しまった! あなたは トランスの うらページに まよいこんで しまった! ▼ ここはトランスのらくがきやら掌編やらを保管しています。見てもいいよという方はどうぞ。 しかし迷い込んで下さった方々は&color(red){500人};にも及び……本当にも有難うございます。 [[トランス]] [[トップページ]] 最終更新日 2013.9.03(前に描いていた中でマシなものだけ上げました 最終更新日 2014.8.4 ※年間行事ものも気が向いたら描きます #contents ---- *普通の落書き集 [#z4d8b762] No.1 『内気なまぐまらし』2013.1.6 &ref(まぐまらし.jpg,,noimg,落書き1); No.2 『特に特徴のないエルフーン』2013.1.6 &ref(えるふーん.jpg,,noimg,落書き2); No.3 『セイガ姫』2013.1.6 &ref(セイガ.jpg,,noimg,落書き3); このグレイシアは、一国の姫君という設定が構成されていた没キャラクターのセイガです。知る人ぞ知るあの人気PCゲームの一キャラクターがモデル…でしたがあまりにも外見がそれっぽくなってしまった上名前も一緒にしてしまったので没。 No.4 『嘘だッッ!!!』2013.1.6 &ref(レナ 合成.jpg,,noimg,落書き4); ひぐらしトレス。 No.5 『崖から飛び出すゾロアーク』2013.1.6 &ref(あこがれをいま(ry.jpg,,noimg,落書き5); シドのV.I.Pのサビ部分を聴きまくっていたら何故かこんな場景が浮かんできました。 憧れをいまあああああああああ、で飛び出している感じ。 No.6 『何か羽織ってバンダナっぽくスカーフ巻いてるフローゼル』2013.2.20 &ref(フローゼル 通常.png,,noimg,落書き6); おまけ『ケチャップ差分』※蛹の下手なイラストですが一応耐性が無い方は閲覧注意です &ref(フローゼル 差分.png,,noimg,落書き6.5); No.7 『あなろぐらえな』2013.3.8 &ref(IMG_20130308_015945.jpg,,noimg,落書き7); No.8 『ピアノ演奏するサーナイト』2013.3.11 &ref(サーナイトピアノ.png,,noimg,落書き8); サーナイトには&ruby(シュローダー へッズ){Schroeder-Headz};の「NEWDAYS」を弾いてほしいです。曲は癒しなのでオススメ。 No.9 『ライガブ 壁ドン』2013.6.8 &ref(ライ×ガブ 壁ドン.png,,noimg,落書き9); No.10 『ウインディ』2013.8.4 &ref(ういんでぃ.png,,noimg,落書き10); No.11 『レントラー』2013.8.27 &ref(レントラー.png,,noimg,落書き11); No.12 『ムウマージ』2014.8.4 &ref(むうまーじ.png); No.13 『レナパンm…プジン』2014.8.4 &ref(レナパンプジン.png); またしてもひぐらしトレス No.14 『ゴロンダ番長とその右腕』2014.8.4 &ref(番長と右腕.png); *しょうもないアイデア集 [#ubf5d65d] No.1 『怒鼠猫を追う』2011.11.29 &ref(neknezmi.jpg,,noimg,駄作1); No.2 『モジャンボの正体』2011.11.29 &ref(m.r.jpg,,noimg,駄作2); No.3 『辰年のYoung☆Dragon』2012.1.1 &ref(DRBGON.YEAR..jpg,,noimg,駄作3); ※雑なのと綴りの間違いはご愛嬌(嘘つけ No.4 『ちゅうちゅうとれいん』2012.3.28 &ref(チュウチュウトレイン…?.jpg,,noimg,駄作4); ※正面から撮っています