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絆が紡いだ君との明日 の変更点


writer is [[双牙連刃]]

この作品には、ポケモン不思議のダンジョン探検隊シリーズのネタバレ等を一部含みます。 
さらに&color(Red){warning!}; 直接的な官能表現もございます。
上記の内容が納得いかーん! な方は素早いバックボタンクリックをお勧めいたします。
以上前書きでした。下線部より、スタートです。

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 僕は、姿を失って此処に居た。
そして、此処で過去の殆どを失っている事に気付いた。
それからは、君が新しい&ruby(いま){現在};をくれた。過去を失った事を気にしている暇が無いくらい楽しかった。
でも、僕の中に残された過去は僕に、現在から続く未来、僕が知らない筈の現在へと続く過去を僕に見せた。
今思えばあれは、星が僕に見せた最期の&ruby(とき){刻};へ確実に進んでいく自分の姿だったのかもしれない。
そんなことは露知らず、僕はそういう事が出来る位にしか思わなかったけど。
そんな現在を生きている僕に、僕の過去が追いついてきた。僕の過去を知る者が現れたんだ。
僕は、そこで本当の僕を知る事になった。現在とは違う生物で、現在とは違う刻を生きてきて……。
自分が生きていた刻を変える為に、現在へ来た事を―――――

 僕達の、未来を変える為の戦いは始まった。いや、もう始まっていた。が正しいか。
現在を変えなければ、この星は終わりを告げる。終わりを告げた世界……、僕が生きていた刻の世界は荒廃した世界だった。
現在をあんな風にしちゃいけない。終わった刻の世界から戻った僕達は動き出した。現在の進む道に、新たな道を創るために。
途中、何度も挫けそうにそうになった。でも、現在の仲間達と……君が僕を支えてくれた。だから僕はあの場所へ辿り付く事が出来た。
全てを賭けた最後の戦いも、君とだったから乗り越える事が出来たんだ。僕は、そう思ってる。
たとえ僕が全てを失うとしても、君の明日を守りたかったから―――――

 現在に新たな可能性を与えた時、可能性を失った世界は、消える。
僕が生きていた刻は、現在を変えると、消えてしまう事を僕は知っていた。
そして、本来は現在に属していない自分もまた、例外ではない事も……。
それでも、僕に迷いは無かった。君が笑って暮らせる明日を残していけるんだから。
だから僕は最期に君に伝えたんだ。「生きて」と―――――

 僕は、全てを失った。筈だった……。
でも君が、君の隣に僕が居る明日を望んでくれたから……。
僕との明日を、望んでくれたから……。
僕は今、此処に居る。

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 夕焼けに照らされた海岸へと続く道。僕はそこをゆっくりと歩いていく。
前を駆け足で進んでいく君の、楽しそうに揺れる六本の尻尾を眺めながらね。

「何してるの? 早く早く~!」

 僕の名前はノル。今はリオルって呼ばれてるポケモンだよ。特徴は……頭の二本の房と、青と黒の毛色かな?
この時代に来た時にある事故が原因でこの姿になったけど、元は人間だった。……らしい。
らしいって言うのは、ポケモンとして目覚めた時に僕が人間だった時の全ての記憶(名前以外)を失っていたから。
今はもう気にしてないけどね。……おっと、待たせるのは不味いから早く行かなきゃ。

