大会は終了しました。このプラグインは外してくださってかまいません。
ご参加ありがとうございました。
エントリー作品一覧
「ポケモンは怖い生き物」
という言葉がある。
望む望まざるとに拘らず、全ての生き物は生きる為に何かの命を奪い生きている。
それはポケモンと人間の関係性でも変わりはなく、時に大きな縄張りを持つポケモンが人間を襲ったなんて話もあるほどで、ポケモンが人間の良きパートナーとなってからもその本質は変わっていない。
そんな世界で最も”賢い”生き方とは何であろうか。
誰も逆らえない程の力を以て、恐怖で支配することだろうか?
それともその傘下でおこぼれを預かり、レントラーの威を借ることだろうか?
そのポケモン、チョロネコはそうは思わなかった。
例えどれほどの力を持っていても、あまりにも脅威になれば排除される。
そうなればその傘下とて決して変わらぬ安全な住処ではない。
チョロネコにとっての生きる哲学、最も賢い生き方とは、”人間を懐柔すること”にあると考えていた。
この世界に最も広く分布し、種族としての繋がりが強く、平均して強くはなくてもずば抜けた外れ値が、発生した問題を解決するために動くため、最も厄介な敵でありながら大抵のポケモンに対してとても甘い存在。
それがチョロネコの知っている人間という生き物。
だからこそ辿り着いたのが、付かず離れずの距離感で悠々自適に暮らすという選択肢だった。
町中をポケモンがただ歩いていても何か思案を巡らせるような人間は存在するはずもなく、しかしお腹が空けば持ち前の人間相手に一切の敵意を見せない、人間の手持ちとなっているポケモンの仕草を真似し、思う存分に可愛がられてから人間の食べ物を分けてもらうかこっそりと盗み取る。
大きな実害を出さずに、そして強さを誇示すること無く、ただ町の風景の一部として生き、時折媚びを売る事で食うに困ることもなく生きてゆく。
だからこそ鋭い爪を磨くこともなく、力としての武器ではなく愛想と言う名の武器を振りまくことで、幾つかの飲食店では立ち寄れば勝手に食べ物が集まってくる程に、そのチョロネコはその町において生きる為の力は持っていたことだろう。
「うわぁ!? チョロネコ!? 向こうに行ってくれ!!」
だからこそ、そんな言葉を投げかけられるなど、思いもよらなかった。
今日も変わりなく何を分けてもらえるのかと、高く上げた尻尾を左右になびかせながらカフェのテラスへと歩いていき、適当に見つけた人間のテーブルの上にまだ何も置かれていないのを確認してから飛び乗ったのだが、どういうわけかその人間は暫くチョロネコの顔を見つめた後、飛び退くようにして机から離れたのだ。
以前、テーブルの上に乗っていた料理を落として怒られた事があったため、何かを怠ったのかと机の周りを見回したが、特に何か粗相をしてしまった様子はない。
「あら? お兄さんチョロネコが苦手なのかい?」
「いや、え〜っと……あの、アレです! 怖いと言うかなんというか。とりあえず、ポケモンを近寄らせたくないんですよ!」
「こんな可愛いポケモンが怖い? そりゃあ変わった人だねぇ!」
周囲の人間が何があったのかと集まって話していたが、どうやらその人間はチョロネコの事が怖いのだと言った。
当然その店ではチョロネコは最早看板猫のような扱いを受けていた事もあり、他の人間からは紹介がてらに、全く恐ろしくないのだという説明をするようにチョロネコを撫でて、机の上に溶けるように伸ばしてみせた。
それでもその人間は視線をあちらこちらへと泳がせては苦笑いを浮かべ、何処か別の店へとそそくさと去っていった。
『変な人間。私の何処が怖いんだか』
今の生活を送って数年、チョロネコは怒られるような事も最近は全く無く、自分の姿を見ればどんな人間も頬が緩むのを知っていたため、そんな反応をされるのは少々心外だった。
尚更気になるのは、”怖い”と言っていたその人間の瞳には、チョロネコと対峙したデデンネのような本当に恐怖しているような色は見て取れず、寧ろその他大勢のチョロネコを見つめる瞳と同じ輝きを放っていたため、何故そんな嘘をついているのかが理解できなかった。
