとちぐはぐな喘ぎ声に本物にもオナホールにも遠く及ばないただの柔らかい筒、演技臭いサーナイトの表情と全ての要素が自分の中の野獣を押さえ込んでしまった。
「いやー……そのー……ありがとうな。メタモン。助かったよ」
「メタ!」
満足そうな表情を浮かべ、ふふんと鼻(?)を鳴らしている様子を見るとどうしてもそれ以上何かを口にすることはできず、そのままボールに戻してしまった。
性欲は満たされていないのに息子はやる気を失っているという正に不完全燃焼に陥り、その日は諦めて眠ることにした。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
翌朝、朝食をスタメンの分用意して自分自身も食べ、いつものルーティーンを開始したが、やはりトレーニングをし始めると不完全燃焼だった性欲の種火がまたふつふつと火を灯し始める。
今からメタモンを調教するのは無駄な労力だ。
一朝一夕で出来ることなら皆メタモンをもっと話題に上げていることだろう。
……嗚呼駄目だ。
悪い癖が出始めた。
メタモンの偽物の感触があれなら、逆に本物のサーナイトの膣の造りは一体どうなっているのか?
人間のそれに近いのか、はたまた全く違う未知の感触なのか?
気になって仕方がない。
昔から好奇心は強い方だった。
その性分が幸いしてポケモンの色々が気になり、調べていく内に様々なポケモンに詳しくなり、今ではマスターズリーグに参加させてもらえるほどのトレーナーになれたわけだが、今はどう考えても悪い方に作用している。
あのスレに上がっていたポケモン達のマンコの感触が気になりすぎて意識がそちらに向けられてしまう。
目の前で走り込みをするポケモン達の股間に自然と目が吸い寄せられてしまう。
非常に不味い。
ポケモンとのセックスは未遂……と言い切れるか怪しいラインだが、とにかく最後まで終えていないのにも拘らず既にアブノーマルの世界に片足どころか腰ぐらいまで浸かってしまっている気がする。
『いや……サーナイトで経験してそれを最初で最後にすればいい。今は不完全燃焼な性欲でおかしくなっているだけだ。大丈夫。まだ大丈夫』
自分にそう言い聞かせてなんとかその日のトレーニングは無事に終えた。
先日同様、一旦ポケモン達をボックスに預け、今度はサーナイトだけを手元に呼び出した。
「サーナァ!」
マスターズリーグの開催が近付いた頃からチームメンバーを固定していたためサーナイトをパーティに加えたのは数ヶ月振りの事になる。
そのせいでサーナイトは久し振りに一緒にバトルができるものだと思って喜んでいる。
少々心が痛いが、今回は目的が違う事をサーナイトに伝えた。
「……という事だ。今回はバトルじゃなくて……サーナイト、君とセックス、そう交尾がしたいんだ」
「サーナ?」
「当然嫌なら断ってくれて構わない。バトルのメンバーももう固定しているから暫くはサーナイトと一緒にトレーニングしたりバトルをすることはない。それでもいいなら……」
「サーナァ……」
きっと困惑する。
きっと拒絶する。
今までサーナイトは自分の事をそういう存在として見ていなかったはず。
だがサーナイトの反応は自分が想像していたものと全く違った。
いや、そうであってほしいと願っていたのだろう。
サーナイトの表情は確かに多少は困惑してはいたが、だがその困惑は別に拒絶や嫌悪ではなく、まるでその言葉を期待していたかのような喜びの表情だった。
想像していなかった反応に自分の方が困惑していると、サーナイトの方からそっと横に座り、頬を寄せてくる。
頬を紅潮させたままその柔肌を恋しそうに擦り付けてくる様子は正に恋人に向ける好意そのものだ。
当惑している自分を他所目にサーナイトのスキンシップは明らかにエスカレートしている。
恋人のように寄り添い、そしてするりと正面へ移動し、抱きついてきた。
サーナイトはトレーナーの心をよく理解しているとは確かに聞いたことがあるが、まさかこれほどとは思ってもみなかった。
献身的でありながら、かと言ってバトルには決して否定的ではない好戦的なポケモンなのだと勝手に思い込んでいたが、サーナイトの尽くすとは文字通り身も心もトレーナーへの好意で満ちているのだろう。
そんなことを考えている最中もサーナイトは分からないなりに必死に自分をその気にさせようと奮闘している。
そんな可愛らしい反応を見せられれば自然と自分も期待させられるわけであり、興奮はサーナイトへもシンクロしてゆく。
息遣いは少しづつ荒くなり、ただの頬擦りからペロペロと頬を舐め、そして舐めている舌先はそのまま口元へと寄ってくる。
サーナイトの腰は既に自分のあぐらの上にすっぽりと収まっており、まるで自分のモノを探すか勃起を促すように腰をクネクネと動かしている。
求めてくるのであれば最早後戻りは出来ない。
意を決してサーナイトを一度足の上から下ろし、ズボンを脱いだ。
あんな事を考えていた割には、既にギンギンに勃起したモノがサーナイトの眼前に現れた。
それを目にするなりサーナイトは制止するよりも先に舌で舐め回してきたのだ。
「ちょっ!? 待って!!」
あまりにも予想外の反応に慌ててそう口にしたが、待てと言えば待つ程度の理性は残っているようだ。
普段からのしっかりとしたトレーニングの賜物なのではあるのだが、既に鼻息を荒くしてこちらの顔とチンコを交互に見つめる程度には我慢ができないらしい。
突然の出来事に跳ね上がった心拍数を何度かの深呼吸で整え、改めて腰を下ろしてからサーナイトの顔を見る。
まるで餌を待てで止められているワンパチのような表情だ。
「いいよ。サーナイト。おいで」
言うが早いかあっという間にサーナイトの顔は自分のイチモツに吸い寄せられた。
舌がカリ首をなぞるように舐め回し、そのまま口の中へと含んでしまう。
想像していたよりもサーナイトの口腔は温かく、そして激しい舌遣いだった。
興奮も相まって今にも発射してしまいそうなほど心地良かったが、本能なのかそれとも自分の精神状態を読んだのか、サーナイトはすぐに口を自分のモノから離し、一度自らの口元を拭ってから身体を這い登るようにしてサーナイトの顔が近付いてきて、また最初のように顔を舐め始める。
バトルの時のサーナイトはとても力強く、それでいて凛としている自生する白百合のような姿だと思った事が何度もある。
だが今の姿は言うまでもなく、生物の本能を剥き出しにした正に獣だ。
一度にあまりにも沢山の未知をぶつけられて戸惑う事すら許されない内に、サーナイトは自分を一匹のオスとして味わい尽くしている。
またサーナイトの舌が自分の口腔内を犯し始める頃には、花弁のようなサーナイトの腰の中にある女性器が同じように自分のモノをヌプヌプと呑み込んでいた。
恥じらいも何も無い生殖は、恐ろしい程に合理的だった。
メタモンの真似たサーナイトの腟内とは比較することすら烏滸がましい。
そういえばコンドームをまだ付けていなかった事や、見た目よりも細い胴体に多少の不安や、少しづつ慣らしていこうなどと考えていた自分の考えが全部吹き飛んでしまうほどの快楽が襲い掛かる。
数の子天井とでも言うのだろうか? 無数のつぶつぶが亀頭を撫で回し、包み込んでくる。
細身の身体は予想通り腟内も狭く、その刺激が鮮明に伝わるほどに圧迫してくる。
それでいて別段サーナイトは苦しそうな素振りを見せていない所で、何故不定形のグループに位置付けされているのかが理解出来た。
中に出すのは危険なのではないか? そんな事を考える余裕もなく、溜まりに溜まっていた性欲と共にサーナイトの腟内へと白濁の欲望となって解放されてゆく。