「ノル遅いよ。……わぁ~、今日もこの海岸は綺麗だね。クラブが吐いた泡がキラキラしてるよ!」

 本当だ。夕日の光が泡に当たって七色に光ってる。聞いた事はあったけど、こうしてしっかりと見るのは始めてかな。うん、聞いてた話の通りに綺麗だ。
隣で僕のパートナーはこの幻想的な光景に目を輝かせながらうっとりしてる。この景色が好きだっていってたし、こうなるのも当然かもね。
この子の事、教えてなかったや。僕のパートナーのロナ。四脚で歩いて、六本の尻尾と朱色の毛並みが特徴のロコンって言うポケモン。
この海岸で僕が倒れてるのを見つけてくれて、それからは成り行きで一緒に探検隊って言うのをやってる。
探検隊って言うのは文字通り、この世界の色んな所を探検するポケモン達の事。僕達は、世界を救った探検隊って今では呼ばれるようになったよ。
まぁそんなことはいいや。今は気ままに色んな所を探検してるだけだしね。
ギルドって呼ばれてるところで探検隊の修行をしてた時は忙しくて仕方なかったから、今は反動でのんびりしてるんだ。指し当たって危険な事も無いし。
ギルドの皆にも最近会ってないな。今度会いにいこっと。

「どうしたの? こっちこっち」

 進められる通りにロナの隣に腰掛ける。砂の上だからちょっとジャリジャリするけど。
目の前に広がるのは夕日色に染まった海。とっても綺麗だ……。
ん? ロナがこっちを見てる。僕の顔に何か付いてたかな?

「へ? あ、違うの。思えば、この海岸にはノルとの思い出がいっぱい出来たな~って思ってただけ」

 そういう事か。……確かにこの海岸は思い出が多いな。僕とロナが出会って、ここから全てが始まったんだから。
そして……再開したのも、此処だったし。あの時は驚いたな。気が付いたら涙でぐしょぐしょに濡れたロナに抱きつかれたし。
それだけ僕との別れが辛かったって事の表れだったんだよね。見ていてこっちが辛くなったよ。あの時のロナは……。
……あの時は……そうするしかなかった。僕が消えるなんて事を、ロナに打ち明ければ絶対に止められると思ったし、時間も無かった。
でも、ロナの気持ちを考えなさ過ぎていた。僕の事をあんなに大切に思ってくれてたなんて思わなかったんだ。
その僕を思っての涙が、僕を此処に繋ぎとめてくれたんだ。どれだけ感謝してもしたりないよ。

「夕日、綺麗だね。大切な思い出はぜ~んぶ夕方だし、私、この時間が一番好きだよ」

 ふわっと、肩に何かがもたれ掛かってきた。横を向いたら、ロナがぴったりと僕に寄り添ってた。
しばらくロナの方を向いてたら、柔らかな香りが鼻を掠めていく。ロナ……温かいな。
そのまましばらく、時間がゆっくりになったような感じがした。まるで、少しでも長くこのままでいさせてくれるように……。
夕日が水平線に溶けていくのを、二人で並んで見られる。これだけでも、帰ってこれて良かったと心から思えるよ。
この世界は……とっても綺麗だ……。全部が……。

「ねぇノル……。もう少しだけこのままで、良いよね?」

 本当ならもう暗くなるから帰らないといけないんだけど……。
今日はなんだか、もう少しだけこうしていたい。ロナの温もりを感じていたい。
何にも言わないで頷いて、僕は、優しい波の歌声に耳を傾け始めていた……。

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 どれ位経ったんだろう。空一面に星が輝いて、夜空を煌かせるようになった。
ロナは何も言わない。もしかして眠っちゃったのかな? 寝息は聞こえてこないけどな。

「ノル、一つだけ……聞いていいかな」

 ビックリした。波の音しかしないところで急に話しかけられたら驚いちゃうよ。
ロナが僕の正面に来る。聞きたい事? 何だろう? 

「どうしてノルが消えちゃう前に、未来を変えたら自分が消えちゃう事を私に話してくれなかったの?」

 ……あの時の事か。理由はさっきの通り。他に手が無かったし、仮にあったとしても、それを探している猶予が無かったんだよ。
ロナに言わなかった事は、素直に謝るよ。

「……ううん、謝らなくてもいいの。ただ、あの時ね。気付いた事があるんだ」

 気付いた事? 僕が消える事で気付くって、一体何を?

