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キョダイダンエン!
ここは絶海の孤島、ヨロイ島。訪れる者こそ多くはないが、マスタード一家が運営するマスター道場で、門下生が日々住み込みで鍛錬する場でもある。
ポケモントレーナーのとある青年も、この道場の門下生として、手持ちのポケモン達と共に己を鍛えていた。そんな日々の一幕。
「なんか面白いことでもないかなー」
トレーナーの部屋の中で、モンスターボールを足で器用にリフティングしつつ暇を持て余すのはエースバーン。無論手持ちポケモンの一匹ではあるが、トレーナーは別の手持ちの集中トレーニングで外出しているためお留守番中。
「あいつどうせまだ帰ってこねーんだろ? だったらちょっくら俺に付き合え」
声の主はリザードン。昼寝から目覚めたばかりで、大きく伸びをしてから肩を鳴らす。
「付き合えって、何すんだ?」
「何って、これからド派手にスカッとできることをしに行くんだよ!」
エースバーンの手を握りつつ、こっそり部屋から外に出てエースバーンを背に乗せ、リザードンは澄んだ大空へ飛び立つ。眼下に映るヨロイ島の全貌。トレーナーの手持ちになって日が浅く、かつ地上からしか島を見る事のなかったエースバーンにとっては新鮮な光景であった。
「あれが道場だ。あそこが円環の入り江で、いっちゃん向こうが鍋底砂漠。今から向かうのは、あの森だぜ」
リザードンが指差したのは集中の森。徐々に高度を下げ、生い茂る木々の前に着地した。
「スカッとできる場所って、ここか?」
「いや、ここじゃねえよ。とりま、ここで準備に必要なモノを探すんだ」
「準備??」
エースバーンの頭上に大量の疑問符が浮かんだ。リザードンの後に付いて森へ入ると、中は温暖で湿度が高く、炎タイプの彼らには若干居心地の悪さを感じる。
「何探すんだよ?」
「キノコだ」
「キノコ? その辺にあるじゃん」
「チッチッチ、そんな生半可なモノじゃねーよ」
リザードンは目的のキノコの特徴を挙げた。ピンク色で傘には渦巻き模様が目立つため、見ればすぐわかるが、中々発見出来ない物らしい。一刻も早く済ませるために、手分けして探す彼ら。だが森の隅々を探しても、雑キノコやタマゲタケばかりで、肝心のそれは見つからなかった。
「ねえか……次行くぜ」
「次?」
エースバーンは気怠そうに見上げた。
「どっかにあるはずだからもうちょい付き合えよ」
エースバーンを乗せて飛び立ち、ありそうな場所を巡ってみたが、山は当たらず、最後に向かったのは鍛錬平原の隅っこ。そこにはぽっかり洞窟の入り口が開いていた。
「あるならこの『慣らしの洞穴』だろうな」
「マジで?」
「……た、たぶんな」
歯切れの悪い返しに顔を顰めるエースバーン。どのみち探さなければ有無すらはっきりしない。尻尾の炎とリフティングする火の玉の灯りを頼りに、洞窟内を隈なく回った。するとエースバーンの目に何かが飛び込む。
「なあ、あれじゃね?」
「あった!」
奥の岩場に生えるピンク色のキノコ。リザードンは嬉々として採った。結構な大株だ。これこそ準備に肝心な物だと言う。エースバーンは目を丸くしてそれに見入っていた。
「もしかしてこれ……食うのか?」
「ご名答!」
リザードンは牙を見せてにんまり。そしてどこからか小瓶を取り出し、蓋を開けて粘り気の強い中身を柄に垂らし始めた。
「何だそれ?」
「ご主人の鞄からくすねてきた、不思議なビークインのミツ」
「怒られても知らないぜ?」
エースバーンの心配を他所に、蜜を柄全体に垂らして馴染ませる。傘の部分を手に持ちながら、リザードンはじりじり距離を詰めて行く。
「ここ慣らしの洞穴って名前だけど、マジでいい名前だと思うんだよな。これからやることにぴったりだからよ」
「慣ら……お、おい、まさかとは思うけど……!?」
エースバーンが途端に青ざめる。だがリザードンは彼を強く捕らえてしまう。
「そのまさかかもな! とりあえず
