【15】赤道直下のW.C.
目次
赤道直下となるサバンナエリアのど真ん中──そこには鉄筋コンクリート製の壁が一枚そびえ立っている。
数十年前にも遡る昔、このエリアでは紛争が多発していた。
その頃にはまだ人の往来も多かったここは度重なる内戦の果てに焦土と化し、今ではその罪と愚かさの名残に一枚の崩れかけた壁を残すばかりである。
とはいえ、そんな壁の由来などはこの物語に一切関係がない。
問題はそんなサバンナのど真ん中に立つ壁に、少女が一人嵌まり込んでは身動きが出来ない状況にこそあった。
「はぁはぁ……やっぱりだめだぁ~ッ!」
その少女ミハル・ムラサメは、数度目の脱出失敗にため息をついては大きく頭をうなだらせた。
件の壁には砲弾痕か、はたまた自然に風化して穿たれたものか、ちょうど地上から1メートルほどの位置にこれまた円周60センチほどの穴が開いていた。
この日の午前中──この壁の日陰でキャンプをしていたミハルは、出立に伴いこの壁穴に対してちょっとした横着の気を起こした。
総幅5メートルほどのこの壁を迂回するのも面倒だと感じたミハルは、そんな折に目の前にあったこの穴をショートカットに利用しようと考えたのだ。
そして軽い気持ちで上半身をくぐらせて……腹が閊えた。
最初はさして問題にも思わず、自分のずぼらさを自嘲してはそこから戻ろうと試みたが……後退するに際しては肋骨が閂となってしまって脱出不可能であった。
ならば無理にでも前進を、と挑むものの──今度は骨盤がぶつかってそれも叶わない。
まさに進退きわまったこの窮地に置かれて3時間……さすがに事の重大性を理解し始めてはミハルも顔色を青くさせた。
「もしかしてアタシ……このままここで死んじゃうんじゃ?」
その想像はけっして大げさな妄想などではない。
事実、辺鄙かつ広大なこの場所に自分以外の誰かが偶然通りかかる確率などは、それこそ天文学的な数値である。
飢えや渇き、そして熱中症などによる危険性は元より、さらには場所が場所だけに夜ともなれば野生の動物やポケモンなども現れるであろうことを考えると、そんな場所にこうも無防備でいることの恐怖を今さらながらにミハルは意識したのであった。
とはいえしかし、今の状況にまったく救いが無い訳ではない。
ミハルにはこの時、最後の『頼みの綱』があった。
それこそは……──
「ヨクバリス! ヨクバリース! いるんでしょッ? どこにいるのよぉ!」
ミハルは声の限りにその名を呼ぶ。
しばしして……遠く右端の壁の切れ目から、その反対側に居たであろうヨクバリスがひょっこりと頭を出した。
彼こそはミハルがこの壁穴にハマる直前に外へ出していたパートナーポケモンである。
……がしかし、そんなミハルの声に反応したのも一瞬で、遠目からミハルの様子を一瞥するや、またすぐに反対側へと引っ込んでしまった。
ちょうど時間帯的に、ミハルの側に太陽があることでここはちょっとした灼熱地獄と化していたことから、ヨクバリスはその下へ出ることを躊躇したのだ。
「早く出てこんかいッ!」
それを知ってか、ただでさえ余裕のないミハルの声が大きくなる。
やがては慌てて……という体で出てきてはミハルの前に進み出るヨクバリス。改めてミハルと視線を合わせると、ウィンクもひとつにおどけてみせる。
……その態度にさらにミハルの体温が上がる。
「それはそうと、もう自力じゃ無理だわコレ……ヨクバリス、反対側から私のお尻押してくれない? こうなったら多少擦りむいちゃってでもここから出なきゃヤバいわ」
ミハルの提案を受け、ヨクバリスも大げさに敬礼のひとつもするとドタドタと忙しなく壁の向こうへと走っていく。
そうして改めて反対側からミハルの尻を眼前に見据え、ヨクバリスも大きく鼻を鳴らす。
灼熱のこのエリアを横断するにあたり、ミハルの旅装はキャップにTシャツ、そしてホットパンツといういで立ちであった。
そしていま目の前には、そんな超ショートのホットパンツに内包されたミハルの尻が、新種のキノコよろしくに隙間なく壁から生えている状態である。
壁の向こうからは「押してー」というミハルの声が遠く聞こえていた。
それを皮切りに、踏ん張るミハルの臀部に両手を押し付けると──そこからヨクバリスもまた渾身の力でそれを押し出しに掛かった。
がしかし、その程度ではびくともしない。
腕力だけでは力が足りないと背後から両肩へ背負うようにして押してみたり、はたまた頭などをそこへ突き立てては穿ってもみたが、その壁の向こうからミハルの怒号が響くばかりで目の前の巨尻は一向に動くことは無かった。
しまいにはそのあまりの不動な佇まいに怒りすら覚えるヨクバリス。
この炎天下でこうまで尽力しているにもかかわらずに不備をなじってくるミハルにもしかし、その時のヨクバリスには目の前に尻こそが自分を叱責にしているように思えてならなかった。
そしてその眺めについには堪忍袋の緒が切れては、そんなミハルの尻を激しく張り倒すヨクバリス。