心地良すぎて全身の力が抜けたのなど、童貞を捧げた時以来だ。
自分で自分の身体を支える事が出来ず、サーナイトの重みで身体が前に倒れてより深く腟内を自分の噴火し続ける槍が穿つが、それすら余裕で呑み込んでしまう。
尚もサーナイトの腰は根元まで咥えこんで離さないようにうねり、舌も口の中を蹂躙している。
『ドレインキッスって...…こんな感じ……なのかね……』
そんなくだらない事を考えながら、その日はそのまま燃え尽きてしまった。
絞り出されるようなあの夢の一時から一週間も経たない内に、オチンチンの方はあの日の事を思い出す度に勝手に勃っていた。
膣内に生で挿入した上に中に射精したため、事が済んだ後の賢者モードの罪悪感は凄まじいものだったが、同時に背徳感のせいか、それともこれまでの人生で一度も味わったことのない名器だったからか、あの感動が忘れられずにいた。
結局一度限りと心の中で誓っていたはずなのに、ふと気が付けば既に一週間も経たない内に3度もサーナイトと身体を重ねていた。
タマゴができてしまわないか、変な病気にならないか等、色々と悩んでいたのは最初の内だけで、気が付けばコンドームの事など気にも留めなくなっていた。
ただここで一つ問題が起きた。
最初の内はサーナイトもノリノリでセックスを楽しんでいたのだが、事が済んでしまうと特にバトルをするわけでもなく、そしてトレーニングをするわけでもないと分かってからはサーナイトが不貞腐れるようになってしまったのだ。
最初は分かってくれたものだとばかり思っていたが、やはりサーナイトとの関係性は今もトレーナーとポケモンであり、バトルこそが本当にやりたいことなのだ。
バトル以外でのスキンシップを増やしたりもしたが、それこそがサーナイトと自分にとってのルーティーンであった以上、交尾程度でそれを超える事はできないらしい。
そのため流石にこれ以上はマスターズリーグが終わった後にその埋め合わせをする他無いが、かと言ってもうセフレのように気軽に呼び出す事もできない。
そうなると控えのメンバーを安易に呼び出しては取っ替え引っ替えといったクズのような事をしないといけなくなる。
流石にそれは俺自身のプライドがあるため流石に嫌だ。
仮にもマスターズリーグまで呼ばれるようなトレーナーだ。
何度も悔しさで涙を流した事はあっても女性を泣かせた事はただの一度たりともない。
それはポケモンであっても、女性として扱うのなら同義だ。
そこで問題の部分に戻るが、サーナイトがそうなったように自分のポケモンは控えのポケモンも含め、殆どのポケモンがそんなポケモン達だ。
ならば今そういった交渉が可能なポケモンは今の手持ちのポケモン達となる。
だがこれはかなりの博打だ。
もしも性行為を切欠に普段のトレーニングやバトルに支障が出るのなら、直近の試合に大打撃を与える。
それだけは避けなければならない。
というよりも何故自分はそもそもポケモンとセックスをする事を前提で物事を考えているのだろうか?
だがやはり気になってしまう。
サーナイトでアレだったのだ。
他に名前の上がっていたミミロップやヌメルゴン、シャワーズは一体どうなのだろうか?
ダメだダメだ、どう転んだとしてもこれは最後の手段にするべきだ。
今は目の前の事に集中しよう。
そう、目の前の……ポケモン達の股座……。
「あ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”ぁ”!! 集中しろぉぉぉぉぉ!!」
急に目の前でトレーナーが発狂したせいでトレーニングに集中していたポケモン達が慌てて自分の元へと集まってきてしまった。
必死に何でもないと取り繕うが、普段絶対しない行動を取ったせいで最早トレーニングどころでは無さそうだ。
「……仕方ない。少し早いが昼飯にしよう」
そう言って心配ムードだったポケモン達をご飯ムードにする事ができた。
とは言っても昼ご飯はそれほど豪華なものにはできない。
保存が利いて腹持ちが良く、一度に沢山作れるものとなると汁物が殆ど。
後はそれをパンかライスで食べるのが山篭り期間の自分とポケモン達のご馳走だ。
カレーやらシチュー、ビーフシチューとレパートリーを単調にしないように工夫はしているが、ポケモン達はどれでも美味しそうにむしゃむしゃと食べてくれるのでまあ多分気に入ってはくれているのだろう。
「よーし! できたぞー!」
今日は魚介たっぷりのクラムチャウダー。
取り皿を皆の前に並べてゆき、そしてたっぷりと注ぎ込む。
軽く炙ったパンと幾つかきのみを取り出して並べると、どうにも見慣れないポケモンが紛れ込んでいた。
『……ミミロップだ』
今の自分の手持ちにはミミロップは入っていない。
だがクラムチャウダーを前に目をキラキラと輝かせているのは間違いなくミミロップだ。
基本的にポケモンは警戒心が強いため、特に理由もなく人間の前に姿を現すことはない。
人間が住んでいたり、行き来する場所の付近に現れるポケモンは比較的に若く、警戒心よりも好奇心の強い個体が殆どだ。
中でもとびきり好奇心が強いポケモンは、トレーナーとそのトレーナーのポケモン達との交流を見て興味を持ってその集まりに顔を出してしまう個体も稀に存在するらしい。
「よかったらお前も食べるか?」
「ミ!」
一応元々は人間のパートナーだったポケモンもいるにはいるが、この辺りはあまり人間が立ち入らない場所であるためそういう個体とは考えにくい。
というのも大体元々飼われていたポケモンは野生化すると人前に姿を現さなくなるか、かなり人里に近い場所に住むかの両極端になるからだ。
人間というものをよく知っているからこそ、恐れ、憎み、二度と人前に現さないか、好きで愛されていたからこそ人ともう一度接したいと考えるかの二択になるのだろう。
だからこのミミロップはそのどちらにも該当しないからこその考えだ。
そこで自分の皿をくれてやり、自分は鍋から直接掬ってパンにかけて食べる事にした。
やはり反応を見る限り人間が作る料理を食べるのは初めての事らしく、すぐに口に入れようとして火傷しかけたり、冷ましてから口に入れると一層目を輝かせたりと反応が見ていて楽しかった。
突然の訪問者はポケモン達も大歓迎らしく、何かはよく分からないが楽しそうに談笑しているようでポケモン達にもいい刺激になったことだろう。
後はいつものように鍋を片付け、トレーニングに戻ったのだが、どういうわけだかミミロップは興味津々で自分の横に立っている。
どうやら大層気に入られてしまったようだ。
一通りのトレーニングメニューをこなしつつ、ちょこちょことミミロップの方にも同じように軽いトレーニングの真似事のようなものをさせたが、何故だかとても楽しそうだ。
自分はあまり球技のような色々とルールの中で動く競技は得意な方ではなかったが、ポケモン達からすればトレーニングはどちらかというと勉強の方に近いのだろうか?
そう考えると確かに自分もアカデミー時代の勉強は結構好きだったから理解ができる。
そしてボール投げが下手過ぎて猛特訓をしたのも今ではいい思い出だ。
そうする内に日も傾き始めたためトレーニングも終わり、夕飯の準備を始めたが、やはりまだいる。
「お前さん、流石にもうそろそろ群れに帰らないと危ないぞ?」
「ミィーイ!!」
「飯が食いたいのか?」
「ミーロ!」
てっきり美味い飯に文字通り味をしめたのかと思ったが、ミミロップは首を横に振って答えた。
どうやら本当に気に入られてしまったらしい。
正直これは願ったり叶ったりの状況だが、だがかと言ってこの状況を素直に喜んでいいものなのだろうか?