リザードンはエースバーンの後口にキノコの石突を宛がい、押し付ける。蜜のぬめりによってすんなりと柄の部分が挿入されていく。エースバーンは身震いして喘ぎ声を漏らした。
「お、おいなんだこれ……ケツん中がジンジン熱くなってきたじゃんかよ……!」
「効いてるなこりゃ」
その熱は徐々に全身へと回り、ふさふさな毛に覆われた筋肉質な雄兎にじわじわ変化をもたらし始める。股間にぶら下がるモノが、成長しつつ重力に逆らって持ち上がっていった。
「いい感じに仕上がったな」
リザードンがキノコをゆっくり抜く。その刺激で既に怒張していた一物が脈打ち、柄に塗られたそれに負けず劣らず粘り気の強い蜜を、先端から長く糸を引いて垂らした。
「いったい何なんだよこのキノコ……!?」
エースバーンはすっかり体の火照りに息を荒げていた。
「これからの楽しみに必要なやつだぜ。あとはこれを食えば準備完了だ」
リザードンは火を吐いてエースバーンを責めていたキノコを焼く。癖になる独特の香りが彼らの鼻を擽った。
差し出されたキノコを、躊躇いつつも食べるエースバーン。思いの外美味で、あっという間に食べてしまった。程なくして体に、先程よりも強く何かしらの変化を感じ取る。
「これでお前も、特別になったな」
「特別……?」
「ま、それは後でわかるぜ。よし、ド派手にスカッとしに行くか!」
彼らは洞窟を出てから空へと飛び立ち、山の方へと向かった。
降り立ったのは、険しい山中の開けた場所。刹那に独特の空気を感じ取る。それは道場のバトルコートやガラル本土の殆どのジム、スタジアムでも感じるようなものだったが、それよりも強い。
「わかるか? ここ、俺が見つけたパワースポット。俺らだけしか知らねえ場所だぜ」
リザードンは得意気に煙混じりの鼻息を吹いた。
「パワースポットってつまり……!」
「おう、ここならダイマックスできるぜ」
そう答えるや否や、リザードンの体が眩く光り始めた。その光は脈動するが如く大きさを増していき、やがてエースバーンが高く見上げる程になった。発した光が弱まっていくと、これまで見てきたものとは違う姿が、周囲の岩壁に負けず劣らず聳え立っていた。
「すごい……こんなの初めて見た……!」
開いた口が塞がらない。背中から伸びていた大きな翼は燃え盛る炎となり、どっしり地に足を着けたその姿は一層がっしり逞しくなっていた。下腹部や膝に、特徴的な菱形の模様が鏤められている。
「見たか、これがキョダイマックスだ!」
分厚い筋肉に覆われた胸を張って、リザードンは得意気だ。アイアントの如きスケールのエースバーンを見下ろし、舌なめずりをする。
「キノコでよがってるエースを見てよ、俺は抑えるのに必死だったんだぜ……?」
次第に荒ぶる息遣いも、この大きさだと迫力も段違い。股間に刻まれた長い縦筋が不自然に盛り上がり、出来た裂け目を押し退けて露出する緋色の肉芽。ニュルニュル伸びながら膨れ上がり、表面には張り巡らされた血管や太い筋が、徐々に凹凸を明瞭にしていく。
「うおぉ、すごい迫力……!」
眼前で起こるダイナミックな変貌に、エースバーンは生唾を呑むのを禁じ得ない。
「だろ? 俺のキョダイチンポ、自分で惚れ惚れしちまうくれえ好きなんだぜ」
「普段見てるのですら立派でカッコイイって思ってたのに、キョダイマックスで見せられちまったら、オイラ……!」
勢いを失っていたぬめぬめの兎の棒が、再び熱を取り戻して忽ちギンギンにいきり立った。伸び切っていた大きな玉袋も、怒張に引っ張られて絶妙な丸みを股間の輪郭に映す。
「興奮してるエース、たまんねーなあ」
手を伸ばし、爪先でそっと熱塊に触れる。雄兎は甘美な呻きを零して身震いし、巨大な爪に欲望の熱さを伝える。
「リザのっ、キョダイチンポに……うあっ! だ、抱き着き、たい……はあ、はぁっ……!」
