※パロディ一発ネタ書き下ろしです、感覚で書いてるので多少グダグダはお許しください
※今作はガリャーチースメルチ ―熱い竜巻―の後日談のような、パラレルのような、そんな世界線になっております。この作品単体でも楽しめますが、合わせて読むとより楽しめるかと思われます。
※原型ポケモン♀×人♂描写有り
written by 慧斗
今日も今日とてバイトの帰り。
諸々の出費がかさんでシフトは増やしたり支出を抑えるように頑張ってはみてるけど、正直しんどいのが本音。
スマホの通話アプリには「スタンプが送信されました」の通知。面倒で開く気になれないけど、今帰ってることは伝わってるならそれで十分。
スマホ2台の契約も安くはないけど、過去の一件でアグニに辛い思いさせたことを思えば何のこれしきってやつでもある。
今日も3階までの階段で大腿四頭筋が鍛えられそう、なんて感じながら鍵の開いた302号室のドアを開けた。
「今日もご注文通りまとめ買いしたレトルトカレーだぜ、たまには別のもん食わなきゃ栄養偏るぞ?」
湯煎ならぬ手煎でレトルトカレーを温めてアグニは待ってくれていた。ガオガエン歴10年以上の彼女曰く、ベルトの炎で加熱すると爆発するから手の方が効率いいとのこと。
「それはそうなんだけど金策がね、このナスどうしたの?」
「実家からの貰い物、実質タダだから金は気にせず美味いナスカレー堪能しろよな」
「そっか、ありがとう」
ルーを使って作るカレーとレトルトカレーって結構テイスト違うけど、ガラムマサラを仕上げに振ればスパイス寄りの味にできる。アグニの火力で焼きナスになってるかと思いきや今回は素揚げした模様。紫が映えるしカレーと想像以上にぴったりな味でトッピングとしてはカツ並に好きかも…
「お前も色々金貯めるために節約してるのは偉いけど、あんま無理しすぎると反動で浪費しちまうぞ?」
「ごめん、アグニにまで無理させちゃってるのかな…」
「俺はお前のポケモンなんだし、命に関わらない限りは付いて行くぜ」
普段の言動雄っぽいのにこういう時純情な雌っぽく聞こえるの、ちょっとずるいな…
「ありがとう、もう少しでお財布に余裕できるかもだから頑張るね…」
色々な感情を込めた視線に見ないふりするためにカレーをかき込む。でもこの時のアグニの目に込められた本当の想いに僕はまだ気づかなかった…
あれからご飯だけ食べてシャワーを浴びたら、疲れてるのもあってベッドに横になっていた。
ゲームのデイリーミッションこなすどころかログインする気力も失せ気味で、毎週配信の動画を追うのが精一杯なところ。
一人遊びも正直眠るためにはした方が早く眠れるんだけど、そのコストになる体力自体が枯渇気味。
正直しんどいけど、ここで頑張らなきゃ、というか頑張るしかないから…
「おまえの苦労をずっと見てたぞ、本当によく頑張ったな?」
ドアの開く音と共にどこかで聞いたようなセリフがする。
「世界中がおまえを否定しても俺だけは、おまえを認めてやる…」
…照明のリモコンどこ置いたっけ?
「今日はたっぷり頑張ったんだ、もうr、楽になれ、なっちまえよw」
途中でセリフに噴き出してる、なんて思った瞬間にベッドの足元側が軋む。その数瞬後に枕元に置いていたリモコンの全灯スイッチに触れた。
「…アグニ、何してんの?」
「…お、おう、新しい水着も結構似合うだろ?」
部屋の明かりを点けると、金色のビキニを着たアグニが僕に襲い掛かる(意味深)5秒前になっていた。
「…いったい何をしようとしてたの?」
一応僕だってアグニのトレーナーなので心臓に悪いいたずらは止めさせないとまずい。
「…今回は一発ネタで時間かけてる余裕もないから3行で説明するぜ」
・最近お前は色々頑張りすぎてる(金を稼ぐため?)
