注意事項
じわじわ苦しめる全身の痛みに、俺は汗だくで目を覚ます。視界に飛び込んだのは青空ではなく薄暗く無機質な岩天井だった。どうやらここは洞窟らしい。そして脳内に、目の前が真っ暗になるまでの光景が再生される。ベルトを脱ぎ捨ててまで奴に挑んだのに、あっけなく負けちまった。力は互角だったが、拮抗が精一杯だったところにきあいパンチを食らって軽々と吹っ飛ばされ、そこにとどめのあんこくきょうだ。今一つな悪タイプとは思えない強烈な一撃は、俺の意識をいとも簡単に吹っ飛ばしてしまった。
「くっそー……世界は広いぜまったく……」
このような形で突き付けられた無力さと溢れる悔しさを、しっかりと噛み締める。大きく開いた手足を動かそうとして、強い違和感に気付いた。
――動かない!?
もしやと思って両手首に目をやると、太い蔓で縛られていた。それは両足首も同様で、このままではまともに体など動かせない。愛用のベルトはいまだ外されたまま。力を入れにくいとはいえ、ベルトのない俺の自慢の怪力をもってしても、この蔓はびくともしない。
「いてて……」
それどころかさっきの戦いの傷がしみる。俺の汗臭さに混じるほのかな青臭さ。その正体は傷口に貼られた薬草。奴め、俺が気絶してる間に手当てしたのか? なのに俺の自由を奪って……いったい何がしたいんだ?
すると奴が洞窟に入ってきた。どうやらここが棲み処らしい。確かに奴の獣臭さもここの空気に混じっていた。
「目を覚ましたか」
「おい! これはどういうことだ!?」
「どうせ傷が痛んで暴れるだろうから、暴れないようにしたまでだ」
「ったく手荒すぎるぜ……」
舌打ちする俺の眼前に何かを差し出すウーラオス。鼻をくすぐる香りから、すぐさまリンゴだとわかった。食べろと言わんばかりに仏頂面が目配せする。口を開け、大きくかじった。程よい食感の果肉と大量の蜜に口が支配される。渇きかけた口の隅々に水気とともに芳醇な味わいをゆっくり染み渡らせ、飲み込む。あっという間に一個食べてしまった。
「先にも食べただろうが、ここの木の実はさぞ美味かろう」
「おう、里で食ったやつとは天と地の差だぜ」
俺がそう言うと、奴は表情こそ変えないがほんのりうれしそう。まあ、事実だった。リンゴにしたって里のやつがどんな代物なのかは前にも言ったとおり。
「そうか。まだ有るぞ」
もう一個別の木の実を差し出され、遠慮なくかぶり付く。これもまたみずみずしくて味がよく、相当喉が渇いて腹が減ってたから、いろんな木の実を何個も食べちまった。
「見える限りの傷は手当てしたが故、あとはゆるりと休んで体力を付けろ。己はもう少し鍛錬を続ける」
ウーラオスは洞窟を出て行った。蔓をほどけって言うのを忘れちまったが、もう遅かった。
結局俺は手足の自由を奪われたまま仰向けで時が過ぎるのを待つばかりだった。だがその間に、事態は深刻なことになりつつあるのを自覚する。
「やば……ションベンしたい……」
膀胱にどんどん溜まっていくのがわかるくらいの尿意に襲われていた。もちろん原因はあの木の実。溢れんばかりの果汁が、めぐりめぐって俺の膀胱を溢れんばかりにしようとしてるなんて……。
「くっ、手足さえ自由なら……!」
ションベンしに行くにしても、我慢するにしても、両手両足をまともに動かせない限り満足にできるわけない。それでも情け容赦なく、膀胱に溜まり続ける。
「くそっ、ここで漏らしちまったら……」
仰向けの状態だと俺の黒いチンポは下腹に横たわり、黒い包皮から顔を覗かせる赤をまとった縦筋の噴射孔は、完全に俺の頭に照準を向けていた。漏らしたってだけでもプライドはズタズタなのに、臭いのを自覚するションベンまで体にひっかかったら、そこから先なんて考えたくもない。
「くっ、我慢しろ俺……!」
仰向けのままでもぞもぞ動き、できるだけ漏れないようにする。体から脂汗が噴き出てくるのが直接じわじわと感じられた。
「ぐうっ、漏らすな、耐えろっ……!」
延々と自分に言い聞かせながら、強まるばかりの尿意に抗い続ける。膀胱の中でなみなみと溜まっているのが、もぞもぞ体を動かすだけでも強く伝わり、さっさと解き放てと言わんばかりにむずむず主張を始めていた。いくら鍛えてようが生まれながらに恵まれた肉体であろうが、生理現象には文字通り手も足も出ない非情な現実を突き付けられていた。
「くそぉ……さっさと帰って、きやがれ……!」
この事態の元凶である、いまだ鍛錬から戻ってこないデカ熊に対する恨み言までこぼれ出す。奴が戻ったところで恥を殺してションベンしたいから蔓をほどけと頼み込んだとしても、そうしてもらえる保証なんてあるとも限らないが、そんなことを考える余裕すらもない。それ程までに俺の膀胱はピンチを迎えている。ションベンしたいと奴に頼み込むのもシャクだが、間に合わずに漏っちまうところは見られたくない。俺の尊厳をどうにか保つためのシビアな欲求が渦巻く間も、ションベンは変わらず膀胱に溜められるどころか、もはや押し込めるレベルになりつつあるのを自覚する。
「奴が、来るまでっ、耐え、ろっ……!」
やせ我慢を続ける俺の体は、脂汗でびっしょり濡れていた。両手でチンポを押さえることも、足を閉じて出口の強度を高めることもできないまま、じわじわ高まる恥辱の水圧に合わせて強まる鈍いうずきにありのままの強度で耐えるしかなく、俺のメンタルは一層追い込まれていく。それをあざ笑うかのように、出口辺りがより強くムズムズし始める。
「まだっ、来ないのかよっ!」
唯一の救いの道であるウーラオスが戻ってこないことにいら立ち、既にはち切れそうな膀胱を押し留めようと苦悶する今の俺は、とんでもない形相になってるだろう。そうでもしないと俺の尊厳は決壊待ったなしだが、そうしたところでもはや時間の問題。さっきの崖登りとは違う意味で、一分一秒が果てしなく長いものに感じられる。
(くそ、でちまう! ションベン、ションベン……!)
膀胱の出口のむずがゆさが強まるあまり、感覚がなくなってくような感じになる。こうなると逆に変な力が加わっただけでも決壊につながりそうで、しゃべるのすらもはやままならない。
(こんなところで、漏らしたくはっ……!)
膀胱が完全に限界を超えているのは明らか。それでも最悪の事態は避けたいと、狂おしい尿意にもうろうとしつつも気合でやせ我慢を続けるしかなかった。黒い包皮から赤く覗く鈴口がじわっと濡れ、やがて水玉を作る。脂汗で全身べっとり濡れてて気付かなかったが、必死に押し留める出口の隙間からにじみ出して、尿道を濡らすどころか満たして溢れる状態になっちまってるなんて……!