「き、きゃあッ!? ちょっとぉ、何してんのよアンタ!」
当然ながらそんな声を上げたのはミハルなのだが、すでにヨクバリスの目には再び顔前の尻が不平を漏らしてきたかのようにしか見えていない。
いったい何様のつもりだ? お前のケツがそんなにデカいから通れないんだろう! ──そんな怒りに任せては、その尻めがけて必殺の『タネマシンガン』をお見舞いする。
「いッ──、んぎゃああああああ‼ 何すんのよッ!?」
さらに悲鳴を上げ、必死に足をばたつかせる目の前の尻。ついにはホットパンツの両脇に手も掛けると、ヨクバリスは一気にそれを下ろしてはTバックもろともに剥ぎ取ってしまうのであった。
そうして改めて一糸まとわぬ尻を目の前にするヨクバリス。
もとよりソバカス肌であったミハルの尻は、腰の付け根から臀部の広範囲にわたって褐色の水玉が浮いている。
それを弾くかのよう、そこにヨクバリスの張り手がお見舞いされた。
再び壁の向こうからは叫び声が上がったが、目の前の無礼者へ仕置きをすることに夢中のヨクバリスにはそんなパートナーの声も遠い。
「あぎゃ! あぐぅぅッ‼ はぁはぁ……本当に、やめてえ……ッ!」
この臀部への衝撃は存外に本体へとダメージが大きく、ましてや生の肌へのそれとあっては囚人に科す鞭打ち刑と大差がない。
その仕置きに息も絶え絶えとなっては、ミハルも涙ながらに中止を懇願する始末だ。
そうして数十発目となるヨクバリスの張り手が、痛々しく幾重もの跡を残した尻へ一際強く打ち込まれると──
「あ、あああ……いやぁああああ……ッッ」
あらゆる面において限界を迎えていたミハルは激しく失禁をした。
内股に腿をよじり必死にそれを押さえようとするも、数時間にわたって排尿を我慢していたこともあってか、排出された尿は後方へと斜に打ち放たれては地表の土をえぐるほどの勢いであった。
そんなミハルの痴態を目の前にし──ヨクバリスにも新たな感情の変化が芽生え始めていた。
一方で壁の反対側では同時、突如として尻に生じた新たな感触にミハルは目を剥く。
視界が塞がれた背後──その壁の向こうでは、再びヨクバリスがミハルの尻へと何かイタズラをし始めているようではあったが、それは臀部ではなくその中心である膣への接触であった。
膣の間口を熱を持った何かが、その入り口を探すように押し付けては離れるを繰り返している。
先端にぬめりを帯びた粘膜の感触──それに対しミハルは、おおよそ最悪の事態を察しては我が感覚を疑う。
ミハルもまた経験があるその感触は、紛う方なき『セックス』のそれ──ヨクバリスは今、ミハルを犯さんと自身のペニスの先端を膣口に押し付けているのであった
「だ……ダメェ! やめて! それはダメぇぇぇぇぇッ‼」
もはや疑いようもないそれに、ミハルもまた壁の向こうのヨクバリスへと声を張り上げる……がしかし次の瞬間、膣への挿入はあっけないほどに果たされてしまった。
「いやぁぁぁああああああああッッ‼」
ミハルの悲痛な声がサバンナに響き渡る。
一方で壁の向こうでは……その尻にしがみついたヨクバリスが、いよいよ以て己が快感を貪る為の仕置きを始めようとしていた。
膣の粘膜に生じる潤滑を伴った感触……それが示す感覚は、ヨクバリスのペニスそれがミハルに挿入されてしまったことの事実であった。
よもや自分の人生においてポケモンと性交をする日が来るとは思ってもいなかったミハルの衝撃は大きい。
当然ながら彼女も声を上げては制止を訴えるが、比例してヨクバリスの腰の動きは見かけによらぬ力強さを増すばかり。
しかもマズいことに……
「あ、あぁ……バカぁ、本当にやめなさいよッ……いやぁ……抜いてぇ……ッ」
体はそんなヨクバリスのペニスに順応しているということ……有体にいえば、このレイプに対して快感を感じ始めてしまっている事実にミハルは当惑していた。
女身ひとつの道中には『女の武器』を使う機会が多々あることから、ミハル自身にしてもセックスというコミュニケーションに対する嫌悪や倫理の観念は薄かった。
しかしながら今の相手はポケモンであり、おまけにレイプときている。
さすがのミハルとは言えどもこの禁忌感特盛の状況に思うところが無い訳ではないし、ましてやそこに快感を感じ始めているとあってはなおさらであった。
なおも壁越しにはヨクバリスの低い息遣いが伝わってきている。重低音のそれは直接大地を伝わってきては、見えなくともヨクバリスの状況が手に取るように分かった。
そんな相手側の気配が知れると途端にこの行為は艶めかしさを増す。次第にミハルの中の禁忌感も押しやられては、得も言えぬ興奮状態へと脳内のスイッチが切り替わりつつあった。
「ん、ん、んぅッ……お、そこイイ……ッ♡」
自分が今ハマっている穴の淵に手を掛けては体を支え、膣道を摩擦している感覚に意識を集中し始める。