そんな一件があってから数日後、また別の店で机の上へと飛び乗ると、そこにはまたしてもその人間の姿があり、またしても同じような反応を見せた。
また別の日も、そしてまた別の日にも偶然が重なったが、その全てに同じ反応を繰り返すため、流石のチョロネコもその人間のことが気になり始めた。
次第に向かうのは食べたい料理のお店ではなく、あの人間が居そうな店に変わり、その人間が居なければすぐに別の店を探す。
『好きなくせにあんな反応をされるのは納得がいかないわ。絶対に可愛いと言わせて美味しい物をご馳走させてもらわないと気が済まないわ』
いつしか頭の中はそんな野望のようなもので染まり、その人間の姿を見つけてはとびきりの甘え声を奏で、全身をくねらせてポケモン好きでもそうでなくても撫でたくなってしまいたくなるようなお腹を晒す。
明らかに裕福そうな人間相手に使うテクニックで、こうすれば大体美味しいご飯をもらえるが、同時にそのままゲットしようとする人も多い諸刃の刃でもある。
チョロネコはこの悠々自適な生活を気に入っており、誰かのポケモンになるつもりはない。
というのもバトルや他のポケモンとの交流のような、人間の手持ちのポケモンになると決して避けては通れなくなる事々物々が面倒だからだ。
だから人間という野生ポケモンが喧嘩を売りたくない相手の生活圏をねぐらにし、人間が食事を楽しむために丁寧に作った料理を労せずして享受するだけのこの生活スタイルは今後も変える気は毛頭無い。
それはそれとして、チョロネコとしてはどんな人間だろうと籠絡するために磨き上げた数々の努力に屈しない存在はプライドが許さなかった。
野生でありながら毛並みを綺麗に保ち、何をして欲しいのかを伝える仕草を編み出し、多少の粗相なら笑って許されるほどの愛嬌を身に着けたのは紛れもない武器であり、努力の結晶であるため、顰め面の老人ですらこっそりと撫でたくなるほどの技術を謎の”怖い”の一言で済まそうとするならば……と意固地になっていたのもあるだろう。
だがそれでもその人間は頑として手を伸ばさない。
故にチョロネコは最終手段に打って出た。
今度は逆に食事を始めるまで待ってから、決して移動できないように椅子に腰掛けるその太腿の上へと飛び乗った。
そしてグルグルと喉を上機嫌に鳴らしては、その音を臓腑まで伝えるように顔を人間のお腹へと擦り付けてみせた。
本当にポケモンが苦手な人間でなければここまでされて思わず撫でなかった人間は一人もいない。
その人間も一瞬だけ動きが固まったが、やはり一切の警戒心のない甘え方には遂に頑なだった心も折れたのか、恐る恐るチョロネコの身体に触れ、柔らかな毛を嗜むように指先が背を撫でたため、チョロネコは勝利を確信していた。
すると人間は途中だった食事をかき込むようにして終わらせると、綿でも持ち上げるように優しく腕で抱き抱えるとその場を移動し始めた。
『あら? お家にご招待してくれるのかしら? だったらとびきり美味しいものを用意して頂戴ね』
尻尾をくねらせその人間がどんな食べ物を用意してくれるのか期待に胸を弾ませていると、その人間はそのまま町外れにある公衆トイレへと入っていった。
『あら? お家じゃなさそうね』
見るからに質素な空間にチョロネコは多少疑問を覚えたが、人前だと撫でるのを躊躇った人間もいたため、そういう類いの人間だろうと考えていた。
荷物を下ろすと中から何かを取り出し、そのままチョロネコを優しく抱きかかえ直すと便座へと腰掛ける。
「ごめんね。まさかあんなに熱烈にアピールされるとは思っても見なかったよ」
その人間はそう言うと優しくチョロネコの喉を撫でる。
優しくそれでいて程よい強さの指先が毛をかき上げるように撫で、心地良さを与えてくれる。
『そうでしょう。そうでしょう。存分に撫でなさい』
上機嫌に喉を鳴らしながらその人間の腕の中で蕩けていると、もう一方の腕がお腹のフワフワとした毛を優しく滑らせる。
撫で方から察するに、普段からポケモンを相当大事に扱っているのが分かり、チョロネコはただただ心地良さに身を委ねていたが、不意にお腹を撫でる指から逸れた一本が股間に触れたかと思うと、お腹を撫でたのと同じくらい優しく、チョロネコの雌の部分を撫で始めた。