ミミロップは自分とポケモン達の楽しそうな雰囲気に引き寄せられてきたのだ。
そんな子を相手にいきなりワンナイトラブというのはあまりにも節操が無さ過ぎる。
色々と考えはしたが、とりあえずミミロップはもう自分のポケモンになる気満々であったため、快く仲間自体には引き入れた。
だが問題はここからだ。
野生の個体を一から育てるとなると厳しいトレーニングも必要になるため、まずは信頼関係を築く所からだが、それに追加で自分と身体の関係も築いてもらおうというのだから一朝一夕のものではないだろう。
そのためその日、またしても手持ちのポケモン達を一度預け、ミミロップだけを出して改めて気持ちを確認することにした。
サーナイトが特殊だったのか、それともポケモンとは元々人間もパートナーの一人として見ているのか、それを知るには丁度良い機会だ。
「……なあミミロップ。もし、今後一緒にトレーニングしていくとして、その先でもしも俺と交尾する事になったとしたら……お前は嫌か?」
「ミーロ」
ミミロップの表情は、何故そんな質問をしているのか分からない。といった様子だった。
またミミロップは首を横に振り、すぐにギュッと抱きついてきた。
意外ではあったが、決してミミロップの反応は予想外というものではなかった。
不特定多数の人間が書き込める掲示板で相当数の賛同の声があったというのは、何も全員が悪い人間であるとは考えにくい。
ポケモンは人間に好意的であり、同時に純粋で疑う事を知らないからこそ人間のそういった善意や悪意に振り回されているだけなのだろう。
そう考えるとポケモン達は常に人間に対してプラトニックな恋愛感情を抱いていたのかもしれない。
なら秘事として誰にも言わなければ、それは誰も傷付けるような事にはなりえないだろう。
「……そうか。その時は、よろしくな」
竿に感情を支配されていた自分がとても馬鹿らしく感じた。
それからは元々のメンバーにプラスする形でミミロップを一緒に連れた。
幸い今は山篭りでトレーナーと対戦する機会も移動する予定も無いため、手持ちが七匹になってしまった弊害はあまり生まれることもなく平穏に過ごす事ができたが、問題はどちらかというとミミロップのトレーニングの方だ。
手持ちのメンバーはいつものメニューをこなしてもらえばそれでよかったが、ミミロップの方がどうしても自分も同じようなトレーニングメニューをこなしたくて仕方がないらしく、少々駄々を捏ねたのだ。
一度は経験と思って同じメニューをやらせたが、まあ当然付いていける訳もなく、今度はそれはそれでショックだったらしくて落ち込んでしまう。
普段なら一から育てる時は手持ちのポケモンを全て同じメニューで育てられるように大体の強さを揃えるのだが、大会間近の今にそういった事は流石にできない。
一応手持ちのポケモン達もかなりストイックなトレーニングメニューを積んでいる事を説明して慰めてはもらったが、きっとミミロップが想像していたよりも高すぎる実力の差を見せつけられたのはかなり堪える事だろう。
「なあ気にするなって。みんな特訓を続けて今の強さになったんだよ」
腕の中で丸くなっているミミロップの様子を見るに、まだ落ち込んではいるようだ。
好奇心の強い個体は要はそれだけ人生経験を積んでいない若い個体だ。
人間で言えば思春期真っ盛りの頃ならば体力が目に見えて上がり、精神も成熟する頃であるため妙な全能感が出始める頃だ。
その時にあまり高すぎる現実を見せるのはよろしくない。
「ほらほら。元気を出せ」
全身を丁寧にブラッシングして股間に顔を埋めるミミロップの頭を撫でる。
やはりまだまだ誰かに甘えたい盛りも抜けていないようだ。
抱きついて頭をぐりぐりと押し付けてくるのは可愛いが、現実問題割と性欲が溜まっていて目の前のミミロップを元々性的対象として見てしまっていたということ。
以前の自分なら『よしよし甘えん坊さん』程度で済んだスキンシップかもしれないが、どうしても股間をまさぐられるのは堪える。
そしてポケモンは大抵の場合やたらと鼻が良い。
明らかに先程から押し付けてくる顔の鼻先が一点を集中して刺激するようになっている。
「……ちょっと離れようか」
「ンミィ……」
一度ミミロップの身体を下ろして距離を開けたが、案の定鼻先の湿り気で息子の辺りが湿っており、おかげで微妙に元気になってしまっている。
このままは流石に不味いと考えたが、どう見てもスキンシップの方向性が先程から明確に変わっている。
仕方がないので胸に抱き寄せても、顔がすぐに股間の方へと降りてゆく。
最早疑うまでもなく既にミミロップにはオスとして認識されているのだろう。
『確認したのは余計だったなぁ……』
当然今までこんな経験はない。
わざわざミミロップに確認を取ったのが逆に自分をオスとして認識していいのだという風に考えさせてしまったのだろう。
「流石にまだダメだよ」
「ンミィ……?」
そんな上目遣いは止めて欲しい。
だがここで事に至ってしまってはまるで初めからそういう目的でこの子を捕獲したような気がしてしまうではないか。
などと考えている内にもミミロップの方は股間に顔を埋めるのを止めない。
何度引き剥がしても戻ってくる。
「分かった分かった! 俺が悪かったって」
離せば離すほど意地になって近寄ってくるようになってしまったため、もうこうなったらどうしようもない。
無理矢理モンスターボールに戻してボックスに送信することもできるが、それではミミロップの精神的によろしくない。
観念してズボンを下ろすと、既に息子の方は軽く勃起していた。
不思議とミミロップからすれば人間の性器は初めて見るはずなのだが、それがオスのそれであることは理解できているようだ。
先程までと同じように股座に顔を突っ込んでくるが、今度はその目的は完全に違う。
亀頭の先端を舐め回し、カリ首を舐め回し、竿全体をあっと今に固くさせてしまった。
流石にやられっぱなしというのも性に合わないので、そっと手をミミロップの股間に伸ばした。
尻の方から柔らかな毛を撫でてゆき、菊門に指が触れると軽く反応したが、そのまま下へ移動する。
すると毛先が濡れている箇所が既にあった。
辿ってゆくとそこには滑りの感触。
ポケモンという奴は本当に合理的に交尾を行うのだろう。
まだフェラしかさせていないというのに既にミミロップの股間はいつでも挿入られるという程に濡れている。
こうも簡単に準備万端になられると女性を快感に導いてきたテクが悲しくなるところだが、まあ下手に濡れていないのが原因で怪我をさせるよりはマシだろう。
滑りを辿ってそのまま指を膣へ滑り込ませる。
指でも分かる程にミミロップの体温は高く、内部はうねっている。
感じているのか、指の動きに合わせるようにミミロップの腰が動いている。
『ここまで感度が良いなら逆に本番をせずに今日を収められるのでは……?』
そう考え、手淫により一層力がこもる。
ミミロップのクリトリスを探し出して優しくこねる。
やはりこんな経験はなかったのだろう。腰が手の方へ押し付けられるように動き、そして自分のチンコを舐めていた口の動きが止まった。
ならばこのまま一度絶頂させれば収まる可能性が高い。
人差し指と中指の谷間に挟み込むように押さえつけ、ぐりぐりとしかし痛くないように優しくこね回す。
腰が上がってきた所を見るに相当良いようだ。
そのままクリクリと指先で弄んでいると、ビクビクッと身体を震わせて一気に脱力した。
『良かった良かった……。ポケモンでも逝かせられたな』
「ほら、これで終わりな?」
そう言ってモンスターボールに手を伸ばそうと身体を後ろに反らしたのがまずかった。
ドンと強い衝撃でそのまま仰向けに倒れたかと思うと、身体の上には今絶頂して動けなくなっていたはずのミミロップの姿が。
そして自分が何が起きたのか、何をされているのかを認識するよりも早く、ミミロップは自分のペニスをあっという間に自分の膣の中へと飲み込んでしまったのだ。
熱い。
まるで溶岩の中に包み込まれたのかというほどにミミロップの膣内は熱く、そして恐ろしく狭い。
