#author("2024-03-02T11:20:28+00:00","","") ''&size(30){【16】寝取りゾロアーク};'' RIGHT:[[たつおか>たつおか]] LEFT: この作品には以下の要素が含まれます。 LEFT:''【登場ポケモン】'' CENTER:メガデンリュウ(♀) LEFT:''【ジャンル】'' CENTER:TS・パイズリ・パイ射 LEFT:''【カップリング】'' CENTER:メガデンリュウ(♀) × トレーナー(♂) LEFT:''【話のノリ】'' CENTER:ノーマル ---- ''&size(20){目次};'' #contents *第1話・思ってたのと違う! [#f7bbb080] 「さあ……見せてやれ、デンリュウ! お前の、今日までの頑張りを!」 地方公式戦での最中において──トレーナー・ネクスは右手首に装着したメガリングを高々と掲げた。 それに反応し眼前のバトルフィールドで戦っていたデンリュウもまた、ネックレス型に装着していたメガストーンを手にし、それを掲げる。 共鳴する二つのアイテムがエネルギー光を発するやその渦にデンリュウは包まれ、眩いその中において肉体の輪郭を変えた。 いま彼らが行おうとしているものはメガシンカ──ポケモンを従来の最終形態から更に一歩先へと進める為の究極進化である。 今日(こんにち)初めてネクスとデンリュウはそれを試みたわけではあるが、ここに至る二人の研鑽の日々はそれは筆舌に尽くしがたいものであった。 それでもしかし二人はその過酷な試練を支え合っては乗り越えそして今──その成果を発揮させたのだ。 「お前の頑張りは誰よりも俺が知ってる……誰にも遠慮なんかするな! 望む力を手に入れろデンリュウ! なりたい自分を解放しろ!」 掛けられるそんな戦友の声を背になおさらデンリュウの発光が強まった。 そして最後は爆発するかのよう彼を中心に光輪が周囲へと走り、纏っていた輝きのベールを脱いだその先には──紛う方なきメガデンリュウがフィールド上に降臨を果たしていた。 ……がしかし、 「………んんぅ?」 その神々しくも新生したパートナーの姿にもしかし、ネクスは思わず眉を顰める。 焔の揺らめきを宿したような毛並みを風になびかせる尻尾と、同じくに純白の鬣──斯様にして以前のデンリュウとは根本的な姿形を変えた姿ではあるのだが……その体には、明らかに納得のいかない変化もまた現れていた。 かのデンリュウの胸元には、挑発的なまでに大きい乳房がたわわに実っていたのだ。 加えて細かく観察するに腰のくびれにもメリハリがついたことで尻の肥大化も強調され、明らかに今のデンリュウは『女(メス)の体』をそこへ反映させているのだった。 ゆえにネクスは混乱の極みに達する。なぜならば本来のデンリュウは…… ──♂(オス)……のはずなんですけどッ? 彼女の……否、彼の性別が正真正銘のオスであることをネクスは知っているからこそ、その困惑は尚更に大きい。 そんな困惑から一時の放心状態に陥るネクスへと、一方で温度差も甚だしくフィールド上のデンリュウは熱く吠えたけては指示を仰いでくる。 その声に我へと返り、 「お、おう……じゃあデンリュウ、『りゅうのはどう』だ」 ネクスの指揮の下、メガデンリュウはその姿に見合った規格外の強さを見せつけるも……もはやネクスはデンリュウ女体化の衝撃から立ち直れず、その後も試合に集中することは出来なかった。 そして試合後──。 控室へと戻るなり、依然メガシンカのままのデンリュウは正面からネクスを抱きしめた。 結果は二人の大勝利に終わった訳ではあるのだが、どうにもネクスは腑に落ちない。 それこそはやはり、溺れんばかりの大きさと柔らかさの乳房でネクスを包み込んでくるデンリュウにあった。 