もうここまで来たら、最小限の被害に抑えるしかない。チンポから下腹に、わずかな黄色い流れが生まれ出す。奴が戻ってきたとしても、苦しまぎれに脂汗でごまかすしかない。大規模決壊を防ぎつつ、プライドの傷をいかに浅く抑えるか、そのことで必死に頭を回していた。
すると洞窟の出入り口に何者かの姿が映る。この事態の元凶たる洞窟の主だった。奴は俺を見るなり、目を丸くした。
「凄い臭いがすると思えば……何故お主は汗をかいているのだ? もしや熱でも……」
「いや、そんなんじゃ……あっ!」
ちくしょう、奴のせいで余計な腹圧がかかっちまった! 必死に押し留めていた出口はあっけなく開放され、怒涛がチンポの中を駆けてくのがはっきりわかった。チョロッチョロッと断続的に漏れる中で、仰向けの体を咄嗟に横に向けた!
ブシャアアアアアアアアアアァァァァァッ!
「あ、あぁ……!」
脳内に解放の衝撃が走り、気持ちいいしびれを伴って呆然とする。黄色い奔流は尿道を飛び出してすぐにねじれ、そのまま俺の真横の地面を濡らしてはどんどん広がり、リンゴを始めとした木の実の甘い芳香を含んだ異臭を放つ黄色い池を作っていく。体を横に向けたおかげで直撃はまぬがれたものの、どんどん広がる黄色い水面が体と地面の間に吸い込まれ、徐々に体の側面に生ぬるく広がっていく感覚がとても気持ち悪かった。
膨らみ切っていた膀胱は完全にしぼみ、ションベンの勢いは弱まってチンポからポタポタ滴る程度になる。気だるく息をつくと、俺の視界に入ってくるウーラオス。恥辱が湧き上がって顔は火傷せんばかりに熱くなり、わなわな震え出す。奴はさほど表情を変えずに目をぱちくり。
「ち、ちくしょぉ……!」
消え入りたい気分に陥りながらも、必死に涙をこらえる。よりにもよって、切り札を切ってでも敵わなかった相手に、こんなみじめなお漏らしを見られちまうなんて…………!
「なんだ、小便を我慢出来ないなら早く言えば良いものを」
「お前がさっさと帰ってこないからだろうが!!」
恥辱はやがて、憤怒に変わる。元はと言えば、奴が俺の手足を縛り付けたまま留守にしたからこんな目に……!
「それは失敬。嗚呼、こんなに広がって勿体ない……」
突如ウーラオスは木をくり抜いた器と藁を手に取り、地面に広がったションベンを藁に吸わせては器に入れていく。その光景に俺は怒りすら忘れて目を点にした。捨てるならまだわかるが、奴の行動はどう考えてもただ捨てるような感じではなかった。
「おい、俺のションベンで何するつもりだよ……?」
「言ってなかったな。肥やしにするのだ」
「肥やし!?」
素っ頓狂な声が出ちまった。まあ確かに場所によってはションベンやクソを藁とかに混ぜて放置したのを木の周りにまいたり、直に木の下で用を足したりしてるのを知っちゃいるが……。
「ま、まさかこの林って……」
「うむ。己が
奴は胸を張ってなんかすごい最もらしいことを言ってるような感じはした。まさかあんなうまい木の実が、奴のクソとかのおかげで作られてるなんて、ぶっちゃけびっくりしすぎてあんまりピンとはこない。そうこうしてるうちに、奴は俺の体を浮かせて背中に染みたションベンもきれいに拭いてくれた。ションベンまみれの藁を器に入れたまま、再び奴は外へ行く。しばらくして戻ってきた奴の手にもちろん藁はない。手や器も洗ったかションベン臭くなかった。
「さてと、ここに侵入した罰だ。もっと己を楽しませてもらおうではないか」
「は? 罰?」
突如口をついて出てきた言葉に、きょとんとする。鋭い眼差しが、ギラリと輝いたような気がした。
奴はゆっくりしゃがみ込み、舐めるような視線を俺に向ける。とてもとても嫌な予感がする。
「お主の鍛えているという言葉に、偽りはないな」
俺のマッチョな体を見て奴はうなずく。当たり前だ! この体を見りゃわかるだろ! そして奴の手は、俺の胸に伸ばされる。脂汗が強くにおう、分厚い大胸筋で盛り上がったその部分をわしづかまれ、俺はビクッと身を震わせた。手足さえ自由なら振り払えるのに、それも叶わずひたすら揉まれる。奴は俺に顔を近づけてきた。強い雄獣臭が鼻を突き、しかめっ面を浮かべてしまう。
「実によい雄臭さだ……たまらんぞ」
ああ、そういうケがあるのか……やっぱり俺、食われちまうんだろうな。よく耳にした敗者の運命に俺は溜息をつくも、揉まれる刺激に鳥肌が立つ。両胸をこれでもかと揉みしだいたら、今度は肩から力こぶまで触られ、ついでに腋まで嗅がれちまう。普段から臭いのは自覚してるが、いざ嗅がれるとなんだか複雑。そしたら今度は腹に手が伸ばされる。普段はベルトに隠れていて、俺自身ですら数える程しか見たことないレアもの。それを奴は惜し気もなく触りやがる。しかも微妙にくすぐったくてブルッと反射的に震える。へその上から胸板にかけてくっきり割れ、六つの高まりが整然と並ぶ腹直筋と、その両脇にギザギザを刻み込む腹斜筋は、いつも蒸れてにおうためベルトの隙間に手を入れて洗う際にその感触は味わっても、視覚的には新鮮に映った。
ウーラオスは引き続き俺の足を堪能する。パツパツの硬い太ももとボコッと隆起したふくらはぎは、筋肉に覆われた俺の体重を余裕で支える強靭さを奴に主張する。
「……おい足裏なんか嗅ぐな!」
とんだ不意打ちに声を荒げてしまった。俺ですら嗅ぐのはためらうってのに……。
「すまん、ついぞの癖で……」
と奴は言うが、知らなくていいことを知っちまった気分だ。
「さて、気を取り直して……」
奴はずいっと俺に迫る。三白眼は確実に、これまで責めていなかった急所を捉えていた。とうとう奴に触られちまう……!