爪で心地よくされながら、エースバーンは願望を吐露した。リザードンは炎が揺らめく口角を吊り上げ、身を屈めて巨大な掌を地に着けた。即座に飛び乗り、ごつみのある硬めな感触の皮膚を足裏で堪能する。同時にかえんボールを生み出す部分の熱が、リザードンにじんわり伝わった。そのままゆっくり、落ちないよう持ち上げる。そしてお目当ての巨塔に密着した。立ち上る陽炎に、強い臭いが乗る。それだけでエースバーンは、雄々しく猛った姿を曝け出してメロメロになっていた。
「どこがいいんだ?」
「血管と、裏筋が一緒に味わえるとこがいい……!」
要望を満たせる場所に、リザードンは迷わず即座に手を移動させた。赤く敏感な皮膚を走って盛り上げる、雄兎の胴体以上に太い血管と、その更に数倍太い筋が、同時に目前に迫る。心臓に合わせた脈動もはっきり分かる雄竜の表面に、エースバーンは大胆に抱き着いた。硬さと弾力を併せ持つ血管は、脈拍に合わせた周期的な膨張を伝える。
「うおぉ……マジで脈打ってる……!」
その卑猥な力強さにそそられて立派な急所を巨塔に押し付け、腰を振って疑似的な雄の営みに興じる。具に観察していたリザードンも猛烈な色気に刺激され、気持ちよく襲い掛かる一瞬の刺激に巨塔は膨らんで硬くなり、触れていた筋が更に強く張り出し、キョダイマックス状態の性の躍動を存分に主張して粘液を漏らした。
「うあぁ……こんなの直に味わったら……オイラ、もうっ……ぐうぅっ!!」
これぞ雄兎と言わんばかりの爆速の腰振りで、熱い何かを下腹部に集めながら、屹立を急速に張り詰め、粘つきを強めるのに合わせてエースバーンは昇り詰めていく。
「うおぉぉぉぉぉっ!!!」
いよいよ弾けるその瞬間、硬めの体毛に覆われたマッシブな肉体を巨塔に押し付けて心地よく吼えた。夢中にしてくれたリザードンに捧げる熱い命のマグマが、挟み込まれて密着した部分に力強く大量に放たれて彼らを次第に汚す。
「すげーパワフルにイくじゃねえか……!」
普段からサッカーに勤しむ賜物か、ダイマックスせずとも射出のエネルギーが十分に伝わってきた。そのまま躍動が治まるまで密着し続ける。めっちゃいっぱい出たと、エースバーンは恍惚に緩んだ表情で呟いた。
抱き着いた巨塔から身を離すと、間を結ぶ無数の白糸が長く伸び、つーんと濃厚な遺伝子の香りが鼻を突いた。エースバーンをそっと地面に下ろす。
「いいの見せてもらったぜ、ありがとよ」
「リザのキョダイチンポ、マジで罪だな……サイコーだぜ……」
「でも出すの出しても、まだ体の中がウズウズするだろ?」
はにかみがちに頷くエースバーン。
「待たせたな、お前の特別なところ、俺に見せてくれよ。解放するんだ、お前の内なるエネルギーをな」
「特別な、オイラ……!」
エースバーンは体に残る強いエネルギーに身を委ねる。それはどんどん外へと溢れ出そうとしていた。大きく息を吸い込み、力を込めて吠えた。
「ファイニーーーーッ!!!」
先程のリザードンと同様に光に包まれ、見る間に巨大化していく。そして現れた、巨大なかえんボールに乗る勇ましい姿。
「上手くいったな。それがお前のキョダイマックスだ!」
「すっげー! オイラがキョダイマックスできるなんて、感激!」
初めこそ目を輝かせてはしゃいでいたが、途端にテンションが急降下。
「ボール込みでこの高さかよ……」
がくりと項垂れるのも無理はない。キョダイマックス時の高さの三分の二程は、足元の火球が占めているのだから。これでは普通にダイマックスした方が大きい。その代わり、両耳は自らの身長を凌駕する長さにまで伸びていた。
「リザのキョダイチンポで
慣らしの洞穴で解された後孔が虚しく疼き、足元の火球もしょげた表情を見せた。
「だったら、その耳使ってみたらいいんでねーの?」
リザードンの言葉にはっとする。この長さなら巻き付くにも十分。
「さっすがリザだな! この耳でオマエのキョダイチンポ気持ちよくしてやるぜぇ!」
エースバーンは火球から飛び降りた。丁度いい高さに熱くぬめった巨竜が居座っている。エースバーンは注意深く耳を動かし、ゆっくりと巻き付ける。硬めの弾力と溜まった熱、そして表面の凹凸が、耳の皮膚から直接伝わってくる。スリットの角度上、横向きに伸びる巨竜の先端は、上向きの反りによってエースバーンの顔とほぼ同じ高さ。言い換えれば、粘りの強い先走りを漏らす大きな噴射孔が、彼の顔面に照準を向けた状態である。