「ノルが居なくなっっちゃったけど、あの時は此処まで何とか一人で帰ってこれた。それからちょっとの間は、タウンの皆に起こった事を話したりして忙しかったからなんともなかったの。でも、時間が出来たり、寝る前になるといつもノルの事で頭がいっぱいになっちゃったんだ。でも、ノルが隣に居ない。それが凄く悲しくて、辛かった」
「ノルが居なくなっちゃったけど、あの時は此処まで何とか一人で帰ってこれた。それからちょっとの間は、タウンの皆に起こった事を話したりして忙しかったからなんともなかったの。でも、時間が出来たり、寝る前になるといつもノルの事で頭がいっぱいになっちゃったんだ。でも、ノルが隣に居ない。それが凄く悲しくて、辛かった」

 ……何も言えないな。僕だってそうなると思う。それまでは隣にロナが居るのが当たり前だった。それが居なくなるのは……考えたくない。
消える瞬間、もう隣にロナが居ないと思ったら、悲しいんじゃなくて寂しかった。心の一番大事な部分が無くなってしまうみたいで……。

「おかしいよね。ノルと出会う前は私一人だったのに、今はもう、ノルが隣に居ないと……」

 寂しそうに笑って、言葉を重ねる度にロナの声が震えていく……。
目には涙が溜まって、その潤んだ瞳が僕を見つめてる……。

「……私は、ノルの事が好き。大好き! もう絶対離れたくない! お願いだから、もう私の傍を離れないで……ずっと……一緒に居てよ……」

 堰が外れたように、大粒の涙を流しながらロナが僕に抱きついてきた。
胸が、締め付けられる。どれだけこの気持ちを押さえ込んでたんだろう。僕は何一つ気付いてあげられてなかった。戻ってきてから、僕の事をずっと想ってくれてたなんて……。

「ずっと伝えたかった。でも、伝えられなかった。今の今まで……。ノルが戻ってきてからも大変だったし、何よりも、ノルに拒まれるのが怖くて……」

 ロナの体、震えてる……僕がまだ、答えてないから? ……僕の、答えは……。
震えるロナを、僕は抱き締める。ロナが勇気を出したんだ。僕も、僕の答えを出そう。出さなきゃならないんだ! 今!

「僕も、ロナの事が大好きだよ。もう離れたくない……」
「! ノル……!」

 涙に濡れるロナの唇に、そっと自分の唇を重ねる。もう悲しまないで。僕にも、君が必要なんだから……。
潮騒に包まれながら、僕等の長いキスは続く。繋がっている事を確かめ合うように……。
お互いの口を離した時、もうロナの涙は止まっていた。替わりに、ちょっと分かりにくいけど頬を赤く染めた……であろうロナが僕の目の前に居たよ。
モジモジしてる。やっぱり恥ずかしかったかな? 僕も少し恥ずかしかったし。

「あ、あのね? この続きも今しようって言ったら……ノルどうする?」

 この続き? キスの続きって……!!! そ、そういう事!?
どうしよう……そこまでは考えてなかった。ロナと一緒に居られれば、それで良いくらいまでしか思ってなかったし。

「……もう私、我慢出来ない!」

 うわぁっ! ロ、ロナに押し倒されちゃった。力はリオルの僕の方が強い筈だけど、不意打ち気味だったから何にも出来なかった……。
押し倒してすぐに、今度はロナの方から唇を重ねてきた。……!? 違う、重ねただけじゃない、口の中に何かがぬるんと入ってきた。
口の中を隅々まで動いて、僕の舌に絡み付いてくる。これって、ロナの舌なの!?
体を起こしたいけど、ロナの前脚で両腕が塞がれてるし、乗っかられてるから身動き一つ出来ない。
どうしようもないまま、ロナの舌は僕の口の中で動き続けてる。中を舐め回される度に体から力が抜けて、抵抗が出来なくなってく……。
気が付いたら僕も舌を動かして、ロナの舌に絡ませていた。もう、拒めない……舌が絡み合うのが気持ち良いよぉ……。
しばらくそうした後、僕達の口は離れた。口と口の間に唾液の糸が出来たけど、全部下にいる僕の口の中に落ちてきた。そのまま飲んじゃったよ……。