「うっ……!」
太くごつごつした指の感触を、金玉が捉えた。大きく足を開かれて
「ほう、やはり大きな玉をしているな」
くっ、揉み続けて楽しそうにしてやがる。それにいかつい顔まで近づけて嗅ぎやがって、臭いだろ? 臭いよな! だってションベン我慢してたのに漏れちまったからな! ただでさえ汗で蒸れてにおうってのによ! そしたら今度はチンポに手を出す。てんで勃っちゃいないフニャフニャの状態だが、奴は容赦なく黒い皮をむきやがった。
「成る程、亀頭は赤いのだな」
表面がしわだらけの赤い亀頭をさらけ出されて、なんだかちょっと恥ずかしくなる。ちゃんと包皮を元に戻してはくれたものの、羞恥とチンポを揉まれる刺激でしっかり反応し、ムクムク成長を始めていた。どんどん硬く大きくなる中で黒い包皮は勝手にむけていき、亀頭の赤色が徐々に目立ってくる。そして完全に露出して、雁首付近を境に黒と赤がくっきり分かれた勃起チンポがへそを隠した。普段は皮かぶりな亀頭の蒸れ臭が、こっちにまで漂ってきやがる。
「体が大きいだけあって、一物も立派ではないか……!」
奴の目の色が変わった。そして手でチンポをしごき始める。奴の手の動きによって刺激されながら、その太さと長さ、そして硬さを実感させられる。小さいままじゃみっともないからと成長期から皮をむき、大いに発育させた結果をウーラオスの手玉に取られるのは面白くないが、それでも他の奴からもたらされる初めての刺激に反応しちまう。
「う、ぐっ……!」
うめき混じりに息を荒げながら、頭を上げる。飛び込んだ景色は手前から汗に濡れた胸板とシックスパック、奴に手コキされて脈打つチンポとその根元で丸く締まる金玉、そして目を輝かせるウーラオス。
「立派な雄が扱かれる一物を大きく膨らませて、雄臭さを漂わせながら悶える……何と良い眺めだ……!」
「くそっ……気持ちいい……っ!」
抵抗手段の一切を奪われ、されるがままの快感に息を乱す。注目を集めるチンポが、一際大きく膨れ上がる瞬間をさらけ出した。ビリビリと電流のような刺激がマッチョボディに流れ、俺は目を細める。再び目を開くと鈴口に透明な水玉ができていた。それを指先で鈴口に塗りたくり、指を離して長く糸を引かせては喜ぶウーラオス。奴の
そんなこんなで立派な急所を責められて先走らされ、赤い亀頭に塗りたくられる。ぬらぬら赤いつやめきはザーメンを飛ばすためにチンポが刺激されて気持ちよく立派になるぞと宣言してるようで、奴にそうさせられてる事実は受け入れがたいことだった。
ウーラオスは四つん這いになり、チンポを舐め上げた。
「うおぉ……!」
自慢の肉体を震わせ、初めての舌との摩擦に反射的によがっちまう。黒い表面に浮き立つ血管と裏筋の隆起が、さらに刺激を強めるのがわかった。
「良い味しているぞ……!」
と今度は丸くぷりっとした黒玉をそっと口に含ませる。きっと臭くてしょっぱいだろうに……それを目にしたらさすがに引いちまう。黒々としたチンポや金玉は、もっぱら雄を威圧する手段としても機能するに値するかなりのでかさを誇るはずなのに、奴が俺よりでかいせいでそうは見えないことと、口内の濡れたぬくもりと絡み付く舌の弾力は、どちらもすこぶるシャクだし、いかつい見た目と裏腹におしゃぶりに吸い付く赤子のように金玉を味わってるようで、見てくれが単純にキモい。だがそれでも体は気持ちいいと訴えていて納得がいかない。
変質者は口を離し、玉をよだれまみれにしてから今度はチンポにしゃぶりつく。
「うあぁ……! なんだ、これぇ……!」
手とは一転柔らかな刺激に包まれ、背中が一瞬浮き上がって震える。チンポの大半は、奴の口の中だった。むさ苦しい雄がチンポしゃぶってるのは見栄え的にはいまいちなくせに、圧倒的パワーで俺を打ち負かした奴と考えると、ソッチの意味でも負かされるのかと悔しさがにじむ。しかも奴の口さばきが妙に上手い。尿道の中から吸い出しそうな圧と絶妙に牙を当てずに口の粘膜と擦り合わせるスキル、そして絡み付く舌は太い裏筋や雁首、張り出した肉傘のふちをなぞったりと、玉揉みと合わせて的確に気持ちいい場所を捉えてくる。しゃぶらせることすら皆無だった俺だが、油断したらどうかしちまいそう。ここまでチンポを口で気持ちよくさせちまうなんて、そういう意味でも、ウーラオスは
「んっ、んぉ、あぁっ!」
未体験の刺激ににさらされ続け、これまで出したことのないような情けない雄のあえぎ声をこぼしちまい、途端に顔が真っ赤になる。チンポは口の中で確実に立派にさせられ、ドクンと脈打つ度に尿道からドロッと搾り出され、口の中をしょっぱくしちまってるだろう。しゃぶり切れない根元も、なんとなくじわっと太くなっている気がする。
そして俺の体も、意に反して火照っていた。性行為による刺激で普段以上に臭くなった汗がにじみ出しては熱で蒸され、強い腋臭や体臭として俺の鼻をくすぐり、同時にウーラオスも濃厚な雄臭に包まれているだろう。俺のマッチョな肉体は、すっかり奴のもたらす快楽に振り回されて、近くザーメンを漏らす悔しい結末を迎えちまいそうだ。そんな俺を捉える三白眼が細くなる。どんな思いで見てやがるんだ。さぞかしいい気分なんだろうな!
「う、うぅっ! キそっ……!」
奴の上手すぎるおしゃぶりのせいで、チンポは気持ちよく追い込まれて口の中で硬く立派に張り詰めてる状態。さすがにこれ以上はもう限界だと悟った。ふだんは嫌々手で処理していた状態にあっけなく持って行かれるなんて……。
ウーラオスも悶える姿から察したか、ゆっくり口からチンポを解放する。ねばつく生臭いよだれにまみれたチンポは血管等をよりはっきり浮き立たせ、亀頭のエラはさらに大きく張り出し、先端はすっかりへそを越えて生殖に向けた確実な膨大を主張した。強さばかり追い求めて色事を好まない俺にとっては滅多に見ない姿。
「さて、己もそろそろ気持ち良さを味わいたいものだ」
おもむろに立ち上がると、黒い前垂れが大きく持ち上げられているのに気付いた。気になるか、と俺を見つつ目を細め、俺は結構だとにらみつけてやった。前垂れをつかみ、横にずらす。姿を見せたそれに、俺は目を丸くした。
「でっ……!」
見るからに俺以上の太さと長さを誇る奴のチンポに、思わず圧倒される。俺よりも体が大きいから当然なのかもしれないが、それだとしてもご立派。毛皮越しにも浮き立つ筋骨隆々な体格が、一層奴の雄々しさを引き立てて、長いこと直視できない。すっかり負けちまった気分になる。
「少しだけ楽しませてもらうぞ……」
俺の上で四つん這いになり、俺のチンポに熊チンポを押し付ける。強烈な獣臭と雄臭を放つ、浅黒い色合いが目立つモノを隣り合わせると、その大きさの違いが一目瞭然。格の違いをまざまざと見せ付けられて苦々しさを浮かべた。