・俺も心配でできること探してたらネットで「金運上昇のライコウ」の動画を見つける
・じゃあ俺も金色ビキニで頑張ってるお前にご褒美あげてついでに金運を上昇させる
「どうだ、簡単だろ?」
「…いや、2行目と3行目の論理飛躍しすg…」
ぎゅむっ、って効果音がするぐらいの勢いで抱きしめられた。
「前も言ったけどお前頑張りすぎなんだよ、トレーナーが無茶ばかりしてくるポケモンの身にもなれっての」
背中をぽんぽんと優しく叩かれている。こういうの前にも…
「いずれその我慢は報われ莫大な力を得る、って言いたいけど、まずは現時点での頑張りへのご褒美ほしいだろ?」
色々ハードすぎる日々の中で、いつか報われるって言われるのも嬉しくはあるけど、まずは現時点の頑張りもほめてもらえるなら、それは欲しいに決まってる。
「…うん、ご褒美、欲しい、です」
「…ちゃんと言えるようになったな、ご褒美にまずはよしよしをやろう…!」
大きな手で豪快かつ優しく頭を撫でまわされる。なんかトレーナーとポケモンの関係とかさっきまで考えてたけど、そんなこともうやむやになりそうだがそれがいい…
「よし、しんどい心がほぐれてきたところでそろそろ金運覚醒の契を始めるか」
頭を撫でる手が離れて行って20センチの距離感になる。密着こそしてないけどすぐに手が届くような距離感も密着とは違った意味でドキドキする…
「まずはお前の体に取り憑いた貧乏神を消し去る、貧乏神を俺の術でお前のここから排出できるようにするから…」
さっきまで頭を撫でてくれてたアグニの手が僕の股にしっかりと触れてくる。
「…今回はそういう展開?」
「本家リスペクトとでも言ってくれよ、前回から数回ぐらいなんだしたまには楽しませろっての」
「…いいけど、優しくしてね」
「あたぼうよ!」
かなり嬉しそうにしている。ポケモンとトレーナーがそういう関係になってるケースは珍しくないだろうけど、ここまで変則的かつ本気で求められるのも珍しいのでは…?
「貧乏神を消滅させるためにもまずはお前の体の準備しなきゃな、まずは俺のこの辺を2回タップしてみろ」
指さした場所は金色のビキニの中央部分。つまりそういう場所。
「えっ、そこって布越しに触っちゃって大丈夫なの…?」
「…いや触らなきゃメタ的に話進まないし、というかたまには俺もきもちよくなりたいし、さわって?」
「分かったよ、じゃあ…」
ねだられるような視線に負けて、ビキニの上二つの三角、ほんのり膨らんだ中央を2回ずつタップする。
「んっ、いいぞ… 次は一定の波長を刻むようなイメージで撫でたり優しく揉んでみろ。081Hzの周波数でお前の体を整えてやる」
「はーい」
言われるままに撫でてみたり揉んでみたりしていく。別に初めてでもないけどこうしてビキニ着られるとちょっと緊張するというか、普段気づかないけど確かに存在する胸の膨らみをこうして布越しに感じられるのもなかなか…
「…お、おい、お前、ちょっとストップ!もう十分だろ!」
金運覚醒ライコウモードを忘れた素のアグニに止められた。
「ったく、乗り気じゃなさそうな言動しといてしっかり気持ちよくなるように揉んでくれちゃってさ、そんなにビキニ越しおっぱい良かったのか?」
「……うん」
「まぁ結果オーライだしいいや、これより我が術でお前の体から貧乏神を吸い出してやる」
ビキニの布にしわができて余計に扇情的になってたり、息も荒くなって普段以上に出来上がりつつあるアグニに気を取られていたが、僕の方も暴発寸前ぐらいまで近づいていた。
「いつものことだがいっぱい出せよ、決して我慢などするな?」
既に先走って濡れている竿にそっと息が吹きかけられ、くすぐったさを感じた直後にあったかくて湿った中に包まれる快感に襲われた。
くちゅくちゅと唾液を絡めるように動かされ、ざらついた舌で痛くならないように細心の注意を払う舐め方故に丁寧にゆっくりと先っぽを舐められて、久しぶりの快感は早くも臨界点に達しかけていた。
「アグニ、そろそろ…!」
必死に快感に耐えながら限界を伝えると僕の眼前にサムズアップしてきた。
息継ぎの心配もないなら大丈夫、なんて考える余裕もなく快感の波に飲まれて数日ぶりな魂の分身をアグニの口の中に解き放っていた……
「お疲れさん、お前に取り憑く貧乏神は消え去ったぜ」
「ありがとうございます…」
賢者になり始めた僕に見えるように口の中の白濁を見せてからアグニは一気に飲み込んだ。
「これで貧乏神は我が胃液によって溶かされて蛋白質となり我が糧となるだろう」
「そうですか…」
「だがこれで終わりではない、お前はこれから我との契を結ぶことでその金運を真に覚醒させることができる」
「金運覚醒の、契…?」
未知の単語に賢者が反応して賢者の時間はあっけなく終わった。
「そうだ、我の“さんどう”を行き来して、我が宮にお前の魂の分身を捧げよ。それにより契は完成する」
さっきとは違って金色ビキニの下の方、何故かしっとりとした布を撫でされられたと思うと、手首を掴まれて布の隙間に僕の手が滑り込まされる。
「お前に取り憑く貧乏神を吸い出している時、つい我慢できなくて弄っていてな。俺も気持ちよくないりたいんで、もう固くなってるから頂くぜ…!」
「え、ちょっ…」
途中で設定忘れた普段の口調で飛び掛かられて、数瞬遅れて身構えた唇に唇がそっと重なった。
驚きに開いた口にざらついた舌が入って来て、唾液が絡み舌も絡んで、息が苦しくなるまで夢中で続けていた。
「脅かして悪いけど、なるべく優しくするからいいよな?」
ねだるような眼で僕を見つめてくる。つぶらな瞳なんて教えた覚えないけどな…?
