少し遅くなりましたがクリスマスの小説です。 [[ルギアス]] 時間がなかったため官能またの機会にします。 1日遅いですよね。すいません! ---- *プレゼント [#wf7e11c6] 12月25日の夕方、町はクリスマスということで若いカップルで賑わっていた。 その中を猛スピードで駆け抜ける一筋の青い光があった。 その光は歩いてるポケモンの間をぬうように走り、ある一軒の店の前まで行きそこで急停止した。 「ハァッ、ハァッ、ちょっと…とばし…過ぎたな。」 店の壁に寄りかかりながら、ラティオスは今にも死にそうな顔で言った。 「6時30分か、危なかったな~。ふぅ。」 店の目の前にある広場の時計を見ながら、ラティオスは安堵の息をもらした。 そして息を整え、そのままその店に入っていった。 約1時間前 ラティ兄妹の自宅 「お兄ちゃん!今日なんの日か知ってる?」 ラティアスがニコニコしながらラティオスに聞いた。 「え~と、あ!クリスマスってこと?」 「違うよ~。前に約束したじゃない!覚えてないの?」 ラティオスは今日がクリスマスの日である以外全く何も思いつかなかった。 だが前に約束したと言われ頑張って思い出そうとしたが、結局何も思い出せなかった。 「(う~ん何も思い出せない。どうしよう。正直に言ったら怒られそうだし。普段可愛いくせに怒ると恐いからな~ラティアス。)」 「も~!どうせお兄ちゃん何も覚えてないんでしょ!」 ラティアスに真意を衝かれラティオスは何も言い返せなかった。 「ごめん。何の日だっけ?」 「今日はプレゼントの渡しあいっこする日だって約束したじゃない!」 「あ!そういえばそうだったな!」 ラティオスは妹に教えてもらってようやく思い出した。 「まったくしっかりしてよお兄ちゃん!」 「ごめん!ごめん!」 「で、プレゼント用意した?」 「え!?」 ラティオスは今日が何の日かも忘れていたのにましてやプレゼントなんて完全に記憶から消し飛んでいた。 「もしかして…プレゼント用意してないの?」 少し涙声になりながらラティアスが聞いた。 「そ、そんなことないよ!…あ!ちょっと買い忘れてた物あるから町まで行って来るね!」 ラティオスは笑って誤魔化しながら財布を取って急いで家を飛び出していった。 「お兄ちゃん、相変わらず嘘つくの下手だな~。」 兄の出て行った後を見ながらラティアスは一人笑っていた。 「(家を出たのが15分か…30分に着くかな?)」 そんなことを考えながらラティオスは町に向かっていった。 そして6時30分現在 ラティオスはある宝石店に入っていた。 そしてガラスケースの中を見ながら目的の品を探していった。 「え~と、あ!あったあった。すいませ~ん!」 「はい。何でしょうか?」 レジの方から店員のグレイシアが向かって来た。 「これください!」 とラティオスがガラスケースの中にある一つの宝石を指して言った。 「袋に包みますか?」 「あ!はい!」 「大切な人への贈り物ですか?」 宝石を袋に包みながらグレイシアが聞いた。 「え!?ま、まあそんなとこですよ!」 店員のグレイシアに予想もしないことを聞かれ少しラティオスはドキッっとしてしまった。 「2万5000千円です。」 「はい。」 「丁度お預かりします。」 お金を払い終わった後のラティオスの財布の中身はかなり寂しくなってしまった。 「(これで当分何も買えないな…。トホホ。)」 「はい!どうぞ!」 グレイシアから袋を受け取り、ラティオスは店を出た。 店を出る時後ろから 「また来て下さいね~!」 なんてグレイシアに言われたが、財布の都合上当分ここにはこれそうにないなとラティオスは思った。 「え~と、6時40分か。7時までには帰れそうだな!」 そう言うとラティオスは来たときのスピードと同じぐらいの速さで家に向かった。 午後7時 ラティ兄妹の自宅 ラティアスは兄が帰ってくるまでに夕食の準備をたんたんと進めていた。 「よし!これで後はケーキだけ!」 ガチャッと扉が開く音がしラティオスが家に帰って来た。 「た、ただい…ま…」 「あ!おかえりお兄ちゃん。」 次の瞬間、ラティオスは疲労のあまり床に倒れてしまった。 