身体的な変化は全体のサイズ感にも現れていた。 メガシンカ前は身長140cmのネクスとほぼ同程度であったはずのデンリュウも、今では頭二つ三つも大きくなってしまっている。 ……おかげで今のような抱擁をされると、ネクスはデンリュウの放漫な乳房と太ももの恵体にすっかり飲み込まれてしまう形となった。 ──あ……なんかいい匂いもする……♡ 加えてメス特有の甘すっぱくも柔らかげなミルクの香りと体温に包まれては、恍惚と忘我してしまうネクスではあったが、 「違うッ、そうじゃない!」 我に返るや、その心地好い体を振り切ってネクスはデンリュウと向き直る。 「お前、何で女の子になっちゃってるんだよ!?」 そしてようやくにその疑問をぶつけてくるネクスを前に、デンリュウも小首をかしげてはさも不思議そうな表情でパートナーを見返す。 やがてその視線は自分の体へと降り、胸元に実る見慣れないその物体二つを両手で掬い上げるや……固まる。 次の瞬間には──ようやくに自身のメス化に気付いては、声を上げて慌てふためいた。 「分かった、落ち着け。その様子だと、お前にもこうなった理由は分からないんだな……」 涙目で胸元にすがり付いてくるデンリュウの頭を撫でてやりながらネクスも考える。 実際の話、考えたところで埒もあかないと判断したネクスは、しばし経過を観察することとした。 そもそもこのメガシンカ自体が一時的なものなのである。 時間経過と共に進化が治まった時、その状況で今後の方針を決めようと考えたのである。 そしてそれからきっかり一時間後──やにわにデンリュウの体が発光を始め、今度はグラスの中にある炭酸の泡が発散されるようにデンリュウの体が窄まり出し……数分後に発光が止むや、そこにはネクスのよく知るデンリュウが佇んでいた。 それを前に、ネクスも天地無用にデンリュウをひっくり返しては、腋の下からしっぽの付け根の裏側に至るまでその隅々をチェックする。 やがてはデンリュウが元通りの完全な『オス』に戻っていることを確認し、ようやくに二人は安堵の溜め息をつくのだった。 「いったい何だったんだろうなアレ?」 語り掛けるとも独り言ともつかない様子で呟くとようやくにネクスとデンリュウは、今日の勝利の喜びを分かち合うのだった。 そんないつも通りの日常を取り戻したかのような二人ではあったが── ──あいつはあいつで可愛かったな…… ネクスの脳裏にはいつまでもあの、TS(トランス・セクシャル)化したデンリュウの姿と柔らかさがよぎっては……その心を落ち着かせなくさせるのだった。 *第2話・こんなの女の子じゃん! [#h30e2067] 今一度デンリュウのメガシンカを見直すこととした。 ひとえにそれはメガシンカ後の能力の伸びや技の確認をする為であると同時、前回見られたような不具合……すなわちはTS化(性転換)が起きてしまわないかを確認する為でもあった。 いつも二人が特訓をする郊外の一角へと到着するや、再びネクスはデンリュウをメガシンカさせる。 あの時同様にデンリュウの体が光に包まれては、その姿を変えていく……ここまでは問題ない。 そして纏っていたそれが発散し、その下から現れた姿に── 「あぁ………またかぁ」 ネクスはがっくりと両肩を落とす。 見目麗しい目鼻立ちにメリハリの利いた胸元と腰元の姿──今回もまた、メガデンリュウはTS化を果たしていた。 ポケモンにも時折り性別不明やそれが定められていない者など居るが、今のデンリュウのような性転換なんて聞いたことも無い。 場合によってはポケモンセンターに持ち込んで、一度専門家の話など聞く必要もあるなと思う一方で、本来の目的であった身体能力の確認もネクスは始めた。 こちらに関しては申し分のない結果を示した。 基本的な身体能力や体力の向上はもとより、技の種類も増えていればその威力も申し分ない。 