すると奴はチンポをこすり合わせる。溜まった熱と表面の硬さ、そして凹凸が直にチンポに伝わって、その刺激に気持ちよさを覚える。足を大きく開いて存在感が際立つ奴の金玉も、腰つきに合わせた揺れ動きに俺以上の大きさと重量感をひしひしと伝え、そして覆いかぶさらんばかりの筋骨隆々な巨体に、雄としての貫禄をこれでもかとにじみ出していた。真上を向いても白黒の硬い獣毛にびっしり覆われた分厚い胸板や鎖骨の凹凸が目に飛び込み、発せられる強い雄獣のにおいを吸い込んでむせちまう。またもチンポに目をやると、強い脈動に合わせて極太の筋が弾力を強めて張り出し、俺より一回り大きな赤黒い亀頭に刻まれた鈴口から巨熊の透明な汁が溢れ出す。兜合わせで腰を振るウーラオスは俺以上に野太いよがり声を発しては時折覗き込む強面を歪ませ、チンポをパワフルに膨らませる瞬間を迎えては透明な臭汁を見ごたえたっぷりに搾り出し、何度もその瞬間を経て俺のチンポに搾りを促すと同時に、俺のシックスパックを獣臭い水溜まりにしやがった。それを指で絡め取っては直に嗅がせ、舐めさせる。癖の強い獣の前潮は、いつまでも口に残りそうな感じがした。
ウーラオスは獣汁を多めに指にまとわせて立ち上がる。
「よし、ならばそろそろお主を味わおうか」
もぞもぞさせながら言ったことが、初め理解できなかった。いまだ口に残る獣臭さを気にしていると、奴は突然俺にまたがった。そこで初めて、俺の身に起こることを理解した。
「味わうって、そういう……!」
「何だ、扱いたりして無駄撃ちするよりかは幾分良いだろう?」
「いいも悪いもあるか……!」
これから起きることは俺にとって未知の世界だが、そのような行為をしない俺にはぶっちゃけどうでもいいことだった。そんなことも気に留めず奴がゆっくり腰を下ろすと、チンポの先にすぼまったものが当たる。これが奴の……。そう感じる間もなく、奴はさらにゆっくり体重をかけて俺の亀頭にこじ開けさせた。
「うあぁ! やば……!」
亀頭に初めて感じる強い刺激をもたらされつつ、どんどん奴の中に飲み込まれていく。待ち受けていたのはぐるりと取り囲む柔らかな肉。その表面の凹凸が空間を押し開く亀頭に絶えず強い刺激を与え、後に続く幹にも複雑な摩擦の刺激を与える。奴の心地よい体温が、さらにチンポの感度を高めにかかる。後垂のかかる巨尻が、俺の鼠径部と密着する。全身筋肉に覆われたむさ苦しい野郎のくせに、中はこんなだなんて、正直驚きを隠せない。
「おお……こんな立派なゴーリキーの一物、初めてだ……!」
俺にまたがったウーラオスはデカブツをいきり立たせて喜びに目を開いた。
「くっ……チンポ食われちまった……!」
野郎はおろか、雌の味すらも知らないデカチンポが、こんな形で餌食にされるなんて思いもしなかった。
「もっと味わわせてくれ……」
と言うなり腰を浮かせる。包み込む肉がチンポにこすれて気持ちいい。特に亀頭とヒダヒダの引っ掛かりが強烈で、思わず身震いする。硬い手で仕方なくしごくのとはもはや別格だった。その驚きと衝撃の中で、奴はまた腰を落とす。押し開ける亀頭の刺激が再度俺を襲う。シビルドンの口の中にでもいるかのようなビリビリした感覚は、俺の金玉を股間に形作る大きな丸い輪郭そのままにムズムズさせ、蔓に自由を奪われた雄臭い肉体にまんべんなく伝わっていく。俺を打ち負かした奴との初めての交わりに俺はぐっと耐えようとする。すると突然、奴の中が締まり始める。
「あ、あぁっ! ぐうっ!」
この不意打ちは俺には効果てきめんだった。締め付けられたチンポはベルトの抑制のないありのままのパワーで大きく膨らんで、交尾を遂げるために気持ちよく中にドプンと搾り出して限界へ一歩近づき、俺に種付けをそそのかす快楽を容赦なく与えてくる。奴の雄マンコが俺にもたらしたのはそれだけではなかった。
「くっそ、俺のチンポめっちゃでかくなってやがる……!」
強く締め付けつつも膨張によって程よく押し戻されることで、見えなくてもうぬぼれちまう程の立派な存在感を気持ちよく俺に教えてくれた。この瞬間、俺に眠っていた雄の性が目を覚ました。途端に性行為に対する嫌悪感諸々が打ち砕かれるどころか、奴の中で誇らしい雄にさせられて搾られたい欲求まで生まれ始めた。一度足を踏み外したら最後、快楽の沼へと真っ逆さま。
「……お主、本気を出したな?」
「おう……お前の、極上雄マンコで俺……初めて交尾したいって、思っちまったぜぇ……!」
奴も雄マンコ越しにみなぎり始めたチンポを感じたようだ。今までだったら俺を負かした相手にザーメン搾られちまうなんてプライドが許しがたかったが、今は奴に勃起を刺激されるにつれて強く主張する素直な欲求にいともたやすく押し負け、俺の頭はすっかりチンポに支配されてしまった。
「ならば本気のお主、己も味わおうぞ」
奴は俺を見下ろしつつ舌なめずり。絶妙な締め付けとしごきによる搾りが再開される。濡れた音を立ててゆっくりとストロークを繰り出す。世界一レベルに大きいゴーリキーにふさわしい立派さに仕立て上げられるチンポに酔いしれ、激しくあえぎ悶えながら喜ぶ。亀頭に掻き出された営む汁気にまみれ、硬く締まった状態でひんやりする黒々とした大きな金玉が次第に強くムズムズするのを感じていく。もっと早く、この感覚を知りたかった。
「お、おぉっ……! お主が、己の中で、聳えるっ!」
奴も俺の自慢のチンポで喜んでる。それが俺のさらなる雄としての自信につながり、奴にゆだねて最も雄々しくなる瞬間に向けて全身で感じ取ろうとする。
「うお! おおぉ!」
雄マンコに犯される気持ちよさに耐えながらもたまらず硬く太くなる度に、先っぽがちょっと奥まで伸びてどんどん濃くなるエロ汁をドプッと漏らし、耐えられずに亀頭がどんどんでっかくなっていくのが雄マンコの締め付けでわかっちまうチンポが雄々しくていとおしくて、一生このままでいたいとさえ思えてしまう。
「うぐぅ! あがって、くるぜぇ!」
拘束で股間が大きく開いたおかげで、金玉から前立腺にザーメンが動いてくのがわかり、雄マンコに包まれて寵愛される刺激と相まって、レアな遺伝子を搾り出される限界ギリギリまで大きくバキバキに筋張ってそびえ立つ、巨大な黒い一本柱となる。鍛錬の妨げに等しかった煩わしい気持ちよさは、今や俺にとってチンポから脳天に達する至上の喜びに上書きされていた。
「遠慮はいらん! 豪快に放て!」
ウーラオスも強く責め立て、俺の命の爆発をそそのかしてきた。狂おしい快楽に歯をむき出して、拘束された挙句に犯されてすっかり雄臭く汚れた巨体マッチョをわななかせる。