さらにはヨクバリスのピストンに慣れ、そこに物足りなさすら感じ始めたミハルは自分からも腰を突き出し、そのストロークがより深くそしてより強く膣内をえぐるように調整すら始めていた。
そんな中ヨクバリスの呼吸のリズムが乱れ、その動きも不規則にそして忙しなくなる様子にミハルも我に返る。
斯様な♂の行動の変化はすなわち絶頂が近い証拠であった。
改めて生のセックスであることと、さらには膣内射精もまた予期した時に、それだけは受け入れてはならないという禁忌感が再びミハルの中で思い起こされる。
「だ、ダメ! 中だけはやめて! 外に……外に出してぇ……ッ!」
頭を振り上げ大きく身じろぎしながらそれを訴えるも、そんなミハルの声は今この身を隔てている壁が無かったとしてもヨクバリスには届かないだろう。
そもそもこんな状況に乗じてレイプなど敢行してくる輩だ。元より言葉や倫理などが通用する相手ではない。
やがて一際強くヨクバリスの腰が打ち付けられ、今まで聞いたこともないような低い声を長く呻き上げると──ヨクバリスはミハルの膣内において、思いの限りの射精を果たした。
「あぁ……いやぁッ……いっぱい、いっぱい出てる……熱いぃ……ッ♡」
ついに体の芯すらをも穢されたその嫌悪と、そしてレイプではありながらもポケモンとの一線を越えてしまったという後ろめたさはしかし──今までに感じたこともない快感もまたミハルにもたらせていた。
言葉とは裏腹に膣内はヨクバリスのペニスを絞り上げるように蠕動し、さらに胎内で子宮口も下りだしてきては幾度となく鈴口に吸い付いては尿道の残滓を吸い上げようと躍起になっている。
しばし互いの体を密着させたままであったが……やがては慌ただしくそのペニスが抜かれると、壁の圧で腹腔を圧迫されている膣内からは勢いも良く精液が溢れては吹き出した。
その生暖かい粘着液が裏腿を伝って滑り落ちていく精液の感触と温度に、久方ぶりのセックスを堪能してしまってはミハルも大きくため息をつく。
ミハルもまた同時に絶頂を迎えてしまったことから、こんな状況ではありながらもその余韻に浸っていると──突如として再び、膣には鋭い感覚が走った。
そして挿入から即クライマックスとばかり、狂ったように激しく突き上げてくるその動きにミハルも目を剥く。
まさかの二回戦となるペニスの再挿入──しかも先ほどのストロークよりもさらに座高が高く、そしてその尺も長く感じるような感覚。
てっきりまたヨクバリスが発情を再燃させたものかと思いミハルも壁越しに抗議の声をあげるが、次の瞬間には我が目を疑った。
壁の東端そこから何者かが顔を出したかと思うと、それは忙しなく慌てた様子でこちらへと走り寄ってくる。
何かと思いミハルもそこに目を凝らすと、そんなこちらへと走ってくるのはだらしなくペニスを体外に垂らしたままのヨクバリスであった。
「え……ちょっとぉ、なんでアンタがここにいるのよ!? っていうかチンコしまえ!」
慌てふためくヨクバリスを宥める反面、さらにミハルの困惑度は増す。
ならば、今も壁の向こうにて必死に自分を犯しているのは誰だ?
ヨクバリスもまた、それを伝えようとこちらへ回って来たのだろうが、いかんせんポケモンでは言葉が通じない。
それでもしかし伸ばした両腕を空に掲げては広げ、やたらと『巨大さ』をアピールするそのジェスチャーからは、壁の向こうがロクでもない状況に陥っていることだけは理解できた。
「あぐッ!? んぐぅぅ……! いったい……何が起こってるって、いうのよぉ……! あんッ♡」
依然として子宮を突き上げてくる衝撃に耐えつつも、なんとか壁向かいの惨状を知る手立てはないかと考えた時、ミハルは手元に自身のザックがあることを思い出す。この穴を抜ける時に、荷物だけ先に出していたのだ。
そこを荒々しく漁ると、ミハルは自分のスマホを見つけ出してきてはその電源を入れた。
そうしてそれを動画撮影用のカメラモードに切り替えると、
「それ持って壁の向こう映してきて!」
準備したスマホをヨクバリスに持たせて、再び壁の向こうへと走らせる。
スマホを手に再び現場へと戻るヨクバリスの行動はなかなか堂に入った動きであった。
事実、ヨクバリスには平素から様々な動画撮影のアシスタントをさせており、今の迅速な対応もそれに依るところが大きい。
そもそもが今回ヨクバリスを外に出していたのも、これから町までの道程をライブ配信するべくに、その撮影を彼にさせようと考えていたからでもあったのだが……まさかこんな形で活躍してもらうことになろうとは。
ともあれ中継は確保できた。同時にミハルもまた荷物からタブレットも取り出して起動させると先のスマホと連動をさせる。
依然として膣をかき混ぜてくるでたらめなストロークに翻弄されながらも、ミハルはスマホから送られてくるタブレットの中の状況を凝視する。
走るヨクバリスの動きを反映して激しく上下する映像が、いま新たなレイプを受けている現状とマッチしてはひどくミハルの気分を悪くさせた。