それもその筈、身体の上のミミロップのお腹は自分のモノがどこまで挿入っているのかはっきりと分かるほど膨らんでいるのだから。
竿全体を締め上げ、呼吸の度に快楽が押し寄せてくるというのに、既にミミロップは腰をぐねぐねと動かしているではないか。
ポケモンとセックスをすることになってからは今まで色んな女性を抱いてきたという自分の自信があっという間に消失してしまう。
何も知らないポケモンの膣はあまりにも気持ちよく、それでいて貪欲なのだ。
男としてリードしてやろうなどという気が失せてしまうほどに、彼女達の行為はオスを快楽へ導くように作られている。
ズプンッ! ズプンッ! と初めてとは思えない勢いでミミロップは自分のオスを味わっている。
出し入れされる度に経験した事のない快感が押し寄せる。
押し込まれると最奥の一番大事な部分にペニスの先端を押し当てているのか、コリコリとした感触が先端を円を描くように刺激し、引き抜かれるとカリ首に恥肉が全力でまとわりついて射精を促そうとしてくる。
ポケモンは天敵となるポケモンが多いから交尾にあまり時間を掛けないというが、その結果がこの名器なのだろう。
とてもではないが抵抗することなど敵わない。
またしてもサーナイトの時と同じように、何の抵抗もせずにあっという間にミミロップの中へ精液を解き放ってしまった。
ビュクン……ビュクン……とポンプのように送り出される精液は、寧ろミミロップが絞り出しているような感覚だ。
一番奥で受け止め、そして根元までみっちりと締められている。
結局最後の一滴まで搾り取られ、ようやく我が息子が解放されるとミミロップは恍惚とした表情で自分の傍らに横たわっていたのだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
あれから数日。
何故かまた別の問題に直面していた。
というのも……ポケモンの性欲の強さを舐めていた。
サーナイトも殆ど二日置きだったのにも拘らず当然のように応えていたため薄々感じてはいたが、ポケモンの体力は人間からすると無限に感じる。
ほんの少しでも自分がテントで一息つくとミミロップが求めてくる。
これに関しては自分が原因なのだが、ミミロップにとってはセックスも自分とのスキンシップの一つなのだろう。
だから断れば素直に止めるが、そうなると生殺しになるのはどちらかと言うと自分の方だ。
だがそれで手を出すと無尽蔵の体力と魔性の名器で絞り出され、二日目以降はセックスそのものが気持ちの良いものなのだと理解すると二度、三度と一回の行為の回数が増えていた。
多少はポケモン達をしっかりとトレーニングする為に自分自身もそこらの人間よりは鍛えているつもりだったが、ポケモンが満足できるだけの相手をするとなると格闘家やアスリート並の体力が必要そうだ。
そんな事を毎日続けていれば当然筋肉痛にもなるし、自分の体に支障が出ればトレーニングの方にも支障が出る。
そこで泣く泣くミミロップにも後日、しっかりとトレーニングをすると約束をして一旦ボックスに預ける事にした。
最早ポケモンボックスが次のスタメン予約待ち状態になりつつあるが、背に腹は変えられない。
元はと言えば自分の性欲で文字通り身を滅ぼしかけているのだが、気になったらとことん気になってしまう性分なのだ。許して欲しい。
何はともあれ大会予選期間1週間前という所まで差し迫り、そこまでの間は流石にもう手を出さなかったのだから誰か自分を褒めて欲しい。
まあ正直先週は最後の追い込み期間という事もあってうつつを抜かすような余裕が無かったというのが正直な所だが、逆に今週は予選に備えての休息期間も兼ねている為、トレーニングよりも作戦や行動の連携力を高める方がメインとなっている。
だが体力的な余裕が出てくると自分の悪い癖の方も顔を覗かせてきた。
というのも、いるのだ。よりにもよって今回の手持ち六匹の中にあの上がっていた名前のポケモンの内の一匹、ヌメルゴンが。
ヌメルゴンとのスキンシップも当然行ったことがある。
卑猥な意味ではなく、健全な意味でだが、それこそ全身ヌメヌメにされるため水場が必須になる。
だが体感しているからこそ、そのローション要らずと言われるもちもちのボディを十二分に知っている為、どうしても期待してしまう。
全身ヌメヌメにされ、もちもちに包まれながらヌメルゴンをもちもちしてみたいと思ってしまう。
ミミロップとの交流を経たからこそ、特にポケモンは人間に対して性的対象として見れないという事も無い事が分かっている為、ヌメルゴンとは逆に確実に良好な関係を築ける事は確定している分、気は楽だ。
だが、かと言ってヌメルゴンがミミロップのように過度に求めてこないとも限らない。
そしてもしもそうなった場合、ヌメヌメのボディで勃起しない自信もないし、同時に自分よりも体格のいいポケモンに包まれれば身動きなど取りようが無くなる。
現時点ではまだ計り知れない快楽で身動きを封じられている程度だが、物理的に羽交い締めにされれば強制的にヌルヌルローションコースとなる。
試すにしても大会期間終了後だ。
そうするとシャワーズだが……こちらは残念ながら手持ちには含まれていないが、イーブイの進化系という点でなら一致しているポケモンがいる。
フワフワとしたリボンが特徴的なポケモン、ニンフィアだ。
サーナイト、ミミロップと経験してきた今だからこそ一つ気になるのが、身体の大きさと膣の具合の違いに関係性があるのかというところだ。
サーナイトはツブツブで覆い尽くすような刺激、ミミロップは絡み付くような膣肉と包み込んで逃さないような膣圧のダブルコンボだった。
そしてサーナイトよりもミミロップの方が小さく、同じようにミミロップよりもシャワーズやニンフィア、所謂ブイズと呼ばれるイーブイの進化系達の方が更に小さい。
このサイズともなれば両手で簡単に抱えられるし、もしもの際は物理的に動きを制することも可能だ……恐らく。
そのため実際のバトルを想定した同時に指示を出す自分自身とポケモン達の情報伝達のトレーニングを終えた後、ニンフィアだけをテントの中へと招き入れた。
「ニンフィア。変に思うかもしれないが、お前に頼みたいことがあるんだ」
「ンフィ?」
ポケモン相手にこんなお願いをするのは既に四度目だが、それでも未だに心拍数が跳ね上がる。
アカデミー時代の彼女に告白をした時のような変な緊張感だ。
ポケモンの育成に集中したいから、と別の道を歩んだ彼女と別れたというのに、今そのポケモン相手にセックスさせてくれと頼み込んでいるのだからおかしな話だ。
「フィー!」
自分の言葉を聞くと、ニンフィアは一際目を輝かせて、くるりとこちらに背を向けた。
反応を見る限り嫌だというわけでは無さそうだが、そうなると何故そっぽを向いたのかがよく分からない。
暫くニンフィアの行動の意味を考えて首を傾げていると、後ろを向いたままずいずいと近寄ってきて、軽く尻を持ち上げた。
視線だけをこちらに流すニンフィアの表情を見てようやく理解したのだが、ニンフィアは今正にセックスを早くして欲しいと懇願しているのだ。
前の二匹は確かに人間に近い二足歩行のポケモンだったため、人間と同様に抱き着いたり体を引き寄せたりする事が出来たが、ニンフィアは四足歩行だ。
こういったポケモンは正にメスに主導権が握られていると言っても過言では無いだろう。
同種ならオスも四足歩行であるため、メスがこうして迎える体勢でなければ交尾など叶わない。
つまり今は自分も一オスとしてニンフィアに迎えてもらう体勢なのだということだ。
早速ズボンを下ろしてニンフィアの臀部をまじまじと観察する。
これまでもブラッシングなんかで抱き上げることがあったが、相変わらずニンフィアはふわふわというよりはサラサラとした毛並みだ。
そしてブラッシングの時とは違い、自分が尻に手を置くと、ニンフィアの尻尾は揺れるのを止めて体に張りつけたのかと思うほど横へ逸らしている。