おまけ『とぅーとぅーとれいん』 &ref(とぅーとぅーとれいん.jpg,,noimg,駄作4.5); ファンファンウィーヒッタステーッステー No.5 『マルのみ』2012.9.20 &ref(マルノームの丸呑み.jpg,,noimg,駄作5); No.6 『オクタン砲』2012.10.21 &ref(オクタン砲.jpg,,noimg,駄作6); ちゅどーん *掌編集 [#s77bb84d] 絵から連想される台詞だけのものもあります No.1 『ふわふわもふもふ』2011.11.29 &ref(F.M.jpg,,noimg,掌編1); ブースター「ねーチル君。」チルタリス「何だよ?」 ブ「ふわふわしてもいい?チ「へ!?あ…あぁ、いいけど…」 ブ「うわぁ〜ふわふわだぁ〜!あたしもこんな風になりたいなぁ。」チ(…俺はお前みたいなこのもふもふがいいとと思うんだが…) No.2 『クリスマスなんかかったりぃ』2011.12.24 &ref(クリスマスなんかかったりぃ.jpg,,noimg,掌編2); メブキジカ「おい、そろそろ準備しろよ。夜明けまでに間に合わなくなるぞ」 デリバード「うっさいなぁ。僕は眠いんだよ。というわけで、ねる」 メ「ねる、じゃねぇよ!いっぱい買い込んだヤツどうすんだ!」 デ「僕のものにする」メ(ガキか…) ※書き直しをぼかしたら汚くなってしまいましたorz No.3 『世界一甘いバレンタインチョコ』2012.2.14 ※微エロ注意。そしてちゃんとした掌編…かもしれない作品第一号です。 &ref(2012021223340000.jpg,,noimg,掌編3); 「今日はバレンタイン…!イルミー、どんなチョコをくれるのかな…?」 バレンタインの夜。僕は湖の水と地面の境に足をぶらぶらとさせて座り、彼女のチョコをまだかまだかと待っていた。お昼に一度会っているんだけど、その時はまるでバレンタインなんて関係無いように、何時もの調子で接してきただけでチョコはくれなかった。けれど彼女は先日“僕にとって世界一のチョコ作るから”と意気込んでいたから、くれないなんてことはないハズ。でも、大分日が暮れたな…。さすがにちょっぴり不安になってきた、その時。 「ビート!」 「あ!!イルミー!」 声をかけられて振り返ると、彼女が両手を後ろに隠しながら立っていた。安堵と喜び、そして高ぶる期待が思いの外おっきくて、思わず飛び上がるように立ち上がった僕を見て彼女はクスクスと笑った。本当に、カワイイ。思わずデヘへとにやけてしまいそうになるのを抑えながら、僕はなるべく平然と、けれど少しワザとらしく、彼女に聞いた。 「こんな遅くに、どうかしたのかな〜?僕に何か用でもあるの〜?」 僕の言葉に彼女は一瞬驚いた顔をして、すぐににっこりしながら頬を少し膨らませて見せた。もう、と呟くところが、またカワイイ。そんな彼女は、お待たせしましたとでもいうように僕の近くに歩み寄ってくると、ジャジャーン!といいながら“それ”を僕の方へ突き出した。 「へ…?」 一瞬、思考が停止した。僕の方に差し出されたそれは、真っ赤なリボンで飾付けられたハートの形をした箱。どうみてもバレンタインチョコ、なんだけど…その大きさは、バチュルと同じなんじゃないかと思うくらいに小さかった。別に、おっきいチョコを期待してたワケじゃないけれど…まさかこうも小さいとは思っていなかったから、ちょっとびっくりした。そんな僕の強張った顔を見て、彼女の顔から笑顔が消える。 「…ひょっとして…いらないの?」 「…えぇ!?そっ、そんなことっ」 「小さいからって、そんなに拒絶するなんて…。ヒドイよ…ビート…!」 「だっ、だから違うってばっ…」 必死に誤解を解こうとしたのだけれど、彼女は怒ってしまった。声こそは怒ってるけど、顔はショックで悲しい表情をしてて、見ているだけで辛くなってくる。堪らなくなって、謝ろうとしたんだけれど…泣き出してしまった彼女は「だったらこんなものっ」と叫ぶと持っていた箱を開けて、中の小さなチョコを取り出して。