「…いいよ、あんま乱暴にしないでね」
「痛かったら止めるから言ってくれ、俺動くから仰向けでいいぞ」
そっと背中を支えられて仰向けに寝かされる。
「じゃあ契を結ぶからな…」
早くも元気に戻っていた竿を片手でそっと握られて、温かく濡れた輪のような感覚が先っぽに触れる。
「行くぜ…?」
黙って頷くと、ゆっくりと竿が温かい中に飲み込まれていく。
全体が飲み込まれたように感じた時、アグニは僕の上に跨るような体勢になっていた。
「いわゆる騎乗位ってやつだな、久々のまんこの味はどうだ?」
「うん、きもちいい…」
「お前のサイズもギリギリ合格ってとこだな、生殺しも嫌なんでそろそろ動くぜ…!」
さっきの波長を思わせるような規則正しいリズムでアグニは上下に動いていく。鍛え抜かれた肉体から繰り出される無駄のない動きは、痛くはないけど激しい動きになって竿にさっき以上の快感をもたらしてくる。
「まだいったりするなよ…?俺もうちょいかかるから…!」
「さっき口でしてもらってたからまだ大丈夫…」
「なら良かったぜ!」
テンポが少し早くなってきた。少し息も荒くなって来たしもしかしたらアグニの絶頂も近いのかもしれない。
だが、早すぎる腰の快感にさらされて僕の方は早くも限界が近くなってきた…
「アグニ、そろそろ…!」
「マジかよ、あと3カウント、3カウント頑張ってくれ!そうすりゃ俺も一緒に…!」
「…タイミング合わさるの?頑張るけどちょっとテンポ下げて…」
「矛盾したお願いだな、3…!」
テンポは一定をキープしている。よく考えたらテンポ下げたら3カウントではできなくなるんだった…!
「2…!」
一緒にいきたいという一心でこみ上げてくる快感を必死に耐える、あと少し…!
「1…!」
最後の動きとともにギリギリまで粘っていた理性の糸が切れた。段々と竿に集まってくる感覚、ごめんアグニ…
「今だ、波動を解き放て!」
快感に溺れそうな表情のアグニが叫んだのを聞いて少しほっとしたと同時に、尿道の先っぽまで到達した感覚を覚えた。
「……っ!」
「にゃぁっ!」
一瞬早く達して、僕はアグニと契を結んだ…
「いっぱい出したな、これでお前の金運は少しは上昇する、はずだ」
「…ありがとう、というより設定覚えてたんだ」
「さっきはムラムラしすぎただけだ、あんまり馬鹿にするとまた金色ビキニで襲うからな?」
「お手柔らかに…」
冗談だよおやすみ、と告げて数分で眠ってしまったアグニに感謝しつつ、僕もいずれ来る睡魔に向けて目を閉じた。
契、か…
アグニに先越されちゃったけどいずれは僕からも結べるようにしたい。
アグニが雑誌を読んで目を輝かせていたペアリング、必要金額までもう一息だから…
最近ゴールドタイガー動画流行ってるので便乗してみました
スピンオフ動画である超金運覚醒交尾のメスケモさん、すごく良かったので雌ガエンでやってみたかったのが今回の動機です
書く予定の作品置いといてパロディ掌編、それもまたよかろうなのだ
(アンソロ本日曜日に出るそうなので、折角ならwikiが賑わう一助になれますように…!)
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