てっきり尻尾は振りっぱなしなのかと思っていたが、よくよく考えてみれば行為中は確かに退けておかないと邪魔になる。
感心しながらも親指でニンフィアの大事な部分をなぞると、やはり既に滑りを帯びており、いつでも挿入れてくれと言わんばかりの状態だ。
尾を避けてくれているのも、既に濡れているのも信頼が故のもの……と信じたいが、同時にそんな状態になっているニンフィアの尻を見て、ムクムクと劣情を滾らせている自分はもはや手遅れな所まで来てしまったのだと痛感する。
『リーグ戦が終わったら賞金で街のちょっとお高いソープに行く予定だったのに……』
などと心の中で少しだけ寂しくもなったが、なんとなくポケモントレーナーに彼氏彼女があまりいないのかが少しだけ理解出来た。
トレーナー同士の会話など、飲みの席でも大差ない。
やれ何何の育成が大変だった。何何を育てるコツを教えて欲しいだのが大半で、基本的に誰も下世話な話をしないせいで自分からも話題を振りにくいのだ。
それはそれで確かに役には立つのだが、自分のように性欲の強いトレーナーはファンの子に手を出しているのか、それとも奥さんでもいるのか、はたまたおすすめのソープでもあるのかとかとか聞いてみたかったが、恐らくたどり着く答えは此処なのだろう。
ポケモンはとても素直だ。
大切に育てれば育てた分応えてくれ、そしてかけがえのないパートナーとなってくれる。
その上こんなに信頼して自分から今も早くエッチをして欲しいと入口を拡げる指に対して腰を動かし、中に導こうとしているのはあまりにもグッとくるものがある。
「慌てるな慌てるな......すぐに挿入れてやるから」
ニンフィアの健気な動きに既に愚息も準備万端。
もう一方の手で竿を握って物欲しそうにするニンフィアのメスに当てると、それまで動かしていた身体をピタリと止めた。
腰にグッと力を入れて、その割れ目へと先端を押し込む。
先端がぬぷりとした感触の中へ包み込まれ、そしてまだ先端だけだというのにきゅうきゅうと切なく締め付けてくる。
だが焦らない。
ニンフィアは前の3匹と比べても圧倒的に体が小さい。
今も先端だけが挿入されている状態だが、既に先端はこれ以上挿入らなさそうな感触がある。
大切な試合を控えた今、下らない好奇心と性欲でニンフィアや自分が怪我をするような事があってはならない。
だからこそ慎重に......と考えていたのだが、先に動いたのはニンフィアの方だった。
腰を上下に揺らしたかと思うと、先程まで到底挿入りそうになかった感触が無くなり、腰をこちらに寄せて来るままにずぬぬっとあっという間に竿の中腹ほどまで飲み込まれたのだ。
つくづくポケモンの頑丈さには驚かされるが、それ以上に驚かされたのはニンフィアの腟内だ。
また最奥に届いたかと思うと、ゴリュッとカリ首を撫でる感覚があり、その上で先端にコリコリとした子宮口の感心があるのだ。
先端とカリ首、そして根本の三点が重点的に刺激を加えられ、全体は絡み付くような感触。
一瞬呼吸すら忘れるほど、鮮明で強烈な刺激が快楽として全身を流れた。
『なんだっ......!? これ......ヤバすぎる......っ!!』
ただ挿入しているだけで快感が襲い掛かり、ならば引き抜こうとすればあのゴリゴリとした刺激が竿全体に襲い掛かる。
そこからまた中へと突き入れれば、また同じ様に全体が荒々しさと柔らかさが同時に押し寄せてくる。
こんな刺激は人間では絶対に味わえない。
気が付けばニンフィアの身体を持ち上げ、抱いたまま一心不乱に腰を動かしていた。
身体の大きさ云々の話では無い。
ポケモンはあまりにもオスの精液を搾り取るために合理的な進化をしているのだ。
自由の効かないニンフィアの腟内は、それでいて凶悪なまでに心地良い。
一突き毎に理性を失わせ、夢中にさせる。
ズブズブとどこまでも自分のペニスを受け入れるのに、ゴリゴリと長くは持たせないという刺激を断続的に与えてくる。
結局、気付けば自分が腰を動かし、ビュクン! ビュクン! と容赦無く中に射精すまで呼吸する事が出来ないほど心地良かった。
ひとしきりニンフィアの中に射精しきり、そのまま倒れ込むように横たわると開放されたニンフィアがずるりと自分の一物を引き抜き、自らの膣から垂れてくる精液を舐めていた。
「わ......悪い......苦しかったよな?」
「フィーア......」
ようやく戻ってきた理性でニンフィアの身体を心配したが、ニンフィアは首を横に振っていた。
気を遣っているのだとばかり思っていたのだが、そのままニンフィアはこちらに寄ってきて、徐ろに力をなくした息子を舐め始めたのだ。
そしてそのまま刺激され続け、竿がまた硬さを取り戻すとニンフィアは顔の前でこちらに妖艶な表情を見せたまま、こちらがその気になるのを待っていた。
触手で決してこちらのペニスが萎えてしまわないように、軽く全体を撫でながら......だ。
「ツヨシ選手!大躍進のベストフォーおめでとうございます!!」
「ど、どうもありがとうございます……!」
「ぜひ今回の結果を振り返って、その秘訣などあれば教えていただきたいのですが……!」
「あー……そうですね、今回はポケモン達との絆をより深める事に努めました。ポケモン達との深い絆は自分も知らなかったポケモン達の潜在能力を引き出してくれる結果となったという事ですね」
対戦後のインタビューにそう答えたが、正直気が気ではなかった。
いざ望んだマスターズリーグだが、結果は四位。
これをどう捉えるかは人それぞれだろうが、マスターズリーグ過去最高十六位が最高だった自分からすれば最早御の字といったところだ。
問題はそっちではない。
何故今回に限ってそんな高成績を残せたのか。
当然秘訣はあった。
そう……あの日、ニンフィアとエッチをした日の翌日。何故か他のポケモン達まで自分にえらく擦り寄ってきていたのだ。
大体の察しはついていたが、最悪の想定とは違う方向でまだよかった。
そう、手持ちの内、ヌメルゴンともう一匹ウーラオスがどうもメスだったらしく、明らかに色目を向けてきていた。
オスの方はというと、やはり性別が同じだからか別段そういった事をする素振りは無かったが、ここ最近ではあまり見せなくなっていた頭を撫でてアピールを久し振りにしてきたのだ。
進化する前の小さかった頃は確かによく頭を撫でていたが、大きくなってからはしていなかったため、本当はして欲しかったのだろう。
思う存分撫でてやったが、その様子を見る限り、メスにとっても自分とのエッチは『やりたい事』の枠なのだろう。
『人間なら単純な男女間での性行為ってのは好き合う相手の最終目的みたいなものだけど……ポケモンにとってはコミュニケーションの一環ぐらいなのかねぇ……?』
ともっともっと撫でてくれと尻尾を振るポケモン達の頭を撫でていたが、ニンフィア経由で自分とやりたい事をさせてもらったと聞いたのか、最早二匹はヤル気満々で見つめている。
既にニンフィアとも行為をしているし、現在進行形で残りの三匹の欲望を満たしてやっている以上、ヌメルゴンとウーラオスの期待に応えてやらないわけにはいかない。
結局その日一日は本来想定していたトレーニングの工程はできず、指示に関するトレーニングをワンセットする度に撫でてタイムが訪れていた。
流石にこの調子が続くわけにもいかないため、この日だけは付き合うことにしたが、一つ約束もした。
「今度の大会で良い成績が出せたら、一日、好きなだけ付き合ってやる」
と、言ってしまったのだ。
いやぁ……まさかあそこまで効果があるとは思わなかった。
これまでも別に可愛がっていなかったわけではないが、彼ら彼女ら的にはまだまだ足りていなかったらしい。
「フィア~」
「ヌメ~」
「ウ~ラ」
それとよく知らなかったのだが、ポケモン達はあまり乱交に対して抵抗感が無いらしい。
トレーナーとしてポケモンが交尾をする事は知っていたが、基本的に育て屋のような施設に依頼していたため、一匹ずつが基本だと思っていたのだが、それも要は人間の都合ということなのだろう。