「お、お兄ちゃん!!大丈夫!?」 「は…はは、しばらくは全速力で飛ぶのは止めるよ。」 「もうびっくりさせないでよ!」 ラティアスは少し怒った顔で言った。 「早くご飯食べちゃおう!お兄ちゃん。」 「う、うん。」 ラティオスはラティアスに体を起こすのを手伝ってもらい、テーブルまで一緒に連れていってもらった。 テーブルに着くと二人共手を合わせた。 「「いただきます!」」 ラティオスは疲れて腹ぺこだったため、合掌がするとすぐに料理に飛びついた。 「もっとゆっくり食べればいいのに。」 「らってふるぺこがもん。(だってはらぺこだもん)」 「お兄ちゃん何言ってるのかわからないよ。」 ラティオスはパイを口いっぱいにほおばっていたため上手くしゃべれなかった。 「ゴクッ、やっぱりラティアスの料理はおいしいね。」 「そう?ありがとうお兄ちゃん!」 ラティアスは少し顔を赤くしながら喜んだ。 その後二人で綺麗に夕食を食べ終え、ケーキも食べた。 そして合掌した。 「「ごちそうさま」」 「じゃあお兄ちゃん、すぐ私の部屋に来てね。」 「わかった。」 そういうとラティオスは自分の部屋にプレゼントを取りにいった。 その間にラティアスは夕食の後片ずけにとりかかった。 「ごめんねお兄ちゃん遅くなって。」 「いいよ別に。」 ラティアスが片ずけを終え自分の部屋に来た時には、ラティオスはもうすでに来て待っていてくれていた。 「じゃあまずお兄ちゃんから!」 「え!?俺から?」 「別にいいじゃない!早く見せて~」 「しょうがないな~。」 そう言ってラティオスは小さな袋を取り出しラティアスに渡した。 ラティアスは袋を受け取るとすぐに開けた。 「わぁ~。綺麗!!」 中には水の色を思わせる丸い小さな宝石が入ってあった。 「気に入った?」 「うん!ありがとうお兄ちゃん!」 「よかっt」 ラティオスはその後何も言えなくなってしまった。 唇に広がる柔らかい感触、気がつくとラティオスは妹とキスしていた。 しばらくこの状態が続きラティアスがをゆっくり離した。 「私からのプレゼントと感謝の気持ち!気に入った?」 ラティオスは顔を赤くしたまま何も言えなかった。 「やっぱりいやだった?」 ラティアスが涙声になりながら聞くと、あわててラティオスは否定した。 「そ、そんなことないよ!とっても嬉しかったけどちょっとびっくりして。」 「ほんと?よかった!」 ラティオスは妹の屈託のない笑顔に思わずドキッっとしてしまった。 「いつもありがとう!お兄ちゃん!」 「こちらこそ!いつもありがとうラティアス!」 二人はキスをしながら抱き合い、その日の夜はいつまでも一緒に寄り添っていた。 ---- やっぱりぐだぐだです。すいません! 一作目より早くできてしまいました。 ---- - ラティ兄妹良いキャラしてると思います。 -- &new{2009-03-16 (月) 10:01:59}; - 名無しさん、コメントありがとうございます。そう言ってもらえるとうれしいです。 -- [[ルギアス]] &new{2009-03-18 (水) 04:13:59}; - すいません。一番上の名無しです。また小説を書いたら読ませていただきます。 -- [[シャオルーク]] &new{2009-03-19 (木) 01:43:50}; - シャオルークさん、ありがとうございます。 -- [[ルギアス]] &new{2009-03-24 (火) 20:03:52}; #comment IP:125.13.222.135 TIME:"2012-07-17 (火) 18:13:44" REFERER:"http://pokestory.rejec.net/main/index.php?cmd=edit&page=%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%83%88" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (compatible; MSIE 9.0; Windows NT 6.1; WOW64; Trident/5.0)"