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死神の詩13 の変更点


[[ぬうやの部屋。]]

死神の詩
第十三話

柳華の刃が空を裂く。
乾いた空気の音が響いた。

おわったんだな、と思った。
おわれるんだな、と思った。
これで
おしまいなんだな、と思った。

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あれ?

いつまでまってもあたしはしなない。
なんで?
どうして・・・。

目の前に大きな影が立っていた。
見覚えのある青。
黒い脚。
紅い瞳。
鬼のような角の生えた腕で、柳華の攻撃を遮っている。
この、姿は・・・。

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「・・・・・・ユキ・・・?」

「ちっ」
柳華は小さく舌打ちすると、跳ねのくように後ろへ数歩下がった。

「ユキ・・・ どうして?なんでここに」
「・・・ごめん、話は後で。
 まずはこのひと達を森に帰してから、でしょ?」
「っ・・・・・・・  ん、わかった」

「くそっ・・・何だあのポケモン・・・見た事ねえよ」
「…ルカリオ」
椋那が突然口を開く。
「ルカリオ?」
「…森全域をおおった数年前の戦争…
 アブソル一族がおこした争いが事の発端だったあの戦争と
 ほぼ同等の被害を及ぼした戦乱が
 20年ほど前にもあった」
「っは?トレイタたちが原因の戦争って…
 お前の一族もほとんど死んだやつだろ?
 あんなひどい戦争が前にもあったのかよ!?」
「…そう。
 その戦乱の時…あのルカリオの一族を見たことがある」
「お前何歳だよ…で、そのルカリオって強いのか?」
「よくわからない。でもタイプの相性は悪い」
「うわ・・・なんだよそれ、めんどくせえ」
「お前に相性なんて関係ないだろう」
「ま…そうなんだけどさあ」

「ユキ、だいじょうぶ?」
「何が?」
「リュウカ、すごくつよいよ?」
「…しってるよ。戦ったことはないけど。
 あの一族の横暴さはよくわかってる」
「・・・ふうん
 でも、リュウカきっとかんたんにはもりにかえらないよ?」
「うん、そうみたいだね。
 言ってわかる感じじゃなさそうだし」
 できれば戦いたくはないんだけど」
「・・・・・・・ユキ」
「?」
「…  なんでもない」

ユキ おこってないかな

かなしませちゃったみたいだし
がっかりさせちゃったし

なんで ここまできたのかな?
なんであたしをたすけてくれるの?

よく

よくわかんないよ?


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切りどころが難しかったのでこんな中途半端なところで切りました。

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