「お前の顔にぶっかけることになるのか……めっちゃそそるぜ」
大きな鼻腔を更に開き、鼻息を荒くした。エースバーンは耳で、巨大な雄を扱き始めた。ぬめりを巻き込む摩擦音が立ち始める。
「ううっ……こりゃ味わったことねえ新鮮な感覚だぜ……っ!」
厳つい顔立ちが少し緩み、快感を得ている事が伝わる。扱き続けると、眼前で逞しい肉体を震わせながら、甘く低い声を交えて喘ぐ。太さや長さのみならず、形状や表面の凹凸も、扱く事で触覚情報として得られ、エースバーンは再びリザードンの雄々しさに夢中になった。
エースバーンの目に、興奮がシンクロして火を噴く火球が映る。
「オマエ、小さく分裂できるか?」
火球はこくりと頷き、何個もの小さな球に分かれた。エースバーンは妙案を思い付く。
「オマエら、意思を持ってんならちょっくら協力してくれ」
と、小さな火球を次々蹴り出す。彼らのやり取りが分からず首を傾げるリザードンに、衝撃が走る。
「うお!?」
熱い何かが後門に突っ込まれる。それこそ先の火球と理解するに時を要しなかった。
「ぐおっ、いいっ!」
詰め込まれる度にがっしりした肉体が強張り、自慢の巨塔が硬く膨れて濃厚な汁が搾り出される。噴射孔から飛んでエースバーンの顔を汚し、力強さの片鱗を既に見せていた。リザードンの長い体内を脱したばかりの新鮮な体液は独特の臭いを放ち、舐め取ると絡み付く粘度の高さと絶妙な塩味で、これまたエースバーンを虜にする。
「情けなくひり出して大迫力のエロいトコ、存分に見せてくれよ……」
我慢汁に汚れながら不敵な笑みを浮かべ、零れたものは小さな手で受け止めるエースバーンは、否応なくリザードンを更なる情欲に溺れさせようとする。ぐっと噛み締めて踏ん張ると、窄まる菊門を抉じ開けて熱い炎が一つずつ産み落とされる。前後同時に襲う快楽を一秒でも長く楽しもうと、リザードンは我慢を始める。
「すげえ癖になっ……んおぉっ!」
リザードンの耐える姿は、限界が近づく雄の卑猥な魅力としてエースバーンを一層昂らせる。リザードンはいきみながら汗だくでよがり、エースバーンは顔をベトベトにしつつ立派な突出を扱き続け、確実に迫るその時へ向けて双方快楽にのめり込み、あとは昇り詰めるのを待つだけだった。
「――何してるんだお前達は」
突如飛び込む渋い声。快楽から現実に引き戻された彼らの視線の先には、険しい表情を浮かべたアーマーガアがいた。彼も二匹と同様、トレーナーの手持ちの一匹だ。
「邪魔しないでくれよガアさん! いいトコだったのに」
エースバーンはご機嫌斜め。
「てかなんで俺らがここにいるってわかったんだ? 俺ら以外誰も知らねえはずなのによ」
リザードンは素朴な疑問をぶつけた。対して大きな嘆息を漏らすアーマーガア。
「部屋にいなかったから、どうせコソコソろくでもない事をやってるだろうなと思って探したら、ここを見つけたって所だな。しかしここが強いパワースポットなのは驚いたし、エースはいつの間にキョダイマックスできるようになって……!?」
リザードンの大きな手がむんずとアーマーガアを掴んだ。無論怪我しない程度に。
「やめろ! 離せ!」
「ガアはココが弱えーんだよな」
空いた手の爪先で、秘所を捉えてそっと刺激を与える。アーマーガアの反応が途端に変化する。
「やめんか! おい! あ、ひゃ、うおぉ!」
鳥ポケモンの中では大型でありながらも、キョダイマックスの前では最早少し頑丈な雛も同然。今度は大きな舌先で先程の部分を責めていく。
「や、やめ、やめろっ! あ、ぐあ、あぁっ!!」
総排出腔の周囲を舐っただけで途端に高まっていく鋼の体。交尾の早い鳥類ならではの宿命でもあった。
「ふぁあぁぁぁぁぁぁっ!!!」
仰け反りながら身を震わせ、穴から糞とも異なる白い粘液が噴き出す。
「守りに優れた体っつーても、秒で堕ちるなんてよぉ」