そして今目の前に三匹のメスがいるのだが、人間の女性で考えるなら正に絶景といった所だ。
……いや、もう本心を隠すのはやめよう。
人間の女性に戻れる気がしない。
ポケモンと一括りにされているが、種類が違えばアソコの具合は全然違う。
そのためポケモン三匹が目の前に並んでいるということは、三種類の刺激が味わえるという事なのだ。
人間の女性三人を並べても得られるのはいわば男としての征服感だけだが、ポケモンならそれに加えて相手を変えるだけで行為そのものが変わる。
確かに人間の女性ならゆくゆくは結婚して子供を作って子煩悩に溢れる家庭を持つ事も可能だが、性欲が強すぎてソープに定期的に通っているくせに本気でポケモントレーナーを目指す為に彼女と別れたような男がまともな家庭を築けるとは微塵も思っていない。
なのでポケモン達が本能で自分を求めるように、自分も本能に従う事にした。
「こらこら順番だ」
大の字で寝れば大小様々なポケモン達が我先にと自分のチンポに群がってくる様は素晴らしい。
まずはニンフィアを抱き上げ、既にギンギンになった自分のペニスをニンフィアの腹に添える。
未だに自分で言うのもなんだが、かなり大きいはずの自分のモノが抱えられるサイズのニンフィアの腹の中に収まるというのが信じられない。
腹部の中腹ほどまで挿入っている事になるが、苦しそうな素振りを見せたことはないため、本当に平気なのだろう。
そんなことをまじまじと再確認していると、待てなくなったのかニンフィアのリボンのような触手が竿に巻き付き、刺激を促している。
更に言えば今回は一対一ではないためヌメルゴンの滑りを含ませていたらしく、リボンで撫でられるだけでかなり心地良い。
「それじゃあ……挿入るぞ……?」
そう言うとニンフィアのリボンが竿から離れ、期待した眼差しをこちらへ注ぎ始める。
ヌメルゴンの滑りのおかげでこれ以上ないほど挿入しやすくなったモノは一切の抵抗を覚えることなくズプズプズプ……とニンフィアの肉壺の中に沈み込んでゆく。
そして訪れるゴリゴリとカリ首を責め立てる凶悪な構造の膣内。
だが前回と違うのは人間でいう対面座位に当たる姿勢で挿入しているからか、あの一旦突っかかってから一気に飲み込まれるような感覚がなく、奥まですんなりと入ってしまったことだ。
とはいえすんなり挿入ったというだけで、あの強烈な二箇所の刺激と、プリプリとした最奥の刺激は健在。
寧ろ挿入しやすくなった上に今度はニンフィアのリボンが自分の腕や腰に巻き付いてサポートしてくれているおかげか、前回よりも更に刺激が強い。
まとわりつく恥肉の刺激と一度カリ首に引っ掛けて弾くような膣道そのものの構造の二重の刺激。
更に気持ちよさそうに舌を出して荒い呼吸をし、何処か遠い世界を見ているニンフィアの表情と今ここまで犯しているのだというのがくっきりと浮かんだニンフィアの腹部が、男の征服感を満たしてゆく。
そうしてジュブッ! ジュブッ! と少ない空気と溢れる愛液を押し出す音を聞きながら、あっという間にニンフィアの中を精液が満たしていった。
ドレインキッスでもされているのかと思うほど心地良く、ぎゅうぎゅうと締め付ける感覚がモノ全体から快感の逃げ場を奪い去る。
あっという間に垂れてくる愛液が自分の精液と混ざった白濁液に変わり、敷いていたタオルを濡らしてゆく。
これでようやく第一ラウンドが終了。
ニンフィアは恍惚とした表情を浮かべたまま脇の方で休んでいるが、自分もまだインターバルを挟まないとそのまま二回戦に突入するのは厳しい。
これでも一五分もニンフィアを突き上げられたのはかなり善戦できた方だ。
前回は三分持ったかも怪しい方だったのだから。
それでいてポケモン達は無限の体力と無限の持久力と無限の性欲を持っているのだ。
嫌でも鍛える必要が生まれてしまった。
とりあえず今日はもうもみくちゃにされるのが分かっていたので予め買っておいた精力剤で息子のPPを回復させたが、次なる相手はヌメルゴンだ。
前回は自分が動けなくなるリスクを考慮したため、ヌメルゴンとウーラオスは好きなだけ頭を撫でてやっただけで勘弁してもらったため、セックス自体は今回が初だ。
とりあえずヌメルゴンとヤれば若干の差はあるが、あのまとめに書き込まれていたポケモン全員と経験済みということになる。
とはいえ……改めて近くで見るとヌメルゴンはやはりでかい。
おっとりとしていて威圧感はないはずなのだが、それでも凄まじい存在感がある。
これまでは皆自分より身長が小さかったため、自分が下だったが、流石にヌメルゴンにのしかかられるのは厳しいものがあるので、ヌメルゴンに仰向けになってもらった。
改めてヌメルゴンの身体を隅々までしっかりと見てみたが、ヌメルゴンのアソコは尻尾の付け根辺り、しかも横筋のような部分であることが分かった。
ぬるぬるを辿りながらそこに指先を触れると、確かに皮膚のたるみではなく隙間がある。
指で輪を作るように軽く広げると、ここから先は内蔵なのだと分かる明るいピンク色が顔を覗かせた。
『ミミロップやニンフィアの時は苦しくないか気になってたが……今度は逆にヌメルゴンにとって自分のモノは小さすぎて気持ちよくないんじゃないか……?』
思わずそう思ってしまうほど、眼前のヌメルゴンの女性器は大きい。
ウォーターベッドのようなヌメルゴンの腹をなぞりながら、身体を預ける。
もにもにとした密着感と、絶妙な滑りが身体の全面を包み、まだ挿入前だというのに押し付けられたペニスが刺激される。
だが滑りが良すぎて身体を動かそうとしてもその場でくねくねと動くぐらいしかできず、一旦横に滑り降りようとすると、ヌメルゴンの触角が身体を持ち上げ、そのまま下腹部辺りに下ろしてくれた。
そのまま滑らかな肌に何度もモノを擦り付け、わずかな引っ掛かる感触を頼りにヌメルゴンのアソコを探していると、逆に向こうが迎え入れるようにクパァと開き、そしてそのままヌプヌプと自分のモノを受け入れていく。
全体をもったりとした柔らかい感覚が包み込み、じんわりとヌメルゴンの熱を伝えてくる。
腰を動かすと、二枚の分厚い肉の間に挟み込んだかのように全体を優しい刺激が伝わる。
これはこれで優しい刺激が断続的に続いて心地良いが、ヌメルゴンの方が気になった。
これまでは皆、行為に夢中で余裕がないといった感じの表情だったため、ヌメルゴンも感じられているのか表情を伺うと、瞼を閉じて、意識を股間に集中させているような感じだった。
やはり自分のモノでは満足させられそうもないと少しだけ残念に感じていたが、何故か今一度ヌメルゴンは触角で自分の身体を押さえつけたのだ。
「……もしかして、動くな。ってことか?」
返事は無かったが、かなり集中している感じがする。
腰を動かすのを止めて、ただ身体を預ける事一分程、急にもったりと包み込んでいたヌメルゴンの膣内の動きが変わった。
ぐねぐねと蠢き、複雑な刺激が訪れたのだ。
先程までかなり余裕があるように感じていた空間がぎゅうと狭まり、波打つような動きが押し寄せる。
かと思えばカリ首の辺りだけが狭まり、先端から根元に向かって輪のような感触が滑り降りてゆく。
そして全体を入念にマッサージするような蠢きが訪れ、急に身体がふわりと持ち上げられた。
何かを考え込むように眉間にしわを寄せていたヌメルゴンがパチリと目を開くとそのまま俺の身体を顔に引き寄せ、口で竿を飲み込んだ。
するとどうだ、最初に舐められた時や普段のスキンシップの時とは違い、竿全体がピリピリと痺れるような感覚が押し寄せる。
最初は痒み程度だったが次第に痛みになり、熱を帯びているのが分かる。
「痛い痛い痛い!! 何をしてるんだ!?」
てっきり品定めでもして、不合格なら食い千切るのがヌメルゴンというものなのかと思っていたが、その拷問を終えてヌメルゴンの口から息子がようやく解放された。
なんということでしょう。
人間ならビッグサイズだったモノが最早化物サイズにサイズアップしているではありませんか。
「え……なにこれ……?」
