ポケモン小説wiki
熱き欲望は氷をも溶かす の変更点


獣姦の描写があります。
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「はぁ・・・暑い、暑い、暑い・・・。」

私は一人家の中で寝そべっていた。木で出来ている床もいつもだったらひんやりしているはずなのに、今日はこの真夏のせいか熱いばかりだ。唯でさえ暑さに弱い私なのに、こんな状態が続いていたら溶けてなくなってしまいそうだ。冷たい水でも浴びたいところだが、私の手では蛇口は捻れないのである。そうなるとシャワーだって無理だ。とにかく私はただご主人の帰りを待つばかり。もう少し待てばご主人が帰ってきてくれる。
私は一人、ご主人を信じて待つことにした。

数十分後・・・

「・・・。」

私はもううつ伏せになって倒れていた。背中から蒸気でも出ているのではないかというぐらい暑かった。いや、はっきり言ってしまえば、何かもう暑さも感じなくなってきた。目の前は眩しいほどの光で包まれているような、そんな感じがした。

「私、こんな所で死んじゃうのかなぁ・・・?まだ進化してまもないのにさ。てかグレイシアになろうと思った私が馬鹿だったわ。自業自得だけどさ・・・。」

そう、今私はイーブイの進化系のグレイシアなのである。しかも氷の属性。何でグレイシアになろうと思ったかは今となってはどうでもいい。神様でも仏様でもいいから、はやくご主人を帰ってこさせて。でないと本当に死んでしまいそう。
それから私は静かに瞼を閉じた。

「・・・シア・・・グレイシア・・・!!」

誰だろう、私の名前を呼ぶのは。天からお迎えでもきたのかしら。それにしては体が重い。もっと天に行くときは体が軽くなるものだろうと思ったけど。最後に天使の顔だけでも拝んでおこうかしら。そう思った私は薄っすらと目を開ける。

(あれ・・・?天使って意外とご主人に似てるのね・・・意外。)

そう思った途端、私の額の辺りに何か冷たいものが覆いかぶさった。久方ぶりに感じたその冷たさはとても気持ちよかった。私は薄っすらと開けていた目を徐徐に開いていく。目の前にはご主人の姿があった。

「グレイシア・・・!!気がついた?」
「あれ?天国じゃ・・・ない?」

頭の上に被さっている物を落とさないように私は辺りを見回す。そこにはいつもと同じ家の中の風景が目に入った。どうやら死んではいないようだ。私はベッドに寝かされているようで、背中に柔らかい感触が感じられた。私のご主人は心配そうな顔をしている反面、申し訳なさそうな顔をして、私に言った。

「ごめんな、帰りが遅くなって。」
「ううん、別に気にしてないからいいよ。」
「代わりと言ったら何だけど、これ冷却シート。」
「あ、ありがと・・・わざわざ買って来てくれたんだ。」
「学校の帰り道が凄く暑かったからさ、もしかしたらと思って買ってきたんだ。」

そう言ってご主人は私の額につけていた物をとって、再びシートを取り出して私の額に貼ってくれた。今まで額についていたのはどうやら冷却シートらしい。正直とても有難かった。
でもその前にご主人が私のためにそこまで気を使ってくれていたことに対して物凄く恥ずかしくなり、顔が火照っていくのが自分でも分かった。それに気づいたご主人はもっと心配そうな顔で私の顔を覗き込み言った。

「やっぱり顔が赤いな・・・しばらく休んでて、ベッド使ってていいからさ。」
「う、うん・・・ありがと。」
「後、ご飯は食べられそうかな?木の実とかも採ってきたから食べれるんだったら食べて。」

そう言ってご主人は顔を離し、ベッドから離れていった。私はご主人に何でもしてもらってばかりいる。役に立てると言ったらバトルの時くらいだ。そのバトルも最近はご主人の都合であまりしていないが。

「はぁ~~っ・・・何かご主人に出来ることないかな・・・。」

いっその事この想いを告げるとか、は私には到底無理な話だ。私は額の冷却シートを剥がして、もう一枚つけようと思った。シートを貼る前に剥がす物を取るのに苦労しながらも、貼りなおす。そしてご主人が持ってきてくれた木の実を口に入れた。よく見れば木の実はどれも私の好きな木の実ばかりであった。私はその場で額に手をつけて落ちこむ。