やがてヨクバリスは現場へとたどり着くや、壁の向こうの惨状をカメラへと捉えた。
そしてタブレットの画面に映し出されるその光景にミハルもまた愕然とする。
画面の中には──
「うそでしょお………これぇ?」
自分に乗り上げて狂ったようにレイプを敢行するクエスパトラと、そして後に控える数匹の仲間達の姿が映し出されていた。
旅の途中で野生のポケモンとバッティングすることはままあれど、こうまで密に触れ合うことは初めての体験であった。……ましてやそれがレイプともなればなおさらで。
いま自分の尻の上に身を乗り上げているとクエスパトラは大きく左右に翼を広げ、踊るようにして身を前後させていた。
鳥ポケモン特有の表情の読めない瞳がなおさらにミハルを戦慄させる。
そうして改めて自分がそのポケモンに犯されていることを知ると、途端に膣にはその異物の感触が生々しく伝わってくるのだった。
体長1.9メートルの体躯に比例してペニスの径こそは太いが、そこに硬度は無いに等しい。
ゆえに激しく身を揺するピストンは茎の抜き差しというよりはむしろ、その軟化したペニスを膣の中でヘビや鞭の如くにうねらせることが目的であった。
そしてその感覚がまた独特だ。ペニスは泳ぐようさながらに膣の中で身を捩じらせては、その粘膜の陰茎をミハルの膣に擦りつけていく。
それにより、普段のピストンでは触れようもない場所を搔きむしっては、
「お、おうぅッ!? な、なにこれぇッ……気持ち、悪いぃッ……ウッ、イクッッ♡♡」
その違和感に近い感触に晒されながらもミハルの体は順応し、浅ましくも絶頂へと導かれてしまった。
加えてこのペニスの異様性はそんな独自の動きだけに留まらない。
さながら紐のような先細りのそれは、膣の中に全身を納めるやその先端でミハルの子宮口をくすぐり始めた。
まさにヘビの舌先で舐られるかのようなその感触に再びミハルは息を詰まらせる。
やがて斯様なペニスの切っ先はしばしその淵をなぞった後──ついにはその先細りの先端をミハルの子宮口へと侵入させてしまうのだった。
「んやぁぁッ!? いやッ! んぎゃああああぁぁぁッッ‼」
その未知の感覚にミハルは声を上げる。
声を上げつつも、それがどのような感覚に根差した叫びであったのかは本人にも分からなかった。
痛みではないがそれでも子宮口を押し広げられる違和感と僅かにひりつく感触……今までも巨根自慢に子宮口を押しつぶされることはあっても、その中に侵入してくるなどは前代未聞であった。
しかし、しばししてそんなペニスの侵入が止まると、次なる衝撃がミハルを襲った。
そこからようやくにペニスは前後のピストンを開始したのである。
「んぎッ!? んひぃぃぃいんッッ! 気持ち悪いーッ! いやッ! いやぁぁあああああッッ‼」
もはやクエスパトラにとっての性交の器官は膣ではなく、子宮そのものであった。
深くそのペニスが挿入されると、その先でしなる切っ先が打ち付けるように子宮内の内壁をなぞる。
その動き自体は小さなものであっても、子宮そのものにダイレクトで感じるそれは、文字通りにハラワタをこねくり回される感触に他ならない。
さながら生きたままに内蔵を食されるかのような感覚と恐怖におびえては、ミハルも死ぬ物狂いの声を上げた。
しかしながらその衝撃に脳がアドレナリンを放出したのか、はたまたその感覚に体が慣れたものか……しばしそのピストンに晒されるや、ミハルにもまた新たな感覚が芽生え始めていた。
こともあろうかそれすらをも、
「んおぉ……んッおぉおおッ! おほッ♡ おなか、気持ち悪いのが……気持ち、いい……ッッ♡」
生来の好き者であるところのミハルは、そんな子宮へのレイプもまた快感として捉えられるようになっていた。
そこからは甘美なる禁忌の世界の幕開けである──。
より深くそして激しくそのペニスが子宮内でのたうち回れるよう、クエスパトラが左右に腰を振る動きに合わせては、ミハルもまた珍妙な踊りよろしくに尻を振ってはそのピストンを迎合した。
思惑通りにクエスパトラのペニスは更なる侵入を深め、最後には子宮内の最深部に到達しては、そこの子宮壁においてペニスを仰け反らせた。
「んぎゃんううぅぅッ♡ 子宮、キタ! 壊れるぅッ♡ 子宮、鳥チンポにブチ壊されるぅぅッッ♡♡」
その感触にミハルもまた半狂乱となっては頭を振り乱す。
もはや未知のそれが快感であるのかすら分からないが、過剰に脳内物質の放出されたミハルの感覚はこの時完全に壊れては、今までにない快楽を彼女の脳と子宮とに刻み込んでいた。
そんな脳からの刺激に反応しては子宮口も収縮を始め、一層にクエスパトラのペニスを締めつけ始める。
その暴力的な感触に晒され続けては、あの無表情の面にもクエスパトラは眉を寄せた苦痛とも困惑とも取れない色を浮かべる。
そして次の瞬間──しなやかな喉を大きく反らせ、鳥ポケモン特有の甲高い声を空に響かせるや、クエスパトラは射精へと達した。
胎内に爆発するその灼熱の飛沫をミハルは最初、射精としては捉えられなかった。