完全に蕩けきっていた所に別の種類の心地良さが訪れ、思わず小さく声が漏れた。
「僕はね。本当はポケモンの事が大好きなんだ」
『ンッ……。そうでしょう。そうでしょう』
クリクリと指がチョロネコの花弁をなぞる様に小さく円を描く。
撫でられる心地良さよりも、股を刺激される事で湧き上がる快感の方が勝り、初めての事態に少しだけ困惑するが、その快感自体が嫌なわけではないため特に抵抗はしなかった。
「でもポケモンの事が好き過ぎてね、ポケモンとこういう事がしたくてたまらないから、ちゃんと自分から距離を取ってたんだ」
『ちょっ……ちょっと、指っ……ゥン! 変な所に当たってるわよ!』
チョロネコにとってそれは交尾の時の快楽と似た感覚。
人間の撫で方の問題でそうなっていると思っていたため鳴き声で訴えかけるが、止める気配は無い。
それどころか指の動きは更にエスカレートし、感じたことで溢れ始めた愛液を指に馴染ませると、チョロネコの最も敏感な部分を優しくこねる。
「だから嬉しかったよ。僕が本心ではポケモンを嫌っていないと分かっていて、僕に身も心も委ねてくれたこと……。ちゃんと気持ち良くしてあげるからね」
『わ、わざとやってるのね……! も、もういいからっ……アッ!』
気付いた時には既に快楽が脳を支配していた。
指先で転がされる自らのクリトリスが次々に快楽で脳髄まで痺れさせ、自然と喉からは発情して雄を求める時の太く低い唸り声のような鳴き声が溢れ出てしまう。
人間からすれば小さな身体を怪我をさせないように優しく扱いつつも、力強い腕からは今の快楽で蕩けたチョロネコでは抗えず、ただその指の動きに視界が明滅しているような快感を味わわされる他無い。
すっかり勃起してしまったクリトリスを滑らかになった指先と擦れる感触で電撃を浴びせられるように受け取り続け、遂にビクビクと下半身を痙攣させながら絶頂を迎えた。
『なに……これ……? こ、交尾の何倍も……気持ちいい…ッ!』
身体を激しく収縮させた後、弛みきったように身体を人間の腹に預けていたが、その様子を見るとクリトリスを弄っていた手が一度離れ、先程荷物から取り出したハンドクリームのような容器の内容物を器用に片手で出し、そっと液体をチョロネコの膣に塗りつけてゆく。
少しばかりのひんやりとした感触に、敏感になった身体が反応するが、直後に身体を優しく撫でつつも押さえていた腕の方の指先が、顎と喉元の間から同じ様にチョロネコの股間へと降りてきた。
「それじゃ、しっかりと解すね?」
人間はそう言うと、チョロネコのクリトリスを優しく滑らせて刺激を与えた後、人差し指と中指でぐいと小さな花弁を開く。
そしてそのまま股間辺りの毛を優しく撫でていたもう一方の手が、あっという間ににゅるりと滑り込んでいった。
『アァ……ッ!? 指……ッ!? な、なにこれェ……?』
元々一度絶頂を迎えるほど愛撫していた事で愛液で満たされた膣口は雄を受け入れる準備は整っていたが、そこに更に潤滑液を混ぜ込んだ事で人間の指二本がすんなりと受け入れられるほどに滑らかさを手に入れていた。
チョロネコには交尾の経験もあった。
だが交尾ですらないこの行為はその時の経験や覚えていた快楽の比ではなかった。
『ゆっ、指を……ぉ゙!! 動かしながら、弄らないで……ッ!!』
お腹の内側から指が中身をかき混ぜるように蠢き、身体を押し拡げながら滑らかに出し入れされる事で指が膣奥に触れる度に強い刺激が脳髄まで打ち付け、それと並行して押し拡げていた指がいつの間にか入れ替わり、人差し指が勃起したクリトリスを捏ね回して断続的な刺激を与える。
グチャグチャと溢れ続ける愛液と潤滑液が混ざり合い、雌の匂いをより強めてゆくのが更にチョロネコの興奮を高めてゆく。
短い間隔で何度もチョロネコは絶頂を繰り返し、ただただ快楽地獄を意識すら明滅させながら過ごしていた。
「オ゙オ゙ォ゙〜〜〜〜……。マ゙ァ゙ァ゙ァ゙〜〜〜オ゙……」
唸り声のような低い鳴き声と共に、喉を上機嫌に鳴らす。
これまで生きてきた中で感じたことの無い快楽に、チョロネコの身体は素直に反応していた。
いつからか、漂う雄の匂いに敏感になっており、最早身体が求めていた。