僕があっ、と叫んだ時には、もうチョコは彼女の口の中に放り込まれていた。 「イルミー、誤解だってっ…どうしてさっ…」 「……」 イルミーは下を向いて黙ってしまった。頬を伝ってぽろぽろ涙が落ちてるから泣いてるのは解る。もうチョコなんてどうでもいい。とにかく僕は彼女に泣いてほしくなくて、なんとかしたくて…とにかく彼女を抱き締めようと近付く。すると。 「んぅっ…!?」 突然、彼女が満面の笑みを浮かべた顔を上げたかと思ったら。僕の口は…彼女の口に塞がれていた。状況が分からない内に、口の中に甘い物が流れ込んでくる。味覚が刺激されて漸く少しだけ冷静になった僕は、それが彼女の作ったチョコだと解った。蕩けたチョコを纏った彼女の舌が、僕の舌に絡み付きながらそれを移してくる。それだけじゃない。チョコとは別の…イチゴみたいな甘酸っぱい味も混ざってて、それがチョコの味とよくマッチしてて… とにかく、すっごくおいしかった。 驚いて高鳴っていた鼓動もだんだんと落ち着いてきて、その味を永遠に堪能していたいと思い始めたところで口が離れる。それでも、僕らの間には2人を繋ぐ茶色い橋が架かっていた。端から見れば少し汚ならしく思えるかもしれないけれど、僕にはそれが凄く嬉しく思えた。味を感じられなくても、もう少しだけ彼女と繋がっていたかったからね。 彼女の顔が目の前に映る。心だけがぼんやりと反応してたからか、少しずつ意識が鮮明になってきた僕はポカンとした表情のまま固まってしまった。そんな僕の顔を見て、彼女は笑う。実に嬉しそうに。 「ビートにとって世界一のバレンタインチョコにするって、言ったでしょ?ウフフ♪」 彼女の言葉の意味を理解した時、僕はそうだったのかと驚いていた。確かに彼女は積極的ではあるけれど、まさかこんな事を考えていたとは思いもしなかったから。嘘泣きまで練習してくるだなんて…完全に僕は、彼女に踊らされてしまったわけだ。 彼女は無邪気な顔で笑って、心ここにあらずな気の抜けた僕のアホ面を覗き込んで、どうだった?と訊ねる。それを聞いて、僕の心は天から舞い戻ったように反応した。その刺激は電気信号になって脳に行き着き、僕の顔を笑顔にする。 まったく…彼女もヒドイなぁ。そんな事くらい聞かなくたって解るじゃないか。 笑顔を抑えられない。こんなムードでこんな顔を見せてるのが恥かしくて、それを隠すためにも僕はぎゅっと彼女を抱き寄せる。そして…耳元でそっと囁いてあげた。 「もちろん最高だったよ、&ruby(・・・・・){おひめさま};♪」 これが、僕の世界一甘いバレンタイン。 No.4 『バイバイバイバニラ』2012.6.03 &ref(ぼでぃぱーじ.jpg,,noimg,掌編4); 右バニラ「さっくん、ボディパの練習しよ♪」左バニラ「いいよ~。じゃあ、ぼくが落ちるねぇ~」 その時、何処からともなく現れたガラの悪そうなリザードが、バイバニラの後にしゃがみ込んだ。視界の外のリザードに、バイバニラは気付いていない。 右バニラ「じゃいくよ、ボディパージ!」 左バニラ「それぇっ…って、うわああぁっ!?ゆうちゃぁぁあん!!」 右バニラ「あぁっ!さっくうぅぅん!!」 リザード「んあ?」 左のバニラが右から離れると、その身体はまっすぐにリザード──此方に背を向けている──目掛けて倒れるように落下する。リザードに気付いたバニラ達はお互いに手を伸ばし合ったが、短い手が触れ合う事は無く、左バニラは残酷にもリザードの尻尾の上へと… リザード「…という夢をみたのさ」 バイバニラ「「お前がかよ!!」」 ※ウロ様が過去に描かれたボディパ絵に触発されて描いてしまいましたorzバイバニラのバディパは絶対こうだと信じてる。すみません言い訳です(汗 作中の「さっくん」「ゆうちゃん」は単に左右から。考えるの面倒だs(&ruby(ボディパージ){身体追放}; No.5 『Broken and Broken』2012.10.21 &ref(broken .and brokenjpg.jpg,,noimg,掌編5); トレーナー1「ザングース!