その精液の粘度は水さながらに薄く、第一射の際には放尿を疑ったほどである。
同時に、そこから排泄される量もまた尿さながらの大量であった……本来は粘着質な精液を迎え入れるべき子宮と、そして膣内にそんなクエスパトラの精液を感じては、
「んおおおぉぉ……ッ♡ なにこれぇぇ……オシッコされてるのぉぉ? アタシの赤ちゃんのお部屋が、鳥ザーメンで汚されちゃううぅ……ッ♡ おほッ♡♡」
直に子宮内へと満たされるその熱と精液の肌触りとに、ミハルもまた激しく絶頂しては息を殺した。
しばし腰を密着させては精液の注入を続けていたクエスパトラも、その胎の中のものを出し切り、怒張の解けたペニスもまた抜き取っては発情の波も過ぎ去ると──まるで目の前の尻などは存在していないかのよう、一切の興味を無くしてはそこを離れた。
「はぁはぁはぁ……と、鳥チンポぉ……やるじゃん……♡」
一方でようやくに解放されたミハルもまた、全身脱力にうなだれては浅く早い呼吸の元で絶頂の余韻に身を浸す。
が、しかし……事態はそんなミハルに休むヒマなどは与えなかった。
再び──衝撃が膣内へ挿入されては子宮口を貫通した。
「おぎゃうッ!?」
その突然のそれに、一気に覚醒まで引き上げられてはミハルも目を剥く。
今しがたまでのハード交尾の繰り返しとばかりに再び子宮内を這いまわるペニスの感触──この時になってミハルも気付く。
このクエスパトラは、群れで此処に訪れてきていたということを。
「いや……いやぁあ……死んじゃう………死んじゃうよぉ……ッ」
その事実に恐怖して表情を引き攣らせたのもしかし、この一時だけであった。
数分後には……──
「んほぉぉおおおおおッッ♡♡ 殺してぇッ♡ 鳥チンポとザーメンで、アタシの子宮殺してぇぇぇッッ♡♡」
先ほど以上の浅ましさと淫乱さで泣き叫ぶミハルの姿がそこにはあった。
この後ミハルは2時間以上を掛けて、都合5匹のクエスパトラから種付けを受け取ることとなるのだった。
最後のクエスパトラが性処理を済ませ、ようやくにその一団が去った後も、
「おッ♡ ほぉッ♡ んッおぉぉおおお………ッ♡♡」
しばしミハルは絶頂の余韻から抜け出せなかった。
その独特のぺニスから子宮へと直に迎えられた絶頂は、今もミハルを責め苛んでいた。
両足の裏を地にしっかりとつけ、僅かにひざを折ってはガニ股となって力むミハルの子宮からは止めどなく5匹分の精液が流れ出し続けている。
その様子の一部始終をヨクバリスはカメラに収めていた。
映像の上部右端には、ヨクバリスの持つスマホと連動したミハルの手のタブレットカメラから、一連の行為に身悶える彼女の浅ましい尊顔がワイプとして切り取られては表示されている。
先のクエスパトラ達との交尾においては、彼らの射精に合わせてこのワイプ内のミハルが上目を剥き口唇を窄めては動物然とした絶叫を上げる痴態が併さることで、得も言えぬ迫力と臨場感とを演出していた。
事実その様は、撮影しているヨクバリス自体が再び欲情を促されるほどである。
とはいえしかし一応の脅威は去った。
後は再びこの穴からの脱出方法を考える作業に戻る訳だが、その前に再びこの収まりがつかなくなってしまったペニスの再処理をしてもらおうかと、ヨクバリスもミハルの尻へと近づいたその時であった。
ふと視界の端に何かを捉えた。
何事かと思いその方向へとカメラごと視線を向け──その存在を映像に捉えた瞬間、ヨクバリスは脱兎のごとくにその場を走り去った。
情けなく恐怖の声を上げて走り去るヨクバリスの慌ただしさがタブレットから伝わってくると、ミハルもまた我へと返る。
「はぁはぁ……もうなによ~? うるさいわねー……」
ようやくに収まりつつある鼓動にため息をつきつつ、再び手の中のタブレットを覗き込んだミハルもまた──ヨクバリスから送られてくるその映像に顔の色を失くした。
そこに写っていたものは……彼方からこちらへと歩み進んでくるグラエナの一団であったからだ。
「ち、ちょっとッ……まずいまずい、まずいよコレ! 食べられちゃうぅ……!」
その姿を確認しては再びミハルもまた壁穴からの脱出に躍起となる。
言わずと知れた集団で狩りを行うグラエナとの遭遇は、さながら野生の肉食獣との遭遇そのものである。
到底言葉の通じようはずもない彼らにとっての今のミハルは、さながら壁に掛けられたベーコンの原木と同様である。
……すなわちは、紛う方なき『餌』である。
それが分かるからこそ慌てふためくミハルではあるが、いかんせん先ほどまで抜けること叶わなかった穴から、いま都合よく脱せられるはずもない。
無情にもやがて……グラエナの一団はミハルの元へと辿り着いてしまった。
最初、グラエナ達は見(けん)に回った。
ミハルの状況など知らぬ彼らはまだ、この壁から突き出した肉塊が何らかの罠であるかもしれないという疑念がある。