その頼もしさには次回のバトルが楽しみになるほどだ。 かくして一通りの確認と特訓とを終えると、午後は思い思いの時間を過ごすこととした。 ネクスもまたリラックスしては昼寝のひとつでもしようとしているとふいに、依然としてメガシンカ後のデンリュウに袖を引かれた。 何事かと思い振りむけば、そこには片手にメリープを模したスポンジを手にしたデンリュウが上目遣いにこちらを窺っている。 「あぁ、そうか。そういや今日は洗ってやる日だったな」 そのことに気付いて一度は頷くネクスではあったが──すぐにとあることに気付いては身を硬直させた。 そう……それこそは、この女体化したデンリュウを洗わなければならないということである。 いやが上にも目に飛び込んでくるその巨乳に圧倒されてはネクスも口ごもる。さすがにこのデンリュウに触れることは気が引けた。 「じゃあ……メガシンカが解けたらな」 とりあえずそう言って引き延ばそうとするが、それに対してはデンリュウが納得しなかった。 見れば彼女もまた全身の所々が汚れている。同時にいつも特訓後にネクスがデンリュウを洗ってやるのは、二人にとっては欠かせない信頼の儀式でもあったのだ。 やがてはネクスが押し切られる形でデンリュウのポケモンウォッシュは始まってしまう。 しかしながらどこから手を付けたものか考えあぐねるネクス。 以前のデンリュウならば悩むことなど無く適当に洗い始められたが、今の女体を目の前にしては何処にしても手を触れることがはばかれた。 そんなネクスを前にデンリュウは催促でもするかのよう両腕を掲げては胸を張る。 豊満に実った乳房が大きく弾む様子に生唾を飲み込むや、ネクスもまた意を決してデンリュウへと触れる。 とりあえず胸元にスポンジを置いては洗体を始めるが、どうしてもそこから先に進めない。 そのすぐ下には例の乳房があり、ポケモンとはいえそこを触れるのには抵抗があった。 それでもやがてはスポンジも下降し、ネクスの手がその先端に触れると──デンリュウは小さく身を一つ震わせては天を仰ぐ。 そして同時に思いがけない変化もまたそこには現れた。 「……ん? え、これって……!」 不意な突起の感触をスポンジ越しに覚えて手をどけたネクスは──泡の下から立ち上がっていた乳首の存在を見つけては目を剥いた。 ネクスの心情を現したかのよう遠慮がちに小さな円を描き続ける洗い方は、期せずして彼女のそこ一点を刺激し続けることなり、結果それを起き上がらせる事態となってしまっていた。 その変化に慌ててスポンジを今度は掲げられた腋の下へと移動させるも、胸元と二の腕の筋肉の収束点となるそこもまた艶めかしく肉が隆起しては、得も言えぬエロチシズムをネクスに想起させる。 今日まで女体に触れることもなければ彼女すら居たこともないネクスである──いかにその相手がポケモンとはいえ、斯様な体に触れ続ける刺激はもはやこの少年には限界であった。 そんなネクスの心情を知ってか知らずか、デンリュウもまた次なる洗体のリクエストを訴えてくる。 突如として背を向けたかと思うと大きく両脚を開き、身を半分に折って頭を下げるや尻尾もまた跳ね上げ……デンリュウはネクスの眼前に尻と股間とを開帳した。 下腹と恥丘に肉の段を盛り上がらせた股間周りと豊満な臀部──そしてそれら中央には、黒く色素を沈着させた肛門と膣口のスリットとが露にされていた。 その眺めについには限界を超えてネクスの人中を鼻血が伝う。 ──なんだよもう……! カンベンしてくれ! 慌てて鼻へ詰め物をし、興奮にもしかし辟易としながらネクスはデンリュウのそこへと向き合う。 童貞のネクスにはもはや、デンリュウの一挙手一投足が刺激的でならない。 もはや完全に目を閉じて腕を伸ばすと、なるべくに局部の感触を覚えないようおざなりにネクスはデンリュウのそこを洗った。 