「ダメだぁ~~・・・返しても返しきれないよ・・・。」

と、落ち込んでいる私の考えを途切れさすようにご主人の声が聞こえた。

「グレイシア~?風呂に冷水溜めておいたから入りなよ。」
「あっ、は~い。」

ダメだ。当分恩返しは出来そうにない。許してください、ご主人。こんな未熟な私でごめんなさいと本気で心の中でだが謝った。風呂場に行く最中にご主人と目が合った。ご主人はニッコリと笑って私を見た。そしてしゃがんで私の頭を少し撫でてから、額のシートを剥がした。

「風呂で貼ってたら濡れて取れてしまうよ。後、体とか洗いたかったら僕に言ってね?」
「う、うん・・・分かった。何かごめんね、何でもご主人に任せちゃって・・・」
「気にしてないよ。グレイシアは僕の大事なパートナーじゃないか。付き合いは短くてもそれは変わらないよ。じゃあ入っておいで。」

私はコクリと頷いて風呂場へと向かった。本当にこれ以上迷惑かけてたら涙が出てきそうである。それを私は必死に堪えた。確かに私とご主人が初めて会ってからはまだ1年も経っていない。最初こそ反抗していた私だったが、あのご主人の優しさに段々惹かれてしまい、今ではこんな感じになっているのである。気持ちの変化に気づくのも遅くはなかった。私はご主人に対して恋の感情を持ってしまったのだ。
ご主人が私をどう思ってるかは知らないけど、でも私がご主人を想う気持ちは変わらない。

「・・・って何一人で思ってるんだろう、私は・・・。」

一つため息をついてから私は風呂場へと足を踏み入れた。
あらかじめ桶に入れておいてくれた冷水を軽く体につけ、なじませる。風呂の蓋も開けておいてくれていたおかげで、私はすんなりと冷水に浸かる事ができた。もちろん冷水の高さは私の体分ぐらいしか入っていない。溺れたりしたら大変だからね。
冷水に浸かった私は今日一日分の疲れ、と言うよりは暑さを忘れさせてくれるようなその冷水の冷たさに顔が思わずほころんでしまった。

「ふぅ・・・生き返るぅ~。」

気持ちよかったせいか、私は思いっきり体を伸ばした。すると何とも言えない感覚がして、体中に気持ちよさが走り、眠気を誘う。私は眠気を振り払うかのように首を思いっきり左右に振る。気休めだが。

「体でも洗って眠気を覚まさなきゃ。」

私はピョンッと飛び跳ねて風呂から出る。体を洗ってもらうにはご主人の力を借りるしかない。また世話をかけると思うと気が引けるが、こればかりはどうにもならない。私は風呂場の戸を開けて、と言うよりは開いたままの戸から顔を出してご主人を呼ぶ。するとご主人は返事をしてからすぐに風呂場に駆けつけてきてくれた。

「体を洗うのかい?」
「うん、お願い。」
「分かった。じゃあシャワーかけるよ。」

私はご主人の問いかけにコクッと頷く。それを見たご主人はシャワーをかけてくれる。もちろん冷水なのだが、よく見てみればご主人の手が真っ赤になっている。ご主人はいつもシャワーをかけながら私の体を手で洗ってくれる。本当は冷たくてしょうがないはずだ。それなのにご主人は顔色一つ変えずに私の体にシャワーをかけてくれる。
私はそれに耐えられずご主人に思い切って話しかけた。

「ご、ご主人?あの・・・」
「んっ?どうかした?」

ご主人は何ともないような顔で私の顔を見る。それに少しドキドキしながらも私は言葉を続けた。

「その、冷たかったら温度を変えてもいいよ・・・。手、冷たいでしょ?」
「・・・大丈夫だよ。僕のことは気にしなくていいからさ。」
「で、でも!手がそんなに真っ赤だし・・・我慢してるんじゃないかなって・・・」
「そんなことないって。別に我慢なんかしてないからさ。ただでさえ今日はグレイシアに悪いことしちゃったからほんのお詫びの気持ちだよ。って言ってもいつもやってることだけどね。」