ブレイククロー!」 トレーナー2「負けるか!バッフロン、アフロブレイクで突っ込め!」 ざんぐ「うおおおおお」ばっふ「ぐおおおおお」 -結果- ざんぐ「あぁああ゛あ゛!!俺の、爪が…!爪があぁあ…!!」ラピ○タ王家末裔の大佐風に ばっふ「あ、あたしのアフロが…やだ、もみあげまでなくなってるじゃない、どうしてくれんのよっ!」 ざんぐ「ってかお前メスだったのかー、全然気づかなかったぜ、雌らしくないし」 トレーナー1「バッフロンのメスはお目目ぱっちりなんだな~。でもやっぱ可愛いとは思わないなー」 トレーナー2「だよなー。俺も雄だと思ったのにさ、こりゃないよなー」 ばっふ「……今夜のメシは人間と猫鼬のミンチになりそうね…」ゴゴゴゴゴゴ こうして、怒り狂ったバッフロンによって何もかも破壊尽くされたんだとか。みんなも相手の気持ちを考えてから発言しようね!大事なのは見た目より中身!(何キャラだよ No.6 『顔面セーフ』2012.12.26 &ref(顔面セーフ.jpg,,noimg,掌編6); ランクルスとシンボラーは皆とドッヂボールをしていた。 ランクルス「僕のホンキのボール受けてみろー、えいっ!」 シンボラー「ねぇイティぉとなかよしぃいッ!?(悲鳴)」 ランクルス「っへっへー、みたか!んじゃ外野頑張ってね!僕に当てられればだけど!」 シンボラー「…モロ顔面なんスけど…その前に種族的にドッヂボールは(ry &size(9){出来が悪くてすみませんorz(全部悪いですが}; No.7 『オニもつらいんです』2013.2.3 &ref(鬼も辛いんです.jpg,,noimg,掌編7); オニスズメ「何であたしはノケモノなのよぉ……! みんなの前じゃぁヘラヘラしてマメ投げられてるけどさぁっ、あたしだって辛いんだよッ!? あたしだってオニにマメ投げてやりたいよ! こうやって! こうやってぇッ!!」 オニゴーリ「お前は投げられるだけいいだろーがッッ!! オレなんてなんもできねーよ!! 投げられ放題だよ!!」 おまけ 『オニゴーリ は タネマシンガン を おぼえた !』 &ref(オニ たね.jpg,,noimg,掌編7.5); オニゴーリ「ちょっと無理が」 No.8 『エイプリルフールの嘘』2013.4.1 &ref(エイプリルフール.png,,noimg,掌編8); とある正直者のエイパムは今日が嘘をついてもいい日だと知りました。実はこのエイパム、前々から一度嘘をついてみたいという好奇心があったのですが正直者ゆえに嘘などつくことができず、なによりあいてが傷つくことを恐れていたのです。しかし、“嘘をついても許される”ということを知ったとたんに、エイパムの頭にも簡単ではありますが嘘がいくつか浮かんできたのです。そんなはじめての感覚がうれしくて、早くだれかをだましたいと思ったエイパムは友人のヒコザルのところに向かいました。 「おーいヒコザル! 明日は大嵐がくるよ!」 自分で明日の天気など分かるはずもありません。誰に聞いたかも言っていません。それに、今は雲一つない青空です。ふつうなら雨がふるなどという予想すら((天気を読むことが出来ないポケモン達からすれば))考えられないでしょう。そんなときに、とつぜんこんなことを言われてもふつうは信用できないはずです。エイパムが精一杯ついた嘘は、バレバレのものでした。 しかしヒコザルは正直者のエイパムを信じているからなのでしょうか、それを疑う素振りすらみせずに信じ込んだのです。 「教えてくれてありがとう! 知らなかったらびしょ濡れだったよ……。エイパムも気をつけてね!」 ヒコザルはそう言い残すと、さっさと行ってしまいました。雨をしのぐためのしたくをするつもりなのでしょう。 エイパムはそんなヒコザルのせなかを見て少し罪悪感を感じましたが、それよりもはじめての嘘がせいこうしたという喜びのほうが大きかったようでした。 