しかしながら尻尾の付け根の隆起や、膣部に触れた際に表面の柔らかさへ変化が生じる感触は、それだけでも十分にネクスを刺激してやまなかった訳ではあるが……。 やがてはそれらも洗い流し、ようやくにデンリュウの洗体を終えると──ネクスはどっと疲労を覚えてはその場に座り込む。 「終わったぁ~……」 深くため息もついて感慨深げに呟くネクス。 以前にアルバイトで巨大なホエルオーの洗体を手伝ったこともあるが、その時以上の疲労感をネクスは覚えていた。 そんな項垂れるネクスの頭上に何者かの影が差す。 何かと思い見上げるや、そこにはデンリュウがこちらの顔を覗き込んでいた。口元は笑みの形に結ばれて、その表情もどこかテレたように上気している。 そして何かあるのかと見上げ続けていると、ふいにその鼻先が迫り──デンリュウは感謝の印とばかりに、触れ合う程度のキスをネクスの唇へと施した。 後は子供のように黄色い声を発しては走り去っていくデンリュウ‥‥…そんな彼女の背を見送りながら、 「……アイツ、本当にオスなんだよな?」 ネクスは今も柔らかい感触の残る唇を、不安げに触れてみせるのだった。 *第3話・そんなの分かんないよ! [#s4f3a54a] 改めて事態の重さを実感したのは夜になってのことだった。 夕食も済み、風呂や就寝といった夜の準備を始めようかと思ったその矢先、やにわに家の中が騒がしくなった。 リビングから聞こえてくるデンリュウの騒々しい声に、キッチンで洗い物をしてネクスは何事かと思い首を伸ばす。 カウンター仕切りを隔てたキッチン一体型のリビングを望むと、そこに思わぬものを発見してネクスもまた息を飲む。 そこに居た者は──誰でもないメガシンカを果たしたデンリュウであった。 「ど、どういうことだ? 進化なんて命じてないぞッ?」 日中にメガシンカをさせて以降は、夕食を共にしたつい先ほどまで彼女は元のデンリュウであった。 それが少し目を離した隙に、しかももはやパートナーである自分の介入も無しに独自でメガシンカをしている状況にネクスも驚きを隠し得ない。 しかしながら斯様なデンリュウが慌てふためいている理由は、そんな突然のメガシンカに戸惑うからではなかった。 デンリュウは身を捩じらせながらネクスの手を取ると、切羽詰まった様子で何かを訴えるかのよう強くそれを引いた。 何を訴えたいのかを判じかね、ネクスも誘導されるがまま連れていかれた先は── 「おい……ウソだろ?」 紛う方なきトイレそこであった。 すなわちデンリュウは、このメスの肉体での排泄方法が分からないのだ。 そのことにネクスは愕然とする。 自分とてその解決方法などは知らぬし、そもそもが異性の排泄行為に干渉すること自体に強いタブーもまた覚えていた。 それでもしかし、いよいよ以てデンリュウが苦し気に身を屈め始めるともはやネクスもそんなことに気を掛けてはいられなくなった。 「と、とにかく便座に座れ!」 まずは言葉通りにデンリュウを便座に座らせると、ネクスは冷静になろうと必死に頭を回転させる。 雌雄の違いあれども、尿道から排尿される仕組みに違いはない。 ならば、後はそのまま流れるに任せて排泄すればいいだけだ──そうアドバイスをしてトイレの個室から立ち去ろうとするネクスの服の裾を……デンリュウはひしと摘まみ取っては引き止めた。 そうして依然として涙目のまま不安げに見上げてくるその視線に、 「……トイレが出来るのを一緒に見てて欲しいのか?」 困惑の仕切りのネクスにデンリュウも大きく頷く。 かくしてネクスは、TS後としては初のデンリュウのトイレに付き合わされる羽目となった。 便座に座り込んでもなかなかデンリュウから排泄はされなかった。 尿意は限界だというのに、どうにも勝手が違うせいか肉体は無意識にそれを塞き止めてしまっているようである。 