「っく、ガキがっ、漏れるっ!! デカチンポ! 気持ちいいぜぇぇぇぇっ!!」
俺史上最大のチンポにさせてくれた雄マンコの中で、さらに気持ちよく史上最大を更新させられながら、限界まで膨れた前立腺が出口を押し破る。俺にとっては初めての、一切の嫌悪感を伴わない狂おしい性の営み。大いなる命の流れは太筋を歪に膨らませて黒々とぬめった巨柱を駆け上がり、大きく開いた先端の赤まで達する。
「うおぉ!! ガキ搾られちまううぅぅぅぅぅっ!!!」
締め付ける肉壁を押し広げて目いっぱい膨れ上がり、頭の中が白く弾ける衝撃とともに奴の中で勢いよく噴き上がって、俺は初めて「雄」になる瞬間を迎えた。俺を引き立ててくれた奴の欲張り雄マンコは、ザーメンを吸い上げるような圧の変化をチンポに伝え、されるがままに奴にたっぷり捧げ続けちまう。その脈動も、締め付けられてるせいでシコってるときよりも格段に強く感じられ、体まで反応してまるで体全体がチンポじゃないかと錯覚してしまう程。
そんなときに奴はおもむろに腰を上げ、白く汚れた黒チンポがケツ穴から露になり、完全に抜けた。硬さと大きさを保ったまま力強い躍動を続け、つやめく真っ赤なモモンのような亀頭から放たれた白が上半身にぶちまけられて雄臭さを刺激的に塗り替えていく。
視界に否でも飛び込む巨熊は、初交尾を遂げて快楽の白にどんどんまみれる俺を眺めては、顔を赤くして心地よさそうに涎を垂らし、俺以上の大きさのチンポを上下にドクンドクンと脈打たせて透明な臭い蜜を滴らせた。
「お主……まさか、初めての交尾だったのか……?」
「おう……悔しいが、お前のせいで……きもちいいこと、知っちまったぜぇ……」
と奴にザーメンを漏らす心地よさに酔いしれる様を見せ付けてやった。
「……お主、強さを追い求める為に禁欲していたのだろう。過度な禁欲は逆効果。それは
「せっかくいい気分になってたのに説教かよ……」
奴のせいで急に冷めてきてチンポもしぼんでく。
「すまんな。もう少し楽しませよう」
突然俺の腹に手を伸ばし、白く汚す大量のザーメンをたっぷりまとわせるなり、俺の口に突っ込んだ。
「……おえっ!」
苦くてしょっぱくてほんのり甘ったるい粘り気が口に広がり、奴の我慢汁や俺の汗蒸れも混ざってるせいで、とんでもないにおいが鼻に突き抜けて吐き気をもよおした。
「自身が放った種の味は覚えておくと良かろう」
「俺だって舐めたことあるし! いろいろ混ざっててかえってヤバ、げほっ!」
「むう、失敬」
なんて頭ぽりぽりかきやがって。奴に負けたとはいえ
「ひっ!?」
ケツの穴をつんつくつんつくされて、変な高い声が出ちまった。さっきの交尾で忘れかけてたが、やっぱり俺も雄に負けた者の運命をたどることになるのかと、溜息がこぼれる。
「……どうせやめろっつったってやめないんだろ。優しくしやがれ」
「善処する」
口では淡々としてても顔は赤く、呼吸の荒さが目と耳で容易に感じ取れ、チンポは上向きに反ってふてぶてしくいきり立ち、いまだ発散できてない高ぶりがひしひし伝わってくる。奴の爪先が押し付けられ、閉じた出口がこじ開けられる。生まれてこの方クソを押し留める出口の扉一筋だった部分に、いよいよ新たな役目を与えられてしまうのか。
「うぐ……!」
侵入する猛烈な異物感に顔をしかめる。指ですらこんなんじゃ、あのデカブツは……考えただけで寒気がしてきた。奴は鼻息を荒くしながらしきりに俺の様子をうかがい、ゆっくり指を突っ込んでいく。負けた奴にレイプしてケツぶっ壊すなんて話はざらにある中で、ここまで欲望を押し殺して良心的な奴にヤられるのはまだ運がいい方かもしれない。いったい奴はどんな生き様だったのか、そんなことも知りたくなってくる。
「……なあ」
「黙れ。余計な力が入って傷付くぞ」
「お、おぅ……」
聞こうとしたら奴から拒まれた。仕方ないからいろいろ妄想してみる。そうしてるとケツの異物感がちょっとはまぎれるし……
「――お、おぉっ!?」
急にゾクゾクした感触が襲いかかってそんなことも吹っ飛んじまった。奴の目が少し大きくなり、なんだか知らないがうなずいた。嫌な予感がする、とか思う間もなくそれは的中する。
「あっ、何しやが……!」
奴は中で指をかき回し始めた。しかもそれはゾクッとする部分をちゃんと巻き込んで。
「こうやって拡げておかねば、己の珍宝など入らないだろう」
「そ、そうだ、けどっ!」
奴め、わざとこうしてやがる……! そのせいか広げられるじんじんとした痛みがその妙な刺激である程度打ち消されてはいるが、その度に身震いして中が傷付かないか心配になってくる。そんな状態がどれ程続いたか。奴はおもむろに指を抜く。血は付いてなく、傷付いてはいないようだった。抜かれてもなおケツの中はじんじん熱く、妙な刺激で体の力が抜けていた。
すると奴は立ち上がり、俺の手足を捕らえていた太い蔓をたやすく引き千切った。その光景に吃驚して唖然とする。体勢の問題もあるが、ベルトをしていない状態の俺ですら力を入れてもびくともしなかったのに……! 太く隆々とした腕っ節で次々に引き千切って俺の身は自由を取り戻すも、真っ白になった頭は体を動かすことすらも忘れていた。そんな俺の身を奴はひっくり返し、広くごつごつした背中をさらしてしまう。
「待ち兼ねたな、珍宝よ」
振り向き様に目に飛び込むウーラオスは、ここまでお預けを食らいまくって我慢汁ドバドバの巨大チンポを自らしごき始める。ぐちゅぐちゅと濡れた音を岩壁に響かせては低い声であえぎ、チンポ全体、そして弾力のありそうな丸みを目立たせるデカ玉にぬめりが広がって、入り込む光や反射光に怪しくつやめく。毛皮越しにもくっきり浮き立つ胸板やシックスパックを背景にしてそびえ立つ様子は、奴のいかつい雄々しさに拍車をかけた。ドクンドクンと脈打つのが目でもわかり、俺のチンポみたいにじわじわ膨れて……
「おいおい膨らんでもらっちゃ困るぜ……」
苦々しくいちゃもんを付けてみるが、奴は動じずに俺の締まったケツ筋を揉んでからしかと腰をつかんだ。
「やはり鍛える者の尻は程良く硬くてたまらんな……」
舌なめずりをしつつじわじわ迫り、指でほぐされたケツに熱く硬いモノが当たる。四つん這いで手足が自由になったのに、変な刺激で筋肉が仕事しなくなってどのみち逃げられず、あきらめに視線を落としてケツを差し出すしかなかった。腰をつかむ手に力が入り、ふんすふんすと荒い鼻息が鼓膜を震わせると同時に、赤黒く大きなモモンが俺のケツに押し当てられ、簡単に侵入を許しちまう。
「ぐおっ……!」
俺以上の太さにケツが押し開かれ、痛みに声を濁らせる。下手に突っ込まれたら……!