「もう十分そうかな? それじゃ……僕も」
その人間はそう言うと指をチョロネコの中から引き抜き、少しチョロネコの身体を腹の方へ引き寄せて、ズボンの中から雄の匂いの元を解き放つ。
聳えるそれはチョロネコが知っている中では圧倒的に大きかったが、それが身体の中に入るのかという不安よりも圧倒的に早く雄を受け入れたくて仕方が無くなっていた。
まだその人間はチョロネコの知る交尾をしていない。
今以上の快楽、その先があるのなら……早く知りたくて辛抱たまらなかった。
不意に暴れて怪我をさせないように腕で軽く押さえていたが、初めて見たはずの人間のモノを見て、自分から先端に溢れる雄の露を舐め取る程には夢中になっていた。
竿の根元、お互いの陰部が触れ合う特等席に鎮座させ、その間に先程の潤滑液をもう一度手に取り、今度は自らのモノに馴染ませてゆく。
熱く火照った陰部が触れ合い、熱を交換させる内に鼓動が高鳴ってゆくのすら聞こえそうなほど興奮し、グルグルと鳴り響く喉の音が止まることを知らない。
チョロネコの身体を優しく持ち上げると、そそり勃つ槍先をぬらりと密着する膣口に当てる。
「挿入れるよ?」
『早く! 早くその大っきいの挿入れて!!』
身体をゆっくりと、しかし力強くチョロネコの狭い膣内を押し拡げながらずぷり、ずぷりと熱くうねる肉壺へと沈めてゆく。
しっかりと滑りを持たせても狭い膣内に一人と一匹は呼吸を荒くしながらも少しずつ少しずつ、指を絡めた時のようにしっかりと馴染ませてゆく。
深い呼吸と共ににゅちっ……にゅちっ……と少しずつ沈んでゆき、余裕が生まれ始めたのか、また太く低い鳴き声と共に喉がグルグルと音を奏で始める。
暫くそのまま体の内側で存在感を示す人間のモノを上機嫌に喉を鳴らしながらチョロネコは愛おしそうに見つめていたが、人間が優しく顎を撫でるとそのまま顔を人間の方へと向けさせた。
「動かすよ?」
チョロネコは、返事の代わりに喉を更にグルグルと無らし続ける。
チョロネコの身体を支える両手が身体を持ち上げると、ニュルニュルと絡み合う熱と肉が身体から失われてゆくような感覚が襲い、引き抜かれた分と同じだけ熱く硬い物が肉を掻き分けながら甘い刺激を全身へと駆け巡らせる。
ぐちゅりぐちゅりと淫靡な音を立てながら、人間のモノがチョロネコの中をゆっくりと味わうように掻き回し始める。
少しずつその動きが早く深くなってくると、奥の方に先端が当たる度にあの脳髄を直撃する電撃のような快感がチョロネコの身体を支配し始めた。
身体が宙に浮かぶような高揚感とそこを突き抜けてゆく雷のような快楽が更に脳を蕩けさせ、更に呼吸と鼓動を早めてゆく。
動きがより大きく早くなるにつれて、小さな個室に響くほどぐちゅっぐちゅっと弾けるような水音が聞こえ、いつの間にか半分ほどしか入らなかった人間の大きなモノも腰と腰とがぶつかるほど勢よく突きこまれる事すら快感に感じるほどチョロネコは受け入れていた。
人間の方も吐き出す吐息が早くなってゆき、着実に限界が近付いているようだった。
「も、もう……射精る……!」
その言葉と雄の余裕のない息遣いには覚えがあった。
人間の射精が近いのだと分かると、チョロネコは尚更興奮し、膣内が精液を逃すまいと収縮して刺激する。
更に動きを早め、お互いに快感をより高めてゆく。
しかし、そこで人間はチョロネコの体を持ち上げ、一瞬にして膣内からモノが逃げ出してしまった。
そしてチョロネコの目の前でモノの先端から噴水のように精液を吹き出していた。
『な……なんで……? おちんちん……抜けちゃってる……』
既にその噴き出す子種を迎え入れるつもりでいたチョロネコは、目の前で解き放たれてゆく精液をただ眺めるのはできなかった。
モノに抱きつくように手繰り寄せ、せめてもと味わうように勢いを失いつつある精液を舌で舐め取ってゆく。
「そんなに気に入ってくれたの? でも流石に中に出すのは……」
今もまたたびでも目の当たりにしたかのように人間のモノを舐め上げるチョロネコに申し訳なさそうに言ったが、それを聞くとチョロネコはすぐに身体を反転させ、人間の顔を見上げた。