その原因の一つが、オスの時とは違い排泄器官が外へと出されていない不安感に由来するものなのだとネクスは判断する。 「男でも女でもオシッコする穴は股間にあるから、自分で開いてみたらどうだ?」 そのアドバイスを受けるなりデンリュウは一切の迷いも無く自身の股間そこへと両手を伸ばす。 そうして恥丘に指先を添え、無遠慮にそれを左右へ展開させると──突如としてネクスの視界には、咲き現れた膣の断面が露とされた。 肉厚の大陰唇とスリットの頂点に鎮座する皮かむりのクリトリス……尿道と思しき穴の周囲には充血した粘膜が皺を寄せては蠢き、そしてさらに下降したそこに膣口もまた確認しては──ネクスも眩暈を覚えては背筋を震わせる。 ──オマンコ初めて見た……ッ! 無礼とは思いつつも、オスの本能に駆られてはそこから目を離すことが出来ない。 やがては見守り続ける中、そこへと伸ばされたデンリュウの指先が自身の尿道を捏ねるようにして刺激し始めた。 その動きに追従するよう、柔らか気な粘膜や陰唇といった柔肉もまたその身を蠢かせる様子を目の当たりにし、もはやネクスは痛いくらいの勃起を覚えては、それを悟られないよう身を屈めて誤魔化そうとする。 やがて自慰さながらのマッサージの果て……尿道から液体が漏れだすや、直後にはそれは細い筋となって排泄された。 空気を切り裂く長い音の筋を響かせながら排泄されるそれにデンリュウもまた喉を反らせては恍惚と身を震わせる。 「お……終わったか? じ、じゃあ後はちゃんとお尻拭いて出てくるんだぞ」 情けなく腰を引きながら、残る理性でなんとかそれを指示して個室を出ていこうとするネクスではあったが──そんな彼を再びデンリュウが引き留めた。 見ればやはり不安げな様子で頭(かぶり)を振っているその様子に…… 「僕に拭けっていうのかッ?」 そんなデンリュウに負けないくらいネクスもまた困惑した表情を返した。 とはいえ分からないと訴えられる以上、無視することもできない。 かくしてネクスは巻き取って幾重かに折り畳んだトイレットぺーバーを手にすると、便座に腰かけるデンリュウの前に跪く。 それを前にデンリュウもまた僅かに背をもたらせて腰を突き出させるや──両足を上げ、眼前のネクスへと自身の膣を引き開いてはその全容を露と晒した。 途端に得も言えぬ香りを嗅ぎ取ってネクスは小刻みに喉を弾ませる。 僅かに酸味も帯びた潮の香りこそはデンリュウの膣から発せられる芳香だ。芳しいそれを前に、それこそ今にもむしゃぶりつきたくなる本能を抑え込んでネクスはデンリュウのそこへと手を伸ばした。 トイレットペーパーがそこに触れると、すぐにそこへと尿がしみこんでは濡れ細り、二人の肉体の境界を曖昧とさせてしまう。 それでもしばし右手を前後させているとやがてはそこの紙も解け落ちては、ネクスの指先にデンリュウの膣の感触を直に伝えた。 陰唇の溝へと人差し指が潜り込み、さらにはそれに包まれては弾けるような弾力を伝えてくるに、ますますネクスの興奮も静かに昂っていった。 それでもしかし最後の一線は超えまいと手を止め、この行為を切り上げようとしたその時──やにわに伸びてきたデンリュウの手が引き下げようとするネクスを引き留めた。 その行動に驚いて顔を上げればそこには既に、身を仰け反らせては開け放った口角から垂涎しつつも悶え喘ぐデンリュウの姿があった。 こともあろうに彼女はネクスの指先を使い、今度こそ正真正銘の自慰をそこに果たしていたのである。 その思わぬ状況に混乱するあまり、為されるがままに事態を見守り続けるネクスの前で一際高い声を発したかと思うと──デンリュウは一際強くネクスの指先をクリトリスに押し付けたまま絶頂を迎え入れてしまうのだった。 