「はぁ……ノルの方からもしてきたって事は、良いんだよね?」

 僕は顔を赤くしながら頷くしかなかった。だって、乗っかられたままだし、キスだけでも凄く気持ち良かったし……。
ロナとずっと一緒に居るなら、こ、こういう事もしたいとは思うしさ……。

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 僕が頷くのを確認したら、ロナの表情が途端に変わった。それまでは恥らった感じだったけど、妖しい笑みを浮かべながら僕を見てる。
それを僕もまんざらじゃないと思ってるからどうかしてるかな。でも、今のロナも可愛くて、綺麗なんだもん。
あれ? ロナの尻尾が動くのが見え……。んんっ!? 僕の足……というか、下半身に何かが巻きついてくる!?

「初めてだからどうやるか分からないけど……じっとしててね」

 ロナの体があってどうなってるか見えないけど、多分、ロナの尻尾で僕の足は包まれてる。凄く温かいや。
んあっ!? 何かが……ロナの尻尾しか思いつかないけど、それが僕のモノを撫でてる!
ふさふさの尻尾が触れる度に、変な感じが頭の中に流れてくる。気持ちいい……とは思うんだけど、なんか変な感じ……。

「あ、あれ? あんまり気持ち良くないかな?」

 僕の複雑そうな顔を見た所為か、やってるロナの方もこれで良いのか分からないみたいだ。
どっちもこんなの初めてなんだからしょうがないよね。

「触ってる感じだとおっきくなってると思うんだけどな? ノル、どお?」

 ……そんな事聞かれても困るよ。答えるの恥ずかしいし。それに大きくなるなんて……なんで牝のロナが知ってるの?

「えっ、そうらしいってギルドの皆が話してるの聞いたから。本当かどうかは知らなかったけど……」

 そうなんだ……牝性だけのお話しって奴なのかな? ……だんだん気持ち良くなってはきてるけどさ。
僕のモノは撫でられ続けて、先端から液体が出てるのが自分でも分かるくらいになってる。足を固定されてこんな事されて……恥ずかしいよぉ。

「ふふっ、ノル赤くなってるよ? やっぱり気持ち良いんだ。良かった……じゃあ、これでは?」

 全体をくまなく撫で上げていた尻尾が、今度は僕のに巻きついてくる。うぁっ! 撫でられてる時より……気持ち良い……。
それに更に尻尾を上下しだすなんて……あんっ! 声を出したくないのに勝手に出ちゃうよぉ。

「へ~、牡の子でもそんな声出るんだ。ノル可愛いよ♪」

 そ、そんな事を言ったまま動かすのは止まらないんだ。可愛いなんて言われたら声を堪えたくなるじゃないかぁ……出来ないけど。
ますます尻尾の動きが早くなっていくよぉ。なんか、出ちゃいそうだよぉ。尻尾を離してぇ……。

「ノルの房……実は美味しそうだなぁと思った事もあるんだよねぇ……ちょっとだけ……」

 聞いてない。しかも房って、それ敏感だから駄目……ああぁっ!
ダメェ! それ噛んじゃ、いやぁ! もう、出ちゃうよぉ!
……ロナがしてくる刺激の所為で僕の中で何かが弾けて、それは僕のモノから白いドロドロとした液体を吐き出させた。うぁぁ、ロナの尻尾が汚れちゃうよぉ……。