そしてそれが完全なる無防備の尻であることに気付いた時こそミハルは彼らの餌へと昇格する訳ではあるのだが……考えようによっては、それまでの間は交渉の猶予でもあるともミハルは捉えた。
少しでも時間稼ぎが出来ればと思い、ミハルがとった行動は……──
「は……ハェ~イ、お兄さんたち♡ アタシのオマンコで遊んでいかなぁ~い? 締め付けたっぷりの10代ビッチマンコにザーメン一杯ちょうだぁ~い♡」
リズミカルに腰をくねらせては尻をしならせると、ミハルはグラエナ達への誘惑を試みた。
完全野生の彼らにこのような交渉が通じるかは分からない……それでもしかし、先のクエスパトラが完全に別種であるはずのミハルの尻に欲情を促されたのであるならば、今のグラエナ達にもそれを試す価値はあるはずだと確信する。……というかそう信じ込んでは、最後のその可能性にすがる。
少しでも自分のフェロモンが巻き散らかせればと腹腔に力を入れては精一杯に膣口を広げ、今しがた注がれたばかりの精液を噴出させるなどの演出もした。
そうして開口する膣口の動きに合わせて、
「チ・ン・ポ♡ ぶ・ち・込・ん・で♡」
さながら尻そのものが語り掛けるかのよう声を合わせた次の瞬間──尻に鋭い痛みが走った。
その感触にミハルの血の気が引く。
牙を立てられたのであろうか? やはり無謀だったとも臍を噛む思いのミハルではあったがしかし、そんな尻の痛覚の後に続き、膣には再び粘膜による異物の挿入が感じられた。
長く、径の太さが実感できるそれは間違いなくペニスの感触それであった。
先の尻への痛覚は、グラエナの一匹が後背位にミハルに乗り上がる為、前足の爪をその尻に置いたからに他ならなかった。
そんなグラエナのペニスを膣内に感じた時、ミハルの脳にも再び強い快感の波が押し寄せる。──否、それこそは今までに感じたこともないような快感であった。
交尾が始まったこの瞬間に『生の延長』が約束されたことを実感した肉体は、その本能的な喜びをすなわち『性の快感』へと直結させたのであった。
それにより……
「んおうぅッ♡ チンポキタぁッッ! もっと突いてぇ! みんなでいっぱいレイプしてぇッッ♡♡」
ミハルの脳は瞬時に沸き立っては、如実に愛液を溢れさせて膣壁を収縮させる。
そこからは激しく一方的なグラエナのピストンに晒されるが、そんな快感優先の身勝手なセックスであってもミハルには嬉しいものだった。
これが続く限りは生きていられる……そう頭と体が実感するたびに、ミハルにはこの交尾における最高の快感が得られるのだ。
願わくば、この瞬間が永久に続いてくれることをミハルは願う──大きく頭を振り乱し、全身を使ってその願いと喜びを……
「おほぉぉ──ッッッ♡ 交尾サイコーッ! ポケモンチンポサイコぉーッッ♡♡」
ミハルは声の限りに謳うのだった。
数匹目のグラエナがけたたましく吠えては射精を果たす。
そしてそれに負けないくらいに、
「ほぉぉおおおッ♡ ほぉぉおおお~んぅ♡♡ 中出しぃ♡ 犬精子、種付け完了~ッッ♡♡」
ミハルもまた獣染みた声を上げた。
もはやそこに人としての知性や尊厳などは無く、聞くだに耳障りな淫語を吐き散らかすだけの淫売が声の限りに性の喜びを謳うばかりだ。
そんな彼女を黙らせるべくに、
「ほぉおおッ♡ んほぉぉおおおおおーッ……んぐッ!?」
突如として目の前に立ちふさがった影が彼女の口を塞いだ。
口中に何か詰め込まれては声を封じられた訳だが、その舌上に感じる異物には生物臭特有の強い塩気を伴ったえぐみと、そして粘膜による血の味を思わせるような舌触りとがあった。
多少の違いはあれど、舌や口の甲に感じるこの感触には身に覚えがあった。
依然としてそれを口中に押し込まれたまま瞳を転じるや、鼻先には強(こわ)く短い体毛が見えた。
加えて人間同様のガニ股で直立するその姿は明らかにグラエナのものではない。
突然の闖入者の出現に驚いては目を上げれば──そこにはゴリランダーの強面が無表情にミハルを見下ろしていた。
いずこから現れたものか、サバンナに響くミハルの声を聞きつけたそれらもまたここを訪れ、そして尻がグラエナ達に占拠されているとみるや、空いているミハルの口にて性処理を果たそうとそこへの挿入を試みてきたのだ。
臭腺を介した匂いそのものにフェロモンが含まれるよう、脳を介して喉から鳴らされる声にもまた、他者の興奮を刺激するフェロモンが確かに存在する。
そして一連の交尾によってミハルから上げられたそんな声は、遠く様々な者達の性的興奮をも著しく刺激していた。
それは膣を犯しているグラエナ達がそうであり、そして今ミハルに対してイラマチオを敢行しているゴリランダーもそうであった。
本来は純粋な生殖のために行われるそれも、こと今にあっては違う──ミハルこそは、そうした義務や使命などに気遣うことなく、ただ快感の為だけの性の行使が許されるメス……否、もはや『穴』とすら彼らには思われていた。
故に今ミハルの口唇を犯すゴリランダーの動きには一切の遠慮も、そして気遣いもない。