「ヌメェ!」
知られざるヌメルゴンの生態だったが、どうやら品定めをしていたのではなく、相手になるオスのチンコを自分に合うようにカスタムしていたのだ。
太さは自分の腕ほどもありそうで、長さは膝よりも長くなっている。
そんなヌメルゴン専用サイズとなったモノを見てヌメルゴンは恍惚とした表情を見せ、今一度受け入れてゆく。
感覚もかなり鋭敏になっており、ヌメルゴンの膣内に擦れると凄まじい刺激が全身を駆け巡る。
優しく包み込むように感じていた箇所は全部みっちりと犯し尽くし、ヌメルゴンの粘液とは明らかに違う液体がブピュッと音を立てて膣から押し出されてゆく。
そのまま先端から根元まで受け入れると、全体がぎゅうぎゅうと締め付け始めたのだ。
全体が蠢くように波打ち、そして膣内が逆にピストン運動でもするように刺激が前後にストロークしている。
あんな巨大なモノ、自分では到底動かせないと思っていたが、その答えは正にヌメルゴンが証明してくれた。
動かす必要などないのだ。
柔らかい肉が包み込み、まるで精を搾り取るようにぐねぐねと形を変え続ける。
『こ、こんなこと……あいつは書いてなかったぞ……!?』
異次元の心地良さを味わいながら、生物の口内のようなヌメルゴンの膣を全身で感じ、そして一際ぎゅうっと収縮した刺激で耐え切れなくなり、射精した。
それも射精の量が尋常ではない。
ビュクン、ビュクンと耳元で精が放たれていく音を聞いているかのように体内に響く。
このまま死んでしまうのではないかと思えるほどの射精は余りにも心地良く、暫くその余韻に浸っていた。
これが本来のヌメルゴンが自分よりも体格が小さいポケモンと交尾をする時の、本気の交尾なのだろう。
ヌメルゴンがローション要らず等とのたまっていた輩は、体のいい性処理道具ぐらいにしか考えていなかったからこんな異次元のセックスを書いていなかったのだ。
そのまま暫くポケモン達に介抱されていたが、どうやらあの息子の超巨大化現象は一時的な効果らしく、気が付けば元に戻っていた。
……少しぐらい大きくなっていそうな気がするが、正直元のサイズをしっかりと覚えているわけではないので気持ちの問題だ。
「いやぁ……悪いな。かなり待たせて」
「ベア」
最後にウーラオス。
ヌメルゴンとの行為の色々なハプニングで随分と遅くなってしまったが、遂にこの時が来た。
ウーラオスはダクマの時に高山トレーニングを行っていた時に出会った子だ。
あまり他の場所では見かけないポケモンだったため捕獲して一から育てたポケモンであり、後々育てるための基礎知識が必要で本で調べて知ったのだが、気難しいのか育て屋や人間の飼育下ではタマゴが発見されていない珍しいポケモンだった。
最初は常に自分の背中や腕の中に収まっているような引っ込み思案の強いポケモンだったが、他のポケモン達と一緒に育ててゆく内に自立し、そして今ではずっと一緒に闘ってくれている頼もしい相棒だ。
まあ正直、メスだったことには驚いた。
ポケモンはあまり雌雄の差が外見では分かりずらく、ピカチュウみたいに身体的特徴でも無い限りは知る方法は育て屋等でしっかり見てもらうぐらいしかない。
一線で活躍し続け、逞しい肉体となってダクマだった頃とは見違えたウーラオスはずっと相棒なのだとばかり考えていたが、本心ではウーラオスはずっと自分のことを異性として意識していたのだろう。
そう考えると随分と申し訳ないことをしたが、逆に言えば自分がまさかポケモンとこういう関係になるとは思ってもいなかったのでかなり複雑な気分だ。
普段の凛々しい表情のウーラオスとは打って変わり、何故かずっと正座のまま頬を紅潮させてもじもじとしている。
自分の番が来るまでは積極的にアピールをしていたような気がするが、いざとなると恥ずかしいのだろうか。
「ほら、おいで」
「ベア!」
そう言うと姿勢を崩して胸に飛び込んできた。
ウーラオスも自分よりも身体が大きい。
だが今抱きついて、頭を撫でられている様子を見る限り、中身はあの時のダクマのままなのだ。
ひとしきり甘えた後ウーラオスは少しずつ顔を下ろしてゆき、股間に顔を寄せていた。
鼻息が亀頭にかかり、少しこそばゆいが、ウーラオスが自分から動いている以上そのままにしておく。
暫く考えていたのかそのままの姿勢を維持した後、そっとウーラオスの舌先が亀頭に触れた。
一度舐め、味でも確かめているのか間を置いて二度目、そしてゆっくりと三度目四度目と舌が触れ、次第に普通に舐め始めた。
裏筋から亀頭までを舐め上げ続け、その内モノを口の中に含む。
必死に舐めたり、口全体を使って自分の愚息を責め立てているが、はっきり言って拙い。
てっきりポケモンは皆、性行為に掛けては手馴れたものなのかと思っていたが、ウーラオスのぎこちなさを見て確信した。
他のポケモン達はあくまで慣れていただけなのだ。
ウーラオスはタマゴを作れない事を知っていたため、一度も育て屋に預けた事がない。
野生の時もかなり幼い時に出会っているのでそういった経験も無いまま、今この瞬間を迎えているのだろう。
時折歯が当たり、ただ舌や口を前後に動かすだけの単調な動きはこれまでのポケモン達との行為を考えるとあまり心地よくはない。
だが、その行為そのものはとても興奮できた。
この感覚を、自分はよく知っている。
ソープでは決して味わえない、素人だからこその感触。
彼女と初めて夜を共にしたあの日の感覚だ。
お互いに初めてで、ぎこちなく、決してお互いにとても気持ちいい、とはっきり口にできるようなものではなかっただろう。
だが、あの日はとても興奮したし、今でも鮮明に思い出せる。
今のウーラオスも正にそれなのだ。
全く慣れていないが、それでも必死に気持ちよくしようとしてくれているのがひしひしと伝わって来る。
「ありがとうウーラオス。今度は俺の番だ」
そう言ってウーラオスの顔を上げさせた。
ウーラオスの恋心に応えるように、自分もウーラオスの初めてをいいものにしてあげたい。
そっと唇を重ね、ウーラオスの身体を抱き寄せる。
自分の身体に回されたウーラオスの腕は自分の腕よりも太い。
だがくっついた胸の鼓動は非常に早く、とても緊張しているのが分かる。
ウーラオスにとってキスはあまり分からないのか唇を舐め始めたが、だが舌を絡めると口の中へ舌を入れてきたため、この行為そのものは求めているのだろう。
舌ですら人間よりも大きく力強く、絡め取られるような感覚を覚えるが、それほど必死なのだ。
『案外……可愛いな。自分も最初の時はこう思われてたのかねぇ』
ウーラオスの必死さが、興奮が伝わってきて、自分も思わず興奮してしまう。
そのまま仰向けに寝かせ、顔から胸へと毛の質感を確かめるように撫で下ろしてゆく。
太く短い毛が生え揃っており、首や肩に触れるとしっかりと筋肉が付いているのがよく分かる。
そしてそのまま胸へ。
あまり意識したことは無かったが、こうして触れていると胸があることも分かるし、そして柔らかいことも分かる。
毛の中に固く勃起した乳首があり、胸から下へ下ろしていくと、鍛えられた肉体に戻る。
そうしてとうとう腰へ。
前掛けのような長い毛をめくると、そこには未だ穢れを知らないウーラオスの秘部があった。
そっと指で触れ、蕾を開くと、綺麗なクリトリスが出てきた。
優しく弄るとビクビクッと身体を震わせる。
メタモンの時は反応がなかったから少々不安だったが、やはりポケモンにとってもここは敏感な部分なのだ。
顔を寄せてそっと舌先でクリトリスに触れると、ウーラオスが身体をまた震わせ、押し殺した声を出している。
舌先で転がす度に身体をよじる姿がとても愛おしい。
だが、少しずつ万力のような脚が閉じてくる。
心地よさと気恥ずかしさなのだろうが、普通の女性なら苦しいで済むがウーラオスの筋力でそんな事をされると顔がへしゃげるので脚をタップしてギブアップしたが、本人が締め付けて顔を寄せているので刺激で脚を締めるの無限ループに陥っている。
いや、自分の頭が潰れれば終了はする。
というか本当に死ぬ……!