「わぁ~、ベトベトしてて温かい……これが牡の子のなんだねぇ……」

 頭がふわふわしてて上手く考えられない……ロナが自分の尻尾舐めてる……。
精液って美味しいのかなぁ? 僕は自分から出たのは舐めたくはないけど……。

「ん……変わった味だね。でも、なんだかどきどきしてきたよ……。ノルぅ、今度は私を気持ち良くさせてぇ……」

 甘えたような声を出しながらお尻のほうを僕に向けてきたね。ロナ可愛い……。
えっと、牝の子も大事な所がある場所は同じだから……うわぁ、始めてみたけど、綺麗なピンク色だな。

「あんまり見ないでよぉ……恥ずかしいよ」

 さっきまで僕が散々恥ずかしい思いしたんだから、ちょっとくらい仕返ししても良いよね? ちょっと触ってみようかな……。

「あぅっ! さ、触るんなら教えてよ……心の準備が、きゃぁん!」

 手でなぞっただけなのにそんな声出しちゃうんだ。ロナもエッチだなぁ。
少しだけしか触ってないのにもう湿ってる。これからもっと触ったらどうなるのかな……。

「ふぁっ、あっ、んやぁ……あぅっ!」

 割れてる所をゆっくり撫でたり、拡げてみたり、付いてる小さな突起を摘んで弄ってみたり……。
うわぁ……ロナの割れ目から沢山液が溢れてきた。手ももうべちゃべちゃだぁ。
木の実とかとは違う甘いような香りがする……舐めてみるとなんか不思議な味。でも、もっと欲しくなるな。いっぱい出てるんだし……いただきま~す。

「うんあぁ! 舐めちゃ……やぁぁ! 吸っちゃダメェ!」

 そんな事言われてももっと欲しいんだもん。尻尾で塞ごうとしても駄目だよ。口付けちゃってるんだから。
舐めても吸っても割れ目からドンドン出てくるよ。これがロナの味、なんだよね。美味しい……。
もっと深く舌を入れるから、もっと沢山ちょうだい……。

「うぁぁ! そんな、奥まで舐めたら……出ちゃうからぁ! あああぁぁ!」

 割れ目から、さっきまでのと同じ液が噴き出してきた。凄い量……口に収まりきらないや。
顔に掛かっちゃった分は後で舐めて……口に溜まってる分を喉を鳴らしながら飲み干す。でもまだロナの方が治まらないみたいだから暫くは飲んでよっと。

「ぁんっ、そんなに飲まないで……凄く恥ずかしい……」

 恥ずかしがる事ないよ。ロナの、本当に美味しいんだからさ。
……治まってきたみたいだね。最後の一滴を舐め取って……自分の体見たら凄いや。ロナので上半身はべたべたになってるよ。
今ので疲れたのか、ロナが僕の上でくたっとしちゃった。……また僕の大きくなってるんだけどなぁ……。
動かすのは悪いかなと思ったけど、ロナの顔が見たい。こっちを向いてね……。
さっきの割れ目に……入れるんだよね。此処までやったら引っ込みがつかないよ。ロナと……一つになりたい。

「ノル……本当に、ずっと一緒に居てくれるんだよね? 私も……ノルと一つになりたいよ……」

 ……此処で、僕は誓うよ。ロナに、君に出会ったこの場所で。
僕はもう、絶対に君と離れない。ずっと傍に居る! だから、ロナ……。

「ノル……ありがとう。来て……」

 体を横に反転させて、今度は僕がロナの上になる。
鼓動が、煩いくらいに速くなる。大好きなロナと、一つになれるんだから当然か。
ロナの胸に手を当ててみる。ロナの鼓動も速い。同じように……感じてくれてるんだよね。
割れ目の入口に向かって、僕のモノを合わせる。くちゅっていう音と共に、僕達は触れ合った。

