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黒き軆と白き志第7話 の変更点


*黒き軆と白き志 第7話 [#i72ea068]
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**〜始まり〜 [#t8e73359]

ティニに言われて、洞窟の裏口から外へ出た一同。
 裏口からの景色はまた違った良さがあった。
しかも少し進んだ正面は切り立った崖になっているため、洞窟前の景色より格別だった。
日はちょうど蒼い空の一番高い所に昇ったようだ。

 レノとウォルは久しぶりに外へ出られた事に快感を感じ、身体を伸ばしたりしてリラックスした。
 しかし、これからどうやって旅をしていけばいいのか全く分からない2人は、内心困り果てていた。

 そんな中、何処からか声が聞こえてきた。

「おーい!此方に来てー!」

ティニの声だ。
しかし姿は何処にも無い。 辺りを見回しているレノ達を余所に、ロアとバノンは崖の方に歩いていく。
 途中でバノンが振り返り、付いてこいと合図をする。(洞窟から出るときオノノクスになった。)

崖の前まで来て下を見ると程直角な崖が樹海になっている地面まで続いており、2人はぶるりと震えて生唾を飲んだ。
と、その崖のレノ達から見て少し下の辺りから、ティニの顔がひょこっととびだした!

「あっ、ちょっとそこで待ってて。」

「あわわ…分かったから早く顔を引っ込めて!
危ないよ…(焦)」

ティニは心配するレノ達の感情を知ってか知らずか、にこにこしながら顔を引っ込めた。
暫くするとレノ達のすぐ後ろにある岩が動き出し、その下に空いていた穴からティニが出てきた。
手には美しい朱色の宝玉を持っている。

 ティニはその宝玉を掲げて言った。

「さっき、バノンがオノノクスからキバゴになったよね?
しかも普通とは違った。」
「そう言えば…」

2人は激変していくバノンの様子を思い出す。

「あれは、僕が持つ力の一つを使ったんだよ。
君達もこれから強い相手と沢山闘う事になるだろうから、その力を分けてあげる。
これはその力を予め宿した宝玉なんだ。」

2人は上手く呑み込めなかったのか、首を傾げている。

「ティニ様は、相手の秘めたる力を見破ったり、未来を見る力を持っている。
しかし一番の力と言えば、この“勝利の力”だ。
…この力を使うと、進化系に自由自在になることが出来る他、戦闘力が格段に上がるんだ。」

バノンは2人に説明すると、今度はオノンドに変身してみせた。

──これは、ティニの力だったのか…

今まで心に張っていた濃い霧が晴れたと同時に、改めてティニの力に驚かされた2人。

「この力は特別な存在しか持つ事ができないんだ。
だから君達を選んだ訳なんだけど、
この力を使うと自分の普通状態の身体に変化が起こるから、力を持っていると気付かれやすい。
今でもこの力を狙ってる輩は沢山いる。僕が今急いでいるのも、最近そいつらに追われてるからなんだ。それに、性格にも影響があるから、酷い時は仲間を傷つける事もある。
だから、使用するときは気を付けてね。」

メリットあればデメリットあり。
ティニはそう忠告すると、一歩下がって目を閉じ、精神を集中させ始めた。
 ティニの持っている宝玉が朱色から紅色に変わり、ギラギラと光を放ち始めた。

「そう言えば、君達の意志をまだ聞いて無かったね。」

ティニは目を開いた。
それはまるで、命をかけて闘ってくれるのか、問い掛けているようだった。

3人は同時に微笑むと──
「「「勿論……!!」」」
「やるに決まってんだろ!もうこうなりゃヤケだ!
最期まで突っ走るぜ!!」
「ふん、こんな奴らと一緒なのは癪だけど、世界の崩壊を食い止められるのならば…!!」

「僕達が…絶対に世界を救うよッ!!」

それぞれの想いが、宝玉に集まり、大きな力になる。

「未来は確かに託したよ!君達なら…君達なら絶対に世界を救えるよ!
頼んだよッ!!!」

ティニの手の中の宝玉は、ゆっくりと浮き上がり、3人に向けて激しい光を放った。

それは、未来を救う、希望の光。全てを変える、勝利の力。

でもそれは、これから始まる長い長い世界を掛けた闘いの、ほんの序曲に過ぎなかった…

to be conuinued…


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何かコメントがあれば…



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[[黒き軆と白き志]]
IP:202.229.176.18 TIME:"2012-03-10 (土) 18:02:25" REFERER:"http://pokestory.rejec.net/main/index.php?cmd=edit&page=%E9%BB%92%E3%81%8D%E8%BB%86%E3%81%A8%E7%99%BD%E3%81%8D%E5%BF%97%E7%AC%AC7%E8%A9%B1" USER_AGENT:"DoCoMo/2.0 P02C(c500;TB;W24H16)"

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