再度の放尿よろしくに膣口から上がった飛沫がネクスの右手を……更にはそこに陣取る鼻先にまで飛散してはその顔を汚してしまう。 それを受けてもなお茫然自失とするネクスと、ふと未だ絶頂の余韻から抜けきれぬ二人の視線がふと絡み合う。 玉座の暴君さながらに便座へと身をもたらせるデンリュウは、そんな自分の足元に跪くネクスを確認するや──浅ましくも妖艶に微笑んでは、見せつけるよう下唇を舐め上げてみせるのだった。 *第4話・どこでこんなの覚えてきた! [#paba1c16] 半ば強引に抱き上げられると、ネクスは寝室へと連れ去られた。 そのまま放り投げられるようベッドの上へと降ろされると、困惑も仕切りのネクスをデンリュウは鼻息も荒く見下ろす。 上ずった下瞼と左右へ吊り上がった口角の面相は強い興奮を窺わせると同時に、何とも楽し気なデンリュウの内面もまた伝えていた。 舐めまわすようしばし全身を見下ろした後、デンリュウの両手はネクスの短パンに掛けられる。 そして短パンの両脇をその下着ごとワシ掴むや── 「う、うわぁ!」 荒々しく引きずりおろしてはネクスの下半身を剥いてしまうのだった。 興奮からリミッターが切れていることもあって今のデンリュウは力加減というものを知らず、勢いよくそれを剥ぐがあまりネクスの両足は高々と跳ね上げられる。 そうして改めて一糸まとわぬネクスの股間を目の当たりにし、デンリュウのつぶらな瞳がより一層に輝くいた。 目の前には皮かむりながらも逞しく反り上がったネクスのペニスが屹立しており、そしてそうすることが当然のよう自然に──デンリュウは一切の躊躇も無く、それを口の中へと咥え込んでしまうのだった。 デンリュウの口中に迎え入れられるやその高温にネクスもまた頭を仰け反らせる。 まるでこの行為が初めてではないかのよう、デンリュウの舌先は実に能動的にネクスのペニスを舐め溶かしていく。 窄ませた口唇を絞り上げるよう陰茎にまとわりつかせ、さらに舌先が包皮の先端をこじ開けては直接に亀頭を舐める取ると、恥垢の塩辛さに唾液腺が崩壊しては大量の唾液を咥え込む口角の端から漏らした。 以降はそれら唾液をすすり上げながら夢中でデンリュウはそれをしゃぶっていく。 いつしか包茎であったネクスのペニスは大量の唾液を有したデンリュウの口中で剥き上げられ、亀頭へと直に感じる熱と粘膜の感触にネクスも上ずった声を上げる。 「なッ……なんだよこれぇ……お前、こんなどこで覚えてきたんだ……!」 ネクスにとっては全てが未知の感覚であった。 今までに自慰は幾度となくした経験はあるが、他人を介しての行為──ましてや性器をしゃぶられるなどは初の体験である。 そしてデンリュウ同様に興奮で頭が熱し上げられると、ネクスもまたデンリュウの体へと触れた。 指先は自分の上に覆い被さるデンリュウの巨乳へと這わされると、既に屹立して表面に立ち上がっている乳首を人差し指の側面と親指の腹で摘まみ上げては、そこから捻り上げるようにして弄ぶ。 その感触に一時、デンリュウは激しく感応してはネクスのペニスから口を離した。 それでもなおネクスが乳首への責めを続けると、デンリュウは上目遣いに恨めしそうな視線を向けてはネクスを見据えた。 やがては更に身を乗り出して完全にネクスの両足の上へと乗り上がってしまうと、仕返しとばかりにデンリュウは、その巨乳の狭間にネクスのペニスをはめ込んでしまうのだった。 そうして先のフェラチオですっかり唾液にまみれたペニスを肌へ馴染ませる様に擦り付けると── 「わわぁ、なんだこれぇ……ッ!」 両脇を締め上げては、ネクスのペニスをその巨乳の中に挟み込んでしまうデンリュウ。 口中の時とはまた違うその肉の圧にネクスも声を上げる。 水の感触にも似た、蕩けるほどに柔らかいデンリュウの両乳房がペニスを圧迫し、さらには包み込むように圧を掛けながらペニス全体を締め上げてくる。 