「あっ、ノルの……熱いよ……」

 ロナから伝わる熱さだって同じだよ。触れてるだけで、溶けちゃいそうだ。
慎重に割れ目を拡げながら、僕のモノを、ロナの中へと沈めていく。
ロナは辛そうだな。こんな物が入ってきた事なんて無いだろうから、やっぱり痛いんだろうな。
気を紛らわせる方法、キスしか思いつかないけどこれで我慢してね……。
進むのを一時中断してロナに口付け。さっきはロナが僕の中で動いたから、今度は僕の方から……。
甘さを感じるロナの唾液を啜りながら、口の中を撫でるように舐め、また互いの舌を絡ませる。
ロナの表情も和らいだみたい。キスしたままだけど、またゆっくり、ロナの中を進ませてもらうね。
思ったより滑りが良くて、入る分にはスルスル行くな。周りの壁が締め付けてくるから、油断すると一気に奥へ入れたくなりそうだ。
あれ? 半分も入らない内に止まっちゃった? 此処までなの?

「ノル待って……もっと奥まで入れられるけど、今止まってるそこを抜けるのって凄く痛いらしいの。だから、ギュッて、抱き締めてて……」

 負担が掛かるのはロナなんだから、ロナの言う通りにしよう。ロナを優しく抱いて、腰を更に落とす……。
何かが切れるような感じがした後、僕のモノは、ロナの更に深い所へと進みだした。
まだロナの事は離さない。痛みで涙を流してるし、背中に回されてる前脚に力が入ってる。爪を立てないでくれたのは嬉しいな。
そのまま進んでいって、僕のモノは完全に見えなくなった。僕達が完全に繋がったんだ。本当に、嬉しいよ……。

「ノルの、全部入ったね。嬉しいな……」

 優しくロナの頭を撫でてあげたよ。頑張ったもんね、ロナ。
恥ずかしそうにしてるけどやっぱり嬉しいのか、尻尾が規則正しく左右に揺れてる。
熱い、ロナの中がとにかく熱いよ。柔らかいのに、締め付けてくる力はとても強いんだ。もう離さないって言われてるみたい。
離れないよ、離れるもんか。今の僕は、世界を救う為に此処にいるんじゃない。ロナ……君の隣に居たいから、此処に居るんだよ。
だから、二人で気持ち良くなろう。さぁ、動くよ。

「う、ぁぁ……まだ、ちょっと痛いな……」

 大丈夫。いきなり速くは動かないよ。っというか動けないよ。だって、油断するとまた、弾けちゃいそうなんだもん。
ゆっくりな抜き差しの動きを続けながら慣らしていこう。じゃないと、この感じた事のない心地良さでおかしくなっちゃいそうだ。
じゅぶっ、じゅぶって音がまた気分を高揚させるよ。僕とロナが繋がってるから出る音だもんね。
少し視線を下げた拍子に見つけちゃった。牝の子にはこれもあるんだったね。
胸の辺りに手を移して、見つけた小さな芽を弄っていく。軽く弾力があって、癖になりそうなコリコリとした手触り。

「ふぁっ! 胸ぇ……もっと触ってぇ……」

 そうか、ここもロナは気持ち良いんだ。なら、痛いのも忘れるくらい弄っちゃおう。
手で芽を弄りながら、ムニムニ胸も一緒に揉んでいく。僕の手にちょうどいい大きさだ。すっぽり収まるよ。
胸を揉むたびにロナの口からは痛みでの呻きから、さっきみたいな可愛い声が聞こえるようになってきた。痛みを感じなくなってきたみたいだね。なら、下の方も……。
止まっていた上下運動を再開する。ロナの喘ぎ声、繋がってる部分から聞こえる水同士がぶつかるような音。聞いている内に、どんどんと僕の理性は崩れていく。
徐々に手も、腰もスピードを上げていく。気持ち良い、凄く、気持ち良いよ!

「あっ! はぁぁ! ノルぅ! 気持ち良いよぉ! もっと、もっと突いてぇ!」

 答えるように僕はスピードを上げる。もう考えてやってる訳じゃない。勝手にそうなるんだ。
ロナも考えてそう言ってる訳じゃない筈だ。ただ本能のままに、気持ち良くなりたいから……。
理性が、崩れるなんてもんじゃない。溶けるように薄れていく。ロナはもう、僕の突き上げに喘いで、身をよじる事意外をしなくなってる。
体が震える。もう、我慢出来ない。弾けちゃいそうだ!