唇から喉までの一本道をペニスを刺激するための筒と見立てては、彼女の頭を両手で押さえつけては性行為のピストンよろしくに腰を突き出し続ける。
「んぼッ! んげぉッ! んむぅるぉおおおお……ッッ!」
喉の中に溢れる唾液とゴリランダーのペニスから滲み出た大量の腺液とがミハルの喉の中で滞留し、そこに苦しみの声を上げるや機械音さながらの珍妙な音が喉からは奏でられる。
行き場を失ったそれら体液は鼻腔からも溢れ出し、全ての呼吸腔を塞いでしまってはミハルもこの上ない苦しみに苛まれる。
それでも涙を止めどなくあふれさせたその目は──哂いに持ち上がっては歪んでいた。
既に脳のリミッターが切れたミハルとあっては全ての痛みや苦しみ、そして味や匂いに由来する嫌悪のことごとくが『快感』として変換されていたからである。
故に今も……
──ゴリラチンポ……汁が多くて臭くてサイコーッ♡ 死ぬぅッ♡♡
酸欠に呆けたミハルは幸福の絶頂の只中に在った。
そんな中でゴリランダーが吼えた。
最初は唸るような重低音を地に響かせ、やがては射精が果たされるやその解放感を体現するかのよう、唇を窄めた遠吠えを天に向けて吼え猛る。
同時に、喉に満ちていた全ての唾液と腺液とを押し流しては超粘着質の精液それが打ち出される。
その質感たるやゼリーかと見紛うほどの弾力で、飲み込むに際しては唾液と共に咀嚼しなければ喉を通らないほどの濃度であった。
加えて人型に近いとあっては、その匂いも味わいも人のモノと似通っては印象も最悪だ。
それでもしかし……
「あぁ~ん美味し~♡ しょっぱくて臭くて美味し~♡ もっとちょうだい♡ みんな一緒に来て♡♡」
ミハルは後続に控える3匹のゴリランダー達も纏めて呼び寄せる。
そうして左右両手にペニスを握りしめては順繰りに口にて咥えるという、3匹同時のフェラチオ敢行する。
同種であるというのに、今までに味わった4匹全員がそのペニスの味わいに差異がある意外性が楽しかった。
この3匹同時の奉仕はゴリランダーにしても刺激があるようだった。
今日まで子作りは一対一でするものであるという常識と先入観のあった彼らには、他のオスのペニスに翻弄されているメスを目の当たりにするという状況は、驚きであると同時に互いを発奮させる材料にもなっていた。
その最中、右にてペニスを握られていた一匹が絶頂を迎えた。
勢いよく射出された精液は、超ベリーショートヘアであるミハルの広い額に乗った後に、彼女の顔を袈裟に垂れては流れていく。
小麦色に日焼けした彼女の額に、僅かに黄ばんだゴリランダーの精液は輝くように映えていた。
そしてその様子に触発され、口に咥えていた一匹もまた射精を果たす。
こちらは口中だが、一番最初に受けたゴリランダーの物と比べては若干薄く、質感的には人間のそれに近い粘度であった。
唇を茎に吸い付けさせて漏らさぬよう口の端を閉じると、その後も打ち続けられる精液の全てを口中にて受け止める。
やがては自律的な射出が止み、その仕上げとしてミハルは強く尿道も吸い上げると、そこに残っていた精液の全てを搾り取った。
そうして一同が見下ろしてくるゴリランダー達に向けて唇を開くと、その口の中で池と化した精液を披露する。さらにその中で赤い舌を幾度となく左右に振ってはその白濁液が流動する様を見せつけるや──突如として口を閉じた瞬間にはすべてを飲み下し、すっかり空となった口中を再び開け放っては自慢げにそれを見せつけるのであった。
そんなミハルの痴態に刺激され、最後の一匹もまた達する。
先に浴びせかけられた顔面の精液の上へ、たすきの如きに交差させるよう、最後のゴリランダーもまたミハルの顔面へと射精を果たしていた。
射精直後の痙攣するペニスを強く吸いつけると、そこに生じる激しい痛痒感に震えてはゴリランダー達も身を離していく。
同時に壁の向こうからはグラエナの遠吠えと共に、膣内で灼熱の飛沫が爆発するのを感じた。
量も申し分ないその射精に満足するミハルではあったが、グラエナの射精はこれで終わりではなかった。
依然として繋がったままペニスが膣内で反転したかと思うと、突如として茎の根元が球体然と膨張しては、ミハルの膣を苦しいほどに拡張させては嵌まり込んだ。
そしてそこからさらに精液を送り続けるその後戯に……
「んぎぃーッッ♡ 痛いぃ! オマンコ裂けるぅッ♡ 痛いの大好きぃーッ♡ おほ、おおぉーん♡♡」
ミハルもまたグラエナの遠吠えに負けぬ勢いで吼え猛る。
そんな折、不意に肛門をまさぐられる感触を感じた。
膣には依然としてグラエナのペニスが収まっている訳で、一体誰の仕業かとタブレットを確認すれば……そんな射精を続けるグラエナの腰の上に陣取ったヤナップが、起用に両手でミハルの尻を割り開いては、目下に無防備なアナルを見下ろしていた。
「あ、あぁ……ウソでしょ? ダメよ……? それだけはダメェ……♡」