「ケツ切れるからゆっくりやれよ……!」
「くうっ、善処するっ……!」
奴は顔をしかめながら、ゆっくり埋め込んでく。突っ込まれる俺がこんなだから、突っ込むチンポも相当締め付けられて気持ちいいだろうに。
「レイプしないだけでも、ありがたいぜっ……!」
「お主にも、気持ち良くなってほしいしな……!」
「ったく、お前いい奴じゃ……ぐぅっ!」
チンポが押し込まれてより奥がじんじん痛み、どんどん噴き出る脂汗。俺ら種族と同じく奴のチンポもよくキノコにたとえられる形だが、もはや完全に成熟して傘が開き切った状態で突っ込まれてるようなものだ。ただでさえ俺よりでかいのに、そりゃ痛いわけだ。それが中でドクンと脈打つと、さらにじんじんしやがる。奴も息を乱しながら身震いして、臭い我慢汁を漏らしてんだろうな。そのおかげなのか中での滑りは確保され、侵入され続ける中で変な引っかかりは感じられない。
「ぐ、おぉぉっ!」
亀頭が徐々に奥を掘り進める中で、突如下腹から放電されるような衝撃が走った。瞬く間に四つん這いの全身、そして頭に伝わって身震いを禁じ得ない。指を突っ込まれたときにゾクッとした場所であり、なおかつザーメンを漏らすときに急激に気持ちよくなった場所。つまりここが前立腺であることを、やっと理解した。ケツ越しに圧迫されるのを境にして、中を広げられる痛みに甘ったるいしびれが混ざり、力の入らなかった肉体が不意にこわばっては情けない声を発しちまう。
「ご、おおっ! たまらんっ……!」
奴も俺のこわばりの影響を受けてるのか、腰をつかむ手に力が加わり、チンポを一瞬膨らませては野太いよがり声が俺の頭に降ってくる。腹の下を覗き込むと、重力に任せて垂れていたチンポが持ち上がっていくのを上下逆さのまま捉えた。奴にケツ掘られておっ立てちまうなんて、情けなくて頬が熱くなった。
奴のチンポはじわじわとより奥を押し広げ続け、その締め付けによがってるのが恨めしい程に途方もない苦悶の中で、突如ケツにじっとりごわっとした感触が。
「
奴が息を荒げながらこぼす。ってことはケツに当たってるのは奴のVゾーンの毛ってことか……? あのデカブツが全部腹の中に収まってるだなんて信じられないが、現実だと言わんばかりに下腹が窮屈でじんじん熱くて痛い。手でなでてみても外からだと筋肉でさっぱりわからず、こんな状態でも腹にくっつきそうなくらいギンギンに立ち上がったチンポに触れてしまって恥ずかしさが増す。
「おぉっ……締め付けられ続けて……このままでも珍宝が、気持ち良い……うぅっ!」
図体のでかい侵入者が俺の中で力強く脈打ち、慣れ切ってない腹はそれに合わせて痛みを増すと同時に、内側から強く押された前立腺がキュンと甘くうずく。
「うっ、動かずとも、我慢汁が漏れて、このままでは種まで漏れてしまう……!」
奴は勝手に悶えちまってる。それが嘘でないと示すように、また中でチンポがでかくなっては野太く情けない声を漏らした。奴の汗か、はたまたよだれか、時々ポタッと背中に落ちてくる。
「う、動くには、きついかぁ……?」
悶えながらも俺に聞いてくる。脂汗を流しながら振り向き、おもむろにうなずいて応えた。顔こそ見えなかったが、視界に映った奴の毛皮は汗びっしょりでマッチョの凹凸を浮き立たせ、湿気を含んだ雄獣のにおいを強く漂わせては俺の鼻を強く刺激して顔がゆがんだ。
「ならばこの珍宝で、中を解していくぞ……!」
奴は腰を前後にではなく、わずかに上下左右に動かし始める。
「あ、ああぁぁっ!」
指でかき回されたときの何倍もの刺激が俺の身を走る。絶えることのない火照りと痛みとしびれの中で、圧の変化がぐるりと何度も周って、奴のチンポが俺の中で大きく傘を開いてるのがわかっちまう。奴に気持ちよくさせられた俺のチンポと同じで、俺の中で締め付けられて漏らさないように必死に耐えながらそれでも快感に膨らんでいくのは、想像したらなんだかエロくて……
「ぐうぅ!」
俺のケツマンコが勝手にきゅっと締まり、慣らし切れてない痛みと同時に、瞬間的な圧迫を受けた前立腺がゾクゾクッと喜んでは快楽の電流を放つ。その衝撃でチンポが跳ねて腹に当たっては気持ちよくなり、手足はがくがく震えて交尾の荷重に耐えるので精いっぱい。
「お、おおぉぉっ!」
奴もエロい低音を喉から発して、密着する両手やVゾーンから身のこわばりを感じ取る。そして締まりに負けじと硬く張り詰めて周りの肉を押しのけ、また元に戻る。
「やはり初物は……格別だっ……!」
あえぎ混じりに喜びの声をこぼす。俺は全然それどころじゃないってのに、それでも頭が段々ふわふわしてくような感じがしてくる。
奴はなおもチンポを膨らませてはよがりながら、俺の中をかき回し続ける。チンポをしごけばその刺激で苦痛はまぎれたかもしれないが、こんなことされてチンポおっ立ててるなんて、やっぱり奴には知られたくなかった。途方もない時間に感じながら、気が付くとケツの中は痛みが薄れて、じんじんとした熱っぽさと刺激される急所の甘いうずきが強く感じられる。
「もう良かろう、声で分かるぞっ……!」
「っぁ、あぁぁ……!」
奴に指摘されたとおり、不意に漏れる声も濁りが取れ、自分で聞いて恥ずかしくなるくらいの力なく甘い色味をまとっていた。ケツ筋のごわっとした感触がなくなり、中のチンポが抜かれてるとすぐさまわかる。
「うおおっ……!」