「ノルぅぅっ! ああ! ふああああぁぁ!」

 僕より先にロナの限界が来たみたいだ。一つ叫んだ後、繋がった割れ目からはまた液体が噴き出した。
そして、一際強い締め付けが僕のモノを襲う! だ、駄目だ! もう、出ちゃう!
咄嗟にモノを抜こうとした僕を、ロナの全部の尻尾が捕らえてきた。

「いやぁ! だめぇ! 離れちゃやらぁ! そのままらしてぇ!」

 呂律の回ってない喋り方でそうロナが叫んだ。
そうだったね。もう離れないって誓ったんだ。このまま……出るよ! ロナぁ!

「うっ、にゃあぁぁぁ! ノルの熱いのがぁ! どんどん出てるよぉ!」

 体の震えが止まらないよぉ……僕のモノが出した精液が、ロナの中に溜まっていく……。
まだ止まらない……。ロナのあそこは僕のが栓をしてるから精液も出てこない。うわぁ……少しお腹が膨らんでる。こんなにいっぱい出して大丈夫なのかな?
ロナは疲れ切って、舌をだらりと出したまま息を整えてる。目はとろけちゃいそうなくらいとろんとしてて、いつもみたいな光は無いや。
……やっと止まった。ロナのお腹は、少しぽっこりと出るくらいになった。正直自分でも驚くくらい出たな……。
ロナも苦しいだろうからもう抜かな……うわっ! 何!?

「まだ抜いちゃ駄目だよノル……。今度は、私が動くから……」

 ロナに押し返された。恍惚とした顔をしたロナが僕を見下ろしてる。
まだするの!? 僕もう出ない……。うあぁ!
ロナが腰を浮かしては降ろす。さっきは僕が動いてたけど、これはまた違う刺激で気持ち良い!

「こうすればっ、もっと奥までっ、ノルのをっ、入れられるっ、もんね!」

 確かに自分で突くより更に深い。自分でもまた大きくなってくるのが分かるよぉ。でも、でも……。
気持ち良過ぎておかしくなりそうだよぉ。自分からも腰、もう動かしちゃってるしぃ。

「下からも、突かれたら、わらひ、おかひく、なっひゃああぁぁ!」

 そんな事言われてももう自分の意思じゃ止められない。ロナはもう限界なのか、涎を垂らしながら喘ぐだけにまたなっちゃったし。
もう、さっき出したばかりなのに限界……さっきの余韻も引かないうちに始めたから、どっちも凄く敏感になってたんだろうな。
あぁ……また出るからね、もう抜けないよ! ロナぁぁぁぁぁ!

「また、熱いのぉぉ! わらひぃ! イっひゃうよぉぉぉぉ!」

 今度はほぼ同時に限界を越えちゃった。ロナの潮と一緒に、混ざり合った精液が流れ出てきた。それでも、僕の出す量が上回ってるからまたロナのお腹は膨らんでいく。
びゅくっ、びゅくっと震えながらまた白いどろどろの精液をロナの中に流し込む。ロナは、それを全部搾り出そうとするみたいにキュウキュウと僕のモノを締め上げてくる。
二回も連続で出したらくたくただよ。横を向いてロナを寝かせてあげたら、さっき以上に表情がとろけちゃってる。目はもう、何処を見てるか分からないや。
そして問題は繋がってる所だよ……。まだ僕の精液は出てるけど抜くべき、何だけど……ロナのお腹のぽっこり具合が凄いから、抜いたらどうなるかちょっと心配。もう、タマゴが入ってるみたいだよ。
……疲れて眠いし、ロナも目を閉じちゃったからな。一度寝て起きてから抜くことにしようか。眠るのに、ロナから伝わってくる少し熱いくらいの温もりが心地良いし。
眠ってるロナを起こさないようにそっと抱いて、僕は瞼を閉じることにした……。