「ウラー……」
「大丈夫大丈夫。怒ってないから」
気が付いて開放してくれたが、ウーラオスはかなりショックを受けたのかションボリとしているが、それほど感じていてくれたのは素直に嬉しいことなのだ。
今一度ウーラオスを寝かせ、今度はウーラオスの腰と自らの腰を寄せて座る。
改めて竿を宛てがうと自分も思わず緊張する。
「……挿入るぞ?」
「ベア……」
恥ずかしそうに腕で顔を覆っているが、受け入れる準備が出来ているようだ。
とはいえ……折角ならばその顔が見たい。
顔を覆っている腕をどかすと、いつもは決して見ることのできないとても乙女の表情をしていた。
「可愛い……」
「ウラッ!?」
自分の言葉を聞くと目に見えて動揺していた。
とても初々しくて可愛らしい。
ペニスを手で動かして少しずつ拡げてゆき、そしてゆっくりと挿入してゆく。
先端が挿入った時点でぎゅうぎゅうと締め付け、息を荒げている。
そのままググッ……ググッっと力を込めて深く挿入してゆくとビクンと身体が跳ねた。
「あっ」
忘れていたが、ポケモンにも初めてはあるのだ。
膣から鮮血が流れ出ていた。
普段戦い慣れているウーラオスでも、初めての痛みはやはり辛かったらしく、少しだけ涙目になっている。
「ごめんよ。痛かったよな?」
そう聞くとウーラオスは首を横に振った。
気を遣っているのだろう。
個人差があるとは聞くが、ダクマの頃から泣いている所など見た事のないウーラオスが涙を流すほどなのだ。
だがそれ以上に、その先が早くしたいのだろう。
ティッシュで血を拭き取り、そのまま続行することにした。
ウーラオスの覚悟を無碍にしたくはない。
そして今一度、ゆっくりと挿入してゆく。
痛みを伴う結果ではあったが、そのおかげで内部の滑りは多少良くなったが、やはり初めてだとニンフィア達のようにはいかない。
ヌメルゴンからもらった粘液を塗りつけて滑りをよくすると、締め付けの中をズズッと入り込んでいった。
根元まで余裕で挿入ったが、膣内はとても狭い。
いや、これはウーラオスだからなのか、格闘タイプのポケモンだからなのか分からないが、鍛え上げた筋肉が締めつけを良くしているのだろう。
感じて身体を動かす度、呼吸をする度に切なく締め付けてくる。
「ラァオ……」
ウーラオスの身体から強張りが取れるまで動かさないでいると、余裕ができたとでも言うように自分の手に触れてきた。
心臓が高鳴る。
何度か深呼吸し、そしてゆっくりと腰を動かした。
ぎゅうぎゅうと絡み付き、出ていこうとするのを拒むように締め付ける。
また止めて中に入れると軽く腰が跳ね、呼吸がそのまま刺激になる。
ゆっくりゆっくり、少しずつ少しずつ腰を動かし、ストロークの幅を広くする。
ウーラオスも少しずつ慣れが出てき始めたのか、大分腰を動かせるようになったし、快楽を愉しむ余裕が生まれたようだ。
熱の篭った吐息を吐きながら、軽く自分の腕を引き寄せている。
だが初めてとは思えないほどウーラオスの中は心地良い。
快感を感じて身をよじるほどに、興奮で呼吸を早めるほどに内部が別の生き物のように意思を持ってうねるのだ。
とてもではないが処女の女性を扱うようにゆっくりしているとこちらの方が持たない。
「少し、動きを早めるぞ」
ウーラオスは少し驚いていた様子を見せていた気がするが、駄目だと言われても止める気はない。
自分にはそんな余裕がないし、仮にも経験豊富を自負している以上、ウーラオスよりも先にイくのはプライド的に嫌だ。
ジュブッジュブッと少しずつ水音が大きくなる。
ウーラオスが聞いたことのない鳴き声を漏らしている。
きっと感じてくれているのだろう。
その快感をお返しするように内部が更に複雑に蠢く。
いや舐めていた。
初めてでもポケモンならこうなのか……。
明らかにこちらの方が余裕がない。
反則だと思うが、相手を気遣うのではなく、気持ち良くなるであろう場所を責め立てることにした。
最奥まで一気に突いて、中程まで引き抜き、また一気に突き入れる。
そしてその度に中をかき混ぜるように動かす。
「キュウ……ッ!」
聞いたことの無い甲高い声が聞こえてきた。
効果的だったようだが、同時にぎゅうぎゅうと締め付けてくる。
与えた快感が等倍か、それ以上になって跳ね返ってくるような、恐ろしい名器だ。
何とかして必死に腰を動かし、ウーラオスの快感を高めさせているはずだが、同時にウーラオスが身体をグイグイと引き寄せてくる。
角度が付くとこちらの方が刺激が強くなるのでできれば逃れたいが、ウーラオスの方が力が強いため逃れられない。
ジュブジュブと水音が激しくなり、身動きが制御されてゆく。
いつの間にかウーラオスの脚が腰の後ろで交差していたらしく、完全に引き抜くことができないぐらいの位置でがっちりと固定されていた。
そうして万力のように奥へ奥へと引きずり込まれてゆく。
とても初めてとは思えない。
もう限界だ。
「ご、ごめん……! ウーラオス! もう、出る……!」
そう声を掛けると、待っていたとでも言うように更にグググッと脚に力を入れて一番奥から逃げられないようにしてきた。
ビクンッ! と自分の身体が跳ね、ビュクビュクとウーラオスの中に精液が放たれてゆくのが分かる。
強烈な締め付けが脈動を自分に感じさせ、今正に吐精しているのだと久し振りに実感した。
最後の一滴まで絞り出され、硬さが無くなるまでずっと固定されていた。
ようやく解放されたが、ウーラオスの方も息を荒くしてぐったりと脱力していたのを見て、ウーラオスもしっかりと満足してくれたのだと実感できた。
「気持ち良かったか?」
「ベアァ……」
満足したとでも言うようにウーラオスは答え、そっと唇と手を重ねた。
まるで初恋の恋人のように、そのまま微睡みに身体を委ね……
「フィアッ!」
「ヌメッ!」
させてはくれない。
確かに今日一日は三匹に付き合うと言った以上、まだまだこの日は長くなりそうだ。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「……へぇ。ポケモンとの精神同調? 面白そうな事をやってるなぁ」
とある地方でそんな研究が行われ、臨床段階まで進んだという記事が掲載されていた。
今は幻のポケモンと呼ばれるミュウを探して秘境の奥地までやってきていた。
理由はただ一つ。
ミュウとエッチな事がしてみたいからだ。
ポケモントレーナーとして一線で活躍する傍ら、今の自分のライフワークは世界中の全てのポケモンを仲間にして、そして仲良くなった果てにセックスをする事だ。
そうなれば世界中に伝承の残る幻のポケモンや伝説のポケモンも是非とも体験したい。
ミュウは研究論文では全てのポケモンの遺伝子を有しているという。
ということは全てのポケモンとセックスが出来るはずだ。
そんなポケモンのおまんこがどうなっているのか気になる。
ぴったりとフィットするのか、それともどんなポケモンも果てさせるような究極の名器なのか……。
臨床ということはまだモニターだから如何わしい事には使えないだろうが、将来そのシステムが普及すればオスしか見つかっていないポケモンとのエッチや、果てはポケモン達に許可を得て、擬似的に子を成す事も出来るのではないだろうか……?
いつか、もしいつか叶うのなら……ひっそりとポケモン達との目合いを纏めて書籍にしてみたいものだ。
あらゆるポケモンの全てが、知りたい。