「ち、畜生……!」
鋭い目には涙が浮かぶ。そもそもタイプ相性が最悪な上に相手がキョダイマックスな時点で、あとは言わずもがな。
「さーてどうしよ……ん? あれ願い星の欠片じゃね?」
開けた場所の隅にある異様な輝きに、リザードンは気が付いた。エースバーンが拾うと、間違いなくそれは願い星と同じ輝きを放っていた。
「いいこと思い付いた。エース、それをガアのマンコに押し当てろ」
「おう、わかった」
言われた通りにその欠片をアーマーガアの秘所に押し当てると、その身は光り出し、途端に巨大化した。その姿はダイマックス前と全く同じ。キョダイマックス可能な種族ではあるが、専用のキョダイフウゲキよりも、素早さ上昇のダイジェットが重宝される環境を如実に反映した、世知辛い現実を垣間見られる。
「よし、ガアのマンコはお前にくれてやる。俺はエースの背中にチンポ押し付けるから、耳を巻き付けて耳マンコ作ってくれ」
「オッケー。悪く思うなよ、ガアさん」
エースバーンはアーマーガアを仰向けにして体重を掛ける。拒もうにも絶頂の余韻で力が入らず、抵抗もままならかった。エースバーンの一物は先の行為で焦らされた事もあってギンギンヌルヌル臨戦態勢。挿入の前に、先程リザードンに押し込めた火球を、火傷しない程度に弱めてから一個ずつ鳥穴に埋め込んでいく。
「ガアァッ……! やめ、熱いっ……!」
威力を弱めたとは言え、体内から襲う熱にのた打ち回るアーマーガア。だが押さえ付けられて逃げるのもままならない。そしてついに一物を、ヌルヌルの鳥穴に挿し込んだ。アーマーガアの方が大きいため、すんなり挿入るが、体内の凹凸やうねりに加え、挿入された火球が容赦なく侵入した熱塊を責め立てた。
「やっぱガアさんのナカたまんないぜ……!」
奥まで突っ込み愉悦に浸る雄兎の背中に、立派な一物が押し付けられた。
「俺を忘れんなよ」
「わかってるって!」
耳を器用に巻き付け、リザードンを責め立てる空間を作り出した。彼らはめいめい腰を振り始める。
「あーガアさんのマンコとリザのチンポめっちゃいい……!」
前方の凹の刺激によがり、後方の凸の力強さに魅了される。
「チンポのデコボコと耳とがっ、いい感じに当たってやべえっ……!」
先程とは異なる刺激が、リザードンを病み付きにしていく。
「ガアさん、ガアさん! うぁ! めっちゃ、いいっ!」
腰を打ち付ける度、彼らの分泌する大量の粘液が音を立て、周囲に散る。普段から欲の捌け口として体を重ねる関係ではあったが、ダイマックス時のダイナミックな刺激と火球の当たり具合に、エースバーンは病み付きになっていた。股間に輪郭を目立たせる大きな睾丸の意志に支配され、膣内で火柱を膨らませて汚す快楽を欲して、汗だくで蕩けた表情を浮かべながら本能のままに励み続ける。
「ぐうっ……! チンポめっちゃ気持ちよくてっ! エッロ……やっべえ!」
一方のリザードンは、巻き付いた耳の隙間から見える汚れた巨塔の雄々しい怒張振りに酔い痴れ、キョダイマックスで強調される膨張や脈動、漏出の各要素に昂る。収まっていたスリットの窪みが埋まって周囲の皮膚が引っ張られる程に張り詰め、差し迫る限界を覚え始めていた。
「ガアさんっ! オイラの仔……産んでくれっ!!」
熱エネルギーの集中を感じ取り、膨れ上がった雄柱で幾度となく膣奥を突きながら、エースバーンは朦朧とした雄鳥に種付けを宣言した。
「エースゥ! 自慢のチンポでぇ! 耳ん中ぶっ放すぜぇ!!」
リザードンは歯を食いしばる。欲望の爆発を目前にして最も立派に成長した雄竜の姿は、濃厚な粘液に塗れる耳越しに雄兎にも伝わった。背中の翼状の炎は一層眩しく燃え上がる。
「グウウッ!! イクッ!!!」
一際腰を強く打ち付け、アーマーガアの最奥を捕らえて熱い流れを熱柱に生み出す。
「――なっ何をしてっあぁぁぁぁぁぁ!!!」
エースバーンが果てる寸前、アーマーガアが突如正気に戻った。だが時既に遅し。エースバーンはがくがく震えながら体内に遺伝子を注ぎ込んでしまう。それは結合部からも激しく噴出した。