『ちゃんと最後までして……? 早く中に出して欲しくてもうずっとお腹が疼いてるの……』
グルグルと喉を鳴らしながら、今度は自分から腰を人間のモノに擦りつけるように動かしていた。
扇動的なその動きで少しずつ硬さを失っていた人間のモノは再び力を取り戻してゆく。
「い、いいんだね……?」
「ニャァ~~オ……?」
人間がその気になったのに気が付くと、チョロネコは少しだけ目を細めながら上機嫌に鳴り続ける喉とは別に、一つとびきり甘い声で誘うように鳴いてみせた。
すぐにその鳴き声に応えるように、がしりと人間の両腕がチョロネコの腰を鷲掴みにする。
雄の濃い匂いを放つモノが、今一度切なく疼くチョロネコの膣内へと再び沈み込んでいった。
待ち望んでいた刺激が身体の中から全身を駆け巡り、今度は脳髄から精神まで快楽で満たしてゆく。
今度は一気に一番奥まで送り込まれたモノは絡みつき、狭い空間を主張するように気泡をぷちぷちと潰す音が聞こえ、湿り気を帯びたチョロネコの腹の毛と人間の腹が密着するほどに深く深く結びつく。
一番深くで受け止めると今度は余裕があるとでも言いたげに、チョロネコはただ上機嫌に喉を鳴らしながら口角を上げてみせた。
先ほど出したばかりにも拘らず、人間の方もチョロネコの想いに応えるように、しっかりとチョロネコの腰を掴みまたぐちゅぐちゅと音を立てての交わりを始める。
腰を動かしながらチョロネコの尻尾を指先でグリグリと押さえるように撫で回すと、それに反応するように膣内がきゅうっきゅうっとリズミカルに収縮し、しっかりとチョロネコもその行為を愉しめているのが分かるような反応が返ってくる。
二度目は始めから深く早く交わり、初めから肉欲を味わうようにただただ人間の熱を持った吐息と喉を鳴らす音、そして打ち付ける腰の音と水音だけが響いていた。
淫靡な音だけが響き渡る空間で交尾を続けると、内側から湧き上がるような交尾の快楽をただただ味わい、人間の腹部を揉むようにチョロネコは自らの手で人間の腹を刺激する。
「ご、ごめん……! もう、射精そう……!」
『頂戴! 早く! もう……ッ! あなたの精液が欲しくて仕方がないの……!』
流石に間を置かずにすぐに行為を再開したためか、先程までの快感の余韻も残っている人間には長くは持たなかったらしく、もう二度目の射精を迎えそうなことをチョロネコに告げる。
しかしチョロネコの方も快楽はもう十分すぎるほど味わえているのか、どちらかというと発情してしまったような身体の疼きを抑えて欲しくて仕方が無かったようだ。
射精を促すようにチョロネコの方も自分から腰をくねらせるように動かし、お互いに快楽を与え合っていた。
ぐちゃぐちゃとピストン運動の音を大きくしながら動きを早めてゆき、今度は快楽を求めるよりももっと本能的な射精へと誘われてゆく。
そしてその人間は、今度はチョロネコの身体をしっかりと抱き寄せるように腰に手を回し、最奥に鈴口を押し当てるようにすると、ビクンとモノが跳ね上がるような動きをした後、今度こそ噴き出すような精液がチョロネコの膣内をびゅくりびゅくりと満たしていった。
ビクビクと脈動しながら精を吐き出し、少しずつ力を失っていくモノをしっかりと感じていたのか、チョロネコも同じように身体を大きく震わせながら腹部と膣内を大きく収縮させ、そして全身を脱力させてゆく。
『あぁ……好き……。人間との交尾……気持ち良すぎ……』
グルグルと喉を鳴らしながら、人間の腹を揉むような手の動きは止めず、快感の余韻すらしっかりと味わうようにゆっくりと身体の中からすり抜けてゆく空間を惜しみながら味わっていた。
多すぎる精液がぽたぽたと溢れ出し、一人と一匹が繋がっていた場所を白く染めてゆくと、それすらも勿体無いとでも言うようにチョロネコは慌てて舐めとった。
そうして交わっていた場所がすっかり綺麗になると、ゴロリと人間の股の上で背を預け、愛おしそうな視線を人間に向けていた。
それを見て人間もチョロネコの顎を最初の時と同じように優しく撫で、少しすると人間は何かを思いついたのか、今一度荷物の中から何かをゴソゴソと取り出した。
「僕達、身体の相性も良いみたいだし、よかったら僕のポケモンにならないかい?」