しかし、明日雨でも降ったら嘘が本当になってしまいます。エイパムはあらかじめ、知り合いのハクリューに頼んで、“明日を晴れにしてほしい”とお願いしました。すっきりと晴れ晴れしたような不思議な気持ちがとにかくうれしくて、嘘が本当に成功したんだ、と喜ぶエイパム。やっぱり少し罪悪感を感じていましたが、“嘘をついても許される”のだから、だまされた方が悪いんだと自分に言い聞かせ、安心しきっていました。 ……しかし次の日。エイパム達が住む山の上空を、ボルトロスが通過したのです。ボルトロスの圧倒的な力の前にはハクリューの力も及ばず、その日は一日大嵐になりました。エイパムの嘘が現実になってしまったのです。 雷鳴がなりひびきます。冷たい雨が降り注ぎます。 木も少ないところで眠っていたエイパムはろくに雨をしのぐことも出来ず、体はびしょ濡れになり、恐ろしい雷鳴の音を一日中聞かされるはめになってしまったのでした。 嵐もすぎさり、本当にすっきりとした晴れ空がひろがった次の日。ヒコザルがエイパムのところにやってきました。 「エイパム! 君のおかげで昨日はほとんど濡れずにすんだんだ! 教えてくれて本当にありがとう!」 エイパムがついた嘘のことなどつゆ知らず、ヒコザルは笑顔でお礼を言います。 「あれ? エイパムびしょ濡れじゃないか! 昨日うまく雨しのげなかったのかい? 大丈夫?」 さらにはびしょ濡れになっているエイパムを心配して、お尻の炎で乾かそうとしてきたのです。 エイパムは、そんなヒコザルをみて泣き出してしまいました。 「うわああぁぁぁん!! ごめんなさぁぁい! もう嘘なんてつきませぇぇん!!」 「ちょ、ちょっと、どうしたのさエイパム……?」 エイパムは、自分はこんなに優しいヒコザルをだまそうとしていたんだとはっきりと理解して、結果はどうであれ、嘘をついてしまったことを心から後悔しました。そしてもう二度と、あんな嘘はつかないと心に誓ったのです。 そうして、エイパムにとっての“嘘をついてもいい日”は、嘘というものがどういうものかを知るきっかけとなった、大切な日になったのでした。 そんなことなど何一つ分からないヒコザルは、ただただ泣きじゃくるエイパムに困り果てるばかりなのでした。 ※本当にしょうもないですね(苦笑)そして久々に掌編をまともに書きました。正直エイプリルフールネタは難しかったですね。色々な意味で(猿描けないよ猿orz) エイパムとヒコザルにしたのは、とあるゲームの猿の名前が“エイプリル”だったのでそこから流れていって猿ポケモン達になりました。そしてハクリューさんは完全に空気(アクアテール そしてある意味いい役持ってったボルトロスさんも背景(あ、角ないじゃんorz No.9 『母の日の偶然』2013.5.11(そこ、1日早いとか言わない &ref(ははのひ.png,,noimg,掌編9); 「ぼうやー! いたら返事をしてちょうだい!」 迂闊だったわ……。あの子は大人しくてこわがりだから、自分から勝手にどこかへいってしまうことなんてないと思っていたけれど……少し目を離した間にいなくなるだなんて。 いつものお散歩コースや近くの公園、川……色々な場所を探し回ってもあの子は見つからない。あぁ、坊や。どこへいってしまったの……。 そうして川沿いの道半ばで落胆していた私。そんな私の視界に、見覚えのあるものがとびこんできた。 「これは…坊やのポシェット……!」 俯いた先の視界に落ちていたのは、いつもあの子が持ち歩いているポシェットだった。これがあったってことは、川沿いを歩いていったことは間違いないわ。 私は、考えるよりも先に川沿いの道をたどって走り出した。 ……気が付いたときにはそこは海だった。揺れる水面が夕日の色を反射してきらきら輝いている。とっても綺麗だったけれど、今はそれどころじゃなかった。 私は砂浜に足を進めると、もう一度坊やを呼んだ。 「ぼうやー! どこにいるのー!!」 