「グオォォォォォン!!!」
爆発寸前の快感に心地よい雄叫びを発しながら突いたリザードンの先端は、巻き付く耳の隙間を抉じ開けて外に露出した。開き切った噴射孔は粘液に満たされ、見る間に湧き出して白く濁った末、爆発の衝撃に巨砲を膨らませながら真っ白な溶岩を高く噴き上げる。同時に翼の炎を飛ばすキョダイゴクエンを、青空目掛けて繰り出した。降り注ぐ溶岩は、瞬く間に彼ら三匹やその周囲を白く染め、つんと臭う陽炎を立ち上らせる。エネルギーを解放したリザードンの口や背中の炎から、もくもくと煙を発していた。
「あぁ……オイラもリザも、ガアさんもめっちゃすごかったぜ……」
爆発の余韻に浸るエースバーンは、大層悦に入っている。
「だろ? キョダイマックスで気持ちいいことすると、病み付きになっちゃうよな……」
「こんなの癖になるしかないだろ……!」
熱い息を吐きながら、リザードンとエースバーンは、萎え掛けた各々の突出を、巻き付く耳と鳥穴から抜いた。むんと漂う蒸し暑く雄臭い空気が、キョダイマックスで放たれたエネルギーを如実に反映している。
「しっかりしろ、ガアさん」
エースバーンに揺らされて意識を取り戻す。腹部の不快感に見舞われたアーマーガアは、起き上がる体力もないまま、仰向けで踏ん張って鳥穴を膨らませ、白濁混じりの球をひり出す。あたかも産卵に臨む雌鳥の如く。
「とんだとばっちりだ……!」
アーマーガアは羞恥に目を濡らしてリザードン達を睨んだ。
「ホントにオイラの仔だったらいいのにな……」
アーマーガアの汚れて開いた穴と融合して元の大きさに戻る火球を見つつ、エースバーンは思い耽った。
体力を大きく削った巨体は、光を纏って急速な矮小化を遂げ、元の大きさへと戻る。そのままベトベトの地面に寝転がった。
「あー疲れたな……」
「でもめっちゃ気持ちよくてスカッとした……」
吹き込む風が蒸し暑い空気を飛ばし、爽やかな空気を送り届ける。
「満足できりゃあそれでよし。キョダイセックスでキョダイダンエン、ってな。マホイップはいねえけど」
「はっは……っておいリザ、そろそろ戻らなきゃご主人が帰ってくるんじゃね?」
「やっべ忘れてた……!」
リザードンは慌てて起き上がろうとするが、体力の消耗は想像以上で中々立ち上がれない。
「まずいな……ガアは?」
「伸びてる」
「使えねえ……どっかに木の実は……」
周囲を見回すが、それらしい物も落ちている気配はなさそうだった。這ってでも森に向かおうと、彼らは動き出す。
――お疲れですか?
覚えのある声が耳に届く。振り向いた彼らは転瞬にして血の気が引く。そこにいたのはマホイップ。そしてその背後に、腕を組んで佇む一人の男。
「ご、ご主人……!」
「お前ら留守番しろって言ったのに、こそこそ抜け出してこんなところでガアまで巻き込んで派手にサカりやがって……! お陰でヨロイ島が噴火した*1って騒ぎになりかけたぞ!」
トレーナーと直接言葉は通じないが、ビンビン伝わる怒りのオーラに、疲労困憊のオス達は震撼するばかり。トレーナーはマホイップに目配せした。
「……それはともかくとして、相当お疲れみたいですから、存分にカロリーを差し上げるとしますかね」
マホイップの表情一つ変えず淡々と喋る様が、一際恐怖を煽り立てる。その姿は一旦トレーナーの持つボールへと戻され、発した大の字のオーラに包まれて巨大化したボールが、天高く投げられた。光を纏って現れたのは、デコレーションケーキを彷彿とさせる姿。正しくそれはキョダイマックスしたマホイップだった!
そして大空から大量の白濁が降り注ぎ、リザードン達の汚れを上塗りした。口内に流れ込んで強い甘味を発し、途端に回復していく――
そこにいたのは、丸々太ったリザードンとエースバーン。これではまともに動く事すら出来ない。
「んだこれ、ヒダイマックスかよ……」
リザードンは溜息を零す。情けない姿を、トレーナーが呆れながらボールに戻した。
無論彼らがきついお仕置きを受けたのは言うまでもない。
完