久しぶりの前後方向の摩擦に体はわななき、触ってもいないチンポが勝手に上下に脈打って硬くじんわり気持ちいい。開き切ったエラに引っかかる感触で、俺のケツの中にも奴と同じようなヒダヒダがあるのがわかっちまう。そしてとうとう、問題の部分に差しかかる。
「の、のおぉっ!」
エラの途切れた裏筋側ながら、肉壁越しの強い圧迫に前立腺は喜んで硬くなり、そこから気持ちいい衝撃波が放たれた。痛みを感じにくくなった分、直に俺の身を駆けめぐっては打ち震わせ、脳に達しては思考能力を奪い、何かが漏れるのが分かるくらいにチンポを強く膨らませた。
「むうっ! お主、十分『雌』に、なれるぞっ……!」
「め、雌っ……! 俺、雄なのにっ……!」
奴の屈辱的な言葉にぐっと噛み締めるも、俺の体は意に反して素直な反応を奴にさらけ出し、奴の言葉に自ら説得力を増しちまった。
亀頭付近まで抜かれたチンポは、また奥へ向かって突き進む。最初の侵入じゃわからなかったヒダの掘削される感覚が、俺を否応なく打ち震わせる。亀頭によって強く押し開かれる衝撃を受けた前立腺はまたも強くうずいて、情けない声を喉奥から絞り出す。
「うお、締まるっ!」
制御できない突然のマンコの締め付けに、俺を犯すウーラオスもほんろうされてるようだった。それに応えるように俺の中ででっかくなるチンポは、尿道に沿って浮き上がる極太の筋をその瞬間に一層くっきり張り出して、俺の中に雄汁を搾り出してるのを感じられる。ゆっくりとした動きではあるが、奴は確実に俺をバックで犯す。俺よりでかい奴の分身にふさわしい暴力的な体積で奥まで掘られ、かき回されて俺の筋肉自慢の肉体から容赦なく力を奪い、支え切れなくなった上半身が、俺のにおいの染み付いた硬い地面に崩れる。
「ぐぅ……! もっと楽に、してやるかっ……」
動きを止めたと思いきや、挿し込まれたチンポを軸にして俺の体を回し始める。
「おあっ! や、やめっ……!」
抵抗する力すら奪われ、中で生まれるねじれの摩擦にあえぎ悶えながら、せめて口だけでも抵抗の意志を表す。徐々にひっくり返される俺の視界に映り込むマッチョな大熊はその強面をゆがめ、俺と同じくねじれて絡み付く刺激が気持ちいいようだ。だが俺の頭はそれどころじゃなかった。
「そう言う割には……中々の喜び振りではないか……!」
汗だくで息を乱しながらほくそ笑む奴に手を伸ばされた部分を刺激され、力が入らないはずの体はピクンと大きく跳ねた。
「ち、ちぐじょぉぉ~~~!」
顔から湯気が出そうになり、涙が溢れる。誰にも手を出されなかったこの体が、あっけなく犯されて情けなくみなぎってる現実を突き付けられたこの瞬間。さらなる屈辱をあおるには十分すぎる威力だった。
「その初々しい反応、実に良いな……うぅっ!」
奴の顔がまたもゆがみ、中でチンポが強く脈打って、それにつられた俺のチンポもドクンと跳ねながら鈴口から粘り気をにじみ出す。
「所詮は一時の恥……素質の備わるお主なら、即座に快楽に生まれ変わろう……」
俺の腰を持ち上げたまま、大股開きで容赦のない交尾の続きを始める。
「のおおっ!?」
体位を変えた影響は即座に俺をわななかせた。抜かれる際にエラが肉壁越しに前立腺をほじくって猛烈な快楽が全身にほとばしる。
「やはり体は、喜んでいるな……!」
「ち、ちくしょ、おおぉっ!」
突っ込まれては開き切った傘肉に押しのけられて喜び、仰向けの体はすっかり振り回されて不意に筋肉をこわばらせ、バキバキのチンポが脈打って汚れるのも包み隠さず奴に見られちまう。奴の腰振りに合わせて絶えずもたらされる強烈な下腹の快感は、俺の正気をたやすく奪い去ろうとする。そうはなるまいと歯を食いしばり、鼻息を荒げながらうめいて抵抗しようとするも、押し寄せては引く荒波のような快楽に侵食されていくのが否でもわかり、もはや俺の正気など、浜辺に作ったちっぽけな砂山も同然だった。
「ぐっ、ぐぅうっ!」
触ってもいないのにチンポは脈打ちながらどんどん硬く膨れ、金玉がむずがゆくなってくる。ここで漏れちまったらだめだって、体が気持ちよく訴えてくる。重厚な筋肉を打ち震わせながら奴が腰を打ち付ける度、開かれた俺の股間の奥で見え隠れするチンポの極太ぶりに、なおさら正気が揺さぶられる。
「お、おごぉ! 善い、善いっ!」
「ぐ、ふうぅぅっ!」
中で暴れてる亀頭がでかくなっていくのを肉壁で感じ取りながらも、俺は犯されて高ぶる雌になるものかと必死にあらがうが……それもむなしく、奴に責められ続ける前立腺が、狂おしい程に甘くうずきながら背徳的なエネルギーを溜め込んで膨らんでいく。それは瞬く間に限界に達し、二度目の破裂と同時に突き抜ける性感に襲われる。
「い、いや!! やらぁぁぁぁっ!!!」
尿道に流れ込む怒涛にチンポは黒々と目いっぱい張り詰めて、脈動に合わせて二度目のザーメンを腹から下あごまでぶちまける。最初の童貞卒業とは桁違いの背徳感と屈辱に見舞われるも、ザーメンを押し出し続ける前立腺への容赦ない責めによって生まれた刺激的な荒波によって大いにかき回され、強い性感とごちゃ混ぜになっちまった。もちろんこの絶頂のせいで俺のマンコはキュッと締まってひくつく。
「お、おっ! おおっ! 我慢、出来んっ!」
ウーラオスは歯を食いしばって顔立ちのいかつさを増し、背中を丸めて俺に覆いかぶさらんばかりに前屈みになる。果てた直後のもうろうとした状態で強まる奴の雄臭に鼻はしびれ、俺の中で熱く大きくなるものをじんじん感じていた。
「ぐうっ!