その様をタブレットで観察しつつも、言葉とは裏腹にミハルの期待は高まっていく。そしてそれを求めるかのよう、ミハルは腹腔に力を込めては……肛門の間口を押し開かせた。
そしてヤナップもまたそれを確認した次の瞬間には──いきり立った自身のペニスを、そんなミハルのアナルへと挿入してしまうのだった。
「お゛ほぉぉ──ッッ♡ ケツ、キタァ──ッッッ♡♡」
そして期待通りの展開と身に鞭打つ快感に、再び顎を仰け反らせてはミハルも叫ぶ。
膣にはグラエナ、そしてアナルはヤナップが小柄の体躯に任せては狂ったように身を跳ねさせては凶悪極まりないピストンを敢行している。
もはや穴の区別も無く、ただ快感と射精の捌け口にされている今のミハルなどは、ポケモン達にとってはペニスに快感をもたらせるための道具でしかなく、そしてそんな欲望の不浄を吐き捨てる為の排泄所でしかなかった。
それでもミハルは……
「ウンコセックス、サイコーッ! もっと使ってぇーッ♡ ミハル便所にザーメン一杯コキ捨ててってぇ──ッッ♡♡」
そう扱われることの喜びを臆面も無く叫んでは──やがてヤナップの射精もまた、残らず直腸にて絞り上げるのだった。
かつては争いと破壊の象徴であったサバンナのその壁──しかし今そこは、種を問わぬ大量のオスポケモン達で埋め尽くされていた。
地を這う者や足を駆使して駆ける者、さらには空を飛ぶ者に至るまで、そんなポケモン達が壁の東西に列を作っては居並ぶという異様な光景。
そしてその中心地たる壁には……──
「んお゛ッ!? ん゛おほぉッ♡ 次だれッ!? っていうかどんなチンポッ!? 太いのッ? 細いのッ? 辛いのッ? しょっぱいのぉぉぉッッ?」
ミハルが一人、斯様なポケモン達の慰み物とされてはおおよそ理性ある者の言とは思えぬ声で吼え長けていた。
そしてそんな声に応えるかのよう、カエンジシが性処理を済ませたすぐそばからゼブライカが身を乗り出してきては間髪入れずにペニスを挿入した。
馬タイプ特有の長大なサイズに加え、末広がりに先端が大きく間口を広げたペニスは到底人間には受け止めきれるものではないがしかし……
「ぎゃうぅッ♡ デカいッッ! ステキぃッ♡♡ 合格ッ! ミハルのチンポ検定満点のチンポキタぁッッ♡♡」
かれこれ10時間以上を掛け、既に数十匹のペニス挿入と膣内射精を受け止めたミハルの膣とあっては、そんなサイズであってももはやすんなりと受け入れてしまう。
あるいはそれでも本来は苦痛なのかもしれないが、とかく半狂乱となっては脳のリミッターが解かれた今とあっては、ミハルもそれを意に介しはしない。
むしろ今のミハルの身にあっては全てが正(プラス)の思考へと働いている。
痛みも苦しみも、本来なら味わうことなど叶わぬほど恥垢にまみれたペニスや各種体液の経口摂取も──今のミハルには、その全ては甘美なものとして受け入れられた。
「あーもう! ホラッ、口が開いちゃってるぅ! 誰かチンポぶち込んでザーメンだしてよぉッ♡ アタシが飢えちゃったらどうするのッ!? ザーメンご飯恵んでくださぁいッッ♡♡」
しまいには、入れ替わりの瞬間にポケモン同士がまごつこうものならば、それに対して叱責や更なるペニスへの渇望をみせるほどにまでこの時のミハルは狂っていた。
おそらくは今この瞬間、肉体を食い破られようともミハルは幸福の内に死んで行けただろう。
間違いなくただ今こそは彼女の人生における……
「サイッコぉぉ─────────ッッッッ♡♡♡♡♡」
絶頂の瞬間であった。
しかしながら幸か不幸か、その一時にも終焉が訪れる。
突如として場には地を鳴動させる破裂音が響き渡った。
それにポケモン達一同が動きを止め、さらに音の出所を確かめようと視線を巡らせるその頭上には、さながら太陽が破裂したのかと見紛わんばかりの眩い閃光が炸裂した。
もはやポケモン達の経験則には絶対当てはまらないその超異常事態に、みな向かう先なども考えずに逃げ出しては散り散りに四散していく。
そんな中においてもただ一人、事態に動揺せずにいたのはミハルだけであった。
「え? なに? チンポ抜けちゃったよッ? どこ? 早く続きしてッ! チンポぉッ!? オマンコでもアナルでも口でも鼻でもどこでもいいからブチ込んでぇッッ! 一人にしないでぇぇぇええッッ!!!!!!!!」
だた一人、多種多様の精液の海の中で叫ぶミハルへと新たな訪問者たちが駆け寄ってくる。
もはやミハルの目にはその者達こそが異形にも見えた。
そんな者達が口々に何かを叫んではミハルを取り巻いて壁や自分の体に、初めて性的交渉以外の何かを施してくれている。
ポケモン達の性処理の道具として扱われていた先ほどまでとは一変したその状況に、やがては意識が遠くなりつつあるのをミハルは感じた。
そしてヒューズが切れるかのよう──突如としてミハルの意識は暗転した。
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