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「ノル……ノル起きて……」

 ん? ロナの声だ……。もう朝なのかな? それにしてはまだ暗いけど……。

「ノルが起きてくれないと私、動けないよ。ま、まだ……繋がってるみたいだし」

 繋がってる……? あ、そうか! 僕達、本当にあのまま眠っちゃってたんだ! しかも海岸で!
急いで起きなきゃ! って、あぅぅ!?

「ひゃあう! もぉ、急に起き上がらないでよ。まずはこれ抜かなきゃ」

 そうだった……ゆっくりロナの中から僕のモノが出てくる。ずっとロナの中にあったから、外の空気に触れると寒く感じちゃうや。
よし、完全に抜けた。同時にロナの中で行き場を失ってた精液達も逆流してくる。
元々そうなのか、それとも時間が経ったからそうなったのか分からないけど、やけに粘り気が強い。あんまり出てこなかったよ。
精液が、出てきた割れ目との間に白い糸を作ってる。ロナのお腹もぽっこりのままだよ。これ、出てこないの?

「凄いネバネバだね。これが今、私の中にたっぷり入ってるんだ……」

 砂地に落ちた精液を少し弄った後、大きくなった自分のお腹を擦ってるロナが可愛いなぁ……。
少しだけ、お腹に触っても良いかな? 子供が出来た訳じゃないけど……これだけ入ってればきっと出来るんだろうなぁ。

「あん♪ 急に触らないでよぉ……」

 僕が触った拍子に、ロナの体がびくりと跳ねて、割れ目からまたぼたりと精液が零れた。

「ノルに触られるだけで私……、感じるようになっちゃったみたい。ほら、今のだけでこんなだよ」

 そう言って僕に割れ目を見せてきたけど、まさかね……。
……本当だ。僅かに湿ってる。嘘でしょ? この、一回だけでこんなになっちゃったの!?

「これじゃあ本当にノルから離れられなくなっちゃったね。お腹もこんなだし」

 いや、お腹は出しちゃえば何とかなるけど……。ロナ自身には、逆に僕は居ない方が良いんじゃないのかな? 僕が触れるのが危ないみたいだし……。

「駄目だよ。私をこんなにしちゃったんだから、もう絶対に離れないし、逃がさないんだからね。責任とってよ?」

 また抱きつかれちゃった。……僕はもう誓ったんだ、ロナが離れてほしくてもずっと一緒に居るよ。だって、消えるはずだった僕をここに戻してくれたのは、君なんだから。
君の為にこれからを生きる。それが、新しい僕の目的、僕の全て、なんだからさ。
あぁ、水平線から朝日が昇ってくる。また、今日が始まって、明日へと続いていく……。隣にはロナがずっと一緒に居てくれる。こんなに嬉しい事は、他には絶対無いよ……。





「ノル、もう一度聞かせて。私と、出会ったこの場所に誓った言葉を……」
「……何度でも言ってあげるよ。僕は、もう二度と君から離れない。ずっと君の傍に居る。大好きだよ、ロナ……」





 これからも続いていく明日を僕にくれたのは……ロナ、君がくれた、君と結んだ大切な絆なんだから……。

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後書き~♪
まず、ポケダンが純粋に好きな方、本当にゴメンなさい。
この作品は(真の)ストーリー完結後の主人公とパートナーのお話しですが、こんな事になってたんじゃないかな~と言う、作者の妄想100%でお送りしました。本当に本当にゴメンなさい。
一応補足ですが、主人公&パートナーの種族と名前は作者本人のパーティのものを使用しております。
ここまでお読み頂けましたら幸いです。ありがとうございました。

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コメント、及び不平不満がある方はここに残してやってください……。

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