私の声が海の向こうにまで響いて、消えていく。けれど聞こえてくるのはやっぱり波の音と、潮風が耳を撫でる音だけ……。 「おかーさん?」 そんな私の後ろから、聞き覚えのある愛おしい声がした。 「!! ぼうや!」 我が子の姿を見たとたん、私の腕は無意識のうちに坊やを抱き上げていた。私の体自体が坊やを必要としていたのかもしれない。 「もう……勝手に1人で出歩いちゃだめでしょ……! 心配したのよ…!」 「ん…ごめん、なさい」 目頭が熱くなってくる。こうして坊やの姿を見て、肌にふれて、匂いを感じて。どっと安堵したからなんだろう。私は、もう一度その感覚を確かめるように坊やをぎゅっと抱きしめた。 「……おかーさん」 「ん……? どうしたの?」 坊やが私のおなかにその小さな手をぽんぽんと当ててきた。私は改めて、坊やの方に目を向ける。 そこで気付く。 坊やは赤い綺麗な花を一輪、手に握っていた。 そうしてそれを、私の方に差し出して、笑った。 「あげるー」 「坊や……もしかして、このお花をおかあさんにくれるためにここまできたの?」 「うんっ」 ──気が付くと。 私はまた、涙を流しながら坊やを抱きしめていた。 こんな小さな坊やが、“今日”のことについて知っているとは思えない。どういう意図で子の花を摘んだのかも分からない。 きっと、みんな偶然なのでしょう。 けれど。 私には、坊やが自分から探してきてくれたように感じて、ならなかった。 夕日の色に染まる海を背にして、私はずっと坊やを抱きしめていた……。 ※締めが甘いorz ---- リクエストや感想などありましたらこちらにお願いします↓ - テストです ――[[トランス]] &new{2012-06-27 (水) 20:58:10}; - よもや、このような場所があるとは。そしてなんとバイバニラの絵があるとは。 ちなみに、ボディパージは外国では「autotomise」と表され、直訳すると「自切する」となります。しかし、このような大胆な自切は思わず笑ってしまいましたw。 これからもいい絵をよろしくお願い致します。 ――[[失踪中の研究者]] &new{2012-08-27 (月) 22:15:57}; - <失踪中の研究者様 しょうもないネタ話しかない質素な部屋ですが、そういって頂けて嬉しいです。 いやあ、実はアニメでバイバニラが登場した時に虜になってしまいましてね(笑)そこからウロ様のイラストも参考に考えてみました(苦笑 自切…という事は、あれだけ仲良さそうにしていながら、本当は切り落とす気満々ということですね(蹴 最近は中々いい案が浮かばない上、PCの調子が悪くてイラストを転送できずにいますorz 近々ペンタブを買おうかとも考え始めていたり…。扱えるかが不安でなりませんが(苦笑 いい絵だなんてとんでもないですよ。まだまだ精進しなければ(汗)こんな所まで来ていただき、感想を残してくださり有難う御座いました。今後も頑張らせていただきます! ――[[トランス]] &new{2012-09-01 (土) 21:58:18}; #comment(コメント/トランス裏,,above); IP:125.192.34.95 TIME:"2014-08-04 (月) 23:27:09" REFERER:"http://pokestory.dip.jp/main/index.php?cmd=edit&page=%3A%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%81%AE%E8%A3%8F%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8" USER_AGENT:"Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; WOW64; Trident/7.0; rv:11.0) like Gecko"