さらには大きく上背を上下させるや、デンリュウは包み込んだ乳房において激しい摩擦をもまた繰り広げた。 ──わわわ、これってパイズリッ!? デンリュウでッ? そんな……ッ! 知識はあってもまったく未知の領域であったデンリュウの愛撫に、もはやパートナーポケモンと肉体関係を結んでしまうことの禁忌感も葛藤も、今のネクスには微塵として考えることは出来ない。 ただ今はこの快感をひたすらに享受すべく──自らも下降するデンリュウの動きに合わせては強く股間を突き上げた。 斯様なネクスの動きに連動して、胸元の谷間から定期的に亀頭の先端が頭を覗かせる様を、デンリュウは満面の笑みを以て迎え入れる さらにそんな亀頭が現れる瞬間に合わせてそこに鼻先を寄せるや、そこに舌を這わせたり、あるいは激しく口先を吸い付けたりなどして更なる刺激もまた与えた。 「うわあああぁ、ダメぇ! そんなことされたらイッちゃうぅ!」 その愛撫にもはや息も絶え絶えに悲鳴然とした声を上げるネクスの反応を受け、本能的に彼の絶頂が近いことを悟ったデンリュウは愛撫の手をさらに過熱させていった。 ネクスの腿の上に打ち付けられる下乳房が軽快な破裂音を奏で、胸元にアゴを固定させ縦横無尽に舌先を暴れさせては剥きだされる亀頭の先端を舐め責めるデンリュウの責め苦に刺激され、遂にネクスは……── 「あうううぅ! んうぅぅ……ッッ!」 彼女の胸上において射精を果たした 間歇泉を思わせるかのよう吹き上がった精液はデンリュウの顔面を横断するように打ち付けられては、その後もさらに吹き上がり続けて彼女の鬣を白く染め上げる。 そんなペニスを前に、まるでイタズラっ子でも窘めるようデンリュウは寄せた乳房を持ち上げると、挟み込んだその肉の中にペニスを埋めてしまう。 それでもなお射精が続けられていると、やがては閉じ合わさった胸元の隙間から精液は純白の珠となって浮き出してきては、瞬く間にその胸元もまた白く穢してしまうのだった。 「んうッ! んうぅッ! んん~………ッッ!」 射精中の亀頭を斯様にして苛め抜かれ、そこに感じる激しい痛痒感に苛まれてはネクスもまた弓なりに背と頭を仰け反らせては身を痙攣させる。 射精と力みと欲情と……それらすべての発散を終えるや、さながら電池の切れた玩具よろしく唐突にベッドへと沈みこむネクス。 そんなネクスを前にしても、依然として折り畳んだ両肘で乳房の両脇を締め上げたまま、デンリュウは上体を上げていく。 それに吊られるようにしてネクスの腰元も浮き上がり、それでもやがて重力に負けてベッドに落とされと、そこには充血して鎌首を項垂らせたペニスが湯気を立てては残されていた。 もはや指一本として動かせぬネクスを目下に見据えながらやがて、デンリュウは見せつけるようにゆっくりと、閉じ併せていた胸元を開いてみせる。 左右に乳房の開かれた胸元には、乳首の先端から下乳房を伝ってその裏側に至るまで──そこには万遍なくネクスの精液が擦り付けられていた。 依然ネクスを妖艶な笑みで見つめたまま、そんな右乳房をすくい上げてそこの乳首を口元へと向けると……デンリュウはこってりとそこに盛られた精液を舐め取っては自身の乳首をしゃぶり上げてみせる。 その後も存分に乳房上に塗り広げられたネクスの精液を舐め取るや、依然として最初の顔射による精液の残った顔を寄せてきては……デンリュウはネクスの唇も奪ってしまうのだった。 激しく互いの鼻頭を擦り付け合うディープキスと、そして自身の精液の匂いと滑りとを顔面で感じていると──やがては強制的に興奮を昂らされては、再びにネクスも勃起を果たす。 以降は、その繰り返しであった。 勃たされては抜かれるを繰り返されながら、快感と、そしてこれ以上にないデンリュウの愛に苛まれながら…… ──だれか………助けてぇ……ッ! ネクスの長い一夜は、果てしも無く続いていくのだった。 *エピローグ [#h328bd85] 『通常の進化は神様からの贈り物で、メガシンカは努力の賜物だよ』 後日ネクスより相談を受けたポケモンセンターの職員はそう諭した。 メガデンリュウ後に現れるTS化について心配するネクスを慮っての台詞ではあったがしかし、それでも自身の言葉は的を射ていると職員は考えていた。 『要はなりたい自分になる……その夢を叶えた結果なんだ』 通常の進化とは自分自身でそこへ至るかどうかの選択はあるものの、それは比較的単純に手に入れられるものである。 しかしながらメガシンカは違う。 それこそはその姿や能力を手に入れたいと願う明確な意思や努力を必要とされる。 言うなれば通常進化が『成長』であるとすれば、メガシンカは筋トレやダイエットといった『肉体改造』に等しい。 望む姿や望む力を渇望し、筆舌に尽くしがたいと努力とそしてトレーナーとの信頼の果てに勝ち得る、それは尊いものなのだ。 そして今回、デンリュウはそのメガシンカと同時に『メス』という新たな性別を手に入れた……謂わばそれは強く本人が望んだ姿であり、結果なのだ。 すなわちそれこそは── 『女の子として、キミのそばに居たかったってことだね』 そう締めくくられてはネクスは何も言えなくなってしまった。 けっして納得したわけではないが、それでも悪い気はしなかったのだ。 なぜなら異性として傍に在り続けたいと願うデンリュウの本意こそは、ネクスを愛してやまないという事実の裏返しでもあったのだから。 初めて褥を重ねたあの夜以降、デンリュウはメガシンカ状態のまま元には戻っていない。 それどころか、日を経るごとに彼女の美しさには拍車がかかっていくようだった。 今も隣合って歩くデンリュウは、道行く人々から振り返られるほどの輝きを放っていた。 そんなデンリュウを隣にしながらネクスも身が引き締まる思いがした。 デンリュウが美しければ美しい程、それは彼女がそれを望んだ結果であり、そして努力の賜物である。 もし本当にデンリュウが自分の為にそれを成し得てくれたのだとしたら、一方の自分はそれに値する男なのかとふと疑問に感じたからだ。 自己判断する今の自分は……だいぶ頼りなく思えた。 しかしそれを申し訳なく思う心は同時に、ならば彼女の為に尽くしてやろう──自身もまたそれに見合う男になってやろうという強い決意もまたネクスの心に湧き上がらせてくれるのだった。 「デンリュウ……俺も、頑張るよ」 ふと掛けられるネクスからの言葉にデンリュウも、その意図を測りかねては不思議そうな視線を向ける。 それを受けて立ち止まると改めてネクスはデンリュウを見上げた。 「お前、サイコーに進化してくれたじゃんか。だったら、そのパートナーの俺もお前が恥ずかしくないような男になってやるからな」 今はまだ言葉だけの約束である──それでもしかし見つめてくるネクスの瞳に確かな決意と、そして自分への強い愛情を感じられたデンリュウにはそれだけでも十分だった。 ついには感極まりネクスを抱き上げてしまうと、外部の往来にも拘わらずデンリュウはキスの嵐をお見舞いする。 さらにはシャツの裾から手を忍ばせては体を直接にまさぐってくる様子に、 「ば、バカ! ここで始めるな!」 ついネクスの声も高くなるが、デンリュウにはそんなことはお構いなしだ。 メリープの頃よりネクスへ想いを寄せてから幾星霜……ついには種の壁すらをもメガシンカをして乗り越えたデンリュウにはもう怖いものなど何も無かった。 後は愛するネクスと行けるところまで行く──それこそが次なる彼女の目標であり、そして二人の望みなのだった。 ''&size(18){【 デンリュウのTS(メガシンカ)・完 】};'' RIGHT:. #pcomment