ご主人は自分の真っ赤な手を見て、初めてその時に苦しそうな顔をした。そこを見逃さなかった私はさらに思い切ってある事をしてみようと思った。

「ご主人・・・。」
「んっ?グレイシア?」

私はご主人の手をとり、自分の口元へと近づける。ご主人は何をされるのか分からないからか、素っ頓狂な顔をしながら私を見ていた。

ーぺロッ・・・ー

「ッ・・・!?な、何して・・・。」

ご主人は私のした行為に驚いたのか、身震いをした。私はご主人の手や指などを自らの舌で舐め始めた。一舐め、また一舐めとしていく度にご主人は体を震わせ、さっきまで冷たかった手が少しずつ温かさを取り戻していく。
私は一通り舐め終わると、次にもう片方の手を舐め始める。再び冷たい手を舐め始めるが、私にとっては心地よい感覚にも近いのである。そしてその光景をずっと身震いをしながらも見ていたご主人が口を開いた。

「ぐ、グレイシア・・・。」
「どうかな?私の舌の温かさは?」
「凄く温かくてっ・・・何かよく分かんないけど、気持ちいいよ・・・。」

言葉を途切れ途切れに発するご主人の顔はさっきの手のように真っ赤だった。もしかしたらかもしれないけど、私自身も顔を赤く染めていたかもしれない。それを確認する方法など、どこにもないが指や手を舐めていくうちに私はあることに気づく。
私の下半身が少しずつ反応して秘所から愛液を垂らしていた。幸いご主人の角度からは見えないが、とても恥ずかしい。両手でご主人の手を掴み丹念に指を舐めていくうちに興奮がまた少しずつ高まっていく。それに加えてさらに愛液の垂れる量も増えていく。

「んっ・・・ふぅ・・・ご主人・・・。」
「グレイシア・・・。」

ーペロペロ・・・ピチャッ・・・ー

舐める音も次第に水が弾けるような音を発する。いつの間にか私は手の温かさを取り戻すことより、その行為自体に夢中になっていた。

「ぐ、グレイシア・・・。」
「あっ・・・ご主人・・・?」

ークニュッ・・・ー

ご主人は私の名前を呟くと、空いている片方の手を私の下半身に背中から手を滑らせた。そして敏感になっているであろう秘所を指でプニプ二と押した。

「むぅんっ・・・!!ご、ご主人!?どこ触って・・・ひゃんっ!!」
「もう、何だか俺我慢できない・・・グレイシアにやってもらってばっかりだったらいけないし・・・」
「別に、んんっ・・・私はご主人のためを思って、ひんっ・・・やってるだけで、ひゃぁっ・・・!!」

私が話しているのもお構いなしにご主人は秘所を執拗にプニプ二と押してくる。それに反応して私の体はビクッと震え、愛液を垂らしてしまう。

「もうこんなに濡らして・・・」
「だってっ・・・ご主人がいやらしく弄るんだもの・・・」

ご主人は私がそう言うとクスッと笑った後に、手についた愛液を一舐めした。

「何だか甘酸っぱいような感じがする。これがグレイシアの味ってやつかな?」
「そんな恥ずかしいことサラッと言わないでよ・・・こっちの方が恥ずかしくなっちゃう・・・。」
「あとグレイシア?もう手は舐めなくてもいいよ。グレイシアのおかげで随分手が温まったからさ。ありがとね?」

ご主人から久しぶりにお礼の言葉を聞けたような気がする。それは今まで私がお世話になりすぎていたからだけど。でもとても嬉しかった。ひとつでもご主人に恩返しすることができたと思えた。

「さてと。何かいろいろあったけどさ、とにかくもう一回洗わなくちゃならないね。俺は手を温水で洗えばいいけど、グレイシアはまた冷水で洗わないと。」
「へっ・・・?ま、また洗うの?」
「そりゃそうだよ。グレイシアの体、また汗かいてるし。何より、その・・・君のそこも洗わなくちゃいけないしね・・・。」

ご主人は顔を少しずつ赤く染めていき、やがて真っ赤になった。もちろん最後の言葉の意味で。それを聞いた私もご主人と同じく顔を真っ赤にしたと思う。しかし今は私にとってはそんな事はどうでもよかった。
私はまた再びご主人に体を洗ってもらわなくてはならなくなった。結局のところご主人に余計な時間をくわせただけだった。私はいつものため息をひとつつき、落胆した。

(何やってんだろ、私・・・)

お風呂場には耳を垂らして落ち込んでいるグレイシア、そしてその原因とも言えるご主人がいた。

(どうすればご主人に迷惑もかからずに恩を返せるだろう・・・?)

私はそんな事を頭の中でぼーっと考えながら体を洗ってもらっていた。


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