「あ、あはあぁぁぁっ!!!」
目いっぱい奥に突くつもりで抜かれるであろうチンポの開き切ったエラで前立腺をほじられ、恥だのなんだの忘れてイき狂う。
目に映る中出し寸前の雄熊は筋肉をこわばらせながら漏れそうな気持ちよさに耐えてるのが目でもわかり、引いた腰で見える極太なチンポの根元と硬く縮んだ金玉によって奴のドエロさが際立ち、俺の体は内側からさらに熱くなる。そして奴は勢い任せに、俺の最も奥へと腰を打ち付けた。
「ごっ!! べあおおおぉぉぉぉぉーーーーーーっ!!!」
「おほおおおぉぉぉぉおおおぉぉぉおぉおぉぉ!!!」
最も太く長くなった暴力的な巨熊に俺の一番奥を掘り進められ、果てて間もない俺に後続の絶頂の波が押し寄せ、さらなる高まりとして雌と化したマッチョをうがってはチンポからまたも白く噴き出した。そして俺の中で限界まで膨れ上がった亀頭から猛烈な勢いでザーメンを発射し、体に響く雄の律動がさらに俺の果てた身を気持ちよくむしばむ。意識を手放しそうになる中で、腹がどんどん満たされてくのを感じ、ケツの谷間から腰、背中へとドロッと熱いものが流れてはボタボタ落ちる音も聞こえ出した。
「おおっ! ほおぉぉぉぉぉぉ~~~~~……!」
目つきの険しさは失われ、よだれを垂らしてすっかり奴はとろけちまってる。そんな無様な一面を、呆然としながら見つめ続けていた。
ドップンドップンと俺にザーメンを送り込み続けていたデカチンポが、どんどんその勢いを失っていく。奴はゆっくりとチンポを抜き、赤黒さと白さが入り混じるぬめった様が根元から徐々に露になってはズポンと亀頭が抜け、少し持ち上がる程度の力を残してブルンと垂れ下がる。持ち上げていた俺の腰をそっと地面に着けてから、奴はその場にへたり込んで整わない呼吸を繰り返す。どんなに鍛えた強い雄だって、ザーメンを漏らす瞬間は情けなく無防備になるんだと、興奮覚めかけた頭で奴を見ながら実感していた。めちゃくちゃにされたケツはいまだじんじんして、穴が閉じてるのかどうかわからないくらいに感覚がまひしていた。
「ふう、お主の体内、実に良かったぞ……」
奴はかすかに笑みを浮かべ、解放感に浸ってるようだった。
「俺はとんでもない目にあっちまったけどな……」
仰向けのまま手足を投げ出して、長い溜息をこぼした。ぼんやりと目をやる岩天井に、これまでのできごとが映し出される。どうしてこうなった――
「良いものだろう」
不意に声をかけられてビクッと正気に戻る。何がだよ、と返すと奴は険しい目を細くして口角がつり上がる。
「何って言うまでもなかろう。珍宝や尻を気持ち良くして発散する事だ」
「何言ってんだ……」
奴をにらみながら大きく息をつく。
「お前のせいで、俺はもう穢れた。元の体に戻れなくなっちまったぜ」
「そうか。己も初めはそう思っていた。だが無理に我慢しても、己の為にはならん、そう気付いてからは素直に嗜めるようになったな」
「ふーん……」
なおもむすっとしながら奴をにらむ。ふとケツをいじられてるときのことを思い出し、その一端として聞いてみた。
「お前を色事に染めたのは誰なんだよ?」
奴は何度かまばたきする。思い出すかのように笑い、俺に教えてくれた。
「武術の師匠だ」
「し、師匠……」
思わず顔が引きつった。俺にだって師匠はいるが、そんなのとは縁遠く、だからこそ色事にさほど興味がないどころか嫌悪すら抱いていたわけだ。暮らしぶりとかから奴はおそらく
「しかしながら、安易に欲望に流されぬ胆力を持つ事こそ、武術を究める上で肝要であると、己は師匠から学んだのだ。その点、お主ならば心配に及ばんだろうが、
「そ、そうか?」
正直あんまり自覚はない。強い奴を求めて里を飛び出した時点で欲望全開だったわけだし。
「まあ、手を出した以上は見込みの有る者を道から外さぬようにするのも、我が務め。お主さえ良ければ共に武の道を究めたいと……」
「マジ!? いでえっ! いででで……」
思わぬ言葉に飛び起きるが、ケツに走った痛みに悶絶する。奴はすぐさま外に出ては葉っぱを持ってきてすりつぶし、うつ伏せになっている俺のケツにそれを突っ込む。成分なのかわからないが、じんじんケツから広がってくような感じがする。
「むしろ俺こそ、あんな生臭坊主なのにここまで強い秘密が知りたくて、頭下げてでも弟子入りしたいって考えてたんだ……」
奴は何も言わない代わりに、目を丸く開いた。
「こんなザマで申し訳ないけど、お前の方からそう言ってくれるなら、俺から喜んで弟子入りさせてください!」
頭を下げるに下げられず、見上げて映るウーラオスはぽかんと口を開けていた。
「……己は弟子を取るつもりなど全くない」
「はっ!?」
思わず耳を疑った。言ってることが違うじゃないか! そう言おうとした矢先――
「己が欲しいのはあくまで『共に武の道を究める』者。分かったか?」
……つまりこれって、いいってことなんだよな? 戸惑いながらも、ゆっくりうなずいた。ウーラオスはリンゴを一個手に取って、俺に差し出す。
「これから共にここで暮らすのだ。お主には元気になってもらわねば困るからな」
やおら手を伸ばして受け取り、大きく一口かじる。みずみずしい食感とともに、強い香りと極上の甘さが口いっぱいに広がった。
鍛錬の一環の崖登りを終え、額に噴き出た汗をぬぐう。水分補給もかねてすぐ近くに生えるリンゴの木から食べ頃の実を一個もぎ取り、豪快にかじる。帰りがてら林の外れで育てる野菜やタンパク源の豆を収穫して、その日の飯として持ち帰る。この山暮らしもいつしかすっかり板に付いていた。
洞窟に戻ると、既に鍛錬を終えたウーラオスの姿。俺に気付くなり、かたじけないと野菜を受け取った。
「やはり腕が多いと、色々便利なのだな」
「逆に細かい作業はごちゃごちゃしてやりにくいぜ」
俺は苦笑いを浮かべて頭をかいた。これまでずっと進化できずにいた俺が、この山での修行諸々によって念願の進化を遂げ、まさにカイリキーになったばかりだった。立ち上がったウーラオスと背丈がほぼ一緒になり、自慢の力もベルトを脱ぎ捨てると彼を上回る程になる。彼はそんな俺をまじまじ見つめては、大きく息をつく。そして汗臭い自慢の胸板に手を触れて日々の鍛錬の成果を楽しむ。
「そろそろ発散したい頃合いであろう」
「おうよ、このときを待ち焦がれてたんだぜ……」
進化してバルクアップに磨きのかかった肉体をウーラオスに見せ付けながら、溜まった欲望の火をともす。彼は肉体のみならず股間にも手を伸ばしてきて、ぶらんぶらんと垂れ下がるチンポや金玉をエロい手つきで揉んでくる。俺は雄臭マッチョを震わせて喜び、揉まれたチンポは血潮を集めてムクムク持ち上がり、徐々に皮がむけて亀頭が丸出しになる。進化前のゴーリキーと同じくチンポも金玉も真っ黒だが当然進化して一回りでかくなり、あのときは赤かった亀頭もすっかり黒ずんで、それなりの経験を重ねたことがわかる。
「お主が腰を振るか、己が上に乗るか、どうする?」
「せっかくならどっちもやるぜぇ……」
分厚いくちびるをつり上げると、彼もつられて三白眼を細めつつ笑う。口が重なり、お互いしごき合いながら生臭くなる行為の前座を始めた。
「――来たな」
突如行為は中断。どうやら予想外の来客らしい。これからだってのに、来たものはしょうがない。
「珍宝に振り回されて気を抜くなよ」
「応! 言われなくても!」
大きく深呼吸をして内にくすぶる火を消す。ウーラオスが即座に頭とひざ周りの毛を逆立てて緊張が走る中、ふたり並んで招かざる客を出迎えに洞窟を出た。
【原稿用紙(20x20行)】 76.4枚
【文字数】 26290文字
【行数】 408行
【台詞:地の文 台詞率】 197:189行 51% / 4078:22449文字 15%
【かな: カナ: 漢字: 他: ASCII】 15818: 1345: 6800: 2540: 24文字
【文字種%】 ひら60: カタ5: 漢字26: 他10: A0%
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